2014年06月19日

◆ 捏造と歪曲(STAP)

 「捏造」に似た概念で、「歪曲」というものがある。人々は混同しがちであるが。 ──

 「捏造」と言えば、それが虚偽であることを知っていながら、その虚偽である結果を意図的に作り上げるものだ。それは現実に存在しないものを作り上げることである。
 
 これと似た概念で、「歪曲」というものがある。こちらは「捏造」とは似て非なる概念である。対照的と言えるかもしれない。

 「捏造」…… それが虚偽であることを知っていながら、その虚偽である結果を意図的に作り上げる。
 「歪曲」…… それが真実であることを信じているので、その真実である結果を意図的に作り上げる。

 「捏造」…… 現実に存在しないものを作り上げることである。
 「歪曲」…… 現実に存在するはずのものを発見することである。

( ※ なお、真実か否かは主観的な思い込みで決定する。本当に真実であれば「問題ない」と見なされがちだ。たとえば、メンデルの実験がそうだ。一方、それが実際には真実でなければ、問題が生じる。それが STAP細胞だ。)

 ──

 モデル的に示そう。
 AとBの相関関係があるかどうかを調べる。

soukan.png
 出典:Wikipedia

 この図で、左側の3番目(上段)のような図が得られたとする。ここでは、相関関係はあるが、相関関係が弱い。それでは信頼性が低い。
 そう思った人が、「これは真実なのだから、真実をより上手に表現しよう」と思って、左側の2番目(上段)のようにデータを作り替える。
 この際、無の状態からそのデータを作れば、それは「捏造」だ。
 一方、もともとあるデータのうち、不都合な事例を「これは失敗だから排除しよう」と思って、勝手に刈り取ってしまったのであれば、これは「歪曲」だ。
 
 なるほど、後者は明らかに「不正」であるし、広い意味では「捏造」と呼ぶことも出来るだろう。しかしそれは言葉の定義の問題だ。言葉の定義の仕方はどうでもいい。本質的には、次のことが大事だ。
  ・ 捏造の場合には、実際にないものを作り上げる。
  ・ 歪曲の場合には、不都合なものを排除するだけで、
   データ自体は実在する。(完全な虚偽ではない。)


 ──

 以上の話を読んで、反発を感じる人もいるだろう。
 「そういう歪曲だって捏造だ!」
 と。しかし、先にも述べたように、それを捏造と呼ぶかどうかは、ただの定義の問題にすぎない。
 また、それを「悪」として糾弾するのであれば、メンデルをも「遺伝子概念の発見者」という位置から、「ただの捏造者」という位置へと、陥落してしまうことになる。それはおかしいだろう。

 結局、悪意ある「捏造」と、単なる思い込むゆえによる「歪曲」とは、性質を異にするのである。しっかりと区別しよう。

 ──

 STAP細胞の場合には、どうか? 
 私はこれまで、「錯誤はあるが、捏造はなかった」と述べてきた。では、「歪曲」はあったか?
 これについては、これまで特に論じてこなかった。ただし、前出の「STAP細胞事件の真犯人」という項目を読むと、かなり特殊な方向へのデータの加工があったように思える。
 とすれば、意図的な「捏造」はなかったとしても、何らかの「歪曲」はあった可能性が高い。

 つまり、こうだ。
  ・ 笹井さんが「これこそが正解だ。こういう実験を求める」と方向を示す。
  ・ 小保方さんがトライアンドエラーをする。
  ・ 何度やっても、求める結果が出ない。
  ・ 自分の腕が悪いのだと思って、悲観する。
  ・ 私が下手なんだから、上手にやったことにしちゃえ、と思う。
  ・ 自分が失敗したはずの箇所を、ちょっと書き換える。
  ・ 全体的に、あちこちを書き換える。(少しずつ)
  ・ 笹井さんに見せると、矛盾点を指摘される。
  ・ 「あ、ごめんなさい。やり直します」と引き下がる。
  ・ また実験をして、うまく指定通りの結果を出す。
  ・ 笹井さんのところへもっていく。
  ・ 笹井さんが褒める。「よくやった。実験成功!」
  ・ ノートに書く。「実験成功かくにん。よかった」


 このくらいのことはあった、と思える。
 この際、小保方さんがやった実験は、笹井さんが指導した実験とは、いくらか違う実験だ。しかしながら、その実験ノートは取っていない。かわりに、笹井さんの指導だけがあった。
 笹井さんとしては、論文を書く際に、「自分の指導したとおりの実験がなされた」と信じて、論文を書いた。
 しかし実際には、論文通りの実験はなされなかったのである。

 ──

 その後、関由行さんが思った。
 この論文の中ではSTAP細胞を2i + LIFで培養しても生存することができず……と示されていました。
 2i + LIFでSTAP細胞が死滅する実験は……小保方さんが行ったということでした。
 2i + LIFで培養したSTAP細胞を『意図的に死滅させた』可能性が考えられます。
( → 関由行の報告

 なるほど、いかにも真面目な研究者らしい報告である。「実験でそういう結果が出たのだから、その実験は意図的なものだった」という判断だ。
 しかし、私の上記の話を理解すれば、それ以外の可能性に気づくはずだ。こうだ。
 「2i + LIFでSTAP細胞が死滅する実験なんか、やっていない。つまり、意図的に死滅させたりはしていない。単にデタラメな実験をしただけだった」

 これはどういうことかというと、次のことだ。
 「『 2i + LIFでSTAP細胞が死滅するという実験結果がほしいから、そういう実験をしろ』と笹井さんに言われたので、『そういう実験をして成功しました』という実験結果だけを報告した。しかし実際には、そんな実験はなされていなかった。単に、何だかよくわからない、いい加減な実験をしただけだった」

 これは、十分に考えられる。というのは、本質はこうだったと思えるからだ。
 「『 2i + LIFでSTAP細胞が死滅するという実験結果がほしいから、そういう実験をしろ』と笹井さんに言われたが、小保方さんには何のことだか、さっぱりわからなかった。とにかく、求められている結果だけはわかっていたので、その結果だけを、コピペする感じで、提出した」
 
 つまり、コピペの元となる結果は、笹井さんに教えられていたので、それをコピペする形で提出したのだ。ただし、コピペであることがバレないように、少しだけデータをいじった。

 ──

 以上のことは、捏造と言えば捏造だろう。とはいえ、本人には捏造をしたという意識はあるまい。
 また、本当に「捏造」と言い切ってしまっていいかどうかも、疑問が残る。本人は単に「言われたとおりの実験をした」という意識しかないからだ。本人としては、捏造したというよりは、実験に成功したと思っていたはずだ。
 ただ、データを歪曲したという意識ぐらいは、あっただろう。とはいえ、「そのくらいの歪曲は誰だってやっているわ」と思っただろう。(ま、実際、そのくらいの歪曲は、かなり高頻度で見られるようだ。)

 ──

 まとめ。

 「捏造」と「錯誤」のほかに、「歪曲」という概念もある。
 「歪曲」は、通常はあまり問題とならないのだが、実験の指導者と実行者が分離するという特殊なケース( → 別項 )では、「船頭多くして舟陸に上がる」というふうになることもある。つまり、大問題が起こることがある。
 このようなことが、STAP細胞事件の真相だったとも思える。

( ※ ただし、高度な機器や薬剤を扱うデータに関してのみだ。)
( ※ 一方、ES細胞コンタミは、笹井さんは関与せず、小保方さんと若山さんだけの段階で起こったことだと思える。)
 


 [ 付記 ]
 「そのような不正は、ノバルティスもやっていたぞ! あれが捏造なんだから、小保方さんのも捏造だ!」
 と批判する人もいるだろう。なるほど、よく見ると、そう言えなくもない。データを特定方向に歪める、という形で、実験結果を操作しているからだ。
 ただ、ノバルティスの場合には、「新たな真実を発見する」というような意図はなくて、「営業にとって好都合な方にデータを歪める」というものである。したがって、データの加工の仕方は「歪曲」と同じだが、意図は明らかに「捏造」であろう。

 なお、それとは別に、もっとひどい例もある。「不都合な事例を刈り取った」というのとは逆に、「都合のいい事例ばかりを意図的に集めた」というものだ。
  → 武田薬品も臨床試験で「捏造」
 これは相当に悪質ですね。ただし、データは架空ではない。その意味で、典型的な捏造とは、ちょっと違う。ある意味、「歪曲」に少し似ている。
 


 [ 余談 ]
 「捏造だって歪曲だって、悪は悪なんだから、どっちだって同罪だ!」
 と思う人もいるだろう。たいていの人はそう思うのだろう。しかし、法律的には、次の差がある。
 「殺人というのは、殺意があるものを言う。これに対して、殺意がないものとして、過失致死と傷害致死があるが、これらは殺人とはまったく異なる。刑罰も、殺人の場合には死刑にもなるが、過失致死の場合には執行猶予で実刑なしになることもある。天と地ぐらい差が付く。」

 小保方さんの場合も、「捏造」ならば「悪意があるので懲戒免職」となるが、「部分的な歪曲を含む実験ミス」の場合には、はるかに軽い処分となるだろう。(場合によっては「論文取り下げ」だけで済むかも。)
 というわけで、悪意の有無をめぐって、「捏造か歪曲か錯誤か」をきちんと区別することは、それなりに大切なことなのである。
( ※ 医療費請求の不正ほどの大問題ではないが。)
( ※ なお、「歪曲は捏造だ!」と思う人は、小保方さんを責める前に、メンデルを責めるべきだ。「メンデルの実験は捏造だから、教科書からメンデルの法則を排除せよ!」と叫ぶべきだ。そう叫ぶなら、首尾一貫する。そう叫ばないなら、二重基準である。二重基準を取るなら、自分の頭を疑う方がいい。少なくとも小保方さんは、首尾一貫しているだけ、まだマシである。)
 


 【 追記 】
 本項で述べたような操作があったかどうかは、はっきりとはしない。現実には、次のことがあった可能性もある。
 「『 2i + LIFでSTAP細胞が死滅する』という実験結果は、STAP細胞(と思えた ES細胞)が死滅するように実験を操作したのではなくて、STAP細胞(と思えた ES細胞)がもともと入っていなかった」
 つまり、混入の逆である。
 前にあった例では、「混入」という形で、含まれてはならないものが含まれていた。
 そういうことがあったのならば、「含まれているべきものが含まれていなかった」ということもあるだろう。
 この両者は、実験ミスとしては、同タイプである。単に方向が逆であるだけだ。
  ・ 含まれていないはず → 含まれていた    (コンタミ)
  ・ 含まれているはず  → 含まれていなかった (逆コンタミ)

 これは、歪曲というよりは、単純な実験ミスだ。こうして、特に「捏造」の意思もなく、単なる「実験ミス」の形で、望む実験結果が得られることになる。
 関由行さんは、「意図的に死滅させた可能性がある」と述べたが、ここでは別に「意図的に死滅させた」ということはなかったことになる。なぜなら、「死滅させた」ということ自体がなかったからだ。というのは、「存在しないものを死滅させる」ことはできないからだ。
 ここでは、望んだ実験結果を得ようとする「意図」そのものはあったことになる。その「意図」のせいで、歪んだ結果を得たこともある。ただし、実験そのものは操作しなかったことになる。ただの「ずさんさ」「注意不足」だけで、「含まれているはずのものが、含まれていなかった」ということは起こるのだ。そのあとで、真面目な研究者が、
 「含まれているはずのものが含まれていないとしたら、含まれていたものを死滅させたのだ」
 と推察するわけだ。自分の真面目さゆえに。ずさんさについては思いが及ばないまま。

 結局、「歪曲」という概念を考えて、いろいろと考えると、ここで追記したようなことも考えられるのである。



 《 蛇足 》
 本項を読んだあとで、「それは悪だ、許せん」と主張する人も出てくるだろうが、そのような価値判断は、本項の主眼ではない。どのように思おうが、それは本人の勝手だが、本項は関知しない。
 本項の主眼は、「真相は何であったか?」ということだ。つまり、「名探偵による真相の発見」である。それだけが狙いだ。
 そのあと、「犯人を罰せよ」という結論が出るかもしれないが、そのことは、本項の主眼ではない。価値判断は、本項の関与しないことだ。
 ま、価値判断をしたい人もいるだろうが、そういう人は、本項のコメント欄で論じるより、2ちゃんねる( or STAP掲示板)で論じてほしい。そこではいくらでも、「あいつが悪い!」というふうに、ギャーギャーわめくことができる。

 ※ 「うるさい動物は動物園の檻に隔離しろ」
   というのが、本サイトのポリシーだ。
 


 ──

 「本サイトは、悪を見逃すつもりなのか?」
 という感想を持つ人もいるだろうから、注釈しておく。
 話は逆だ。私はむしろ厳しい。こうだ。
 「この問題の本質は、理研の組織的な欠陥にある。事件の再発の可能性は、今後もある。理研だけでなく、あらゆる組織で再発の可能性がある。なのに、問題のすべてを一個人の責任に帰するようでは、組織の欠陥という本質が見逃され、事件は再発しかねない。だからこそ、組織の欠陥という本質に目を向けるべきなのだ」
 
 人々は一個人の責任ばかりに目をとらわれ、組織の欠陥という本質を見失ってしまっているのである。比喩的に言えば、マフィアの三下を逮捕することばかりに目を奪われ、マフィアという組織本体を見失ってしまっているのである。
 そこで名探偵が登場して指摘する。
 「犯行の本質は、三下のやったドジ(愚行)じゃなくて、マフィアという組織の体制なんですよ」
 と。
posted by 管理人 at 23:47| Comment(11) |  STAP細胞 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「悪意」の定義についての議論の際には、法律用語

としての「悪意」の解釈は否定されてましたよね?

なるほど二重基準ですね!


残念ながら研究倫理的には捏造も歪曲もどちらも悪。

昨今の企業コンプライアンスでも同じです。
Posted by たろう at 2014年06月20日 02:21
歪曲がはびこった結果、ありもしない仮設が次々出てきたら混乱するので、それはもう捏造の範疇でいいと思いますよ。

不都合なものを排除するだけで、データ自体は実在する。でも排除した結果「実際にはない傾向が作りあがる」。となるのは良くないです。


また、氏の出した例(2i + LIFでSTAP細胞が云々)は、よくわかりません。実験せずにコピペしてデータいじったけど、捏造したという意識が無ければ歪曲?それは勉強不足なだけでは・・・。現実に存在しないものを作り上げることになってますし。
解析ソフトで補正かけまくったとかそーいう話かと思いましたが、どうも違うようで。

まぁ氏の言う「捏造」と「歪曲」の定義に則れば、小保方さんはSTAP細胞が真実であることを信じているので歪曲したのかもしれませんが、STAP細胞を信じていない人が小保方さんを見たら捏造に見えるって事です。何故信じないかというと、「捏造」か「歪曲」かの問題が生じた時から今まで、STAP細胞を見せられない状況が続いているからです。信じる根拠がないんですよね。
多分見せることが出来たら多くの人が、「なるほど、悪意のない間違いだったのだ」となるのでは。

私としては「STAP幹細胞でないと作れない臓器があるらしいし、もうちょっと信じてみてもいいかな」ってスタンスです。でも証拠出さないなら罰せられるべきです。(人の心理が客観的に、詳細にわかる機械でも出来ない限り)その間に別のグループから名前が変わったSTAPが出てくるかもしれませんね。
Posted by ほう、なるほど at 2014年06月20日 03:28
最後に 【 追記 】 を加筆しました。
Posted by 管理人 at 2014年06月20日 07:24
「歪曲」の使い方が変ですね。

歪曲に「真実である結果を意図的に作り上げる」「現実に存在するはずのものを発見する」なんて意味はそもそもないのでは…。

わい‐きょく【×歪曲】
[名](スル)
1 物をゆがめまげること。また、ゆがみまがること。「―した線路」
2 事実をわざとゆがめて伝えること。「この報告は事実を―している」

「歪曲」の意味を“歪曲”しているような気がします。言語は集団の共通コードなので、私的な言語使用は混乱の元ですよ。
Posted by 王子のきつね at 2014年06月20日 16:32
ひとつ重要なのは、「小保方さんを懲戒免職にして再現実験が小保方さん抜きで行われたら困る」、だから、この「故意による事実の操作」は、捏造の範囲に入らないのだ、とか、「彼女に悪意はなかったのに、懲罰が下ったのでは釣り合いが取れない」、だから、この「故意による事実の操作」は、捏造ではないのだ、というように、「情状酌量からの逆算」によって、「いまここにある事実」の評価がなされてはならない、ということです。

理研の内規の「捏造」の定義は、「将来、もしかしたら起こるかもしれない、何らかの捏造事件」を「想像」して定められたものです。
一方、今回の事件はいまここで実際に起きた「現実」です。

ですから、理研の内規の「想像上の捏造」に囚われることなく、いまここで実際に起きた「故意による事実の操作」という事件、そのものの評価を出発点とし、「今回、このような捏造とも呼べる事件が起きたけれども、このケースは理研の内規のこの定義ではフォローしきれない」だとか、「局所的なこの部分に捏造は起きたけれども、全体を俯瞰すれば必ずしも全体が捏造であるとは評価できず、理研の内規はそれを想定して作られていない」だとかいうふうに、現実に起きたことを「正」とし、理研の内規のほうを疑う、ということをしていかないと、「理研の内規から逃れるための言葉遊び」だけが独り歩きしていき、評価が歪められてしまうと思うのです。

これが法律ならば話はまた難しくなりますが、あくまでも内規ですから、野依さんのツルの一声があれば、内規のほうを疑い、再評価する、ということは、それが論理的に矛盾なく説明できる経緯によるものであれば、難しくないことだと思います。

また、まさにその理研の内規のために「悪意」ということが散々に取り上げられていますが、私は、例えば、ある研究者が「この研究は世界中の難病患者を救うための研究だ、私にはこれを達成する使命があるのだ」と強く自覚したとしたら、あまりにもその使命に盲目的になるあまり、「100%の善意からなる動機」によっても、捏造は容易に起こり得る、と考えています。

理研の内規は、このケースも見逃していると言えるのではないでしょうか。
Posted by はるお at 2014年06月20日 17:30
Posted by また at 2014年06月20日 17:40

> 池田信夫

該当のページ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140620-00010013-agora-soci
には、
「CDBを解体しても解決しないし、解体しなくても解決できる。」
 という発言がありますが、それは妥当だと思います。(本日の次項を参照。)

 「捏造した上で、自分が捏造したことを忘れた」
 という池田信夫の解釈は、珍説過ぎて、論評するに値しない。自分が もうろく しているからって、そんなのは通用しないでしょう。30歳で 健忘症になるなんて、珍説過ぎる。
 池田信夫もボケてきたな。かわいそうに。
Posted by 管理人 at 2014年06月20日 19:13
> 歪曲に「真実である結果を意図的に作り上げる」「現実に存在するはずのものを発見する」なんて意味はそもそもないのでは…。

 「歪曲」という語にもともとそういう意味があるというより、ここでは捏造に対比する概念を導入して、それに「歪曲」という用語を当てはめた、と理解してください。
 つまり、本項における独自の定義。
 とはいえ、上記の新概念に、何らかの用語を当てはめるなら、「歪曲」以外の用語は思い浮かばないので、不適切な用語だとは言えないだろう。

 まあ、黙っているのは不親切と言えば不親切ですが。……ここで注記しておきます。
Posted by 管理人 at 2014年06月20日 19:14
> いまここで実際に起きた「故意による事実の操作」という事件、そのものの評価を出発点とし

 そういう妄想はもたない方がいいですよ。現状では事実認定が済んでいません。「故意による事実の操作」は証明されていません。証明されたと思うのであれば、それはその人の妄想であり、それこそ人格障害みたいなものです。
 
 大事な順で言うと、次の通り。
 第1に、事実認識をきちんとする。(現状では不明です。)
 第2に、どう処分するかは、理研の内部の問題であり、日本人全体が騒ぐようなおおごとじゃない。ただの駐車違反と同レベルの問題だ、と理解するべき。
 第3に、こんな些末なことに騒ぐ人々の方がどうかしている、と理解するべき。人々が強迫神経症みたいな異常精神になっている、と理解するべき。
 第4に、是正すべきは理研という組織であって、末端の一個人ではない、と理解するべき。(この件は、本日の項目で示します。小保方さんを厳罰に処すれば事件の再発を阻止できる……と思う人がいるが、壮大なる錯覚である。)
Posted by 管理人 at 2014年06月20日 19:20
管理人さん、私が先のコメントで書きたかったのは、



>  小保方さんの場合も、「捏造」ならば「悪意があるので懲戒免職」となるが、「部分的な歪曲を含む実験ミス」の場合には、はるかに軽い処分となるだろう。(場合によっては「論文取り下げ」だけで済むかも。)



この部分に対する懸念の表明、でした。
もし、管理人さんの論旨を組み立てるプロセス中に、この私の懸念が含まれていないのであれば、管理人さんの論旨に対して、私から意見するようなところはひとつもありません。

もとより、私のコメントはニュースとその周辺をソースにしただけの、所詮は「外野のたわごと」に過ぎませんから、すべての私のコメントの、すべての文節の末尾に、(…の可能性がある)(…の可能性が高い)(…のように私には見える)といったカッコ書きが、隠れて付されていることは、言うまでもありません。
Posted by はるお at 2014年06月20日 21:43
こんにちは、管理人さん、はるおさん。

>  小保方さんの場合も、「捏造」ならば「悪意があるので懲戒免職」となるが、「部分的な歪曲を含む実験ミス」の場合には、はるかに軽い処分となるだろう。(場合によっては「論文取り下げ」だけで済むかも。)

なかなか、そうはならないのは、理研と文科省の関係があります。文科省は平成18年に「研究活動の不正行為への対応のガイドライン」というのを出していまして、そこでの研究不正の定義には「悪意のない」という表現ではなく、「故意で無いことが根拠をもって示された場合」という表現になっています。これは、「故意の立証」を追求側に求めるのではなく「故意で無いという立証」を追及される側に求める表現なので、小保方さんには、この立証は難しいでしょう。また、このガイドラインでは研究不正が行われた場合にその後の競争的研究資金の提供打ち切りや不採択などの措置が盛り込まれています。理研が自らの内部規則で「悪意のない」という表現をしていたために、甘い措置を取らざるを得なかった場合、文科省はガイドラインの方で理研の措置を「研究不正の防止に不十分」と判断して、今後の競争的研究資金の提供打ち切りや不採択の措置を取らざるを得なくなりますので、理研としては、裁判で争っても小保方氏に厳しい措置を取らざるを得ないだろうと考えられます。
Posted by 分析化学者 at 2014年06月24日 08:39
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