小保方さんは「私は捏造していません」とは言っていない。つまり、捏造したことを否定していない。これは重大である。 ──
これまでの捏造犯はすべて、最後に白状するまでは、「私は捏造をしていません」というふうに自己弁明をしていた。
なのに、小保方さんはこれまでいっぺんも、「私は捏造をしていません」とは言っていない。つまり、「自分は無実である」とは言っていない。これは不思議である。
一般に、罪を犯したという自覚のある人(もしくは容疑がかかっているという自覚のある人)ならば、「自分は無実である」と言うものだ。しかし、小保方さんはいっぺんも、そういう自己弁護をしていない。
かわりに何を言っているか? こうだ。
「 STAP細胞は存在します」
これだけを何度も何度も語っている。「実験に協力して証明したい」とも言っている。世の中の誰もが「 STAP細胞なんか存在しない」と思っているのに、小保方さんだけは「 STAP細胞は存在する」と思っているのだ。
──
では、なぜ?
捏造した、と仮定すれば、これは説明できない。捏造したのであれば、自分が捏造したことがわかっているから、「罪を逃れたい」と思って、「私は捏造をしていません」と弁明するはずだ。
錯誤した、と仮定すれば、これは説明できる。捏造したとはもともと思っていないから、「 STAP細胞が存在するという事実を示せば、捏造したという疑惑も消える」と思っているわけだ。
以上から得られる結論はただ一つ。こうだ。
「彼女は頭が悪くて、専門知識がなくて、STAP細胞が存在しないと判明したことを理解できない。一方で、自分が捏造をしたという意識はまったくない」
これは明らかに、「彼女が錯誤している」ということを示す。
結局、「錯誤」以外には、結論はあり得ないのだ。
「小保方さんは捏造した」(捏造の悪意が存在する)
という発想は、
「 STAP細胞は存在する」
という発想と同様に、ありもしない夢想なのである。
小保方さんは、(STAP細胞の)夢想にとらわれて、真実を理解できない。それと同じように人々もまた、(捏造があったという)夢想にとらわれて、真実を理解できないのだ。
何ともまあ、似た者同士であることか。
2014年06月18日
過去ログ
なぜ彼女に再現実験をさせないのでしょう。
プロパガンダ臭を感じます。
小保方さんは、研究者としてはあり得ない未熟者ということなんですね。
そして、多くの人は、そこまで愚かで未熟な研究者が、お偉い先生方を納得させられるほどのプレゼンを(おそらく専門用語を使いこなして)出来るとは思えない。
笹井さんだって、そこまで実験ができない人が、希望通りのデータをきちんと揃えてくるなんて想像もできない。
なんという天性のペテン師! 自分が愚かで人をペテンにかけていることさえも気付いていない。
ちょっとそこらに居そうにない人間ですね。
自己認識能力が無くて、盛って話すことが自然にできて、無意識に人を信用させられる。
そして外見的にも魅力がある。
小保方さん自身が、機密事項として扱って欲しいと依頼したと言われていますが、無意識に、すり抜ける方法を実践してきてしまった結果がこれ。
要領良いんだか悪いんだか、分からない不思議な人でした。
こんな事故みたいな事件が起こらないように、失敗学として学んで、今後の対策をとってほしいものです。
この妄想はどこから来たんですか?
本人にやらせれば答えはすぐでたのです。
彼女だって協力しますと言ってたんだし。
科学者の体もなしてないバカが、「STAP細胞はあります!」なんてキラッキラな目で言っちゃってる訳です。
そんなのに再現実験させて、科学者にあるまじき理解不能でずさんな中身が公開されちゃったら、そんな人間をユニットリーダーなんかにしてた理研の責任が重視されるし、沽券にもかかわりますからね。笹井さんの権威だって傷つく。
すぐ答えのでる再現実験より、第三者による検証で時間をかせぎつつ、反証を集めて本人が捏造までは認めずとも、間違いだった事を自覚させようとしたのではないか。
記者会見で涙流して、「わたしが間違っていました」なんて言ってくれればベスト。
それでも理研の責任は逃れられないのですが、現状は捏造論者は彼女に攻撃の矛先を向けていて、笹井さんへの責任追求のスケープゴートにもなってるし、落としどころを探る時間かせぎにもなっていましたよね。
まぁ、改革委が入ってきて組織的な欠陥も露呈した今じゃあまり効果はなくなってきましたが。
まあ、ちょっとは誇張はあるけれど、そんなところで揚げ足取りをしても仕方ないでしょ? 本項は正確さを第1とする科学論文じゃないんだし。誇張表現ぐらいは許してほしい。
あとね。本サイトは誇張表現はあちこちでいっぱい書いています。珍しいと感じるのは、一見さんだけ。
( これも誇張。)
このご時世捏造説に異を唱える記事を書き続けていて頭が下がります。
世間では知性と感情のバランスが取れていない発言が多いようです。
頭のいい人は多いのですが感情面が追いついていない。
見事な論理の城は建てますが、根本の道理を感情の赴くままねじ曲げてしまう。そういう風潮がつくづく痛ましいです。本当に砂上の楼閣なのですね。
目的は再現性がないことと、誤った実験結果の再現などを科学的に実証すれば良い。残された残滓の解析でも目標は達成される。
それでいい。
詐欺師だのと攻撃する必要はない。