論文で捏造をするのならば、バレないように捏造するべきだ。バレてしまえば、元も子もないからだ。これまでに築いてきたすべてを失う。それはリスクが高すぎる。だから、捏造をするならば、バレないように、上手に捏造をするべきだ。
では、どうすればいいか? その方法を具体的に教えよう。
(1) 秀逸なアイデア
大切なのは、アイデアだ。それが秀逸であることが必要だ。具体的には、次の二点。
・ 大きな業績となる、画期的なアイデア。
・ いかにもありそうで、信頼性があるアイデア。
この二点は、両立しがたい。信頼性があるアイデアは、たいていはすでに知られているからだ。誰も知らないような画期的なアイデアで、かつ、信頼性がある、というのは、そうやすやすと思い浮かぶものではない。こういうアイデアを思い浮かべるには、かなりの才能を必要とする。
具体的な例としては、次のアイデアが秀逸だ。
・ 有機物質による高温超伝導
・ リウマチと免疫との関連性
こういうのは、なかなか思い浮かばないが、言われてみると、「あ、なるほど」という気もする。こういう秀逸なアイデアを思い浮かべるのが、何よりも大切だ。ここで大半が決まる、と言ってもいい。
──
なお、その点では、STAP細胞は落第だ。画期的ではあるが、信頼性が最低だからだ。「細胞生物学の歴史を侮辱する」とまで言われたほどだ。信頼性はほぼ皆無である。論文を提出しても、何度も却下された。
とすれば、こんなテーマで捏造をするとしたら、ただの馬鹿である。よほど知能指数の低い阿呆でない限り、こんなテーマで捏造をすることはないだろう。(「これは間違いに決まっている」と思われるようなことを捏造するのは、あまりにも馬鹿げている。捏造をするなら「これは真実だ」と見えるような捏造をするのが常道だ。)
(2) 追試のしにくさ
捏造をしたら、バレないことが大切だ。では、バレないためには?
「そんな実験は成立しない」ということがバレないためには、追試がしにくいことが大切だ。たとえば、次のように。
・ 高温超伝導の設備が必要である。
・ リウマチの患者の細胞が必要である。
これらは、一般には入手難である。金を払えばポンと買える、というようなものではない。こういう制限があれば、なかなか追試はされないので、捏造だとバレることは起こりにくい。
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なお、その点では、STAP細胞は落第だ。「マウスと酸性溶液」ということぐらいで、簡単に追試ができてしまう。実際、発表後まもなく、あちこちで追試がなされた。
とすれば、こんな容易な実験で捏造をするとしたら、ただの馬鹿である。よほど知能指数の低い阿呆でない限り、こんな容易な実験で捏造をすることはないだろう。(すぐに実験は成立しないとバレるからだ。)
(3) 大宣伝はしない
捏造をしたら、バレないことが大切だ。では、バレないためには?
「世間の注目を浴びない」ということも大切だ。世間の注目を浴びれば、あちこちで追試がなされる。となれば、バレる時期が早まるからだ。
そもそも、世間の注目を浴びたところで、何一つ良いことはない。世間が職を与えてくれるわけではないからだ。世間で注目を浴びるのは、百害あって一利無し、とも言える。実利を得るためには、専門分野で脚光を浴びるだけでいい。(たとえば、大雑誌に掲載されれば、それで十分だ。)
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なお、その点では、STAP細胞の発表は落第だ。あちこちのマスコミを招いて、大々的に発表した。さらには、かっぽう着という脚色までした。そのせいで、日本中で注目を浴びた。結果的には、ただちにあちこちで追試がなされて、あっという間に「再現性はない」と判明した。
とすれば、捏造をした後で、あれほどにも大宣伝をする(本人もテレビに出る)のは、あまりにも馬鹿げている。よほど知能指数の低い阿呆でない限り、こんなふうに大宣伝をすることはないだろう。(大宣伝をしても、自分の首を絞めるだけのことだ。無意味というより逆効果。)
[ 付記 ]
以上によって、捏造を上手にやる方法を示した。
と同時に、STAP細胞の研究が、そのすべてに反していることも示した。
STAP細胞の研究は、それが捏造であることの条件を、ことごとく満たしていない。満たしていないというより、正反対である。(逆方向に満たしている。)
一般に、捏造研究というものには、独特の傾向がある。その傾向を、STAP細胞の研究はまったく満たしていない。
一方で、この研究が、ずさんな研究(正直だが粗雑な研究)であることの証拠は、山のように見つかっている。
とすれば、真相が何であるかは、火を見るよりも明らかだろう。……とすれば、それに気づくだけの勘の良さがあるかどうか、だ。
火を見ても、火だと理解できる人もいるし、火だと理解できない人もいる。理解できない人は、現実とは違う形で対象を誤認してしまうのである。
[ 余談 ]
直接は関係ないが、関連する話題。
自分では上手に隠したつもりでも、うっかり馬脚を現してしまった……という例もある。二つ示す。
第1に、調査委の委員長。自分自身が画像の加工をしていた、と判明して、辞任した。
ここでは、「故意と悪意は同義である」という滅茶苦茶な論理が、自分自身に降りかかった形だ。ブーメランが自分に当たった。
→ Open ブログ: 《 お知らせ 》(故意と悪意)
第2に、(これはここで新たに述べることだが)改革委の委員。あまり知られていないが、次の問題がある。
→ 川合眞紀氏のコンプライアンス (国家資金の不正配分)
→ 再現性のない研究の虚偽発表(彼女の夫)
詳しくは、リンク先を読んでほしい。この二点については、どこまで事実であるかは、私には判定できない。
この二点は、私の印象としては、真偽不明という感じだ。STAP で 11jigen 氏の告発を初めて聞いたときの印象に近い。
とはいえ、世間では知らない人が多いようだから、ここに一応、疑惑を示しておく。

その点ではここの読者と管理人さんは合格です
(1) 秀逸なアイデア
>こういうアイデアを思い浮かべるには、かなりの才能を必要とする。
・・・小保方氏にそれだけの才能がなかっただけの話です。画期的だったのは間違いないのだから、アイデア自体は有りでしょう。
(2) 追試のしにくさ
・・・生物学の分野では再現性3割くらいだそうです。個人の技量によるところも大きいようなので、追試しにくいといえますね。
(3) 大宣伝はしない
・・・小保方氏が大宣伝を主導したわけではありません。
以上3つに対して、捏造論に対して何の反論にもなっていないことが示されました。
・・・何のための記事なのか、意味が分かりません。
タイトル通りですよ。
捏造論は、オマケ。本気で反論しているわけじゃない。そっちは主眼じゃない。
への返信。
(1) は「信頼性」の方を論じている。「画期的」の方じゃない。画期的の方に着目するのは誤読。
(2) は追試する設備のことを言っている。再現性の方じゃない。再現性の方に着目するのは誤読。
(3) 小保方さんが大宣伝を主導したとは言っていません。これも誤読。
>とすれば、真相が何であるかは、火を見るよりも明らかだろう。……
と言っているのに?
主たるテーマの外ということです。ちょっと言及はしている。それだけ。論じてはいない。