2014年06月13日

《 お知らせ 》(STAP細胞についての過去記事)

 STAP細胞について、理研の改革委が「組織の責任」という立場を打ち出した。このような見解は、私が3カ月ほど前に述べた見解と同様だ。そこで、過去記事を紹介する。 ──

 「小保方さんが捏造をしたのではなくて、理研の組織的な欠陥が真相だ」
 というふうに、私は述べた。その箇所を示して、該当箇所を再掲しておこう。

 (1) 2014年03月19日

  → STAP細胞事件の解明3

 ここから結論部分を抜粋すれば、下記の通り。
 正しくは、こうだ。「上司が全体計画を練って、その計画を本人がずさんに実行 or 捏造した。その上で、上司がチェックを入れなかった。かくて、ずさんな結果や捏造がそのまま論文になった」
 そして、このようなデタラメが放置されたのは、理研(神戸)という組織そのものに、根源的な問題点があるからだ。
 
 ──

 ここから、次の教訓を得る。
 今回の捏造事件を見て、「小保方さんを研究世界から追放せよ」という声が多い。しかし、それは見当違いと言える。小保方さん一人の問題ではないからだ。彼女はむしろ被害者みたいな位置にある。色気で男に取り入ろうとした無能な女性が、その無能さゆえに、手痛いしっぺ返しを受けた。しかし、そのような結果を招いた根源的な理由は、彼女の無能さにあるのではなく、理研の組織的な欠陥にある。理研の組織的な欠陥が、一人の無能な女性の愚かさを増幅して、世界的な事件にまで拡大してしまった。
 ここで批判され是正されるべきは、理研(神戸)という組織なのである。…… 組織欠陥説

 これは 2014年03月19日 の見解。この時点では、このように述べたのは、私だけだったはずだ。また、この時点では、「組織欠陥説」はあまりにも奇異であり、世間ではなかなか受け入れられなかった。
 しかし、それから3カ月ほどたった現在では、この見解を改革委も取るようになったのである。
 
 (2) 2014年03月26日

 上記の一週間ほどあとで、まとめふうに、次の項目も書いた。
  → STAP細胞事件を評価する
 一部抜粋すると、次の通り。
 では、根源は何か? これが本項の眼目となる。改めて考えたすえ、根源は次のことだ。
 「実際には成立しない実験だったのに、チームの誰一人として再現実験で確認しなかったこと」

 通常、論文を提出するならば、再現実験をするのが常識だ。チームの誰かが成功したとしても、それと同じことをチーム内の別人がやって再現することが必要だ。
 ところが、今回は、それをやらなかった。特に若山さんは、小保方さんの手順を真似ようとして、何回もやったが、再現に失敗したという。( → 前出 ) ここでは明確に「再現の失敗」があった。それにもかかわらず、論文を提出した。
 これはもう、言語道断である。理研がここまでひどいとは思わなかった。世間では小保方さんの論文の書き方のデタラメさを非難しているが、根源はそこではない。理研の実験のデタラメさだ。「再現実験に失敗してばかり」という実験を、いったいどうして論文の形で報告する気になったのか? まったく、ワケワカメである。
 さらに言えば、理研は Oct4 発光と自家蛍光を区別する能力がなかった疑いがある。
  → STAP細胞の所感 (前項)
 しかし、当初はともかく、「 STAP細胞は自家蛍光か?」という疑いが強く出て、見極め方も広く知られたあとで、なおも区別することができなかったのか? 呆れるほかはない。こういう相手に対しては、もう、正常の判定ができなくなる。(だから私も惑わされた。)

 ──

 以上をまとめて結論をすれば、こうだ。
 「 STAP細胞事件は、画像の捏造から始まって、論文の捏造というふうに世間で騒がれた。しかし実際には、捏造はなかった。捏造を企画・主導した人もなく、捏造の事実もなかった。あったのは、壮大なる実験ミスだった。そして、その実験ミスをしたのは、小保方さんのずさんさだったが、より根源的には、実験担当者の実験ミスを認識しなかったチーム全体に責任がある」


 
 (3) 2014年06月06日

 その後も何度か細かなことを書いたが、最近では、次のことがある。
  → 《 お知らせ 》(笹井さんの責任 6)
 一部抜粋すると、次の通り。
 あれからだいぶ経過して、2014-06-06 の時点で考え直すと、次の見解に至った。
 「この事件の主犯は、笹井さんである。小保方さんは脇役にすぎない」

 理由は、以下の通り。

 そもそも小保方さんはまったくの無能である。捏造を計画して実行する能力などはまったくない。
 ではなぜ、Nature に論文が掲載されたか? また、なぜ「 iPS細胞をしのぐほどの画期的な大発見」というふうに大々的に話題になったか? そのすべては、笹井さんがやったことだった。
 まず、笹井さんがその能力を駆使して、ただの実験ミスを「見事な論文」に仕立て上げた。さらに、Nature に掲載されたあとはマスコミを招いて大々的に宣伝した。「 iPS細胞をしのぐほどだ」というふうに。(のちに山中さんから指摘されて、撤回したが。)
 仮に、小保方さん一人でやったならば、実験ミスを見事な論文に仕立て上げることはできなかったし、Nature に掲載されることもなかっただろう。
 結局、笹井さんの力のせいで「ゴミみたいな研究が黄金のように見えた」という結果になったことが問題だったのだ。
 ……ここまでは、すでに述べた通り。( 【 追記5 】 の箇所。)

 だが、話はそれでは済まないことが判明した。もともと無能だった小保方さんをあえて抜擢してユニットリーダーに据えた、という理研の組織的な方針があったのだ。
( ※ 以下略 ) 

 より詳しい話を知りたければ、上記の各項目を見てほしい。
 


 【 後日記 】
 本項のあとで、次の項目も新たに書いた。これも参照。
  → STAP:組織的関与が発覚 (2014年07月05日)
posted by 管理人 at 00:41| Comment(17) |  STAP細胞 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お目汚し失礼します。
どうも悪の本丸は笹井さんじゃなくて、その上司の竹市さんだったみたいですね。笹井さんは憐れな中間管理職として、上司の勇退の花道をせっせと飾り付けてただけなのに、なんと押し付けられた部下がコピペ剽窃捏造常習犯だったと。

竹市さん、山中さんに先を越されてよっぽど悔しかったんでしょうね。竹市さんが小保方さんを泥縄的に採用した2012年12月って、まさに山中さんが受賞した時ですもん。
Posted by 増田 at 2014年06月13日 04:10
>この時点では、このように述べたのは、私だけだった

それこそ管理人さんの捏造か小保方さんばりの「錯誤」じゃないかって気がしますけどねえ。

当時からkahoさんら複数の告発がスラッシュドットであり、
笹井さんも主犯であり逃してはならないという意見が相当数あったはずです。
スラッシュドット周辺や当時の記事コメント、はてブを見れば明らかかとー。
科学者コミュニティ含め大勢は元々小保方さんも笹井さんも悪い!ですよ。

強いて言えば若山さんまで加担してたら、少数説で
私だけが予想してたと胸を張れるかもしれませんね。
あの人は界隈で妙に信用されてるようですから。
Posted by 久々 at 2014年06月13日 06:25
スラッシュドットや、はてブや、2ちゃんねるは、すべて匿名の単発の「つぶやき」ですから、ダメです。
どうせ出すなら、きちんとした個人ブログでないと。

ところで、kahoさんの記事には、「笹井さん主犯説」は読んだ覚えがないのですが、どこにあったの? 

> 科学者コミュニティ含め大勢は元々小保方さんも笹井さんも悪い!ですよ。

あと、私は「笹井さんも」ではなくて、「笹井さんを含めた組織が」です。小保方さんは主犯ではない、というのが私の見解です。
小保方さんは「悪い」ではなくて「愚かだ」という見解。

「AもBも」は、「組織主犯説」ではなくて、「共同主犯説」です。それは「捏造があった」という説です。それは私の説とは違います。
 また、「共同主犯説」には、捏造があったということになるので、笹井さんも主犯であるなら、笹井さんは捏造に加担したことによって懲戒免職となるべきでしょう。(私はそうは思いません。捏造はなかったという立場なので。)

> 若山さんまで加担してた

捏造ではなく実験ミスの看過という意味では、若山さんも主犯だ、というのが私の見解です。本項の本文の(2)を読めばわかる通り。

あなたは「捏造があった」という立場なので、あなたの説は私の言う説とはまったく違います。改革委も「笹井さんも捏造に加担した」とは言っていません。改革委のこれまでの認識は、私の認識とほぼ同じです。

> 私だけが予想してたと胸を張れる

私は何も予想していません。すでに起こった過去の事件について解明をしただけです。未来については言及していません。上の(1)〜(3)をよく読んでください。
Posted by 管理人 at 2014年06月13日 07:12
後出しでどんどん条件を限定していってるだけに見えます。
まずスラドに関してはkahoさんら複数の、ですから
kahoさんの方ではなく例のケビン・コスナー醜聞ですね。

匿名はNGというならTJO_datasciさんはどうですかね?
本名、科学者としてのキャリアを公開してますし
元理研職員だけあって当初から日本の科学業界の構造的問題だと指摘されてました。
他にもロバートゲラーさんや中辻憲夫さんらが当初から理研の責任を厳しく追求されていますよ?


ただ管理人さんと違うのはみな小保方さんの責任も追求しており、捏造説が基本であることです、
というより改革委含め管理人さんのような錯誤説を研究者の方で
唱えておられる方は見たことありません。根本的にそこで勘違いがありそうですね。

この通り改革委の面々の会見でのコメントを見ると
刑事罰が関わるから故意と認められないのだろう、
というところまで踏み込んで発言されています。

市川家国委員「彼ら特許をとっていますよね。若山先生と遠藤先生のデータ、これ虚偽を示している。
これで特許を取ろうとすると刑事罰に。故意におこなったわけではない、
といいつづけなければならないのではないか、と」

また捏造でないとするとコンタミになりますが、
検証実験報告を行った遠藤氏は「偶然や間違いで起きるとは考えにくく意図的」と仰ってますし
報告を受けた改革委の塩見委員も「ES細胞をどこからか持ってきた」と仰ってます。

このようなコメントを見ると意図しない錯誤、ミスという立場を改革委も遠藤氏も取っておらず
管理人さんの認識と同じという表現は誤りではないかと思いますが…
Posted by 久々 at 2014年06月13日 08:34
日経サイエンスの号外は取り上げないんですか?
http://www.nikkei-science.com/wp-content/uploads/2014/06/20140611STAP.pdf

>小保方さんが捏造をしたのではなくて

まだこんなことを???
Posted by tomo at 2014年06月13日 09:53
何を言っても無駄な努力ですよ。

管理人さんは絶対に「世の中の意見の多様性」を認めない。管理人さんの頭の中で、世の中は「二元論」で、脅迫観念のように「理性的で正しい圧倒的少数派(極端に言えば自分1人)」と「無知蒙昧で誤った圧倒的大多数(極端に言えば自分以外すべての他者)」の対立構造しか考えられない。

もはや対話は不可能でしょう。ほっときましょう。
Posted by >>久々さん at 2014年06月13日 10:29
上記のコメントについては、本日・夜の項目で回答する予定です。お待ちください。
 一部抜粋すると、次のような話。

 ──

 「組織責任論を取るにしても、捏造論の上に立つ組織責任論と、錯誤説(ミス説)の上に立つ組織責任論とは、大きく異なる。組織の責任を認めるという点では同じでも、責任内容が大きく異なる」
Posted by 管理人 at 2014年06月13日 12:02
概ね本サイトで考察されているのと同じ印象を持っている者なのですが
それでもやはり腑に落ちないことがあります。

もし誰の故意でもないとして、
何かの細胞がたまたまコンタミてしまい、実験ミスがそのまま次の実験に影響したというなら分かるとしても
ESとTSが同時にコンタミたり、またそれらいずれかがしばしばコンタミたりする状況などあるのだろうかという点。

いずれも稀少な細胞のはずです。それらが常にSTAP研究をしている人の手近にあって、
また実験をしている人が、一度鼻をかんだティッシュで再び鼻をかむような、
トイレに行っても手を洗わず、机の中には鉛筆とカロリーメイトとコンタクトレンズと名刺を
何の境もつくることなく一度に放り込んでおいて平気でいるような
がさつ極まりない性格の人であっても、そうなかなか起こらない現象だと思えるのです。

実験者たちの錯誤だと思う気持ちに「待った」をかけているのは、
複数人の「博士」連中が寄ってたかっているのに、
不幸にして常識はずれなことがかくも積み重なるという、
そんな現実が本当にあるのだろうか、という素朴な疑問。。。

それでも一方で錯誤だろうと思っているのは、
世界に恥をさらすのを知りながら、すぐバレるエア研究を世界に堂々と発表して
科学者生命を自ら水の泡にするような人はいるはずがない、という
これまた常識論が背景にあります。

真相はどうなのでしょうね。
Posted by なにか腑に落ちない人 at 2014年06月13日 12:45
みなさんも書き込みしているように小保方氏、竹市氏、笹井氏などCDB全体の責任です。理研組織の問題だと指摘していたというが、小保方氏だけ免責なんて「常識的」にはありえない。

トリソミーの問題については如何ですか?生まれるはずのないマウスの細胞を使った研究。

存在を疑われている細胞を使って動物の臨床応用に成功したバカンティ氏の話の真意は?

単に小保方氏だけが未熟ということで説明できる事象ではないと思いますよ。
Posted by JoJo at 2014年06月13日 13:35

胎盤まで緑に光るキメラマウスができてしまった現実(画像)はあるわけですよ。※CG説はとりあえず無視します

そしてES・TSの混入、叉はすり替えが疑われているわけです。

もし混入があったとしてもそれは単なる実験ミス。

すり替えの場合だけが大問題ですが、どちらにせよ小保方さんは実験の鬼・若山教授のチェックをかいくぐる新細胞を作る技術もなければ細胞をすり替えてキメラマウスを作る担当位置にもいなわけです。

つまり小保方さんがキメラマウスをねつ造するのは不可能であり何の責任もないわけです。


ねつ造(すり替え)にだけ焦点をしぼると、ES・TSにすり替えた面々だけに責任があります。

理研内部で追試成功者がいないのに論文を発表したことは、【いい加減】ではあっても不正(ねつ造)ではありませんよ。

他論文引用の明示忘れ・画像加工の明示忘れ・画像の取り違えも、【単なるミス】であり不正(ねつ造)とは言いません。

国定法人認定やIPS山中教授への対抗心や論文に名を連ねる名誉欲からくる焦り、論文の未熟さ、実験のずさんさと、

明らかに不正(ねつ造)となる、【意図的な細胞のすり替え】とは分けて考えるべきだと思います。

小保方さんはまったく悪くない。
Posted by 佐藤毅 at 2014年06月13日 13:48
>なにか腑に落ちない人 さん
>佐藤毅 さん

上の方が貼られている新たに出た疑惑である
日経サイエンスの記事を読めばわかることですが
TruSeqで調べた方はただの体細胞で、
SMARTerで調べた方のみトリソミーが生じた長期培養されたES細胞という時点で
単純なコンタミは最早有り得ないように思います。
意図を持って使い分けていますから。

それに佐藤さんに言いたいのですが
こちらは若山先生ではなく小保方さんの担当ですよね?
だからこそ疑惑が出るたびに「若山先生の担当」と逃げていた弁護士さんも
今回ばかりは病気でコメントできないと言うしかなかったのではないでしょうか?


もっとも3日に出たもう1つの幹細胞の方の疑惑において、
TS細胞とES細胞が混ぜられていたという報告を遠藤氏がされています。
こちらも明らかに自然の混入では有り得ず小細工を使ってる話であって
遠藤氏が言われるように意図を持たないと有り得ません。
(誰がしたかは別として)この時点で捏造か?コンタミか?なんて今更な話のように思います。


つまり既にフェーズは「捏造かコンタミか」、ではなく
「捏造は前提として誰までが加担していたか」ではないかと思います。
それを必死に理研が若山、遠藤らの報告発表を抑え込んでいただけのことです。


改革委の会見を見れば分かりますが、そのような灰色決着は許さないとのことで
小保方さん、笹井さん、竹市さんを「厳しい処分に処すべき」と言ってるのだと思いますよ。
管理人さんと同様に改革委がコンタミを前提としているなら
小保方さんを名指しする理由がないでしょう?

それに会見では特に市川委員が強い口調で刑事罰があるから故意を認めないだろうと言い、
また小保方さんは再現実験に参加してできないとなったら
室温やロットを「言い訳」にするだろうとまで予想されています。
断定を許さない研究者の物言いとしては相当踏み込んでいると感じました。
Posted by 久々 at 2014年06月13日 15:18
本件には「故意の捏造」とするにはどうしても賛同できないほどの稚拙さが素人目にも感じられ、
研究のプロが結論ありきで至った誤認であり錯誤だと思いたい気持ちなのです。
いや、それ以外に納得できる真相が見出せないと言っても過言ではありません。
Posted by なにか腑に落ちない人 at 2014年06月13日 22:52

久々さん。

詳しい解説と間違いのご指摘をありがとうございます。

と言ったところで理系オンチの私は半分くらいしか分かっていませんが(笑)

しかし意図的なねつ造が明らかになってきているのですね。

しかも刑事罰に値するような…。

小保方さんが細胞をすり替えたにしろそれがES細胞だとチェックできなかったのですかね。

笹井さんはたしかSTAP細胞の小ささをES細胞との違いだと明言されていたように思いますが…、

チェックした人もグルだったとか。

そのグルが笹井さんと竹井さん?

笹井さんと竹井さんは実験現場にいたのでしょうか?

ねつ造に関与したメンバーとその役割を知りたいですね。
Posted by 佐藤毅 at 2014年06月14日 00:43
TS細胞の件は、捏造でもコンタミでもなく、取り違えである……と次項で記しています。
Posted by 管理人 at 2014年06月14日 06:37
> TruSeqで調べた方はただの体細胞で、
SMARTerで調べた方のみトリソミーが生じた長期培養されたES細胞という時点で
単純なコンタミは最早有り得ないように思います。
意図を持って使い分けていますから。

  ̄ ̄
 「意図を持って使い分けています」と言うことにはなりません。たまたまうまく行った場合だけが生き残った、ということで済みます。
 これは進化論の発想と同じです。
 何らかの好都合な形質が残ったのは、なぜなのか? 有利な形質を残すように、神の意思があったのか? 
 そうではない。意思や意図などはなかった。いろいろと試行錯誤をして、たまたまうまく行った場合だけが生き残った。それだけのことだ。
 ただし、あとから見ると、失敗した事例のことはすべて見失われて、成功した場合のみが生き残るから、「最初からその場合だけを意図的に選んだ」といういふうに見えるだけだ。……しかしそれは、事後的に見た人々の勘違いなのである。本当は意図などはなかった。単に偶発的な試行錯誤がたくさんあっただけだったのだ。(そして失敗した事例はすべて隠された。)
Posted by 管理人 at 2014年06月14日 09:41
こんにちは、 管理人さん。

>「意図を持って使い分けています」と言うことにはなりません。たまたまうまく行った場合だけが生き残った、ということで済みます。

事故の解析などをすると、そういう場合がけっこうあります。事象Aと事象Bと事象Cが一度に起きたときに事故になるような場合に、事後に調査すると、事象Aも事象Bも何度か起きているのだけど、単独では事故につながらない訳です。たまたま、この2つが重なりあったときに、あまり頻度の無い事象Cが重なって事故になるような例です。こういう解析をすると、事故につながらなかったAとかBに早めに対策しておけば、事故は起こらなかったのにということになります。ヒヤリハット対策が推奨される理由ですね。

実は事故解析的に考えるには、あまりにデータが不足している気がします。彼女は何度も研和と酸処理をしている訳でですが、そのたびに試料に番号を振っていたのだろうか?みたいなことです。試料に全て番号が振ってあり、彼女がきちんと実験ノートを付けていたなら、何番の試料が培養に成功して細胞塊となり若山氏の手に渡ったかがわかります。その番号の試料は彼女が処理した後、偽陽性の確認をどのようにして、その後どの培養培地でどの培養器で培養が試みられたかとかが分かり、ある意味で、どこでクロスコンタミネーションする機会があったかも考えられる訳ですが、そのあたりの情報が全くないわけです。
Posted by 分析化学者 at 2014年06月16日 15:00
こんにちは、管理人さん。

全くのあてずっぽですが、細胞のクロスコンタミネーションあるいは取り違えなどが起きる可能性について考えていて、一番知りたい情報として、ライフセルイメージングは彼女のチームの専用装置なのか、それとも他のチームも使う共通装置なのかということです。2000万円以上する装置なので、彼女のチームの専用装置としても、他のチームが空いている時間に「使わせてもらう」などがあったかも含めて知りたい気がします。

実は、仕事でいろんな研究室が共通で使う共通装置の管理などをしていますと、いわゆる試料の取り違えなどが一番起こりやすい場所が共通装置の周囲ように思えてきます。皆、その装置でデータを出すことに意識が集中していまして、しかも、自分管理の装置でないこともあり、装置周りの整理とかがいい加減になりやすい場所なんですね。私が管理しているのは、ライフセルイメージグシステムではありませんが、他の人が置き忘れた試料を別な人が間違えて持っていったみたいな話は経験があります。同じ職場だとたいてい似た様な容器に入れて試料を持ち歩きますのでね。
Posted by 分析化学者 at 2014年06月16日 16:03
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