外来植物が異常に繁殖して困っている、ということがある。そこで人力で駆除するのが普通だが、あまりにも非効率だ。そこで、駆除するためのロボットを開発するといい。これなら、はるかに効率的だ。
以上は、概要だ。以下では、詳細を記す。
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外来植物が異常に繁殖して困っている、ということがある。
特に、スパルティナ・アルテルニフロラというのが問題だ。最近、日本でも被害が深刻化してきた。
スパルティナ属は、干潟や塩沼など、塩分濃度が高い水辺に生育する。繁殖力が強いため、……干潟が草地化する被害を引き起こしている。
( → Wikipedia )
直立した茎を密生させるのが特徴で、桿(茎)は高さ0.4〜1.2(2.5)m、直径10〜20mm、中空で、根は深さ3mにまで生長することがある。
■生態系に関わる被害
・密生した単一の植生を形成して在来種を駆逐し、在来の植物や無脊椎動物の個体密度を引き下げるため、侵略的な植物とされる。
・在来のスパルティナ属が生育している地域では、雑種形成による遺伝的な健全性が脅かされる。
( → 環境省 )
昨年から人力での掘り取りや刈り取りで駆除を行っていますが、地中に残った地下茎からの再生が認められます。
( → 企業との協働により外来植物ヒガタアシの駆除を実施します | 愛知県 )
人手で引き抜く作業が中心だが、湿地で足場が悪い上、根や茎がちぎれると漂着した場所で繁殖する
( → 読売新聞 2014-05-25[ネットにはない])
結局、被害はひどいのだが、人手で駆除するしかないので、駆除は困難を極める。
なお、 画像は、下記にある。
→ 共同通信 2014-05-25
次の画像もある。(クリックして拡大)

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この問題をどう解決するか? 私の提案は、こうだ。
「人力では手間がかかって仕方がないから、駆除は大変だ。コストもかかりすぎる。そこで、駆除ロボットを開発して、一挙に駆除してしまえばいい」
ロボットというと、産業や軍事や介護の分野ばかりが重視しされているが、もう一つ、「環境保護」という目的を追加するといい。人間ではできない(しにくい)分野で、ロボットに活躍してもらうわけだ。
ただし、自立型で行動するというよりは、遠隔操作型がいいだろう。鉄人28号みたいな。というよりは、ラジコン飛行機みたいな。「ラジコン・ルンバ」という感じかな。(ルンバは一応、ロボットです。それの発展型だ。)
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ただし、注意。駆除するといっても、単に「刈って集める」という方式は、今回は使えない。上記で述べたように、
「根や茎がちぎれると漂着した場所で繁殖する」
という性質があるからだ。
困ったことですね。では、どうするか? そこは、困ったときの Openブログ。
実は、ここからが、本項の眼目だ。
( ※ ロボットで駆除するというだけなら、何も私がいちいち提案しなくても、誰だって思いつくからだ。)
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以下を読む前に、とりあえず、自分でも考えてみてください。
【 問題 】
「ロボットで侵略者を排除するには、どうすればいいか?」
ここで、スパルティナ・アルテルニフロラという侵略者は、次の性質をもつ。
「こいつを刃物で切り裂くことはできる。しかし切り裂いた部分が、死ぬことなく再生する。そのせいで、切り裂けば切り裂くほど、敵の数はかえって増えてしまう。ゆえに、切り裂くだけでは、侵略者を排除できない」
まるでアニメのストーリーだ。 (^^);
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答えは …… 波動砲で殲滅するのかな? (^^);
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私の案を示そう。
波動砲というのは、当たらず言えども遠からず。実は、それに似たアイデアがある。こうだ。
「放射線で殲滅する」
具体的には、ガンマ線だ。これによって、深部にある根っこもろとも、一挙に焼き尽くす。
放射線と聞くと、拒否反応を示す人が多いが、使い方によっては、実に有益な使い方もできるだ。
また、ガンマ線ならば、残留放射線の問題は存在しない。ベータ線ならば、放射能をもつ物質が残ることもあるが、ガンマ線ならば、ただの電磁波にすぎないので、放射能をもつ物質が残ることはない。
というわけで、
「ガンマ線を放射する遠隔操作ロボット」
というのが、私の提案です。
( ※ 遠隔操作だからといって、ゆうちゃんにプログラムを書いてもらっては、いけません。 (^^); )
なお、ガンマ線を操作するには、人間がそばにいてはいけない。ゆえに、鉄人28号型のリモコンで操作するしかない。
ただ、万一の場合に備えて、自爆装置も必要かも。「バルス」という信号を送ると、ロボットが自爆する、というふうな。 (^^);
[ オマケ ]
本項は、アニメオタクにとって楽しみとなるような話が満載でしたね。 (^^)
アニメオタクに親切な Openブログ。 (^^)v
[ 余談 ]
アニメオタクを食い物にして、大金を巻き上げよう、とする人もいる。
→ オタクの恋活
オタク男子とオタク女子をカップルにする街コン。そこで男性1名につき 7,300円という高額料金を取るが、あっというまに売り切れだ。儲かるね。
オタクを食い物にすれば、大儲けができるようですね。あなたは食い物にする方か、される方か。……お好みで、どちらでも。
【 関連サイト 】
このよう放射線装置は実用可能か? ……そういう疑問もあるだろう。しかしすでに同種のものは開発済みだ。
→ 赤潮プランクトン等の放射線駆除装置
これの規模を大きくすれば済むだろう。
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ガンマ線の出力はどのくらいにすればいいか? ものすごく大出力だと、装置が大型化して大変ではないか? ……そういう疑問もあるだろう。
だが、私の推定では、「電子レンジ(500W)の 10倍程度の出力」で済むと思う。つまり、5kW 程度だ。これなら、装置がすごく大型化するということもないだろう。小型のものを多めに配置するだけで済みそうだ。
なお、場合によっては、ガンマ線のかわりに、マイクロ波(電子レンジと同じ)にする方がいいかも。その場合、放射線で殺すというよりは、熱で殺すことになる。(熱線攻撃。) この場合も、きれいに駆除できるだろう。
マイクロ波の場合には、出力を高めにすることもできるし、市販の電子レンジの部品をたくさん並べるだけで、簡単に製造することもできそうだ。
「お帰りヤギさん」町田の団地でヤギ除草、見学会も
http://machida.keizai.biz/headline/1678/
「ロボットで侵略者を排除するには、どうすればいいか?」
たぶん↑この問題にも関わってきますが、「侵略者」を定義してやる必要があります。
識別無しに一発処理するか。下手に判断入れると、判断ロジックでコンフリクト起こすか。
スパルティナ・アルテルニフロラは、干拓地の塩分除去には利用可能なようですから、計画的に利用して最後はガンマ線で全駆除…というのなら目的に合ってるかも。