2014年04月28日

◆ PC の危険を警告する詐欺

 「お使いのパソコンの性能が低下しています」というふうに危険を警告する詐欺広告が蔓延している。 ──

 ネットのサイトを開いたときに、次のような表示が出ることがある。

           Microsoft

       お使いのパソコンの性能が低下しています    
       Windowsのエラーを直ちに修正してください



 これを見て、大あわてする初心者が多い。実際に金を払う人も多い。しかし、これは詐欺である。引っかからないように注意しよう。

 ──

 この件は、前から知られていたが、国民生活センターがこのたび公式に注意喚起を勧告した。朝日が報道している。
 「あなたのパソコンは脅威にさらされています」といった警告表示が画面に突然現れる。クリックするとセキュリティーソフトの販売画面になり、思わず購入してしまった――。全国の消費生活センターにそんな相談が急増している。国民生活センターは「警告は実は単なる広告であることが多い。信頼できるかわからない場合はクリックしないで」と呼びかけている。
 国民生活センターによると、警告はバナー広告として現れるほか、特定のウェブサイトを閲覧したり無料ソフトを導入したりした際にプログラムが埋め込まれて発生することもある。相談事例によると、長崎県の60代男性は「危険」という文字に驚いてクリックした。するとセキュリティーソフトの無料版が男性のパソコン内を調査。「エラーが114個あり、危険な状態」と表示された。男性は不安に思い、年間料金約3千円の有料版を購入してダウンロードしたという。
 警告表示をきっかけにソフトをダウンロードしたという相談は2009年度は全国で32件だったのが、13年度は1505件(3月31日登録分まで)だった。支払額の平均は約6千円。多くの場合、解約を望んでいる。大半は欧米の会社のソフトとみられる。同センターは国内の販売代理店に聞き取りをしたが、誰がどのような経緯で警告表示を出しているかはっきりしなかったという。
( → 朝日新聞 2014-04-28

 「誰がどのような経緯で警告表示を出しているかはっきりしなかった」だって。ひどいね。IPA あたりがきちんと対処すれば良さそうだが。

 ──

 そこで、私が情報を示しておく。

 まず、該当の画像は、こういうものだ。


kiken1.jpg kiken2.jpg
kiken3.jpg


 どのサイトにあるかというと、国内では goal.com にあるのが目立つ。数カ月前からずっと表示されている。
  → http://www.goal.com/jp

 このサイトで、上記の画像が表示される。当初は緑色の画像が点滅するものだったが、最近はピンクの画像となっているようだ。
 ただ、常に表示されるとは限らない。javascript で制御されているので、他の広告とトグルで、次々と別の広告が表示される。最初の1回だけ表示されておしまい、ということが多いようだ。ブラウザを別のブラウザにすると、うまく表示されるようだ。

 ま、広告の表示の再現性は、どうでもいい。その広告に従って、画面をクリックすると、次のページに飛ぶ。
  → Windows リペアツール

 使っているパソコンに応じて、Windows 7 だったり、Windows 8 だったり、WindowsXP だったりするようだ。
 で、上記のページで「ダウンロード」をクリックすると、ソフトがダウンロードされるが、あとで課金されて支払い義務が発生することになる。

 これは、先にあった詐欺ソフトの Uniblue Registry Booster とまったく同様である。前に解説したが。
  → Uniblue Registry Booster(詐欺ソフト)

 この Uniblue Registry Booster というのは、詐欺ソフトとしてすっかり有名になってしまったので、その名前を使うのを差し控えているようだ。そして今度は、 RegistryCleaner とか、Windows リペアツール とか、別の名前にして、同じ詐欺をしようとしているわけだ。
( ※ 同じ詐欺であるということは、「 Microsoft Partner 」と名乗って Microsoft 公式であるように見せかけていることと、同じ Registory ソフトであることからわかる。手口もソフトもそっくりである。うり二つ。別のものであるはずがない。)

 ──

 こういう詐欺が堂々と出回っているのだ。被害の程度からして、与沢翼よりもはるかに悪質である。小保方さんと比べれば、月とスッポンぐらい大きく違う悪質さだ。

 にもかかわらず、日本の大半の人々は、小保方さんのことを「嘘つきだ」「詐欺師だ」「捏造だ」というふうに批判する。批判する相手を間違えているだろう。
 どうせ批判するなら、人々から金をいっぱい奪う詐欺師の方を批判するべきだ。また、国民生活センターなんていう素人に任せずに、きちんとIT技術のある機関に任せて、取り締まるべきだ。
 さらに言えば、goal.com は、いつまでも詐欺広告を掲載し続けるのをやめるべきだ。恥知らず。この会社、どうなっているんだ? (世界中に多言語で展開する大規模な会社の癖に、堂々と詐欺広告を掲載する。呆れたものだ。)



 【 追記 】
 対処策はある。次のことだ。
 「 Firefox で、Adblock Plus というアドオンを使って、広告をブロックする」
 これで広告を見つけるたびにブロックすればいい。以後、同じサイトを訪問したときには、広告は表示されなくなる。

( ※ Chrome の Adblock では、広告ブロックがうまくできないようだ。javascript 型の広告表示には対処していないせいかも。)



 【 関連サイト 】
 参考情報を示す。
  → 国民生活センター
  → 滋賀県消費生活センター
  → 画面に警告が出る 【OKWave】
  → パソコンをネットに繋ぐと - Yahoo!知恵袋
  → お使いのパソコンの性能が低下しています! - Yahoo!知恵袋
  → 「あなたのPCが脅威にさらされています」2ちゃんねる
  → 「お使いのパソコンの性能が低下しています」というポップアップが出る
  → Systweak RegClean Proによる詐欺まがいのブラウザ上の表示について
  → 「お使いのパソコンの性能が低下しています」には気をつけろ!
 
 サイトを訪れたときに広告が表示されるだけでなく、ほぼ常時表示されてしまうこともあるようだ。それは、(インストールして)感染してしまった場合。
 対処策も上記ページで見つかる。
posted by 管理人 at 20:18| Comment(7) | コンピュータ_04 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この画像が出るということはエロサイトを見ていることの証左だから(笑)私も断言するが

毎日出ます

ちなみにMACだとちゃーんとMAC用の絶妙な文言になります
Posted by 先生 at 2014年04月28日 21:10
エロサイトには私もよく行きますが
こんな眼にはあいませんけどねえ
アドオンの管理不行き届きではありませんか?
セキュリティも「中高(既定)」だし
特別なことはしてないのですが
本当にこんなのは初めて見ました。
Posted by at 2014年04月28日 21:23
> こんな眼にはあいませんけどねえ

 そりゃ、世の中には見たことのない人も多いでしょう。全員が見ているわけじゃないんだから。たとえば、あなたは goal.com を見ない。見れば、とっくにわかっているはずだが。
 ま、私の推定では、見たことがある人は全体の5%ぐらいです。95%の人は見たことがないと思います。
 
 なお、アドオンやセキュリティは関係ありません。感染するのは、自分で意図的にダウンロードとインストールをした人だけです。自動感染はしません。
 危険広告の表示だけは自動だが。
 
 ついでですが、見たことのない人の方が多いから、私が記事に書いて注意喚起するんです。見たことのある人の方が多いんだったら、世間常識なんだから、私がいちいち項目で解説することはありません。
Posted by 管理人 at 2014年04月28日 21:36
<FONT COLOR="#dd0000">【 追記 】</FONT> を加筆しました。
 対処策で、広告を表示させない方法。
Posted by 管理人 at 2014年04月28日 22:17
詐欺広告の見本がここで見える。

  → http://j.mp/1rIOXIp
Posted by 管理人 at 2014年04月29日 20:00
内容自体は良いのにオボさんの話題を出されるとげんなり。
管理人さんのオボさんに対するスタンスは賛否があるので、全く関係ない話題でわざわざ触れるのはやめた方が良いかと。
Posted by うむ at 2014年04月29日 22:19
エロサイト行くならiosの方が今のところ安全ですね
Posted by gunts at 2014年04月30日 20:13
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