( ※ たいした話ではないので、読まなくてもいい。) ──
香港で STAP細胞の再現実験がなされた。
→ 【修正版】WIRED.jp
これについて、世間では誤解が多いので、簡単に指摘しておく。
(1) 酸は不要?
「研和だけがあればよく、酸は不要だ」
という見解が多いが、勘違いだ。よく読めばわかる。今回の手順は、バカンティ手順とは違う。
・ バカンティ手順 …… 研和は 20分 ( → 前出項目 )
・ 今回公表の手順 …… 研和は 30分 ( → WIRED.jp )
研和の時間が異なる。前者は 20分なのに、後者は 30分。今回の方は、ストレスが多い。とすれば、死滅率も高い。あとで酸にひたせば、ほとんどが死滅してしまうのは、当然だろう。
書いてある手順とは異なるやり方でやったなら、結果が異なるのは当然だ。(それは再現実験ではない。)
(2) 独自の手順?
酸にひたさず研和だけ、というのは、これまでにない新しい方法だ……と解釈する人もいるが、勘違いだ。
酸にひたさず研和だけ、というのは、論文にもともと書いてある手法である。この件は、前にも述べた通り。
→ バカンティ手順の意味 の (1)
(3) 肺繊維芽細胞
今回の実験では、リンパ球ではなくて、肺繊維芽細胞を使っている。これもまた、小保方プロトコルとは異なる。
( ※ ただしバカンティ手順では、細胞の指定はされていないようだ。その意味では、構わないのかも。)
[ 付記 ]
本項では、私独自の見解などはない。(見解はすべて著者自身の文章にある。)
というわけで、(私の見解はないので)コメントは受けつけません。
書きたければ、掲示板へ。
→ http://jbbs.shitaraba.net/study/12348/
【 追記 】
香港の再現実験については、下記に和訳ふうの解説がある。
→ 香港のリー博士が「酸処理なし・機械刺激のみ」の条件でSTAP細胞作製再現に成功??【否定】
趣旨は次の通り。
「たしかに Oct4発現は確認したが、発現の程度は通常時の8倍程度に過ぎない。ES細胞ならば数百倍も発現するので、8倍程度では発現しているとは見なせない」
→ 片瀬久美子 @kumikokatas

出典:Wired ,ロケットニュース
