2014年04月03日

◆ STAP細胞の再現実験(香港)

 香港で STAP細胞の再現実験がなされた。世間では誤解が多いので、簡単に指摘しておく。
( ※ たいした話ではないので、読まなくてもいい。) ──

 香港で STAP細胞の再現実験がなされた。 
  → 【修正版】WIRED.jp

 これについて、世間では誤解が多いので、簡単に指摘しておく。

 (1) 酸は不要?
 
 「研和だけがあればよく、酸は不要だ」
 という見解が多いが、勘違いだ。よく読めばわかる。今回の手順は、バカンティ手順とは違う。
  ・ バカンティ手順 …… 研和は 20分 ( → 前出項目
  ・ 今回公表の手順 …… 研和は 30分 ( → WIRED.jp )

 研和の時間が異なる。前者は 20分なのに、後者は 30分。今回の方は、ストレスが多い。とすれば、死滅率も高い。あとで酸にひたせば、ほとんどが死滅してしまうのは、当然だろう。
 書いてある手順とは異なるやり方でやったなら、結果が異なるのは当然だ。(それは再現実験ではない。)


 (2) 独自の手順?
 
 酸にひたさず研和だけ、というのは、これまでにない新しい方法だ……と解釈する人もいるが、勘違いだ。
 酸にひたさず研和だけ、というのは、論文にもともと書いてある手法である。この件は、前にも述べた通り。
  → バカンティ手順の意味 の (1)


 (3) 肺繊維芽細胞

 今回の実験では、リンパ球ではなくて、肺繊維芽細胞を使っている。これもまた、小保方プロトコルとは異なる。
( ※ ただしバカンティ手順では、細胞の指定はされていないようだ。その意味では、構わないのかも。)



 [ 付記 ]
 本項では、私独自の見解などはない。(見解はすべて著者自身の文章にある。)

 というわけで、(私の見解はないので)コメントは受けつけません。
 書きたければ、掲示板へ。
  → http://jbbs.shitaraba.net/study/12348/
 



 【 追記 】
 香港の再現実験については、下記に和訳ふうの解説がある。
  → 香港のリー博士が「酸処理なし・機械刺激のみ」の条件でSTAP細胞作製再現に成功??【否定】

 趣旨は次の通り。
 「たしかに Oct4発現は確認したが、発現の程度は通常時の8倍程度に過ぎない。ES細胞ならば数百倍も発現するので、8倍程度では発現しているとは見なせない」
  → 片瀬久美子 @kumikokatas
 

oct4.png
出典:Wiredロケットニュース
posted by 管理人 at 22:11|  STAP細胞 | 更新情報をチェックする
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