2014年03月19日

◆ STAP細胞事件の解明3

 前項の続き。
 実行犯である本人のほかに、計画を立案した人物がいる。黒幕的な存在。 ──

 STAP細胞の論文を見たとき、誰もがこれを「真実だ」と思ったはずだ。なぜなら、そこにはとても高度な実験が書かれていたからだ。
 ひるがえって、これまでの捏造事件は、かなり単純だった。
 (1) iPS細胞の捏造では、資料はごく簡単なもので、およそ論文としての体をなしていなかった。
 (2) ES細胞の捏造も、かなり簡単な捏造だった。2枚の写真を 11枚に増やす、という雑な手口。
   → まとめたページ(目次ふう)
   → 2枚の写真を 11枚に増やす手口
 (3) 超伝導の捏造では、実験施設を見せようともしなかった。
   → Wikipedia

 これらの捏造事件では、比較的単純な捏造があっただけだった。
 一方、今回の STAP細胞の論文では、高度で複雑な実験がなされていた、と記述された。論文をいちいち見ればわかるが、実験機器も、方法も、すごく高度である。理研が「再実験をするのに3カ月かかる」(出典)というほどの実験だ。
( ※ STAP細胞の作成そのものは簡単だが、STAP細胞を検証するための実験はすごく高度な実験だ。)
 これらは、捏造にしては手が込みすぎている。「実験をするのが面倒だから捏造で済ませました」というようなものではない。計画を書くだけでも大変なほどの、高度な計画が示されている。これほど高度な計画を書ける人ならば、捏造なんかするはずがない、と思われて当然だろう。

 ──

 ところが、上記のことは、前項の話に矛盾する。前項を再掲しよう。
 「この容疑者は、馬鹿げた証拠を残した。犯行を隠すための証拠ではなくて、犯行を露見させる証拠を残した。それも、大量に。ということは、本人は自分が何をしているか理解していないのだ。自分では何をしているかわからないまま、捏造を実行した」

 これが捏造の実行犯の人物像である。いかにも愚劣な知性だとわかる。
 一方、上記では、「高度な計画を書ける」という優秀な知性があることにある。
 この二つは矛盾している。

 ──

 では、真実は? 次のことしか考えられない。
 「計画は優秀な知性の持主がやったが、捏造は愚劣な知性の持主がやった」


 こうして真相が見えてきた。こうだ。
 「 STAP細胞の捏造は、(実行した一人による)単独犯ではない。仮に単独犯だとすれば、さまざまな矛盾が出現して、崩壊する」
 「 STAP細胞の捏造は、複数の人物による共同作業だと考えれば、整合的に理解される。一人は計画を立てた優秀な知性。もう一人は捏造を実行した愚劣な知性。この二人の共同作業によってなされた」

 ──

 このことを裏付ける傍証がある。今週発売(発売中)の週刊文春と週刊新潮だ。
  → http://shukan.bunshun.jp/articles/-/3782
  → http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/

 ここでは、次のことが証言(?)されている。
  ・ 小保方さんは、笹井さんに取り入った。(色気で)
  ・ 笹井さんは、小保方さんの庇護者としてふるまった。
  ・ 笹井さんは、小保方さんを責任者(UL)に抜擢した。
  ・ 小保方さんは実績がなくて、抜擢される資格はなかった。
  ・ 実験中には、実験手順のノートもろくに取っていなかった。
  ・ 実験後の生データも、まともに記録していなかった。


 さらに、次のことはすでに報道されている。
 笹井芳樹・CDB副センター長は小保方さんとともにデータをまとめ、論文全体の構成を整えた。CDB広報担当は「ネイチャー側から求められた書き直しや追加実験に対応したのは、主に笹井さんだった」と話す。
 STAP細胞の論文では、筆頭は小保方さんで、最後はハーバード大のチャールズ・バカンティ教授になっている。バカンティ教授は、小保方さんが留学中に所属した研究室の主宰者で、小保方さん、笹井さんとともに、総合プロデューサー的な役割を果たしたという。
( → 朝日新聞
 論文の責任者は小保方氏とバカンティ氏で、執筆したのは、小保方氏と理研発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長。関係者によると、笹井氏は全体を統括し、中核的な役割を果たしていたという。
( → 共同通信

 ──

 まとめて言おう。
 世間は「彼女が捏造をした」と非難している。しかし、彼女が単独で捏造をできるはずがないのだ。それだけの知性がないからだ。さまざまな実験を計画する能力もなく、完遂する能力もなかった。あるのは、コピペする能力と、男に取り入る能力だけだった。
 こんな人物が単独で捏造をして論文を書けるはずがない。

 では、実験の全体像を練ったのは、誰だったか? もちろん、彼女の庇護者であろう。彼が実験の全体像を計画して、彼女に示した。彼女はそれを理解できないまま、いい加減に実験をして、わからない箇所はコピペした。そして、そこで得られたいい加減なデータを、ろくに検証もしないで、彼が論文にまとめた。通常ならば、生データを複数取って検証するはずなのに、それだけの手間もかけずに、いい加減な状態で論文を書いた。研究者としてはおよそ正常な状況ではなかった。

 よく考えてみよう。仮に普通の状況があったとして、そこで彼女が捏造をしたとしよう。その場合、普通ならば、上司である教授とか先輩とかが、チェックしたはずだ。
  ・ 複数回の生データを取って検証する
  ・ データの不自然な箇所はないか検証する
  ・ ノートの提出を求める

 このようなチェックがあったはずだ。ところが、今回、このようなチェックがあった形跡はまったくない。あまりにもずさんな状態のまま、「博士課程を出たあとでいきなり抜擢された」という半素人みたいな人に全権を委ねた。
 これを一言でいえば、「組織としてずさんすぎる」ということだ。

 なるほど、彼には「恋は盲目」みたいな問題点があったのかもしれない。しかし、その彼の暴走を許したという点では、理研(神戸)という組織そのものに問題点があったとしか思えない。
 このような問題点は、次の箇所にも窺える。
  → 理研が高級家具カッシーナを買っていた
 
 ──

 結論。

 STAP細胞事件について、これまでのさまざまな推測は、すべて間違っていたようだ。
 捏造については、「なかった」というのは誤り。
 その一方、「小保方さんが一人で捏造した」というのも誤り。
 正しくは、こうだ。「上司が全体計画を練って、その計画を本人がずさんに実行 or 捏造した。その上で、上司がチェックを入れなかった。かくて、ずさんな結果や捏造がそのまま論文になった」
 そして、このようなデタラメが放置されたのは、理研(神戸)という組織そのものに、根源的な問題点があるからだ。
 
 ──

 ここから、次の教訓を得る。
 今回の捏造事件を見て、「小保方さんを研究世界から追放せよ」というが多い。しかし、それは見当違いと言える。小保方さん一人の問題ではないからだ。彼女はむしろ被害者みたいな位置にある。色気で男に取り入ろうとした無能な女性が、その無能さゆえに、手痛いしっぺ返しを受けた。しかし、そのような結果を招いた根源的な理由は、彼女の無能さにあるのではなく、理研の組織的な欠陥にある。理研の組織的な欠陥が、一人の無能な女性の愚かさを増幅して、世界的な事件にまで拡大してしまった。
 ここで批判され是正されるべきは、理研(神戸)という組織なのである。…… 組織欠陥説



 [ 余談 ]
 では、STAP細胞そのものは真実ではなかったのか? 
 「もちろん捏造があったのだから真実ではなかった」
 と思う人が多いだろうが、実は、これはまったくの別件である。無能な人が捏造をしようがするまいが、真実は捏造とは関係なく存在しているからだ。真実というものは、無能な人の実験結果には左右されないのである。

 私個人の予想を言えば、こう思いたい。
 「乳酸菌による多能性細胞が真実であるらしいので、STAP細胞が真実である可能性は十分にある。また、Muse細胞に似た STAP幹細胞が真実である可能性も十分にある」

 ただし、それらが真実であるかどうかは、まったく不明である。話は振り出しに戻ってしまった状態だ。
 とはいえ、今後、理研の再現実験が続けば、「STAP細胞は真実であった」という結果が出る可能性は、かなりある。もし「真実であった」ということになれば、「ひょうたんから駒」というよりは、もうちょっとマシな結果になるだろう。「災い転じて福となす」というのとはちょっと違うな。「詐欺師の置き土産」みたいな感じとなるかな。

 ま、それはそれで、将来の話題としよう。当面、STAP細胞事件については、これで完結となるだろう。

  「謎はすべて解けた!





 【 関連書籍 】




Yの悲劇 (新潮文庫)



まさか! あまりにも意外な真相!
それは STAP細胞事件に似ている。






 《 お断り 》


 本項は科学的な話題ではありません。ただの推理小説ふうの推理です。
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posted by 管理人 at 22:00|  STAP細胞 | 更新情報をチェックする
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