2014年02月27日

◆ STAP細胞の正体は?

 STAP細胞の正体は何か? それを探る道のりを考えよう。 ──
 
 タイトルがまぎらわしくて恐縮だが、本項では、
 「STAP細胞の正体を明かす」
 ということはしない。……真相はまだ判明していないのだから、ここで真相を示すことはできない。タイトルを見て過剰な期待をした人には申し訳ないが。

 本項で示すのは、次のことだ。
 「STAP細胞の正体を明かそうとする道のり」

 この道のりがどういうものであるかを示す。(予想する。)
 STAP細胞が真実であるか否かは、いまだ判明していないので、
  ・ 真実である
  ・ 真実でない

 の二通りに分けて考えよう。

 真実である場合


 STAP細胞が真実である場合には、その再現性を確立してから、正体を突き止めることが必要となる。
 では、その正体とは? まだ判明していないが、前項では「 STAP細胞は Muse細胞だろう」と予想した。前項の最後の 【 追記 】 を再掲しよう。

 「Muse細胞」と述べたが、標準的な Muse細胞とはかなり性質が異なるようだ。小保方さんの論文でも Muse細胞との比較がなされており、いろいろと性質の違いが指摘されている。(コメント欄を参照。)
 とすれば、STAP細胞と見なされたものは、標準的な Muse細胞ではなくて、かなり毛色が異なったものであるようだ。
 とはいえ、まったく新規のものかというと、そうではないだろう。(それが本項の主張だ。)
 由来としては Muse細胞と同様のもの(もともと体内にある幹細胞)なのだろうが、刺激をかけたり薬品をかけたりすることで、かなり性質の異なる幹細胞になったものと思える。
 「原理は Muse細胞と同様だが、細胞の性質は Muse細胞とはかなり異なる」
 というのが、小保方さんの発見した細胞の本体だろう。今後はその再現性が焦点となる。
( → 前項

 こうして、まずは再現することが最重要の課題となる。真実ならば、再現できるはずだからだ。

 では、再現したら? そのあとの点については、先に述べたことが参考となる。
  → STAP細胞の今後の見通し
 これは、STAP細胞が真実であるという想定のもとで書いたことだ。だから、そのまま適用できる。特に、(1)(2) はそのまま適用できる。再掲しよう。

 (1) 実験プロトコル

 温度管理を含む実験プロトコルの詳細は、小保方さん自身も、まだ突き止めていないはずだ。なぜなら、その詳細は特許に記述されていないからだ。
 もちろん、成功したときの手順は、きちんと記録してあるのだろうが、そのうち、どれが有効でどれが無意味であるかは、まだ判明していないのだろう。
 今後は、それを突き止めるために、いくらかの時間がかかるはずだ。たぶん1カ月以上。

 (2) 特許申請

 実験プロトコルのうち、真に有効なものを突き止めたら、特許申請することが必要となる。これは、公開の前になされることになる。
 とすれば当然、公開は特許申請の後になる。だから、これから特許申請の書類作成のために、また時間がかかることになる。これも1カ月ぐらいはかかりそうだ。

 つまり、実験プロトコルと特許を確立することになる。(公表はそのあとだ。)
 ただし、注意。ここでは、実験プロトコルと特許は、前回の論文とは異なるはずだ。なぜなら、前項で述べたように、「ストレスを加えるだけで大量に容易に発生する」ということはないからだ。「ストレスを加えるだけで大量に容易に発生する」のは、死滅細胞(の自家蛍光)だけであって、STAP細胞ではない。
 STAP細胞(新)とは、Muse細胞の亜種のようなものであって、論文に書かれたものとはかなり違うのだ。「ストレスを加えるだけで大量に容易に発生する」ものではなく、何らかの特殊な手順を必要とするのだ。だから、その実験プロトコルと特許は、論文や公開特許情報にあるものとはまったく別のものとなる。

 結局、STAP細胞が真実であれば、実験プロトコルと特許を確立することが必要となるのだが、そのためには、かなりの時間がかかることになる。今すぐ結果が公開されるということはないだろう。
 おおむね、次の順序で進むと思える。
  ・ 小保方さんが再現のための実験プロトコルを確立する。
  ・ それを同僚ないし山中さんに確認してもらう。
  ・ 特許を申請する。
  ・ 実験プロトコルの意味を解釈する。
  ・ 情報を学会誌に投稿する。
  ・ 情報を公開する。


 以上が、私の予想だ。(真実であった場合。)
    ( ※ なお、特許の申請をするのは、理研でも京都大学でも、どっちでもいいだろう。どっちにしても特許権は国のものになる。出願者は小保方さんが筆頭となるだろう。……とはいえ、こういうことは、学術的にはどうでもいい。)

 【 注 】
 ※ 以下は取り消します。
     「真実であった場合」と述べたが、「全面的に真実である」ということはありえない。この件は先に示した通り。
      → STAP細胞は自家蛍光か?
     本項で「真実であった場合」というのは、「少なくとも多能性をもつ Muse細胞のようなものが真実であった場合」という意味だ。元の論文にたいして言えば、「半分だけの真実」というようなものである。「全面的な真実」ではない。


 ※ 前項末の加筆部で示したように、「STAP細胞は自家蛍光か?」の項目の内容は否定された。とすると、小保方さんの発見した STAP細胞がほぼ全面的に真実である可能性も十分にあるわけだ。

 真実でない場合


 STAP細胞が真実でない場合も考えられる。つまり、多能性細胞というものが、完全な虚偽であった場合だ。
 この場合、どうなるか? もちろん、再現性は得られない。すると、次の謎が残る。
  ・ 胎盤や胎仔の画像はどうしてできたか? 
  ・ 分化した細胞はどうやって確認したか? 
  ・ キメラマウスができたのはなぜか?


 これらについて謎が残る。その謎を解明する必要がある。
 理由としては、次の二通りが考えられる。
  ・ 間違いである
  ・ 捏造である

 順に述べよう。


 (1) 間違いである

 実験結果がただの間違い(エラー)であった、ということは考えられる。ならば、その間違い(エラー)がなんであったかを調査する必要がある。
 一案としては、「実験データの汚染」が考えられる。たとえば、GFP の多能性マーカーとして撮影した画像は、実は多能マーカー性を蛍光させたものではなく、別の何らかの蛍光体を混ぜてしまったので、標本が汚染されたのだ、……というふうな。
 これが故意ならば「捏造」だが、意図せぬエラーならば「凡ミス」で済むかもしれない。(何とも言えない。とはいえ、凡ミスがやたらと多い人だというのも事実だ。)

 (2) 捏造である

 世間では捏造説が有力だが、私としては、これは考えにくいと思う。次のことが必要だからだ。
  ・ 小保方さんはものすごく優秀な捏造の技術者だ
   (捏造の具体的な方法を指摘した人は今のところいない。)
   (画像を捏造した、というのは却下。理由は前々項[ 付記3 ])
  ・ 共同研究者のすべてが捏造に加担した。
  ・ 特に、最大の捏造首謀者は、若山さんだった。


 論文のデータを捏造するとしたら、小保方さんの数値操作ぐらいでは済まない。さまざまな実験細胞の捏造も必要だ。さらに、胎盤や胎仔について捏造が必要だ。ここでは最大の捏造首謀者は、若山さんだったことになる。……それゆえ、これはありえそうにない。

 ──

 結局、ありえそうなのは、「捏造」ではなくて「間違い(エラー)」である。それによって虚偽の実験データが出た、ということは考えられる。
 たとえば、例の動画もそうだ。これは自家蛍光の「誤認」であった可能性が高い。その意味でも、捏造ではなくて、間違いだ。他の実験結果も、すべて「間違い」で片付く可能性は十分にある。



 まとめ。
 結局、真偽に決着を付けるには、実験プロトコルを精査することが必要だ。
 うまく再現できれば、それでいい。
 うまく再現できなければ、どこかに間違いがあったことになる。その間違いを突き止めることが必要となる。

 ──

 なお、STAP細胞が真実であれ虚偽であれ、この事件の真相が何であるかを突き止めることは大切だ。どこかに問題があったことはたしかなのだから、真実であってもなくても、問題点を突き止めることが大切だ。
 特に、間違いがあったのならば、どういう間違いであったのかを突き止めることが大切だ。このことは、小保方さんが調べるだけでなく、まわりの専門家たちも、「こういう間違いがあったのでは?」という見解を示すことが大切だ。
( ※ たとえば私は上記で「標本の汚染があったのでは?」という指摘をした。こういう指摘をすることが大切だ。) 

 一方、「捏造だ」と騒ぐのは、馬鹿げている。捏造ならば捏造だと、具体的に明示するべきだ。たとえば、「緑色の胎盤などの画像は、画像を加工して作ったものだ」というふうな。
 ところが、「画像を加工して作った」という案は、あっさり却下される。なぜなら、小保方さんのこれまでの画像の加工は、あまりにも稚拙なものばかりだからだ。一つはコピペである。あとの二つは、画像の使い回しである。まるで小学生レベルだ。しかも、画像の使い回しに至っては、信頼性を増すどころか、かえって信頼性を損ねてしまった。「論文の信頼を下げるための捏造」なんて、ありえない。(ただの間違いならばありそうだが。)
 「真実が大切だ」と主張する科学者が、真実であるという根拠もなしに「捏造だ」と騒ぐのは、滑稽というしかない。証拠もなしに「捏造だ」と騒ぐのは、その騒ぎ自体が捏造であろう。(画像の取り違えをしたというのは、捏造の証拠にはならない。)
 というわけで。今の日本は、「小保方さんは捏造をした」という捏造が、大量にまかり通っているのである。こっちの捏造の方がひどいね。  (^^)v



 [ 付記 ]
 なお、残念なことがひとつある。再現性がうまく確認されないまま論文提出となってしまったことだ。
 理研の上司は、小保方さんを勇気づけるだけでなく、その疑わしい実験結果について十分に再現性の確認を取るべきだった。何の実績もない 30歳の若手を抜擢したのであれば、「任せきり」「信用のしっぱなし」でなく、きちんと再現性の確認を取っておくべきだった。……あまりにも委ねすぎであったことが、かえって彼女を傷つける結果になってしまった。
 「女に甘いせいで、女を傷つけた」
 という結果になったようなものだ。残念なことである。

( ※ もしかしたら、理研の上司には、女に対する免疫がなかったのかもしれない。免疫って、大切ですね。)
( ※ だけど、理研だけが悪いんじゃない。「若い女性」ということで大騒ぎしたマスコミも同罪だ。女性研究者ばっかりなんていう項目を書いた、女好きなブログ執筆者も同罪だ。免疫がないというより、免疫がありすぎたか。 (^^); )

 というわけで。
 今回の騒動は、小保方さん一人を詰れば済む問題ではない。この問題の発生を防げなかった体制も問題だし、いまだに「捏造だ」と騒ぐことしかできないような研究者も問題だ。
 今回の騒動は、あちこちにある問題を、いろいろとあぶり出している。どこかの女好きなブログ執筆者は「好色だ」と言われる始末だし。……ま、当たらずといえども遠からず、だが。  (^^);
posted by 管理人 at 19:47| Comment(19) |  STAP細胞 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これ以上、このサイトにコメントするのは時間と労力の無駄だからもう止めますけど。
最後に、よせばいいのにコメントしてしまった責任として管理人に言っておきたいのです。
山梨大学にいった若山教授は、再現するには理研時代に小保方さんからwell coachされた事項を思い出して行えばいいはずですよね。なのにwell coachのもとでこれまでうまくいっていたものが、そのcoach内容を山梨大学に行ったとたん、すっかり忘れてしまったために、再現不能になってしまったのですか? こんなこと、再現性を至上とするサイエンスの世界でありえるのですか?
それともう一つ
>残念なことがひとつある。再現性がうまく確認されないまま論文提出となってしまったことだ。

あのね、論文に実験の部を記載する際には、少なくとも記載事実に対する再現実験回数を示すことが不可欠なのですよ。(我々の分野では最低3回程かな?)
こんな常識的なことさえも確認されないままだったのでしょうか・・・・
Posted by とおりすがりのおっさん at 2014年02月27日 20:42
性急に結論づける必要はないでしょう。深遠なテーマなのだから。
管理人さんのように冴えた仮説を立て、想像をめぐらすのは有意義です。

 アインシュタインは、
○100%信じてはいけない。それより先へ進めなくなるから。
○100%疑ってはいけない。何も生み出せなくなるから。
○何事にも、基本的には寛大で、少し懐疑心をもっているくらいがいい。
 といった趣旨のことを言っています。

 多くのマスコミは前2者ですね。それもコロコロ変わる。なんだか…
Posted by 思いやり at 2014年02月27日 20:53
この研究のきっかけとなった硝子細管通過による幹細胞の出現も間違いなのでしょうか?
だとしたら悲しいですね。
もし始めから単純なミスを誤認していたのであれば、細管ストレス以後の様々なストレスで生じた幹細胞は全て死滅細胞であってその自家蛍光を誤認していたことになります。
そこまで勘違いし続ける事は難しいと思うのですが、どうでしょう。
あと、チャンピオンデータの出現理由を勘違いしても、チャンピオンデータそのものは存在し、再現性に困る事はよくあることです。仮説が間違えている可能性はあります。でもそれを糾弾するのではなく、新たな自説が世に出るチャンスとみなして挑んで欲しいですね。
Posted by 京都の人 at 2014年02月27日 21:14
>「とおりすがりのおっさん」さん

私も最初は同じ事を思いましたよ。
でも・・・


>そのcoach内容を山梨大学に行ったとたん、すっかり忘れてしまったために、再現不能になってしまったのですか?こんなこと、再現性を至上とするサイエンスの世界でありえるのですか?


あり得ますよ。
なぜなら、若山先生やバカンティ先生は、細胞作製の専門家ではないから。
海外の細胞作製専門の研究者達でさえ容易に再現出来ない物を他分野の研究者が教えて貰いながら一度作れたからと言って、自分の研究室で機材を完璧に揃えてプロトコル通りにやったとしても、まあ無理でしょうね。
一緒に居たら、彼女に指摘されて特に気にしてなかったタイミングだったり、変化だったりを気にせず再現したとしても、専門外のど素人が自身でやった時には完全に再現できなくても不思議ではない。それがノウハウってものだし。
もし、それが簡単にできていたなら、ここまで専門家が再現できないのは変だから、むしろ山梨大で再現できなかったと言う方が自然なくらいかも。



>あのね、論文に実験の部を記載する際には、少なくとも記載事実に対する再現実験回数を示すことが不可欠なのですよ。(我々の分野では最低3回程かな?)
こんな常識的なことさえも確認されないままだったのでしょうか・・・・


一般論はそうですね。でももう一般論が通じないほどの事柄が次々に明るみになっていますよね。
このテーマにある管理人さんが書いた全文(必要があれば過去のテーマの内容)をキチンと読まれれば解ると思いますが、小保方氏の研究者としてのレベルの低さは明らかでしょう。
「まとめ」の後半部分と「付記」の部分にも書いて有る通りで、ミスの仕方が尋常では無いこと、しかも研究代表者なのでミスを指摘されにくい事、まわりは部下だけ、一緒にやっている共同研究者は再生医療関連では世界レベルかもしれないが、細胞作製の研究者は一人も居ない分野外の人達。
この事実をふまえた上で、「彼女はNatureに出すほどの研究者なので、絶対に常識的であるはずだ」と考える事に意味があるでしょうか・・・

Webでちょこっと検索すれば、どの程度のおかしな事をしているか解ると思います。
例を挙げると、自身のNatureと国際特許には、引用文献の記載もなく、2005年のドイツ人の論文からの実験項の抜粋が99%程度丸々そのままで記載されています。
「自分の頭で考えて書かれたなら絶対にしない間違い、KCl(けーしーえる)をKC1(けーしーいち)と記載するなど。PDFからOCRで抜き取ったのでは?と言われてしまっているくらいです。」
どこまで真実かは解りませんが、有るサイトにはPDFの画像付きで二つを比べている物がありますので、そちらを見ると唖然としますよ。


私は彼女を常識的だと思う必要性を何処にも感じません。

ただ、これとSTAP細胞のデータが真実かどうかと言う所は別の話だと思います。
科学の世界でもビギナーズラックはありますから。
Posted by 通りすがりの科学者 at 2014年02月27日 22:12
理研ではすでに、理研内部の今回の件に関与していない専門の研究者数名でチーム編成した特別チームに小保方氏の立ち会いのもとで追試を行っている最中であるという話です。


再現が取れれば、すぐにでも報告されるんじゃないですかね。
上記で再現が取れないとなると、理研も報告に頭を悩ます事になりますね・・・
来月報告!としているみたいだけど。
Posted by 研究者 at 2014年02月27日 22:44
>>  なお、残念なことがひとつある。再現性がうまく確認されないまま論文提出となってしまったことだ。
> 少なくとも記載事実に対する再現実験回数を示すことが不可欠なのですよ。

 誤解されているようですが、「小保方さんが認識した再現回数」ではなくて、「理研が確認した再現回数」のことです。(共同研究者による確認でもいいが。)
 小保方さん自身は3回以上確認したつもりですよ。再現は簡単だと述べていたし。
 私が言っているのは、小保方さん(論文執筆者)による再現確認ではなくて、理研 or 上司による再現確認のこと。
 本文を読めばわかるでしょ。ちゃんと読んで。

 こういうふうにそそっかしい勘違いをする人もいるんだから、小保方さんがそそっかしい勘違いをするのも無理はない。
Posted by 管理人 at 2014年02月27日 23:02
>管理人さんへ
論文に記載された再現性実験回数(n)に関し、それが論文筆頭者のみの確認回数なのか、それとも共著者全員あるいはその機関が認めた確認回数なのか?を区別、あるいは明記した論文があればぜひ提示してもらいたいですね。
>小保方さん自身は3回以上確認したつもりですよ。
あなたが、そう思っているだけでしょ。つもりでは通りませんよ。
以後、管理人からどんな反論を受けようと、こんなサイトには、もう二度とコメントしません。
Posted by とおりすがりのおっさん at 2014年02月27日 23:29
> もう二度とコメントしません。

 賢明ですね。
Posted by 管理人 at 2014年02月27日 23:35
>管理人様
前記事にもコメント致しましたのでご一読いただければと思います。

再現性の問題が取り立たされていますが、今回のような細胞の初代培養の場合、プロトコールを読んだだけでは追試ができないことは非常に多くあります。
たとえば、神経細胞の初代培養などは専門の研究室では日常的に行っていますが、初めての研究者が経験者の助言なしに挑戦すれば数カ月は試行錯誤の連続であろうとおもいます。
細胞は生き物ですので、いかにデリケートに扱うかで結果は大きく変わります。このあたりはプロトコールには書かない非常に細かな注意点が鍵になるのです。
今回のプロトコールはFACSも行いますので、このあたりの細胞へのダメージが結果に大きく影響するのかもしれません。

いずれにしても、無事第三者により再現性が確認されることを望んでいます。
Posted by 研究者A at 2014年02月27日 23:46
私は懐疑派です。

>論文のデータを捏造するとしたら、小保方さんの数値操作ぐらいでは済まない。さまざまな実験細胞の捏造も必要だ。さらに、胎盤や胎仔について捏造が必要だ。一方、「捏造だ」と騒ぐのは、馬鹿げている。捏造ならば捏造だと、具体的に明示するべきだ。たとえば、「緑色の胎盤などの画像は、画像を加工して作ったものだ」というふうな。

ですから、私が前々から主張しているように、この分野の専門家に言わせれば細胞実験データも胎盤画像も簡単に捏造できるんです。トランスジェニックマウスを使った胎盤画像取得方法を以前コメントしたでしょ。

管理人さんがこの分野の知識をお持ちでない(もしくは付け焼き刃の知識で当該事件を分析している)ことは内容を読めば分かります。この分野の専門家でないなら、これ以上深入りしないでくれませんか。このサイトを読んだ人が混乱および誤認してしまいます。
Posted by るまんど at 2014年02月28日 00:21
> 簡単に捏造できるんです。

 例示の仕方がまずくてごめんなさい。胎盤や胎仔はよくなかったですね。
 では、静止画はともかく、動画は? 前項末で示した動画。どうやって捏造するか教えてください。

> このサイトを読んだ人が混乱および誤認してしまいます。

 読まなくたって、混乱して誤認していますよ。誰も真相を知らないんだから。
 他人に文句を言う暇があったら、あなたが「これぞ真相」というのを示せばいいんですよ。
 捏造説を唱えるなら、とりあえず、あなた自身の手で、動画を捏造してみてください。そうすれば、あなたの言葉を信じます。一方、できないのであれば、説得力ゼロです。

 ──

 静止画の方の問題は、捏造技術の問題じゃなくて、若山さんが捏造する必要がある、ということ。小保方さんでなく若山さんを捏造者と批判することになる。これは捏造技術の問題じゃない。あなたもわかっているはずですよ。この壁があるから、捏造説は疑わしいんです。
Posted by 管理人 at 2014年02月28日 01:00
仰せの懐疑理由または否定的見解は物事の理解、及び単眼思考を諌める手段として有意義です。
しかし専門家でなければ自説を開陳するなというご意見は言論の自由を封殺する危険な思想に繋がりますので取消されることを望みます。
Posted by 京都の人 at 2014年02月28日 06:01
この騒動に興味を持って、論文を眺めたり、いろんなサイトを眺めているうちにここに辿り着いた者です。
比較的冷静な議論がなされてそうでしたので、ちょっとコメントしてみます。

ざっとの印象ですが、なぜこの論文が「捏造だ」と騒がれているのかが分かりません。
確かにPCR画像に手が加えてあるのは事実のようですし、酷似した画像が使用されているのも確認しました。
このことは当然責められるべきですが、それはその分野の専門家(科学倫理やデータ管理)にお任せするとして、2つの論文そのものを概観すると、上記のPCRデータや胎盤画像がなくても、まったく論文に影響しないことが分かります。
PCRはSup dataにちゃんとしたものが掲載されていますし(また貼付けてあるのはポジコンデータ)、胎盤画像はそもそもここにあるのが意味不明なものです(本来は上の明視野/蛍光視野の重ね画像の、蛍光視野だけを掲載する場所でしょう。たぶん)。
なにより管理人さんが仰っているように、全てが捏造だと考えるには、かなり大掛かりな組織立った捏造事件になりますが、この研究のキーであるマウスのデータを取られているW先生が全面的にデータを捏造するとは考えにくいです。
こういう言い方をすると「科学は顔や名声でやるものではない」と批判されそうですが、それでもW先生が数十年のスパンで築き上げてきた信頼感というのはそう軽いものでもありませんし。

確かに、データの掲示仕方やマテメソの表記など、相当に杜撰なところがあるのは間違いありませんが、そもそも筆頭著者のOさんは、ちょっと前まで学生だった駆け出しの研究者なわけで、おそらくご自身で論文書くのも初めて、ってくらいの方だと思います。
「Natureに大発見論文を掲載するからには完全無欠な研究者に違いない」というのは、まぁある種の決め付けですしね。
まだ駆け出しの研究者が、必死で初めて書いた論文、という目でみれば、論文の杜撰さもある意味必然かな、と。
そういう目で見ると、論文としては杜撰ですが、研究内容としてはやはり目を見張るものがあると思います。
主張を支持するデータを、これでもか、これでもかととってありますし、抑えるべき最低限の肝は抑えてある気がします。
もちろん専門家からするとまだ足りないという点はあるのでしょうが、なんにせよこれが最初のレポートな訳で。

もう1つ、再現性が問題になっているようですが、これはまだ現在進行形なのでは?
「世界中の研究者が再現できない」みたいに書いてあるサイトがありましたが、表に出ているのはせいぜい数十例でしょう。
この研究のインパクトを考えれば、数百単位で再現にトライしているでしょうし、まだ論文が発表されてから1月しか立っていない状況では、何ともいえないでしょう。
そもそも、最先端の研究の再現がそう簡単にできるわけない。
「簡単にできるのがウリなはずじゃん」っていわれていますが、論文中にも理研のプレスリリースにもどこにも「簡単に」と書いていないのに、なぜそういうことになっているのかが分かりませんでした。
関係者が記者会見とかでそう強調してたのかな?新聞記者の拡大解釈?
少なくともNatureの記事(記者によるもの)では「簡単だ」とありますが、これも彼がそう解釈しただけでは?
手に入る情報だけではよくわかりませんね。

ま、そういうわけで、私見としましては「本物かどうかはこれから検証されていくもの」というみなさんの意見に賛成です。
全くの嘘、とは考えておりませんので、今後の進捗は楽しみにしています。
Posted by 無責任な野次馬 at 2014年02月28日 11:06
管理人は、時に?、他分野的(発生生物学、画像処理)な場面で、誤った問題提起(指摘)をされますが、どれも、もっともなことで、それはそれで、それぞれの初心者の教育資料にもなります。誤りをみとめて、新しい見地を示すところなど、さすがです。休みを入れながら長く続けてほしいものです。
さて、小保方博士、STAP細胞論文による問題提起は、多方面の分野にわたります。発生生物学はもとより、進化論、各種幹細胞の統一理論、腫瘍との関連、などなど、多岐にわたります。やがて、こちらの方にも誘導願います。
Posted by 素人の素人 at 2014年02月28日 12:22
あちこちで、Oさんが研究者としての質が低い、という指摘がありましたが、私自身も大筋同意です。
「研究者」の部分を「論文執筆者」に置き換えた方が、私の印象には近いですが。
だからこそ、この方は、非常に興味深い人物だと思っています。
「細胞痛めつけば初期化するんじゃない?」という斬新な発想、言い換えれば超乱暴な発想は、完成された研究者からは出てこないものではないのでしょうか。
研究者として未成熟だからこそでてきた乱暴なアイデア、この乱暴さと論文ライティングの杜撰さは通ずるものがあると思いました。

さてさて、どういうオチになりますかね(^_^)
Posted by 無責任な野次馬 at 2014年02月28日 21:34
>「細胞痛めつけば初期化するんじゃない?」という斬新な発想、言い換えれば超乱暴な発想は、完成された研究者からは出てこないものではないのでしょうか。

このアイデアは、ヴァカンティ教授が10年以上前から主張していたものです。
あまりに生物学の常識に反するので、詳細な実験で実証しようとする研究員がいなかったところに、都合よく現れたのが小保方さんだったというのが経緯です。
Posted by 通りすがり at 2014年03月01日 16:34
再現性のない研究成果は無いも同然です。
Posted by めっっし at 2014年03月02日 05:16
その通りですが、なぜ再現性が出ないのか推論するほうが前向きです。
もしかしたら再現性を出す為のヒントになる様なアイデアが出るかもしれません。
専門家に取っては一笑に付す様なアイデアはもしれません。さらにここでアイデアを出しても一銭にもなりません。でもその方が楽しいでしょう?。
Posted by 京都の人 at 2014年03月02日 10:45
必ずしも捏造説に組みする者では無いのですが、
過去の多くの捏造を調べて見ると、
一見、全てのデーターを捏造するのが困難であるという中でも、捏造の主犯一人に対して、周囲が捏造と気が付かないままに、他の実験結果に対して、冷静に考えれば強引な解釈で補強を行なってしまうという事例に気が付くと思います。
この問題の怖いところは、その好意的な補強に対して、捏造者がさらに都合の良い結果を捏造して、知らず知らずのうちに捏造のコミュニティーが拡大していってしまうという点です。
結果として「捏造するのが困難とも思える捏造」が成立つしてしまう事もあり得ます。

一見して「困難である」という理由で可能性を除外するのでは無く、新たに正当性を担保する者が出てこないのであれば、可能性を検討する必要があると思います。
Posted by ふ at 2014年03月10日 12:27
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