2014年02月25日

◆ STAP細胞は Muse細胞か?

 STAP細胞は、実は以前から知られていた Muse細胞であると思える。 ──

 本項については、いったん否定的に評価しましたが、あらためて肯定的に評価します。詳しくは、3月08日の項目をごらんください。


 その後、STAP細胞については新たな評価するようになりました。詳しくは本項末の 【 後日記 】 をご覧ください。



 
   ( 本項の内容はすでに古くなっています。読まなくても構いません。






 前項では、「 STAP細胞は自家蛍光を誤認したものだろう」と述べた。これは、全体の7〜9%というふうに、大量に存在するものの話だ。
 一方、ごく少数ながら、真に多能性をもつ細胞も含まれていた、と考えられる。それが Muse細胞だ。

 実は、前項で述べたように、「 STAP細胞は自家蛍光を誤認したものだろう」ということでは説明できないことがある。それは、次の二点だ。
  ・ 実際に胚や胎盤を形成した。
  ・ 実際にもキメラも形成した。

 これは捏造ではあるまい。そこまで馬鹿げたことをするはずがない。
 しかしながら、この二つは「 STAP細胞は自家蛍光を誤認したものだろう」ということからは説明しきれない。では、どういうことか? 

 ──

 ここで出るのが、「STAP細胞は Muse細胞である」という見解だ。これならば、すべてが説明できる。
  ・ 実際に、肺と胎盤が形成され、キメラも形成された。
  ・ それらの細胞は小保方さんの方法では形成できない。(追試不能)


 小保方さんの方法は、ストレスをかけて細胞を死滅させることで自家蛍光を発させる方法だった。この方法では、多能性細胞はできないのだが、蛍光を発するものを見つけることで、「大量の多能性細胞ができた」と誤認した。

 一方、小保方さんの方法とは少し違う方法で、Muse細胞ができる。これは、他の「乳酸菌による多能性細胞」(→ 前出 )でも現れたものだろう。
 つまり、STAP細胞も、乳酸菌による多能性細胞も、すべては Muse細胞 だったのである。……それが真相だろう。
      少し違う方法というのは、「小保方さんが公表したのとは少し違う方法」の意味。ただし小保方さんは自覚しないまま、その方法を取っていたことになる。それは、未公表の実験プロトコルには含まれていたが、公表された論文には記されていなかったものだ。……つまり、自分の方法を自分で理解していなかったことになる。/ なお、この方法は、結果的には「 Muse細胞の新しい作り方」を意味するのかもしれない。

 ──

 では、Muse細胞とは何か? これは、「細胞内の中にもともと少しだけある幹細胞(多能性をもつ細胞)」である。
 Muse細胞は、Multilineage-differentiating Stress Enduringという意味で命名されていますが、日本語にすれば「多種類の系列の細胞に分化する、ストレス耐性のある」細胞ということです。Muse細胞を見出した出澤真里先生(東北大学医学系研究科教授)は、前任地の京都大学において骨髄由来の間葉系細胞に「トリプシン」という消化酵素をかけたまま一晩放置するという「失敗」をきかっけとして、「ストレス」に強い細胞が多能性幹細胞ではないか、そのような細胞は骨髄や皮膚などの生体組織に存在するのではないか、という研究成果を発表されていました。
( → ブロゴス
 Muse細胞とは、2010年に東北大学の出澤真理教授によって発見され、藤吉好則教授が命名した細胞です。骨髄や皮膚にもともと存在するこの細胞は、「Multilineage-differentiating Stress Enduring Cell(多種系統に分化できる、ストレス耐性のある細胞)」という名前の通り、皮膚や筋肉、肝臓など多様な細胞に分化することができます。さらにiPS細胞ほどの分裂能力は持っていないため、がんになることもありません。
 出澤教授は、細胞培養操作を間違えたことで、この細胞を発見したそうです。シャーレで培養している細胞に対するタンパク質分解酵素による処理を、通常では数分しか行わないところ、数時間にわたって放置してしまったのです。ほとんどの細胞は死に絶えてしまったのですが、ごくわずかに生き残った細胞が、ストレス耐性のあるMuse細胞だったそうです(図1)。
 Muse細胞は、iPS細胞のように外部からの遺伝子導入が必要ないこと、そしてがん化しにくいことから、再生医療への応用が期待されています。
( → iPS細胞以外の新しいアプローチ

 こうして見ると、これを「 STAP細胞だ」と誤認したということは、十分に考えられる。
 Muse細胞については上記ページが詳しいが、次の PDF もある。
  → ヒト生体に内在する新たな多能性幹細胞 Muse細胞
 もっと詳しく知りたい人は、ググればいいだろう。

 なお、Muse細胞についても「再現性が問題だ」と文句を言う人もいそうだが、こちらは再現性の問題はないようだ。ついでだが、すでに特許が成立している。
  → Muse細胞及び分離方法に関する基本的な特許が成立 (2013年2月22日)

 なお、生後 10日間だけで成功した、という話も、「これは Muse細胞であった」と考えれば、納得できる。




 上記の話を、前項と一緒にして考えると、次のように結論できる。
 STAP細胞と見なされたものは、実は、単一の現象ではなかった。次の二つの現象を一体視したものだった。(
  ・ 7〜9%の自家蛍光
  ・ ごくわずかな Muse細胞


 この二つは、別個の現象であるが、単一の現象であると誤認した。そのせいで、次の現象があると考えた。
 「容易な方法で7〜9%も出現して、蛍光を発する。しかもそのすべては、強力な多能性をもつ」

 そして、その(仮想的な)現象を、「 STAP細胞」と呼んだのである。

 しかし実際は、そうではなかったのだ。実際は、()の二つの現象があったのだ。その二つは別個のものだったのだ。そのことに気づかないまま、「単一の現象」と見なして発表したために、多大な混乱が起こった。

 ──

 ここに起こったのは、大いなる混乱だった。その混乱は、次の二つからなった。
  ・ 「STAP細胞は真実である」という錯覚。
  ・ 「STAP細胞は捏造である」という錯覚。

 そのどちらも錯覚だった。では、真相は?
 「STAP細胞は、真実でもなく、捏造でもなく、ただの誤認だった」

 ということだ。これが真相だろう。
 そして、その真相に気づかないまま、大いなる錯覚が生じた理由は、「この現象が二つの現象から成り立っている」ということを理解できなかったことによるのである。
 そして、その責任は誰にあるかと言えば、世界中の全員にある。私もふくめて、今日まで、誰一人、そのこと*に気づかなかったからだ。
    * そのこととは別に、「 STAP細胞は Muse細胞かも」ということだけなら、気づいていた人もかなりいるようだ。

 STAP細胞は、バーチャルな存在である。それは現実には存在しない虚構の存在である。そして、それをもたらしたのは、捏造ではなくて、二つの真実だったのである。
 小保方さんが見出したものは、二つの別個の真実だった。そこには捏造はない。しかし、二つの別個の真実を見たあとで、脳内に「 STAP細胞」というバーチャルな存在を構築した。それを「実在するもの」と見なしたときに、錯覚が生じたのである。
 そしてまた、これを「捏造」と見なした人々もまた、錯覚していたことになる。たしかに虚偽はあったが、その虚偽は、現実レベルの虚偽ではなくて、思考レベルの虚偽だったのである。それは概念的な虚偽であり、目に見えない虚偽である。だから、「捏造だ」と信じて、いくら画像を検証しても、捏造の証拠などは見つからない。その虚偽は、あくまで抽象的な虚偽にすぎないからだ。……その虚偽が「錯覚」と呼ばれる。

 以上が私の判断だ。



 [ 付記 ]

 最後に、学術を離れて、世間的な騒動を評価しよう。

 結果的には、どうか? 
 「大山鳴動してネズミ一匹」
 というような、ただの大騒ぎにすぎなかったのか? 小保方さんは、悪人ではなくて、ただのピエロにすぎなかったのか?
 それでは後味が良くない。実は、最後は、ハッピーエンドになる。

 小保方さんの発見したつもりの「 STAP細胞」は、真実ではなくて、捏造でもなくて、虚構ないし錯覚だった。とはいえ、「肺と胎盤や、キメラを形成した」という実験結果は、間違っていなかったはずだ。(若山教授も確認している。)
 これは、Muse細胞 による成果であったはずだ。とすれば、小保方さんと若山さんは、次の成果を上げたことになる。
 「 Muse細胞は、とても万能性のある細胞である。部分的には iPS細胞や ES 細胞を越える。つまり、肺と胎盤を形成する。また、キメラ形成もできる」

   → 理研・プレスリリース(STAP細胞)

 これらは、今まで知られていなかった、重要な成果である。このことだけでも、非常に大きな成果だ、と言えるだろう。他の凡百の研究者にはできなかった成果を、若くしてなし遂げた、と言えるだろう。
 結局、小保方さんのなし遂げたことは、生物学の歴史を書き換えるようなことではないし、ノーベル賞クラスのことでもないのだが、世界でも超一流クラスの業績だった、と言えるだろう。
 たしかに、多大な混乱を引き起こしたことは残念だったが、それは、小保方さん一人による混乱ではなくて、他の研究者たちや、大騒ぎをした世間の人々による混乱であった。その責を小保方さん一人に負わせることはできない。

 結局、今回の出来事から感じられるのは、自然の不可思議さである。その複雑さの前に、人間は赤子の手をひねるように、もてあそばれる。だから今回の騒動を見て、私なりに一言でいえば、こうだ。
 「自然は人間を愚弄する」



 【 追記 】
 「Muse細胞」と述べたが、標準的な Muse細胞とはかなり性質が異なるようだ。小保方さんの論文でも Muse細胞との比較がなされており、いろいろと性質の違いが指摘されている。(コメント欄を参照。)
 とすれば、STAP細胞と見なされたものは、標準的な Muse細胞ではなくて、かなり毛色が異なったものであるようだ。
 とはいえ、まったく新規のものかというと、そうではないだろう。(それが本項の主張だ。)
 由来としては Muse細胞と同様のもの(もともと体内にある幹細胞)なのだろうが、刺激をかけたり薬品をかけたりすることで、かなり性質の異なる幹細胞になったものと思える。
 「原理は Muse細胞と同様だが、細胞の性質は Muse細胞とはかなり異なる」
 というのが、小保方さんの発見した細胞の本体だろう。今後はその再現性が焦点となる。



 [ オマケ ]

 (1)
 下記項目の話はどうか? 
  → STAP細胞と細胞分裂 (原理・再現性)

 これは興味深い仮説だから、捨てるのは惜しい。あまりにもよくできた話だからだ。
 よく考えてみると、「ストレスをかけてできたのが STAP細胞」というのを、「ストレスをかけて残ったのが Muse細胞」というふうに読み替えれば、上記項目の話はそのまま成立しそうだ。
 だから、上記項目については、そのまま残しておいていいだろう。
 換言すれば、小保方さんの騒動が起こったことで、多能性細胞の真実に人類は一歩近づいた、と言えるかもしれない。(上記項目の仮説が正しければ。)
 人類は、自然に愚弄されつつも、自然の真実を開きつつあるのかもしれない。

 (2)
 前項の「自家蛍光」についてだが、「Muse 細胞も自家蛍光する」との指摘があった。つまり、前項で述べた点は、「自家蛍光だけ」でなく、「一部に Muse細胞の蛍光も含まれていた」と理解するのが正しいことになる。

 (3)
 余談だが、小保方さんの認識ミスを咎めるのであれば、「ネアンデルタール人と現代人は混血した」と主張する進化論学者も咎められるべきだろう。この説は理論的に否定されるのだが、いまだに堂々と「混血があった」と主張している専門家が多いからだ。
 参考情報
  → ネアンデルタール人との混血はなかった
  → デニソワ人・ネアンデルタール人との混血 1
 


 【 追記2 】
 新たに反論を得た。コメント欄の下記の箇所。

   Posted by 研究者A at 2014年02月27日 23:33


 これを読むと、「 STAP細胞は自家蛍光を誤認したものだろう」という説は、成立しそうにない。つまり、「まさしく STAP細胞は存在して、マーカーの GFP 蛍光を発した」としか思えない。
 理由は nature の video だ。
  → nature の video

 またまた、わけがわからなくなってしまった。ここから言えることは、次のいずれかだ。
  ・ STAP細胞は真実である。
  ・ 小保方さんは高度なIT技術力で動画を捏造した。
  ・ まったく別の方法でトリック的に偽動画を作成した。

 このいずれであっても、高い知性を必要とする。順番で言えば、上の方ほど、知性を必要としない。
 となると、STAP細胞は真実であったことになりそうだ。だが、それも、釈然としない。
 やはり、この動画を作った環境を再現してもらうしかない。再現性が決め手となりそうだ。で、再現する可能性は、かなり低いとも思えたが、この動画を見たとでは、けっこう高そうな気もしてきた。
 
 謎は深まった。





 【 後日記 】
 本項は、古い記事であり、すでに内容が古くなっています。(参考のために残しているだけです。)


 STAP細胞の真実性については、下記項目でまとめられています。そちらをお読みください。
  → STAP細胞事件を評価する
  → STAP細胞事件の解明1 (3回シリーズ)


( ※ 簡単に言えば、STAP細胞とは、実験ミスによって混入されたES細胞を誤認したものです。すべては実験ミスによる妄想の産物です。ただし、意図的な捏造はありませんでした。)

 なお、「 STAP幹細胞は Muse細胞だ」という説は、明確に否定されます。なぜなら、STAP幹細胞は急速増殖するが、Muse細胞は急速増殖しないからです。STAP幹細胞と呼ばれるものが ES細胞のコンタミ の産物であることは、あらゆる点からして、ほぼ間違いがありません。
 一方、急速増殖する前の STAP細胞は、Oct4 発現の偽陽性を誤認したものです。この件は、下記で。
  → STAP細胞の真相は Oct4 発現の偽陽性
posted by 管理人 at 20:44| Comment(37) |  STAP細胞 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
管理人さんの洞察力には並々ならぬものを感じている者ですが
・ 7〜9%の自家蛍光
・ ごくわずかな Muse細胞
の二つの真実から
「容易な方法で7〜9%も出現して、蛍光を発する。しかもそのすべては、強力な多能性をもつ」
という解釈を引き出すのは無理があるのではないでしょうか?
つまり
ごくわずかな Muse細胞うんぬんとそのすべては、強力な多能性をもつとに整合性がないと思うのですが?
Posted by ムギ at 2014年02月25日 21:29
「真相は……だ」「……であるはずだ」これらの表現は単なる推測や仮説を超え、かなりの確信を込めた結論であるように見えますが、管理人様はどのような意図で用いているのでしょうか。
STAP関連でこのブログにたどり着き、最初の方からいくつか事実誤認を指摘してきましたが、全体を通して、「(時には誤った事実を元に)仮説を立てる」→「別エントリでその仮説を確かな事実のように書き、これを元に次の仮説を立てる」→「次の仮説を……」の繰り返しが多く見られます。仮説の建て方も、専門家の端くれから言わせていただきますと、怪しげなものが多いです。本エントリに関していえば、発見から数年経つにも関わらずMuse細胞が胎盤に分化したという報告はないのに(私が知らないだけならご指摘いただければ幸いです)、「STAPはMuseではない」ではなく「Museが胎盤を作った」というありえなさそうな結論の方を、特に根拠なく選ばれています。後者を否定するのではなく、わざわざ選ぶだけの論拠を示していないという意味です。また、その他のSTAPとMuseの性質の違いも無視されていますね。それは全くもって科学的な態度ではありません。
「一事が万事」を否定されていましたが、一つの誤りの上に積み重ねられた無数の仮説は論理的に全て誤りであり(偶然真実に戻る可能性を否定はしませんが)、まさに一事の間違いが万事を否定します。
管理人様の専門は存じませんが、文章は一見中々の説得力を持ち、専門外の方々からはさも正鵠を射抜いているかのように見えてしまいます。様々な指摘を真摯に受け止め、冷静に科学的な対応をなさることを願っています。
Posted by 生物学をかじってる人 at 2014年02月25日 21:40
> ごくわずかな Muse細胞うんぬんとそのすべては、強力な多能性をもつとに整合性がないと思うのですが?

 もちろんそうですよ。「それは錯覚だ」と書いてあるでしょ。ちゃんと読んで。

 ──

> かなりの確信を込めた結論である

 私の個人的見解としての確信の表明を意味します。別に百科事典や教科書を書いているわけではなくて、一つの仮説のような扱いです。冒頭に「思える」と書いてある通り。(事実描写とは違います。)
 ま、センテンスごとにいちいち「と私は思う」と書くべきだ、という人もいますけどね。そんなことを書いていたら、読みにくくて仕方ないし。

> 発見から数年経つにも関わらずMuse細胞が胎盤に分化したという報告はない

 だから業績になるんですよ。報告済みのこと(既知のこと)を書くのが論文だとでも? 

 小保方さんの場合は、若山さんの特殊技術を使って、特殊な方法で実現しました。若山さんの特殊技術の力が非常に大きいですね。他の誰もできない精密技術だし。

> 特に根拠なく選ばれています。

 本項は仮説の提出であり、その根拠を示すところまではやっていません。論文じゃないので。
 
> その他のSTAPとMuseの性質の違いも無視されていますね。それは全くもって科学的な態度ではありません。

 それは個別論議になりますね。いちいち指摘してくだされば、検討します。
 ただ、私としては、「それは小保方さんの誤解によって吸収された」と解釈しています。両者に違いがあるかどうかは関係ない。両者の違いを小保方さんが認識しなかっただろう、という点がキモです。
 本項で述べているのは、科学的な事実関係ではなくて、心理的な錯覚がどこから来たかという「錯覚の原理」です。
 本項が何か科学的な事実を解明したと思っているのなら、それは根本的な誤解です。本項が解明したのは、科学的事実ではありません。論文でもありません。当然ながら、どこかの学会誌に掲載されることもありません。
 あなたはたぶん、本項を学術論文だと誤解しているのでは? 仮に本項が学術論文になるとしたら、掲載されるのは、生物学ではなくて、心理学か社会学の学術誌です。タイトルは「社会的ヒステリーの一考察」かな。
Posted by 管理人 at 2014年02月25日 21:59
> その他のSTAPとMuseの性質の違いも無視されていますね。それは全くもって科学的な態度ではありません。

 比喩的に説明します。
 春子と夏子が同一人物だと勘違いして二人を好きになった男がいる。彼は勝手に勘違いしている。
 このとき、「春子と夏子の性質の違いを無視して論じるのは科学的でない」と語っても、てんで見当違いな話となる。
 ここでは「春子と夏子は同一人物だ」と主張しているのではない。「春子と夏子は同一人物だと誤認されている」と主張している。
 事実ではなく心理が話題となっている。勘違いしないでほしい。
Posted by 管理人 at 2014年02月25日 22:06
可能性はありますね。
ただ残念でもあります。


>なお、Muse細胞についても「再現性が問題だ」と文句を言う人もいそうだが、こちらは再現性の問題はないようだ。すでに特許が成立している。


特許の成立は再現性を担保しないので、この文面は修正された方が良いです。
特許はその内容が事実でなくても、先行する公知な事実がなく、理にかなっていればすべて成立します。
独占権の確保のために特許出願をするので、事実に基づかないと意味がないし、実施例が有効範囲と見なされる場合が多いため、研究者はほとんど意味なく特許出願は行いませんが、再現出来るかはまた別の話です。
企業では他社に独占されないように、事実がなくても特許出願は行われます。
Posted by 通りすがりの科学者 at 2014年02月25日 22:15
前記事へのコメント失礼しました。
管理人さん,まさに私の想像した線での推論をされてきて驚きました。
ただ,OさんがWさんに渡した「STAP」細胞塊がごく稀な多能性な細胞と,微小化した死滅した細胞の塊だったに過ぎず,その筋の専門家であるWさんにも見分けられなかった,ということが通常想定できるものなのかどうか,素人には判断できません。死滅した細胞が何か変化せずに微小な細胞と見える状態が続くのかどうかも分かりません。
そのあたり,ご専門方々から有益なご指摘が得られればと思います。
Posted by 単なる素人 at 2014年02月25日 22:16
>なお、Muse細胞についても「再現性が問題だ」と文句を言う人もいそうだが、こちらは再現性の問題はないようだ。すでに特許が成立している。

 ↓ 修正

>なお、Muse細胞についても「再現性が問題だ」と文句を言う人もいそうだが、こちらは再現性の問題はないようだ。ついでだが、すでに特許が成立している。
Posted by 管理人 at 2014年02月25日 22:22
このBLOGは親サイト「ニュースと感想」で述べられた理系分野に関する内容について、管理人が入手できた情報をもとに管理人が思った事、仮説を速報性を重視して断言口調で書いているだけです。科学論文ではなく「速報」なので、科学的ではない!と目くじらを立てる必要はありません。
速報なので後日に内容を検証すると間違っているかもしれませんが、その時は訂正すればよいのです。そういう風に眺めると楽しいですよ。
また、管理人が得られる情報量は有限(時間制限もある)なので、違う見解がある場合はそれを示唆すれば、管理人は情報を咀嚼して緩やかに方向修正しておられます。
そうでなく、考え方が間違っている!と一気に方向転換させようと試みると修羅場となってしまいます。
この辺は北風と太陽の寓話みたいなものですが(笑)。

Muse、IPS、ES、STAPを含めた幹細胞生成メカニズムの統一理論を出して、それをまとめあげた人がノーベル賞を受賞する(でしょうと普通は語尾をぼやかしますね(笑))。
Posted by 京都の人 at 2014年02月25日 22:43
細かい話ですがMuse細胞も多能性マーカーであるoct4を発現しているので、もしSTAP細胞がMuse細胞だったとしてもGFPが発現します(oct4が発現するとGFPが発現する実験系になっている)。ですのでMuse細胞だった場合は自家蛍光ではなく発現したGFPを見ている可能性があります。
緩やかに方向修正していただければ幸いです。
Posted by 夜更かしresearcher at 2014年02月25日 23:56
生物学をかじってる人さん

管理人さんは、あくまで「STAP細胞がMuse細胞か?」という題材について、これまでの事実を踏まえてフリートークをしましょうと言うだけの事です。

仮定が正しければ、Muse細胞が胎盤へと分化した事の初めての実証例と言う展開になるかもね?
仮定が正しくない場合は、じゃあ、なぜ?さて、どうなる?なら、捏造か?または真実なのか?でも、ここはそれを検証する場ではなく、「STAP細胞がMuse細胞か?」という題材について、議論をする場と言うだけ。

Muse細胞ではないと言うなら、あなたが科学的観点に基づいてその根拠を示せば良いだけ。
これまで例が無いと言うのは根拠にはならない。
しかも、STAP細胞の論文は、小保方氏の論文が初なので、それがMuse細胞ではないとする根拠も誰も持ち合わせて居ないはず。
他者が否定をしたとしてもそれは、推測の域を超えない。
なんらかのMuse様細胞である可能性を否定する物ではない。


また、捏造だよね?嘘だよね?
となっても、このテーマが発展しません。


Muse細胞をSTAP細胞の作成方法により捕まえた?つくり出した?結果、幾つかの認識不足により、Muse細胞が胎盤に分化すると言うのを初めて実証した事になっただけかもしれない。
(認識不足があった事が研究者失格というのは、ここでは、議論に含まれない。)

上記の事が正しければ、STAP細胞という新しい細胞であったと言う所は、おそらく撤回されるか、Muse細胞の類似細胞と訂正されるか、論文すら訂正論文を出す必要性が出てくるかもしれませんし、何処までが真実かの精査が行われるでしょう。
小保方氏の身分の剥奪もあるかもしれません。
このテーマではその論文の確からしさ、内容の確からしさ、小保方氏の研究者としての力量の議論は別の次元の話。
Posted by 通りすがりの科学者 at 2014年02月26日 00:05
> Muse細胞だった場合は自家蛍光ではなく発現したGFPを見ている可能性があります。

 それはあんまり影響しないと思います。Muse細胞はごく小量しかないので。
 大量の自家蛍光のなかに、ちょっとだけ Muse細胞があった、ということになるのでしょうが、前項の話にはほとんど影響しません。ま、脚注ぐらいにはなるかもしれないけど。本論で扱うような話じゃないな。
 上の引用文を使うなら、

> Muse細胞だった場合は自家蛍光ではなく発現したGFPを見ている可能性があります。

 でなくて、

> 自家蛍光のなかにほんの少しだけ、Muse細胞のGFPがまじっている可能性があります。

 となるでしょう。
 ま、どっちでもいい。このコメント欄で終了。
 もう眠いので。寝ます。
Posted by 管理人 at 2014年02月26日 00:07
http://www.kenkyuu2.net/cgi-biotech2012/biotechforum.cgi?mode=view;Code=2785
「STAP細胞ってMuse細胞と同じでは?」1月31日
「私もふくめて、今日まで、誰一人、そのことに気づかなかったからだ。」は取り消したほうがよいでしょう。明らかに事実ではないです。
Posted by とおりすがり at 2014年02月26日 00:11
>京都の人様
すみません、ブログの趣旨を誤解し、空気を読まないコメントをつけたようです。私も当初は事実誤認と思われる点を個々指摘していたのですが、読み進めるうちに仮説の羅列であるのだろうと思えてきました。なお論文だとは最初から思っておりません。
ただ自然科学の業界では(STAPの話をされているのだから自然科学の視点で見て構いませんよね?)、仮説だからこそ議論の対象としますし、断言口調のせいで間違った認識を持って帰る読者の方が多く出るのではないかと考え(これは自分の立場上迷惑なことなので)、指摘した次第です。なので日本語の表現にも言及しました。

比喩で説明された点に関しては、こちらも誤読があったようです。自家蛍光の可能性を残していたのですね。STAP細胞塊として光っていた細胞の大半が自家蛍光で、museはその中に隠れる程度に混ざっていたという仮説であれば、その細胞集団の性質(=ほとんどが自家蛍光細胞)と報告されているmuse細胞の性質が同じなわけがない、というのは納得です。
そこで改めて指摘しますが、Natureの論文では遺伝子発現量も調べています。単なる自家蛍光(つまりリプログラミングは起こっていない)細胞であれば、Oct4やNanogをはじめとする未分化関連遺伝子群のmRNA量がES細胞と同レベルまで上がることはありえません。また、免疫染色も行っており、ES細胞マーカーのOct4,Nanogは核で、E-cadherinとSSEA-1は細胞表面に明確な赤色蛍光が見られます。使った抗体の種類で自家蛍光のパターンが変わるということもありえません(考えられるのは抗体の非特異的結合ですが、それを見過ごしてしまっていたのなら、確かに理研とNatureの方々はそろって首を切られるべきですね)。

以上より、自家蛍光に立脚した全ての仮説は否定されると考えます。本文に反映していただければ光栄ですし、ご意見があれば伺います。それでも仮説だからいいだろうと仰るならもちろん構いません。ありえなさそうなことがありえたと主張されたのが、まさに小保方さんですからね。
ただ、本エントリで上げられた仮説について、ブログ読者の方々が、より深い知識を持って帰られればいいと思います。
Posted by 生物学をかじってる人 at 2014年02月26日 00:32
>通りがかりの科学者様
投稿の後でコメントを拝見しました。幸い、今度は「STAP細胞がMuse細胞か?」という題材のフリートークになったと思います。管理人様にも合わせて、荒らしのような真似をしてしまったことをお詫びいたします。

で、私の考えでは自家蛍光はあり得ないということになりました。では細胞塊の中に相当数のMuse細胞があったのでは、という可能性が生じますが、既知のMuseの性質として、

・museはSTAPに比べて未分化関連遺伝子の発現が1/100から1/1000しかない
・STAPのようにストレス環境下でリプログラムが進行するということもない
・STAPは誘導前は分化マーカーを発現しているがmuseは発現していない

などがあります。museの1つめの性質と、STAP?細胞塊の遺伝子発現解析および免疫染色の結果を考えると、これらがmuseであるとは考えにくいでしょう。ただこのmuseはヒト細胞の話であり、生後10日のマウスではどうか、ということはわかりません。
もう一つ、STAP vs museで大きく異なるのは、それぞれの定義です。museは最初から多能性を持つ細胞で、ストレス環境で選別はされますがリプログラムの進行はありません。一方STAPは(全ての報告が正しいならば)ストレスによって分化状態からリプログラムされて未分化状態となる、変化を経て生じる細胞です。
たとえSTAPの正体がマウスmuseだったとしても、この点は根本的な違いであり、E(enduring)を付けるのは不適かと思います。A(acquiring)やI(induced)が付けられ、新たな種類の細胞として歴史に刻まれるのではないでしょうか。
まあそれもこれも、Nature論文の正しさが証明されてからの話ですが。
Posted by 生物学をかじってる人 at 2014年02月26日 00:51
>生物学をかじってる人様
museではoct4の発現は低いのですね。
勉強になりました。

ここのブログについては、他の方もおっしゃっていますが、真正面から議論するには不向きな場所です。
居酒屋でオッチャンが阪神打線について論評しているのを拝聴するぐらいのスタンスが調度よいかと(あくまでも例えです)。酔っ払っているので結構な頻度で間違えたり、論理が錯綜しますが(あくまでも例えです)、気になるようなら、ごくやんわりと提示するぐらいが精神衛生上よろしいです。

いや慣れると面白くて癖になりますよ、このブログ。
Posted by 夜更かしresearcher at 2014年02月26日 03:52
大盛況ですね(笑)

管理人さんはそれなりに知識があって、披露するアイデアにも興味深いところがあるので、読者は自然と、この人は学術的な論述の素養があるんだろうなと思ってしまうんですが、実際は、残念ながら、単なる素人に過ぎないんですね。(管理人さん本人も時々そう述べてます。)

個人的に一番誤解を招いてると思うのは、もし何かが断定的に書いてあっても、文末が「〜であろう」とか「〜と思われる」とかになってれば、断定ではないってスタンスをとってること。
専門家だったら、これらの文末表現は単なる日本語特有のレトリックにすぎず、こういう文末表現であっても、それなりの根拠があることしか書かないだろうと思ってしまうんですが、それをこのブログで期待すると、肩透かしを食います。

もちろんこれは管理人さんが悪いんじゃなくて、勝手に期待する読者が悪いんです。
そのへんを理解しておくと、記事があがるたび、「ああここに突込みが入るだろうな」とか、突っ込みに対して「ああ管理人さんはこう返答するだろうな」とか予想するという楽しみかたができます。
Posted by nanashi at 2014年02月26日 05:53
> 以上より、自家蛍光に立脚した全ての仮説は否定されると考えます。

 その話は、自家蛍光じゃなくて、Muse細胞の方ですよ。自家蛍光に立脚した仮説が否定されるのは当然です。Muse細胞なんだから。

> museは最初から多能性を持つ細胞で、ストレス環境で選別はされますがリプログラムの進行はありません。

 Muse細胞(STAP細胞)は増殖能をもちませんが、特殊溶液につけると増殖能もつようになります。後者の方だと考えればいいのでは? Muse細胞にも2種類ある(二つの状態がある)と考えるといいでしょう。
Posted by 管理人 at 2014年02月26日 07:14
>たとえSTAPの正体がマウスmuseだったとしても、この点は根本的な違いであり、E(enduring)を付けるのは不適かと思います。A(acquiring)やI(induced)が付けられ、新たな種類の細胞として歴史に刻まれるのではないでしょうか。


だから小保方氏はSTAP細胞という新しい名前にしたのでしょうね。
Muse細胞の存在を知らなかったはずがないですし。
画像の加工はあったにせよ、新しい細胞である可能性を否定しないと言うことです。
STAP細胞はMuse細胞ではない!としたらやはりSTAP細胞?ってことでしょうから、小保方氏の主張は的外れではないって事になりますよね。

理研が「成果そのものは揺るがない」と言う確信を持っているとコメントしているのは上記の事が解っているからなのかもしれないなぁと思いました。

再現性の確認は必須ですし、画像の加工に関する制裁も必要ですけど・・・。

参考になりました。
Posted by 通りすがりの科学者 at 2014年02月26日 10:25
>Muse細胞の存在を知らなかったはずがないですし。
もちろん、小保方さんの論文ではMuse細胞の論文を引用した上で、まさに私が上記コメントで触れたデータを元に、STAPはMuseタイプの細胞ではないだろうと明記しています。

>その話は、自家蛍光じゃなくて、Muse細胞の方ですよ。
7〜9%出現した蛍光細胞の中に、自家蛍光で光っているものは、無視できる程度にしか存在していない、という意味です。なので7〜9%の細胞は全て、自家蛍光以外の理由で光っているということになります。

>Muse細胞(STAP細胞)は増殖能をもちませんが、特殊溶液につけると増殖能もつようになります。
STAPにおけるOct4などの高発現は、前者(通常培地、数日のうちに増殖が止まってしまう)と後者(ホルモン等添加した特殊培地、増殖能を獲得)に共通しています。どちらも出澤先生らが報告したmuseの性質とは大きく異なっています。
赤ちゃんマウスのmuse?がどうなっているかはわかりませんが、たとえ若齢においても、ES細胞なみにOct4を発現している細胞など(滅多に)いないのは過去の報告より明らかです。
Muse細胞がストレスによりES細胞様の性質を獲得したのなら、それは"stimulus-triggered acquisition of pluripotency"という現象の発見であり、変化前の細胞がmuseだった、Muse細胞がSTAPに変化した、ということになります。

素人の管理人様が自由な仮説を繰り広げているというのは理解しているのですが、このブログは場末というには無理のある位置("STAP細胞"でgoogle検索して上から5番目)にあり、コメント欄にもまともな情報を得ようとしてここに来たと思われる方々が見られましたので、無用な誤解が世間に広まらないよう、私の知っている情報を淡々と提供している次第です。空気が読めていないと思われましたら、たいへん申し訳ありません。
Posted by かじった人 at 2014年02月26日 11:20
>要約しますと、GFPの発光以外にも複数の証拠を積み上げており、単なる死滅しかかっている自家蛍光というのはありえない、ということです。   (前項のコメント欄)

> 7〜9%出現した蛍光細胞の中に、自家蛍光で光っているものは、無視できる程度にしか存在していない、という意味です。

 それは事実ではなくて、小保方さんの実験ミス(および誤認)かもしれない。結構ミスが多いし。強引な思い込みでデータを取り違えてしまう(それでいて気づかない)ということは、ありそうです。(意図しない捏造、と言えるかもしれない。)

> STAPはMuseタイプの細胞ではないだろうと明記しています。

> どちらも出澤先生らが報告したmuseの性質とは大きく異なっています。

 そこから言えることは、通りすがりの科学者 さんの言う通り。つまり、小保方さんの発見した細胞は、Muse細胞とはいくらか異なる、ということです。
 それを STAP2細胞と呼ぶことにすれば、こうなる。
  ・ 頻度は ごくわずか。(7〜9%出現したという方は実験ミス。)
  ・ 誕生の原理は、Muse細胞とほぼ同様。
  ・ 作成手順は、Muse細胞とはいくらか異なる。
  ・ 性質は、Muse細胞とはいくらか異なる。

> Muse細胞がストレスによりES細胞様の性質を獲得したのなら、それは"stimulus-triggered acquisition of pluripotency"という現象の発見であり、変化前の細胞がmuseだった、Muse細胞がSTAPに変化した、ということになります。

 そうですね。ただし、「ストレスにより……獲得」は、いくらか疑問ですね。この点は、私の話が有望。
 → http://openblog.meblog.biz/article/21158242.html

> 無用な誤解が世間に広まらないよう、私の知っている情報を淡々と提供

 それはありがとうございます。
 ただし、ググれば真実が見つかると思う人は、認識が甘すぎる。真相はまだ判明していない、というのが正しい。
 仮説を真実と取り違える人は、読解力がひどすぎるから、自分の知性を反省するべき。それほどそそっかしい人たちが多いのに、小保方さんのそそっかしさを咎めるなんて、目くそ鼻くそを笑うようなもの。

> google検索して上から5番目

 それは私のせいじゃありません。「これこそ真相だ」という説明があるのなら、それを公開すればいいんです。そうすれば、それが Google のトップに来るでしょう。私のサイトが上位に来るのは、私よりも有益な情報提供をしている人がいないからでしょう。他人が無能である(真相をつかめていない)ことは、私の責任ではありません。
Posted by 管理人 at 2014年02月26日 12:17
管理人さんの並外れた洞察力とかじった人の専門知識の対話により、「STAP細胞が存在する」という確信が私には沸いています。ご両人とも有意義なバトルをありがとうございます。管理人さんこれからも切れ味鋭く面白い記事をお願いします。とても楽しみです。
Posted by ムギ at 2014年02月26日 21:32
みなさんの議論は「小保方が常識のある人間である。生物学に精通している。」という誤った仮定の下でなされているので真実が見えてこないのではないでしょうか。彼女は(研究者としての)常識を持っておらず、また知識も乏しい方です。同じ分野の研究者があの論文を読めばそれがよく分かるでしょう。

発生生物学的手法を使えばあの論文に掲載されている全てのデータは偽造可能です。例えば、胎盤にまで分化したという問題の写真ですが、GFPを発現するトランスジェニックマウス(生殖細胞もGFPを発現します)を作っておいて、そのマウスが赤ちゃんを身籠った時点で解剖し写真をとれば胎盤も胎児も緑色に光った写真が簡単に得られます。他にも方法はたくさんあります。
ただ、これは共同研究者の若山教授の協力が必要になってきます。
若山教授のことは信用していたのですが、ここに来て話に一貫性がなくなってきて怪しくなってきました。
前は「小保方と一緒の時は一度だけ成功した。」と言っていたのに、先日「小保方と一緒の時は何度も成功した。」と、「一度だけ」を「何度も」と変えました。恐らく空想の話をしているから、うっかりしミスしてしまったんでしょう。

なんかこの管理人さんの断定口調と視野の狭い考察は小保方と同じ臭いを感じます。
Posted by るまんど at 2014年02月26日 22:45
> 生物学に精通している。」という誤った仮定

 そうです。前項の<STRONG>[ 付記3 ]</STRONG>でも述べたように、彼女の画像の取り違えはきわめて稚拙であり、あまりにも単純な「うっかりミス」です。作為というよりは無作為。

> ただ、これは共同研究者の若山教授の協力が必要になってきます。

 そうです。それゆえ、高度で組織的な捏造プロジェクトが必要となります。一人のうっかりミスで済むようなものではなくて、多数の人員とコストと綿密な計画を必要とする捏造プロジェクトが形成されていたことになります。

 ──

 以上の二つはまったく矛盾します。
 一方は幼稚園レベルの稚拙さ。
 もう一方は大学院レベルをはるかに超える高度な計画性。
 この両者が同一人物による捏造であるはずがありません。
 ゆえに、通常の捏造説は破綻します。

 ──

> この管理人さんの断定口調

 それは明晰にわかりやすい文章にするためです。
 「Aである」と書けば簡単なところを、いちいち「Aであると思えるが、別の可能性もあるので、断定はしないでおきます。ただし……」なんて注釈していたら、読みにくくて仕方ないでしょう。
 あと、「明晰」ではあるが,「断定」じゃないですよ。本項を読み直してごらん。どこも断定していないでしょ。すべて「思える」とか「私はそう判断する」とか書いてある。
 断定口調に見えるのは、あなたの錯覚です。強く書いてあるのを断定だと誤解するわけ。その点、錯覚というのは、小保方さんだけにあるわけじゃない。誰にも錯覚はある。
Posted by 管理人 at 2014年02月27日 06:59
>色々な議論があるみたいで、管理人さんや一部の方のあくまで「仮説」に対する「想像」を膨らませようというスタンスを鑑みて少し述べてみますと、

MUSEとおなじか?

MUSE細胞ではテラトーマを作らないことははじめの論文で否定されています。またFACSによるマーカを考えても同じものとは考えにくいです。
似たようなものでVSECと呼ばれるもののほうが色々な意味で似ていますが、同じものかどうか、そもそもVSELSの存在自体が本当かという点は怪しいというのが一般的な認識でした。ちなみに本家のMUSEは基本的にはヒト由来の細胞を用いていてマウスで証明しているデータはなかったかもしれません。

自家蛍光については、否定はできないが著者らを見る限りそれを見逃すレベルのミスは考えにくい+内在性のマーカでも見ている。マウスの写真使い回しに関してはあれ一匹というわけではなくて何匹もnを取って確かにできることを示しているわけで、胎盤の蛍光が若干弱いのが気になるが、わざとGFPマウス由来のES細胞とかにすり替えたりとかしない限り「ミス」のレベルで議論のつく話ではない。いずれにせよ、何度もやって成功するようになったということは本当だとしても何かしらコツがあるとか、イメージするほど単純なものではないのは間違いないような気がする。


ちなみに、造血幹細胞などにそういう多分化能(広い意味で万能性)をもつ細胞がいるとかいないとかいう話は昔からされていて、2002年にキメラができたという論文がNatureにでていますが、それもデータに一部別の論文のものがあったとかで2007年に書き換えられています。結局リトラクトはされていないのですが、再現したという「確かな」報告はないので、あまり信じられていないです。捏造云々いわれる前に山中先生もこの再現性の重要性についてはHP上で丁寧にコメントしています。

小保方さんがどうとかいうのは管理人さんの趣旨に合わないとおもうので割愛するが、一部専門の方が管理人さんの文章を読んで不快に思わなくもないのは少し理解できる。要するに、たとえばアメリカの2001年のテロがアメリカ自身の陰謀説だとかそいういうことをそれっぽく述べているような感がある、それを聞いてテロリズムが専門の方があまりいい気分にならないのと似ていると思う。

いずれにせよ、マウスまで作ってしかもトーティポテンシーとか新たな概念まで出して、それをかりに小保方さん一人で全て自作したとするのは少し考えにくいが、その気になれば不可能ではない。が、「できない」ことの証明ができないことってのは言うほど簡単ではない以上、過去にもそういう消えていった所謂「嘘論文」的なものはこの分野では五万とあるのでなんとも言い難い。

ある程度客観的に述べたつもりなので科学的な意味でコメントにおかしいというなら文句言ってくれて結構。
Posted by 通りすがり2 at 2014年02月27日 07:32
>るまんどさん
>みなさんの議論は「小保方が常識のある人間である。生物学に精通している。」という誤った仮定の下でなされているので真実が見えてこないのではないでしょうか。彼女は(研究者としての)常識を持っておらず、また知識も乏しい方です。同じ分野の研究者があの論文を読めばそれがよく分かるでしょう。


Natureの論文や自身の国際特許に10行ほどですか、2005年のドイツ人の文面を99%くらい同じでほぼ丸々と言って良いくらいの形で引用もせずに記載するんですから、小保方氏の研究者としての質は明白です。
でも、そんな事は我々が推測してどうなる?
あの論文に書かれている内容をもとに、知られている事実を踏まえて第三者が客観的にあの論文の内容について検証しているだけですよ。
その部分で、著者の力量はどうでも良い事。

焦点にしている議論の方向性がそもそも違うのですよ。

るまんどさんは、執筆者の質が研究内容の真偽にも重要だと言いたいのでしょう。
私もそう思ってます。
でも、それは時間が明らかにすることで、このテーマには全く関係が無いって事です。
一度、小保方さんの事を忘れて、あの論文の内容だけに焦点を当て、科学として何処までは明確で、何処までが怪しいのかだけを考えてみたら楽しいと思いますよ。

そもそも、あなたにもあの論文の真偽はまだ分からないはずです。
だって、当事者ではないのだから。
論文の出来を見る限り、博士課程の学生でもしないような単純なミスばかりなので、画像の加工やとりちがいをしていても何ら可笑しくないレベルですが、データは正しいかもしれませんよ?ね?
それは本人にしか解りません。
Posted by 通りすがりの科学者 at 2014年02月27日 10:21
表題とはあまり関係なく申し訳ないのですが・・・・
もう一度、原点に戻ってみたいと思います。
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センターのホームページ
Recent News:「細胞外からの強いストレスが多能性幹細胞を生み出す」
掲載文より
「STAP細胞はリンパ球だけでなく、マウス胎児由来の脳、皮膚、筋肉、脂肪など試みた全ての組織の細胞から誘導できた。また、誘導した直後のSTAP細胞は自己複製能が低く、そのままではあまり増殖できない。しかし、ES細胞樹立の際に用いる増殖因子(ACTH, LIF)を添加した培地で培養することで、ES細胞に匹敵する増殖力を持ったSTAP幹細胞株を樹立することにも成功している」

Natureからの問い合わせに、共同研究者である若山教授に関するコメント
He and a student in his laboratory did replicate the experiment independently before publication, after being well coached by Obokata. But since he moved to Yamanashi, he has had no luck. “It looks like an easy technique; just add acid; but it’s not that easy,” he says. 
この「after being well coached by Obokata.」の何をwell coachedしたのでしょうか?その内容が最も重要ですね。
さらに
Wakayama says that his independent success in reproducing Obokata’s results is enough to convince him that the technique works. He also notes that the cells produced by Obokata are the only ones known; aside from those in newly fertilized embryos; to be able to produce, for example, placentas, so could not have been substituted cells. “I did it and found it myself,” he says. “I know the results are absolutely true.”
により、理研は「研究成果に関してはゆるぎない」と公表したのでしょう。緑色に光る胎児はどうやったら再現できるのでしょうか?
最後になぜかObokata did not respond to enquiries from Nature's news team.
Posted by とおりすがりのおっさん at 2014年02月27日 17:33
> by とおりすがりのおっさん

 その話は次項で。
Posted by 管理人 at 2014年02月27日 19:48
STAP細胞に関する複数のトピックを興味深く拝見しました。
管理人さんの主張する”GFP+の細胞は死細胞の自家蛍光を見ているに過ぎず、少量混入しているMuse細胞に似た細胞のみが全能性に寄与している。”という考えには無理があるように思います。

1)まず、論文のsup video 1-2を見て下さい。Fig1dで示されているように培養後1−3日で約80%の細胞が死んで浮いてしまいます。しかし、この時自家蛍光を強く発している細胞はいません。
一方、2日目あたりから強くGFPを発現している細胞が現れます。この細胞は盛んに移動し増殖すらしています。明らかに生細胞です。この細胞少なくとも7日目までは死んで浮いてしまうことはありません。
すなわち、ほとんどの死細胞は自家蛍光を発せず、一方GFPを発現している細胞群は明らかに生きています。

2)他の方も指摘されていますが、Oct4の発現はGFPの蛍光でのみ確認されているのではありません。抗体を用いた免疫染色やRT-PCRでも確認されています。
もしGFPの蛍光が死細胞の自家蛍光を見誤ったものであれば、これらの方法でOct4の発現がES細胞と同等に確認されることはありえません。
またこれにより、少量のMuse様細胞の混入という可能性も否定されます。なぜなら、死細胞はOct4を発現していないので少量のMuse様細胞の混入だけではES細胞と同等のOct4遺伝子発現が検出されることは考えづらいからです。

3)この論文でわざわざCD45+の細胞を用いているのは、遺伝子の再編成を不可逆な分化マーカーとして用いるためです。
一度分化し遺伝子再編成を起こした細胞は二度と再編成前の状態には戻りません。GFP+のSTAP細胞で遺伝子再編成が確認されたということは一度T細胞に分化したものが脱分化して全能性を持つSTAP細胞へと変化したことを意味します。これは”ストレス耐性を持つ全能性幹細胞”というMuse細胞の概念とは相容れないものです。
ストレスにより先祖返りをしたSTAP細胞と、ストレス耐性により生き延びた元々存在するMuse細胞の違いです。

以上の点を踏まえて、もう一度論文を熟読されることをお勧めします。幸いにもopen accessになっているようですので。
Posted by 研究者A at 2014年02月27日 23:33
通りすがり科学者さん

>あの論文の内容だけに焦点を当て、科学として何処までは明確で、何処までが怪しいのかだけを考えてみたら楽しいと思いますよ。

一歩引いた冷静で面白い考え方ですね。

>Natureの論文や自身の国際特許に10行ほどですか、2005年のドイツ人の文面を99%くらい同じでほぼ丸々と言って良いくらいの形で引用もせずに記載するんですから、小保方氏の研究者としての質は明白です。

それ盗作じゃないですか。偽造といい盗作といいどこまで汚れてるんだか、、、怒りを通りこして呆れます。
しかし、よく見つけましたね。

管理人さん
>一方は幼稚園レベルの稚拙さ。もう一方は大学院レベルをはるかに超える高度な計画性。この両者が同一人物による捏造であるはずがありません。ゆえに、通常の捏造説は破綻します。

そうとは言えませんよ。
画像を偽造するのもトランスジェニックマウスを作製するのも同じレベルです。トランスジェニックマウスをはじめ発生生物学的実験手法は一度覚えれば中学生でも主婦でもできます。組織的で高度は計画性なんて大袈裟に言わなくても、たんなる口裏合わせ程度で済む話です。そういう意味での若山教授の協力と言いたかったのです。

管理人さんの表現を借りてい言うなら、私の分析はこうです。
一方は幼稚園レベルの画像偽造。
もう一方も中学生レベルの計画性。
プラス、幼稚園レベルの盗作(通りすがりの科学者さん指摘)。
この一貫性ゆえに、捏造の可能性は大きい。

※このサイトでの私のコメントはあくまで私個人の感想であり、事実とは異なります。
Posted by るまんど at 2014年02月28日 00:01
> 組織的で高度な計画性なんて大袈裟

 小保方さんのほかに、若山さんとバカンティさんの捏造参加が必要です。一人だけならまだしも、二人となるとね。
Posted by 管理人 at 2014年02月28日 00:24
> 研究者A

 見るのが遅れて、返信が遅れました。ごめんなさい。コメントが多すぎて、追い切れない。  (^^);

 いま読みましたが、感服しました。頭いいですね。この件で本サイトに来た人のなかで唯一、感服しました。(重箱の隅で揚げ足取りをする人とは正反対。)
 
 さて。おっしゃる通りだとすると、STAP細胞はまさしく存在したということになりそうです。頭が混乱しますね。 

1) については、よくわかりません。ただ、こんなに高度な動画を(小保方さんぐらいのIT技術力で)動画捏造できるはずがないので、実際にあったとしか思えません。また、この動画からすると、汚染ということもなさそうです。とすると、STAP細胞は本当にあったということになりそうですね。
 

2) と 3) については、すでに述べたように、「Muse細胞そのもの」ではなくて、「もともと体内にあった幹細胞が変化したもの」ぐらいの意味です。「Muse細胞とは性質がかなり違う」という旨、すでに明示しています。それでも、原理的には、Muse細胞の兄弟のようなもの、という扱いです。
 「ストレスを生き延びた」という発想は取っていません。すでに別項で述べた通り、私の考えた原理によって変化した、と考えています。
 ストレス耐性により生き延びた、という Muse細胞の概念が間違っていて、本当はストレスで変化したというSTAP細胞の概念が正しかった、というふうにも見なせます。(私個人としてはそう考えています。)
 というわけで、Muse細胞との関連については、すでに述べたことでだいたい説明できると思います。

 一方、video の方は、初めて見ましたが、よくわかりません。どうなっているんでしょうね? 何とか再現してもらうしかなさそうです。
 仮に捏造やエラーだとしたら、どうやってこの動画を撮れるのか、さっぱりわからない。マーカーとして別のマーカーを使って捏造した、という線は考えられるのかな? 無理っぽいが。
Posted by 管理人 at 2014年02月28日 00:41
本文の最後に <FONT COLOR="#dd0000">【 後日記 】</FONT> を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2014年02月28日 00:51
1) によって video が捏造でないとしたら、大部分の細胞は STAP細胞であることになる。

 とすれば、「少数の Muse細胞が混じっていた」という仮説は、前提を失う。つまり、2)3) の私の見解は前提からして無意味になる。(大部分はSTAP細胞ではない、というのが前提だった。)

 となると、残るのは、STAP細胞は真実であったことになる。結局、次のいずれか。
  ・ 真実である。
  ・ ものすごく高度な捏造技術がある。

 どうも前者の方が妥当性がありそうだ。しかし再現性が認められないという難点がある。
 残るのは「再現性には独特のコツがあった」ということぐらいかな。もしそうだったら、再現性騒動は大山鳴動ネズミ一匹となるが。
Posted by 管理人 at 2014年02月28日 07:19
もしかしたら生物学と相容れにくい電磁気が影響しているのかもしれませんね。SFいやオカルトになりますが。
Posted by 京都の人 at 2014年02月28日 18:34
> 1)まず、論文のsup video 1-2

死細胞が食べられちゃっているのでは?
 http://blog.goo.ne.jp/fisdur/e/3acd0b8183c6bf5001286573994e92aa
Posted by H at 2014年02月28日 19:25
> 死細胞が食べられちゃっているのでは?

 そうかもしれませんが、少し前のコメント

   Posted by 研究者A at 2014年02月27日 23:33

 の箇所を読んでみてください。

 食べられてないように見えます。(ま、私はこの動画の判断ができるほどの知識はないが。)
Posted by 管理人 at 2014年02月28日 19:53
難しくてよくわからんが…
おもしろい
管理人の人柄が見てとれる良いblogだ
今後も楽しみ
Posted by とおりすがり at 2014年03月03日 15:03
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