2014年02月22日

◆ STAP細胞は捏造か? ノー。

 STAP細胞は捏造か? いや、捏造ではない。そう断言してもいいだろう。その理由を示す。

 ( ※ 本項の内容はやや古くなっています。本項を読む前に、
     2月28日の記事 をまずお読みください。 )
 ──

  《 本項は前項の続きです。あらかじめ前項をお読みください。》


 誤解されると困るのだが、私はここでは、次のことは言っていない
 「 STAP細胞の公開論文は、真実を示している。追試で再現ができないのは、再現できない方が下手なだけだ」

 私が言いたいのは、次のことだ。
 「 STAP細胞の公開論文は、部分的に真実を示しているが、未完成である。追試で再現ができないのは、情報不足であるからだ。その情報については、小保方さん自身もまだ突き止めていない」


 これが基本となる。どうしてこういう結論になるかは、前項を読めばわかるだろう。
( ※ つまり、「核心」の解明をすることが必要だ。その解明ができていないうちは、未完成である。)

 ──

 ここでは、私は「 STAP細胞は存在する」という立場を取っている。なぜそうかを、以下で説明しよう。

 (1) 他の多能性細胞

 STAP細胞以外に、他にも多能性細胞というものが、これまでに見つかっている。
  ・ 乳酸菌による多能性細胞 ( → 前出
  ・ MAPC細胞 ( → 前出
 
 このように、STAP細胞以外にも、同様の研究がすでに見つかっている。しかもそれらには、共通点がある。
 「ひんぱんに細胞分裂をする骨髄や皮膚の細胞を使う」
 「増殖能がない」
 「再現性が低い」
 「何らかのストレスを掛けた状態であるようだ」
 これほどにも一致の度合いが高い。とすれば、とうてい偶然ではありえない。偶然以上の何らかの真実がひそんでいるはずだ。
 これらのことから、「 STAP細胞は存在する」という推定は十分に成立する。
( ※ ただし推定であるにすぎない。これだけではとうてい断言はできない。)

 (2) 細胞分裂との関係

 STAP細胞と細胞分裂との関係については、先に述べた。
  → STAP細胞と細胞分裂 (原理・再現性)
 つまり、次のことだ。
 STAP細胞は、既存の古い細胞が変化したものではなくて、細胞分裂によってできた新しい細胞である。
 新しい細胞は、できる途中で、過程が不完全となった。そのせいで、機能の特定化を喪失した。つまり、未熟だった。その未熟さが、多能性と呼ばれるものだ。

 このことが決定的に重要である。なぜなら、このことによって、これまでのすべてが整合的に説明されるからだ。
  ・ 白血球や皮膚細胞など、代謝の多い細胞で成功すること。
  ・ 新生児マウスでは可能だが、成熟したマウスではできないこと。
  ・ 一般の細胞でも少しは STAP細胞ができること。
  ・ 多能性はあるが、増殖能はないこと。
  ・ DNA がほぐれることと関係していること。
  ・ 再現性が低いこと。

 これらのことがすべて整合的に説明される。それはいわば、「推理小説に現れたさまざまな謎に、名探偵が整合的な説明を与える」というのに近い。あらゆる謎を一挙に解決する説明があるとしたら、それは真実である蓋然性がとても高いのだ。

 だが、ここまでの説明では、断言まではできない。「真実である蓋然性がとても高い」とは言えても、「真実である」と断言するまでは行かない。「真実である」と断言するための理由は、別にある。

 (3) 多能性の説明

 多能性とは何か? それは STAP細胞において新たに獲得された機能か? もしそうだとすれば、なぜストレスを与えるという簡単な操作だけで新たな機能が獲得されるのか? ……これはあまりにも大きな謎だ。この謎に答えない限り、すべては瓦解する。
 しかるに、STAP細胞と細胞分裂との関係を示すことで、この謎には回答が与えられた。こうだ。(細胞分裂によってできた細胞ができたてであることについて。)
 「できたてであること自体は、多能性をもたない。ただし、できたての細胞になる途中(細胞の形成の途中)が問題だ。ここで、強いストレスを受けると、新しい細胞(細胞分裂でできる細胞)は、不完全となる。つまり、誕生後に特定の細胞になる過程が完遂されない」

 つまり、STAP細胞における多能性というのは、何らかの新しい機能を獲得したものではなくて、本来果たされるべき機能が果たされなかったがゆえの、未完成さのことなのだ。(その未完成さが、STAP細胞の多能性である。)

 この最後のことが大切だ。このことによって、多能性というものの本質が判明する。そして、このことは、真実だけがもつ特有の美しさをもつ。少なくとも、私にはそう感じられる。
 だからこそ、私としては、「 STAP細胞は存在する」と断言したい。
 ただし、断言というのは、私の個人的なものだ。社会的に断定されるのとは、また違うことだ。社会的に断定されるためには、追試による実証が必要だろう。
 とはいえ、それは、まだ先のことだ。そこで、未来になる前に、未来の事実を見通すために、ここに論理的な考察を記した。この考察によって、まだ現実には起こっていない未来を見通すことができる。
 人々は現在、「 STAP細胞は捏造か? 真実か?」と侃侃諤諤(かんかんがくがく)の議論をしている。しかし、いずれも根拠はない。そこで、私としては、科学的な根拠をもって、「 STAP細胞は真実だ」と断言しておくことにする。あくまで私個人による断言だが。
( ※ しかし、そこには一定の信頼性がある。)



 [ 付記1 ]
 ついでだが、「捏造だろう」と批判する見解について、コメントしておく。
 小保方さんの公開論文には、いくつかの難点がある。「画像の切り貼り」とか、「記述の不足」とか。
 とはいえ、これらは、論文を書き慣れていない初心者による初歩的な誤りだ、と見なすことができる。

 (1) 緑色の画像は、単に不要なものがまぎれこんだだけであり、論文の真実性には何ら影響しない。単に論文にゴミが入っただけのことだ。(あまり何度も書き直したせいで、不要なものがまぎれこんでしまったらしい。)

 (2) 画像の切り貼りは、捏造とは言えない。たぶん、同種の似た画像があって、きれいなものに差し替えよう、と思ったのだろう。「そういうことはしてはいけない」という思いが働かなかったようだ。これも初心者のミスだろう。「画像をきれいに整えるぐらい、やったっていいわ。どうせどっちも同じことをやった実験写真なんだし。悪いことは何もないわ」と思ったとしても、不思議ではない。(初心者にはありがちかも。)
 なお、仮に捏造するとしたら、画像の切り貼りなんかはしなかったはずだ。ゼロから嘘写真を作り上げただろう。
 現実にはそうではなくて、二枚の写真を切り貼りして合成したようだ。これは、その二枚の写真がいずれも真実であったからこそ、そういう操作をしてしまったのだろう。
 だから、画像の切り貼りがあったということは、「捏造があったこと」を示すというよりは、「捏造がなかったこと」を示す、と見た方がいい。
 ま、厳密な意味では、「画像の捏造があった」とは言えるが、「実験の捏造があった」とは言えない。その意味では、これまでの捏造事件とは、全くレベルが異なる。「きれいに見えるように画像をいじった」という程度のことにすぎない。
( ※ やっていいことではないのだが、初心者だとそれに気づかなかったのだろう。)

 [ 付記2 ]
 STAP細胞について、「真実だろう」「捏造だろう」などと、いろいろと予想を語る人が多いが、根拠もなしにあれこれ予想を語るべきではない。根拠もなしに憶測を語っても、「群盲象を撫でる」のに似て、見当違いの駄弁ばかりとなる。社会のノイズが増えるだけだ。
 よくわかっていないのであれば、人は口を閉じていた方がいい。「誰か説明してくれ」などと要求する人もいるが、実際には、まだよくわかっていないのである。
 今の時点では、「根拠のある推察」は別として、根拠もない憶測を書くよりは、黙って口を閉じたまま、結果が出るまで待っている方がいいだろう。
 私の予想では、そのうち、追試に成功して、「 STAP細胞は真実であった」と判明するはずだ。そのころ、「かつて大騒ぎしたのは馬鹿馬鹿しかったな。ただの無駄な騒ぎにすぎなかったな」と気づくはずだ。
 
 [ 余談 ]
 私の予想が当たるかどうかが問題だが、こと科学に関する限り、私の予想はだいたい当たってきた。(世間で大きく物議をかもした話題。)
 目立つ話題では、「光速よりも速い粒子」という話題がある。これについては、私は下記項目で結末を予想した。
  → 続・光速よりも速い粒子
 この予想は結果的に正しいと判明した。つまり、予想が当たった。

 医学関係では、次の例がある。
 「豚インフルエンザは、大騒ぎをする必要はない。春夏には罹患者がいくらかは出るが、冬には例年のインフルエンザ程度で収まるはずだ」
 この私の見解は、当初は少数派だった。しかしその後、私の見解が正しいと判明した。




 【 関連サイト 】

 本項では画像の詳細については分析しなかった。画像の疑惑について詳しい情報を知りたければ、下記を見るといい。
  → http://togetter.com/li/630995

 ※ ただ、見たとしても、「ただの初歩的ミスにすぎないので、見るだけ無駄だ」というのが、私の見解だ。

 


 【 後日記 】
 新しい記事。是非お読みください。
  → STAP細胞は真実らしい

posted by 管理人 at 21:36| Comment(29) |  STAP細胞 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Posted by Jan Hendrik Schon at 2014年02月23日 00:03
↑ のリンクは、上で示した
   http://togetter.com/li/630995
 とだいたい同じ。私の評価も同じ。
Posted by 管理人 at 2014年02月23日 00:04
管理人殿の「予想」がこれまで結構当たってきたのは
認めますが、今回は不利な状況証拠が多すぎですね。

捏造ではないにしても、所謂「病的科学」の匂いが漂います。
Posted by たろう at 2014年02月23日 00:41
追試がすぐには成功しないのは当たり前のことで、iPS や高温超伝導だって、安定した追試結果が出るには1〜3カ月ぐらいの時間がかかりました。1〜2カ月たつまでは何も言えない、というのが常識です。(今日で1カ月)
 あと、私の見解では再現性の低さがあって当然なので、もうちょっと時間がかかっても当然だと言える。

 病的科学というよりは、初心者の細かなミスが多すぎると言える。メンデルの実験に似ている。
Posted by 管理人 at 2014年02月23日 07:12
>真実だけがもつ特有の美しさ

それ、わかります。「意外と単純」感というかなんというか、占星術殺人事件とか「3階から卵を割らずに落とせ」のこんなのみたいな感じ。http://viharati.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-3e5d.html

しかし、いい表現ですね。メモっていいですか?(笑)
Posted by viharati at 2014年02月23日 18:15
説得力がありそうでない内容ですね。
「(3)多能性の説明」でSTAP細胞は存在すると断言するだけの確固たる証拠が示されると期待してたのですが、管理人の推測が書いてあるにすぎなかった、、
彼女は初心者のミスでは片付けられないほど常習的に画像を偽造しています。
本人だけしか見た事のない結果を証明するための画像が偽造されているのだから、なにをどうねじ曲げれば「断言」などと強く言えるのでしょうか?
年に一度はコンプライアンス講習の受講が義務づけられている昨今、画像の細工がコンプライアンス違反であるこは研究者なら知っているはずです。それを初心者のミスで逃れられるとでも思っているのでしょか?そんなことがまかり通るのならこれから同じことをして名声を得ようとする研究者がでてくるでしょう。「断言」します。
分裂した新しい細胞が未成熟であった場合STAP細胞になるという予測ですが、STAP細胞が出来る瞬間の動画を見る限り、STAP細胞になる予定の細胞は分裂などせず、そこにとどまったままSTAP細胞になっていますよ。どう説明しますか?もちろんあの動画が本当にSTAP細胞になる瞬間を捉えたものであるのならの話ですが、、
Posted by るまんど at 2014年02月24日 03:59
> なお、仮に捏造するとしたら、画像の切り貼りなんかはしなかったはずだ。ゼロから嘘写真を作り上げただろう。

普通ならそう思うでしょうが、おそらく彼女は「やったっていいわ。どうせバレるわけないし」という考えだったのでしょう。ほとんどの犯罪者が明白な証拠を残すのと同じです。ツイッターなどで犯罪自慢する人々に対して「なぜこんなことを?」と思ったことはありませんか? それと同じです。

ですので私の解釈からは、画像の切り貼りがあったということは、逆に「STAP細胞も捏造である」と見るべきだと考えます。画像の切り貼りでの捏造よりも、正しいデータを出すほうが、物理的にも精神的にもはるかに楽だから。

鋳型DNAが本当にあれば、PCRなんて半日でやりなおせますよ。それでも切り貼りしてしまったのは、鋳型DNAがないからでしょうね。
Posted by A549 at 2014年02月24日 05:52
> 彼女は初心者のミスでは片付けられないほど

 論文作成の初心者という意味です。論文が掲載されたことはほとんどないんだし。

> 偽造

 真性の画像を切り貼りすることは、強く「偽造」と言うほどのものではなくて「加工」という程度です。

> 分裂などせず、そこにとどまったまま

 誤読です。前々項を読み直してください。

 ──

> 画像の切り貼りがあったということは、逆に「STAP細胞も捏造である」と見るべき

 その論理的跳躍にはついて行けませんね。科学と言うよりは憶測や妄想に近い。ま、思うのは勝手ですけど。
 あなたの主張に従うと、メンデルの法則も虚構なんでしょうね。(メンデルもデータを操作していた。)
Posted by 管理人 at 2014年02月24日 07:09
東大の加藤先生は、その「切り貼り」が重なったあげくに責任をとって辞職しました。大きな実績があった肩です。
「結論があっていれば画像を操作しても許容される」「些細なミス」とは、研究職として非常に不適切な思考かと思います。

例にあげられているトギャッターのまとめは情報がかなり古く、現在は他に問題視される画像操作が話題となっております。
また免疫学の見地から大きな疑問が出されています。
小保方さんの論文の不信な点は、このブログにあげられていることがすべてではありません。
特許の記載の件、2011年論文の揃いすぎているデータなど、現在疑念がいくつも上がっている状態です。
たとえばカリフォルニア大学Knoepfler博士のサイトを、どうぞごらんください。
http://www.ipscell.com/

STAP細胞のようなものが実在するとしても、小保方さんには説明し、責任を負うことが必要かと感じています。研究ノートの公開や生データの第三者機関による調査などは必須ではないでしょうか。

メンデルのデータ修正は「現代の研究者の倫理観」で言えば当然アウトでしょう。
ただ、それでメンデルの理論が消えかというと、そうではなく、彼よりも実直な研究をする誰かがいずれ事実にたどり着いたと思います。

なおMAPC細胞はその再現性の低さから懐疑的な見方が主流ですので、ここでSTAP細胞実在の例に出すのは不適切だと感じます。
Posted by 通りすがりですが at 2014年02月24日 08:17
捏造ではないとする根拠があまりにも酷い。
今回の発見が正しいとすれば、従来の問題点がいくつも解決するから正しいのだろうというのは、科学者とは思えないおかしなスタンスですね。病的科学の典型例なのでは。
Posted by 通りすがりの研究者 at 2014年02月24日 10:18
> 今回の発見が正しいとすれば、従来の問題点がいくつも解決するから正しいのだろうというのは、

 誤読。仮に、そんなことを言っている人がいるとしたら、ただの阿呆でしょう。
Posted by 管理人 at 2014年02月24日 12:43
> 現実にはそうではなくて、二枚の写真を切り貼りして合成したようだ。これは、その二枚の写真がいずれも真実であったからこそ、そういう操作をしてしまったのだろう。

仮に二枚の写真がいずれも真実だったとしても、それを合成したものは捏造でしょう。Aという人の写真と、誰も移っていない犯行現場Bの写真を合成して、Aを犯人だというようなものです。論文作成の初心者というレベルの問題ではありません。それ以前に、ごく常識的に考えてアウトなのですよ。
Posted by コンドリア at 2014年02月24日 13:07
>「 STAP細胞の公開論文は、真実を示している。追試で再現ができないのは、再現できない方が下手なだけだ」
>・・・小保方さん自身もまだ突き止めていない。


一般的な意見であれば、あるでしょうね。
でも再現出来ない論文は他人に再現できるまで信用されない。
小保方さんに限らず、未だに再現できず各分野で嘘つき呼ばわりされている研究者は居ますから、他人が追試できる方法を示すまでそのレッテルは剥がされません。
ましてや違う方法で他人に理屈を解明され、実験項がまったくのでたらめだったとなってしまったら最後です。
その前に自身で何とかして貰いたいですね。


また、STAP細胞については、自分で記者会見の場で2日程度で誰でも簡単にできますって言っちゃいましたよね?
紅茶やオレンジジュースのすごく弱い酸で初期化できるみたいなぁ。
あれが良くない。
なので、他人が追試で再現が出来ないってのは今の所、極めて黒と言われても仕方ないですね。
言わなきゃ良いのに・・・。
そもそも、自分の共同研究者の所でも再現が出来ていないですしねぇ、それがまた拍車をかけてしまっている。

残念です。
Posted by 通りすがりの科学者 at 2014年02月24日 14:06
管理人さんはただのアホウではないと思いますが、基本的に
>これまでのすべてが整合的に説明されるからだ
とおっしゃってるのは、まさに従来の問題点がいくつも解決できるということと同じでしょう。よくよくお考え下さい。
いろいろ腑に落ちるからというのは、研究の動機づけとしては良いと思いますが、実験の正しさを担保することにはまったくなりませんよね。
Posted by 通りすがりの研究者 at 2014年02月24日 15:19
>画像の切り貼りがあったということは、「捏造があったこと」を示すというよりは、「捏造がなかったこと」を示す、と見た方がいい。

この点には無理があると思います。嘘をつかないことを前提にした結論でしょうが、人は嘘をつくことも多いのが事実です。これは科学者の意見ではない。どちらの可能性もあるというのが、合理的な推測だと思います。
Posted by 通りすがり at 2014年02月24日 17:31
>これらは、論文を書き慣れていない初心者による初歩的な誤りだ、と見なすことができる。

↑学術論文を愚弄している。
論文掲載に関する議論が以前行われていた様ですが、画像が不鮮明だとか、加工して見えるから取り直して掲載しろとか、その他もろもろの疑わしいと言うその程度の事だけでも、論文を掲載不可にする理由にできるんですよ(もちろんいきなり掲載不可にはなりませんが)。
何故か、理由は簡単。
キチンとした画像を送れば良いだけだから、キチンとした画像がなければ、それが正しいと説得するだけの議論をすればよいだけだから。

その観点からも、学術論文への投稿でデータの取り扱いに関してミスをするなんてのは、研究者としては下の下。
本当にミスであれば、成果自体を信用されなくても仕方の無い事だし、そんな事が事実ならそもそもその論文自体が信用されない。
そんなのは当たり前の事。

博士号を取った時点でこのような初歩的なミスをしてはダメ。
有名な教授でさえ、学生がミスしたデータを載せた事で論文の取り下げや極めて悪質なら学会からの退会などもある。

ましてや理研では、過去に雇っていた外人が画像に細工を施した論文を学術論文として投稿した事で、コレスポンディングであるリーダーの責任問題となり解雇された女性研究者が居ます。
他人がファーストの論文であっても責任者も糾弾される。
調査の結果、最終的に捏造と判定されました。

成果を発信したいのであれば、データの取り扱いでミスするなんてもってのほかなのですよ。
だから、皆、データの取り扱いには気をつけて論文を書いています。
ここまで大きな成果として、一度リジェクトされた論文を同じNatureへ投稿するのに、うっかりしたなんて到底信じられるわけがない。
だからこそNatureも画像に関して指摘があるまで疑わなかっただけ。

「こんなことで成果がそのものが疑われて・・・」と、ある教授に泣きついたそうですが、<こんなこと=単純なミス>と言うことで言ったのなら、研究者として失格です。

成果そのものが疑われてしまうからこそ、みんな慎重にデータを何度も見直して投稿するし、リバイス、校閲を何度も繰り返して、自身の論文内容に間違いが無いかキチンと何度も何ヶ月もかけて精査されて論文が掲載されるんです。
何度も見直す機会が与えられているにもかかわらず、ミスが修正できなかった時点で研究者としてはアウトなんですよ。

実データでのミスは直せば良いって世界ではないんです。
それだけ、学術論文に記載するデータってのは重いんです。
権威のある論文であればあるほど、そんな単純なミスは許されないでしょう。
Posted by 研究者 at 2014年02月24日 17:52
白黒つくまで待つしかない。
管理人は信じている。それだけでしょう。
皆さんが論文作成に真摯に取り組んでおられることはよくわかりました。
もしかしたら彼女の論文はアメリカナイズされた都合の良い所のツギハギかもしれません。
整合性のとれないデータを無かったことにする事は日常茶飯事とも聞きます。その方がわかりやすいし理論的に説明しやすいとかがあるのかもしれません。
そのうち決着がつくからほっとくのが最良思います。
Posted by 京都の人 at 2014年02月24日 18:24
> 今回の発見が正しいとすれば、従来の問題点がいくつも解決するから正しいのだろうというのは、

 誤読は、その後半ではなくて、前半です。私が述べたのは「実験 or 発見が正しければ」ではなくて、「仮説が正しければ」です。お間違えなく。
 整合性から言えることは、「仮説が正しい」であり、「実験が正しい」ではありません。

> by 研究者

 これも誤読。
 私が言っているのは、「切り貼りなどの操作が研究者として看過されるかどうか」ではありません。「捏造か否か」です。本項のテーマが何であるかもわからないで、見当違いのテーマで語るようでは、研究者と名乗るほどの資格もない。研究者一般を愚弄しているのは、あなた自身ですよ。研究者一般というのは、もっと紳士的であるべきです。

 ──

 本項のテーマを理解できない人のために解説しておく。Wikipedia から引用すると、捏造とは、こうだ。

> 実際になかったことを事実のように仕立て上げること。

 したがって、STAP細胞というものがまさしく存在するのであれば、「実際になかったこと」ではないから、上記の定義に当てはまらない。つまり、捏造ではない。

 捏造であるか否かを決定するのは、追試であって、画像の加工の有無ではない。
 たとえ画像の加工があっても、追試で STAP細胞の存在が証明されれば、もはや捏造ではないと言える。
 
 一方、画像の加工が論文として許されるかどうかは、本項とはまったく別のテーマです。ここにそんな話を書く人は、誤読がひどすぎるから、自分の読解力や知性を疑った方がいい。
 最低限、「人を攻撃する前に自分を反省する」という態度がないと、研究者には不向きですよ。出世できそうにない。

 ま、私も偉そうなことは言えないが、攻撃されたらイヤミの一つぐらいはいいたくなるしね。そのくらいはご容赦ください。 ぺこり。 m(__)m。
Posted by 管理人 at 2014年02月24日 19:05
STAP細胞が捏造である可能性が0であるという点には同意します。仮に内容が間違いだったとしても意図的であったということはまずあり得ないでしょう。
しかしながら、彼女の研究に対する姿勢が非常に杜撰であったことはおそらく事実であり、これに関してはしっかりとペナルティを与えるべきだと思いますね。
Posted by 大学院生 at 2014年02月24日 19:17
STAP細胞はもしかしたら、ひょっとしたら、このようなメカニズムなのかもって純粋に楽しませてもらいました。
画像とか捏造がどうたらとか論文の世界とかどうでもいいです、私は純粋に「生命」に興味がある。
Posted by 通りすがり at 2014年02月24日 19:41
うーん、しかしずさんなミスですね・・・学士ならわかりますけど。
指導教官とかいなかったのかしら?

今まで論文なんていくつも書いているでしょうに。

そういう、細かいところでケチをつけられるのが嫌だから論文て神経質になるんですがねぇ・・・
Posted by yoshi at 2014年02月24日 20:10
>本項のテーマが何であるかもわからないで、見当違いのテーマで語るようでは、研究者と名乗るほどの資格もない。研究者一般を愚弄しているのは、あなた自身ですよ。研究者一般というのは、もっと紳士的であるべきです。


なるほど、ここは、そう言うサイトですか。
管理人さんの理屈とサイトのあり方は解りました。
テーマ以外の事は決して語るな!と言うサイトな訳ですね。


>捏造であるか否かを決定するのは、追試であって、画像の加工の有無ではない。


追試が成功すれば捏造ではない。
そんな事は当然ですよね。

捏造という根拠も捏造ではないと言う根拠も追試が決める事になるので、追試が成功されない限りは永久に捏造では無いって事になるって事を言っていると思いました。


つまり、再現ができるまでは、STAP細胞は捏造だと呼ぶ事も否定するには至らないと言う事ですね。

でも科学って再現が取れてこそ、意味のある学問ですよね。
再現が取れない時点では、捏造でもしかたないでしょう。

なぜなら、「再現が取れない」=「事実になかった事を事実のように仕立て上げる」事を否定できていない。からです。
捏造の定義に当てはまりますよね。
今回の事に限らずです。
Posted by 研究者 at 2014年02月24日 21:16
管理人さんの意見は
極めて納得出来る内用。特に独立に同様の現象が観られるのは強力な証拠。

管理人さんに反対する意見は
具体的な検討をせずに状況証拠だけで、発言者が信用出来るかどうかでだけでざっくり判断。まあ具体的に考えるだけの思考能力が無いから仕方無い。

管理人へ
まあよく反論しますね。感心します。反対意見から得る物もあるけど、効率悪いし、殆どは反論する価値も無いスパム並。
Posted by しよう at 2014年02月24日 21:18
いつも楽しく拝見してます。内容もさることながら,管理人さんがすべてのコメントに真摯に対応する姿勢に感銘を受けます。

ワタクシの理解では,管理人さんははじめからやや分が悪いとわかっていて小保方さんを擁護しようとしているように思えます。学生でもない研究者をつかまえて,論文を書き慣れていない初心者だと擁護するのはさすがに苦しい。

しかし,これは本サイトのコンセプトが「一般に信じられていることが誤りであることを示したい」というアマノジャク的なものであることからくるものであり,世の中への発信のあり方としては決してマイナスではない。

だから自称科学者の方々におかれては,無邪気に襲いかかるのでなく,管理人さんのレトリックを鑑賞しつつコメントされることを期待します。
Posted by なんき at 2014年02月24日 22:46
管理人様、レスをどうもありがとうございます。

追試が成功すればOKと言われる方、ではその追試も捏造である可能性はないのでしょうか?初めて追試を成功させれば少なからず注目されるでしょうから。
何が本当か分からないし、そんな事はっきり言ってどうでもいいんです。
ただ、今確実に分かっていることは彼女はこれまで執筆した論文中で画像を偽造したという事。この一点に関しては揺るぎない真実。
今後どんな真実が明るみになろうと、「偽造」した真実により、小保方氏および共著者は研究者を名乗る資格はなく、追放されるべきです。
STAP細胞が本物なら別の研究者が引き継ぐべきです。

追伸
広島大学名誉教授 難波紘二 先生の見解が最も真実に近いと私は思います。
Posted by るまんど at 2014年02月25日 01:06
今思ったので、もう一度投稿します。

今回みなさまが管理人様に否定的になるのは、タイトルが「STAP細胞は捏造か?ノー。」となっているからではないでしょうか。
このタイトルだけをみると一般人は「あ、そうか、捏造じゃないんだ」と誤認して終わりです。研究者たちはそんな誤認はしませんが。
事実、私の周りの一般人は理研の「研究結果に揺るぎない」とか指導教官たちの「ささいなミス」などというコメントだけから判断し「なんだ、やっぱり本物か、よかった。」と信じているようです。国民の99%はそう信じてしまっているでしょう。
だから、研究者たちは怒っているのではないでしょうか?
「捏造ではない」というタイトルで一般人に誤解を与える管理人様のこのブログに。真実をねじ曲げるなと。
Posted by るまんど at 2014年02月25日 01:29
研究者ならすぐに間違いと分かりますが、一般のかたへ注意。
以下の管理人様の見解は、研究者のそれとまったく違います。真逆です。

> 捏造であるか否かを決定するのは、追試であって、画像の加工の有無ではない。
> たとえ画像の加工があっても、追試で STAP細胞の存在が証明されれば、もはや捏造ではないと言える。

捏造というのはデータの改竄・でっち上げであって、追試による検証ではありません。
例え再現性があっても、データが作り物なら、それは捏造です。
そう言う意味で「実際になかったことを事実のように仕立て上げること。」なのです。

追試・再現性というのは、データそのものには問題はない、
すなわち捏造がないときに、はじめて検証されることなのです。
紳士的だかなんだか知りませんが、再現すればデータの加工OKなどという、
そんなナメた姿勢の人間は研究者失格ですし、そんな風に考える研究者はいません。

管理人様の捏造の定義は理解しました。その意味では一貫してると思います。
ですが研究者にとっては、データの改竄こそが捏造なのです。
どちらのほうがより自分に厳しいかを、ご考慮いただければと存じます。
Posted by コンドリア at 2014年02月25日 08:52
>私が述べたのは「実験 or 発見が正しければ」ではなくて、
>「仮説が正しければ」です。お間違えなく。

ならばなおさらおかしいですね。
STAP細胞が存在するとすれば、これまでの知見と整合するからSTAP細胞は存在するのだというのでは、はなから実験など不要になってしまいます。
科学における実験の意義をまったく理解しておられないようですが、STAP細胞が存在するかどうかを決定づけるのは実験でしかありません。さらにその実験が正しいかどうかは、公開されたデータの整合性と、追試による再現性によってのみ保証されるのです。今回の件では、データの整合性に大きな疑いが投げかけられているわけです。再現性もいまのところ確認されていないわけで、現時点では、実験が正しかったとも、STAP細胞が実在するとも言える状況ではありません(実在しないという不存在の証明は原理的にできません)。
Posted by 通りすがりの研究者 at 2014年02月25日 09:59
るまんどさんへ

管理人さんの私に対するコメントを見られましたでしょうか?
画像の加工に関するくだりはテーマ違いだと管理人さんがはっきり仰っております。

ここでは、「STAP細胞は捏造か? ノー。」というテーマだけに焦点を当てて議論しなさいと管理人さんに怒られたのですけども・・・。


追試も捏造の可能性が出てくるみたいな事を書かれていますが、再現性を示せば捏造は回避できます。
追試と言う意味は、同じ方法で2度以上成功した事を意味します。
小保方さんの方法で再現が取れたと言う事です。
だれかが方法を変えて行い、1回だけ出来たと言うのでは今回と同じなのでダメです。
全く同じ方法で再実験をする事が追試になります。
方法が異なったら別の新たな実験なので、それは新たな成果です。
Posted by 研究者 at 2014年02月25日 10:34
  ※ コメントが掲載されるまで、時間がかかることがあります。

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