2014年02月20日

◆ 浅田真央が失敗した理由

 浅田真央がフィギュアスケートの SP で大失敗した。その理由は? 高梨沙羅が失敗した理由と同じようだが。…… ──

 浅田真央がフィギュアスケートの SP で大失敗した。
 浅田真央は、最初のトリプルアクセルは転倒。続く3回転フリップも回転数が足らず、後半のコンビネーションジャンプが2回転ループとなるミスも響き、得点が55.51点と伸び悩み、16位となった。
( → Huffingtonpost

 では、その理由は?
 ネットを漁ると、次の見解がある。
  → 真央16位は「長時間の練習」が原因と指摘 元コーチのタラソワさん
 つまり、練習のしすぎだ。このことは、高梨沙羅の場合と同様だと言える。
  → 高梨沙羅が失敗した理由
 つまり、練習ないし試合出場が多すぎたせいで、疲れが出てしまった、というわけだ。
 だが、本当にそうか? というか、それだけか? 

 ──

 実は、浅田真央は、単に失敗しただけでなく、ひどい大失敗をした。次のように。
3A→2A(UR・DG・転倒)
3F→2F(UR)
3Loー3Lo→2Lo(コンボ抜け)

つまり何一つまともに
ジャンプ跳んでない・・・
( → 2ちゃんねる・まとめ

 これはあまりにもひどい大失敗だ。ちょっとした疲れでは説明ができない。高梨沙羅の場合には、「疲れのせいで少し成績が落ちた」という程度のことにすぎなかった。一方、浅田真央の場合には、極端に成績が落ちている。
 これは、ただの疲れでは説明できない。では、何があったのか? 

 ──

 ネットを探してもあまり情報はないが、20日の朝のテレビ番組で、次のことが指摘されていた。
 「浅田真央は1カ月ぐらい前まで、腰のケガをしていて、まともにスケートができなかった。歩くだけでもまともに歩けないありさまだった。バスの乗り降りには(老人のように)ステッキを使って歩いていたほどだ。
 それでも最近はまともにスケートができるようになって、練習中にはまともにスケートができていた」

 それほどにもひどい健康状況だったのだ。
( ※ この件は、ネットでも少しは情報がある。→ サイト
 
 なお、練習については、次の参考動画がある。



 これを見ると、練習のときには、かなりきちんとジャンプを飛べていたとわかる。なのに、本番では大失敗した。ここまで見てようやく、真の理由がわかる。
 「練習のしすぎというのは、普通の意味での練習のしすぎではない。ケガをしているさなかでの練習のしすぎだ。ケガをしているのならば、無理をしてはいけないのに、無理をした。そのせいで、本番のときには、体がパンクしてしまった」


 これと似て非なるのは、スキーのジャンプ団体のメダリストの言葉だ。
 「着地した時から痛めていた左ひざがすごく痛くて、転倒ラインを越えれば転んでもいいかなと思ったので、なんとか耐えました。ちょっと痛くて金具も外せない状態でした。ただ、チームのトレーナーが素晴らしい治療をしてくれて、なんとかラージヒル個人から出場できるようになってよかったです」
( → ジャンプ団体コメント

 ケガをしていたが、体をだましだまし使って、何とか本番まで体をもたせた。かくて銅メダルを獲得した。
 こちらに似ているのは、キム・ヨナだ。
 新種目の団体をテレビで観戦した感想を聞かれ、「日本や米国の選手じゃなくて良かった。体力的に負担が大きいから、選手へのストレスが多い。やらないほうがいい」と本音も。
( → 2014年2月13日 読売新聞

 疲れの出る団体には出場しないで、体力を温存した。キム・ヨナはもともと、昨年8月に右足甲を故障して、今季のグランプリシリーズ(GS)を欠場していた。それほどの故障もちだったが、オリンピックの本番には間に合うように、健康を回復してきた。

 浅田真央は逆だった。もともと故障していたのだが、必死に練習を重ねて無理をした。さらに団体戦にまで無理をして出場した。あれやこれやと無理を重ねたあげく、ずっと張り詰めていた体がとうとう本番ではパンクしてしまった。
 
 ──

 実を言うと、浅田真央は全力を発揮する必要などはなかったのだ。
 今回のスケートを見ても、普通のスケーティングで、浅田真央はキム・ヨナや、ロシアの新人選手を、ずっと上回っている。さらに、トリプル・アクセルというのは、上記2選手をもしのぐ。つまり、ライバルは関脇クラスだ。それに対して、浅田真央は横綱クラスの圧倒的な力をもつ。下記のように。





 このような横綱クラスの圧倒的な力をもつ。その力を見せつけようとした。そのために自己の全力を尽くそうとした。そのあげく、悲鳴を上げていた体がとうとうパンクしてしまった。
 しかし本当は、相手は関脇クラスであるのだから、(手を抜いて)大関クラスの力で勝つことができたのだ。なのに、そうしなかった。

 実は、そのことは、本質的には高梨沙羅の場合と同様である。高梨沙羅と浅田真央は、「疲れによる失敗」という点で共通しているが、その背景は異なる、とすでに示した。
 しかしながら、疲れていても全力を尽くそうとする猛烈根性が災いしたという点では、本質的な理由は同じである。
 スポーツ選手には、ケガが多い。また、疲れによるコンディション悪化もある。……こういう問題について、日本人選手は、自覚が足りないようだ。ついつい「やる気を過剰に発揮する」という形で、無理をして、結果的には失敗に至る。

 このことは、別件でも論じたことがある。
 やる気と成果とは、次の曲線のような関係にある。


やる気曲線
( クリックして拡大 )


 このことは、下記項目で詳しく論じた。
  → やる気曲線

 この項目には、とても大切なことが書いてあるので、ぜひ読んでほしい。特に、スポーツ選手においては、ここに書いてあることは大切だ。

 とにかく、一言でいえば、「無理は禁物」である。無理をすれば、せっかく手に入るはずだったメダルが、はるか遠くへ逃げていく。特に、銀メダルが相当のときに金メダルを狙うと、無理がたたって、金も銀も銅も得られなくなる。



 【 関連サイト 】
 フィギュアスケートと腰痛とは、関係が深い。ジャンプして着氷するとき、背骨にガツンと衝撃がかかるからだ。毎日くりかえし練習していれば、骨がガタガタになって当然だ。
 
 フィギュアスケートと腰痛の関係について、いくつかのサイトを示す。
 (1) プルシェンコ
  → プルシェンコ選手が棄権した腰痛の悪化とこれまでの手術歴

 (2) 浅田真央
  → フィギュアスケートばかりやってると腰が痛くなりますか?
  → 浅田真央が示した逆境力 腰痛にもポジティブ思考
  → フィギュア:真央腰痛解消へ“秘密兵器”
 





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posted by 管理人 at 19:47| Comment(9) | 一般(雑学)2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
浅田選手とは逆に金メダルを意識せずリラックスしたら金を取ってしまったのが荒川静香ですね。
https://www.1101.com/kariya/2006-06-16.html
Posted by じん at 2014年02月20日 21:22
最後に <FONT COLOR="#000099"> 【 関連サイト 】</FONT> を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2014年02月20日 23:08
>浅田真央は横綱クラスの圧倒的な力をもつ

いとこがスケートをやっていた関係で私も結構詳しいですが、
管理人様がここをきちんとわかってくださっていて良かったです。

>相手は関脇クラスであるのだから、(手を抜いて)大関クラスの力で勝つことができたのだ

仰る通りですが、GOE加点てんこ盛りキムヨナと恐ロシアの2人が相手だとわかっていたので、手を抜けなかったのだと推察しています。
いとこと事前にヨナとロシアンティーンとのメダル争いになると予測していましたがその通りになっています(苦笑)
リプニツカヤの転倒は予想外でしたが、ソトニコワのGOE見ましたか?
素晴らしい演技である事は疑いないですけどね^^
日本代表の御三方にはフリーで思いっきり(浅田選手は控えめに)躍動して欲しいですね。
Posted by アレン at 2014年02月21日 00:16
アレンさんの指摘でフリースケーティングの「演技構成表」を見たのですが、オソロシイですね。

キム・ヨナ選手の「基礎点」が低すぎる(鈴木明子選手とほぼ同じ57点台な)のに、2位とか、ソトニコワ選手に「両足着氷」疑惑があるのに、最高の「出来栄え点(GOE)」14.11とか、ネタが多すぎます。

嫌韓・嫌ロではありませんが、疑惑を感じます。真央ちゃん、タイヘンだったんだ。
Posted by 王子のきつね at 2014年02月21日 11:29
キムヨナ選手のジャンプの飛び方で高得点が出るように
8年前から採点規則が変えられてきている
浅田選手は(蝶のように舞う)美しい飛び方にこだわったので
出来栄え点(GOE)で評価されない
Posted by なるべくしてなった at 2014年02月21日 13:37
フリー演技ではカムバックして、全国の感涙を呼んだ。よかったね。 (^^)

 ──

 次の情報もある。

> 2013年に浅田をCMに起用していた企業は7社。 米大リーグのイチロー(ヤンキース)と並ぶ数字だ。 浅田の年間CM契約料は1本7000万〜8000万円。
→ http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2014/feature/20140210-OYT8T00534.htm

 計算すると、広告収入は年間5億円以上。金メダルよりも、はるかに価値があるかもね。
Posted by 管理人 at 2014年02月21日 19:17
価値といわれてもなあ

そりゃ、金メダルでは飴玉も買えないだろ。
売ったら、売った方が逮捕かもしれんし。


ばかばかしいこと、言わないでくだせえやし。
Posted by 通りすがり at 2014年02月21日 20:56
> ばかばかしいこと、言わないでくだせえやし。

 もともと馬鹿馬鹿しいネタ(冗談半分)なんですから、ネタにマジレスしないでください。
Posted by 管理人 at 2014年02月21日 21:55
こんな恐ろしい情報を見つけました。
十分ありえるでしょう。
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2642.html
Posted by マロン at 2014年02月25日 09:59
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