人工知能学会の表紙の問題は、先に述べた。
→ 家事をする女性ロボット
このあと、人工知能学会がフェミニストに頭を下げる形で、謝罪を表明した。
女性が掃除をしているという印象(さらには女性が掃除をすべきだという解釈の余地)を与えたことについては、公共性の高い学術団体としての配慮が行き届かず、深く反省するところです。
( → 人工知能学会 編集委員会 の公式表明 )
ここでは、「解釈の余地」を与えたというだけのことで、「深く反省する」というふうになっている。
これが正しいのだとすれば、初音ミクにも同様のことが当てはまるだろう。下記の理屈で。
──
初音ミクは、女性キャラである。(≒ 女性ロボットである。)
初音ミクは、女性歌手という歓待サービス労働者である。(≒ 掃除をするメイドである。)
したがって、人工音声のモデルに女性キャラを用いることは、「歓待サービス労働という下級労働は、女性にやらせればいい」という女性蔑視を意味する。
こういう論理が成立する。ゆえに、初音ミクという女性キャラを用いてボーカロイドに仕立て上げた会社は、女性蔑視をしていることになる。こんな会社はけしからん! 大々的に糾弾するべきだ! この会社が深く反省するまで、吊し上げるべきだ!
──
とはいえ、このような理屈は、あっさりと破綻する。次の事実があるからだ。
「初音ミクはかわいい」
具体的には、下図を参照。
初音ミク V3 ガイドブック
仮に女性蔑視があったとしたなら、初音ミクであれ、人工知能学会の女性ロボットであれ、かわいい姿であるはずがない。むしろ、不細工で機械的な容姿をしていたはずだ。その方がこき使うのに適しているからだ。
しかるに実際には、初音ミクであれ、人工知能学会の女性ロボットであれ、かわいい姿をしている。こき使ってやりたいという姿ではなく、逆に、こちらが彼女たちにこき使われたくなるくらいの美貌である。
たとえば、こんな感じ。
私の言うことを聞きなさい!
足元に ひざまずきなさい。
床に頭を付けなさい!
そうしたら、ご褒美を上げる。
つまり、彼女たちが非常に美しい容姿をしているということは、女性蔑視をするどころか、女性崇拝をしていることになるのだ。
初音ミクであれ、人工知能学会の女性ロボットであれ、それが不細工な容姿をしているのであれば、「女性蔑視をしている」という解釈も成立したかもしれない。
しかし、男が へいつくばりたくなるほど魅力的な容姿をしているのだとしたなら、そこにあるのは、女性蔑視よりは、女性への憧れなのである。

出典
この萌えキャラを見たなら、女性への憧れ
なのに、これを見て、「女性蔑視を意味している!」なんていきり立つのは、一部のフェミニストによる誤解にすぎない。
その主張は、女性尊重を唱えているようでいて、実際には、男性蔑視をしているだけなのだ。「男なんて、女性蔑視をするだけの、下品な動物なのよ!」というふうに、男性蔑視をしているだけなのだ。
* * * *
上の表紙を見て、「女性って素敵だなあ」と思う人には「愛」がある。
逆に、上の表紙を見て、「男って女性蔑視をするクズなんだよ」と思う人には「愛」がない。
それだけの違いなのだ。
【 関連サイト 】
→ Sputniko! スプツニ子!氏、学会誌人工知能に不快感を表明

MITの助教の様ですが、最近のMITはartやソフトにも手を広げて、技術で何ができるのか、何が足りないのかを見つけようとしているのかもしれません。
彼女の回転寿司ロボの作品は難解でした。
そういう極端な、まるで青プリンのような、ツイートは変に広がるから困りますね。
→ http://anond.hatelabo.jp/20140116234801#
http://www.youtube.com/watch?v=u8NqkehUr44