学術専門誌が金まみれだ、という批判がある。
《 3科学誌は商業主義…ノーベル受賞者が「絶縁」 》
今年のノーベル生理学・医学賞を受賞した米カリフォルニア大バークレー校のランディ・シェックマン教授(64)が、世界的に有名な3大科学誌は商業主義的な体質で科学研究の現場をゆがめているとして、今後、3誌に論文を投稿しないとの考えを明らかにした。
教授は9日、英ガーディアン紙に寄稿し、英ネイチャー、米サイエンス、米セルの3誌を批判した。研究者の多くは、評価が高まるとして、3誌への掲載を競うが、教授は「3誌は科学研究を奨励するよりも、ブランド力を高めて販売部数を増やすことに必死だ」と指摘した。
その上で「人目を引いたり、物議を醸したりする論文を載せる傾向がある」との見方を示し、3誌が注目されやすい流行の研究分野を作り出すことで「その他の重要な分野がおろそかになる」と問題を提起した。
( → 2013年12月13日 読売新聞 )
では、どうすればいい?
まず、上記の人は eLife という対抗誌の編集長をしている、という情報もある。(だからこの雑誌を利用しろ、というのが、上記記事の教授の本音か。)
→ はてなブックマーク
一方、私としては、前に別案を述べた。
→ 学術専門誌の公開と審査
「論文の公開と審査を分離することが好ましい。それによって費用の低減を図れる」
という趣旨。
同時に、「政府が補助金を出す」という案も示しておいた。
──
ここで新たに、次の提案をしよう。
「新たな学術誌を創刊して、政府が補助金を投入するが、同時に、政府が賞金を出す」
たとえば、「JP Science」という学術誌を創刊して、そこに政府が出資する。同時に、「JP Science Award」という賞を創設して、年間1位となった論文に対して、多額の賞金を出す。(ノーベル賞並みは無理だとしても、1千万円×3分野なら、3000万円だ。)
この賞金をもらえる条件は、「JP Science」という学術誌に掲載された論文である、ということ。
このことによって、「JP Science」という学術誌には賞金目当ての論文がいっぱいやってくるから、水準が高まり、権威づけになる。
同時に、論文は無料で公開されるから、世界全体への学術的な貢献もなされる。
・ 賞金
・ 無償公開
この二点によって、世界トップレベルの格を得ることが可能になるだろう。
英ネイチャー、米サイエンス、米セルの3誌を追い落とすことも、十分に可能だ。

そうかも知れません。発刊を継続するためにはお金が必要で、そのための手段を弄することもあるかも。
ただ、100%悪の学術誌、100%善の学術誌はありえない気がします。簡単なテーマではないですね。
某国グローバル学術誌と交渉したことがあります。さまざまな思惑をもった構成員がいて、利益第一主義
の人もいて、そういう人は表層に陣取っているので印象づけられます。もし、利益第一主義だけなら、支持
されずつぶれるでしょう。コンタクトを続けているとコアの構成員に当たります。そういう人は科学の発展と
普及に貢献することを望んでいます。
経営陣は清濁の両面を知っていて、バランスをとっているように思えます。欧米の知恵でしょうか?
ある専門分野に世界で200人の専門家がいて、2年に1本論文を書くとします。毎年100本の新論文が
出てくる。過去のと合わせ千個の研究と重ならないニッチ研究を探す。雑用もある。査読も頼まれる。家庭
上の厄介な問題もある。研究も絶えず評価制度の俎上に乗せられる。
となると、研究は生活のための手段になり、楽しくないでしょう。
人まね嫌いな独創型研究者がいて、独創はできないが人の研究を理解することが得意な研究者がいます。
チームバランスがとれ、仕事を組み合わせる人を探して、管理者にすることでしょうか。