自転車の衝突で歩行者が死亡した、という事故があった。
《 工事で歩道走行の自転車衝突 男性死亡 》
栃木県茂木町の歩道で、13歳の男子中学生が乗った自転車が、前を歩いていた水戸市の警備員、大畠邦良さん(59)に衝突しました。この事故で、大畠さんは路上に転倒し、頭などを強く打って病院に運ばれましたが、7日午前、死亡しました。
現場は、幅2メートルほどの歩道で急な下り坂になっているということです。
警察によりますと、この歩道は、通常、自転車の走行が認められていませんが、事故当時、現場付近の車道で工事が行われていたため、自転車は歩道を通行できたということです。
警察は、男子生徒が前を歩いていた大畠さんを追い抜こうとした際に衝突したのではないかとみて詳しい原因を調べています。
( → NHKニュース 2013-12-07 )
痛ましい事故だ。これを防ぐにはどうすればいいか? 中学生を事後で処罰すればいいか? いや、そんなことをしても、死者は生き返らない。また、今後の予防にもならない。
そこでまずは、現場の写真を見る。(NHKの動画から)

見ればわかるように、アスファルト路面の一部に出っ張りを作って、車道と歩道を区別しているだけだ。これだと、車道が侵入することを阻止することはできるが、自転車の暴走を阻止することはできない。
では、自転車の暴走を阻止するには? ごく簡単な方法がある。こうだ。
「路面に石畳などで凸凹を作ること」
これによって、自転車は高速歩行ができなくなる。
私の自宅のそばにも、遊歩道があって、アスファルトと石畳が交互に並んでおり、微小な凸凹がある。そのパターンがちょうど自転車の車間距離(ホイールベース)に重なるするようになっているので、ここを自転車で走ると、ものすごく揺すぶられて、不快である。従って、自転車はどうしても速度を落とすしかない。あるいは、人は自転車を降りて、手押しするしかない。(実は、隣に狭い自転車道はあるので、そちらを通ることもできる。)
とにかく、このような凸凹した歩道を設置すればいい。そうすれば、歩行者は凸凹をまったく意識しないのに、自転車の方はやたらと凸凹を意識することになる。
( ※ 実際の段差は2ミリ程度。角はなくて、なめらかな曲面状だから、歩行者にはほぼ平坦に感じられる。)
結論。
自転車と歩行者の衝突事故を防ぐには、歩道を設置するだけでいい。ただしその歩道は、本当の歩道であることが必要だ。つまり、歩行者だけがまともに通れるような歩道だ。そこを自転車ではまともに通ることはできない。自転車は強制的に速度を落とされてしまう。これでOK。
【 注記 】
今回の事故の例は、歩道らしい歩道はなかった。あったのは、アスファルトの路面であって、そこは車道も同然だった。つまり、車道の一部が区切られて、歩道として利用されていただけだった。だから自転車が高速で走行したのだ。
今回の事故の例は、まともな歩道がなかったことが原因だ。その意味で、本当の責任者(原因者)は、事故を起こした中学生ではなく、事故を起こしやすい歩道を設置した( or まともな歩道を設置しなかった)、自治体の側にある。
仮に警察が逮捕するとしたら、逮捕すべき相手は、中学生ではなくて、自治体の道路管理者か、あるいは、道路について責任のある警察か、どちらかであろう。とりあえず、警察は警察を逮捕するといいだろう。
【 追記 】
「車椅子やベビーカーはどうするのですか?」
という疑問がコメント欄に寄せられた。
ごもっとも。そこで、新たに次の提案を出す。(二つある)
(1)
「歩道の部分は、内部に S 字状のうねる舗装路を作る。その両脇の部分は、石畳状」
すると、次のようになる。
・ 車椅子やベビーカーは、うねる舗装路を通る。
・ 自転車もそうだが、速度が落ちる。
・ 歩行者は、どこでも通れる。
これでOK、と思えるが、次の問題が残りそうだ。
「 S 字状のカーブの内側の箇所を短絡して、直線状に走る自転車が出てきそうだ」
これを避けるには、ある程度の道幅が必要だろう。今回の現場は、道幅が 1.2メートルぐらいに見えるので、ギリギリかも。できれば道幅は 1.5メートル以上ほしい。
(2)
代案として、次の案もある。
「歩道の内部に、進行方向向きの段差を付けて、浅い溝のようにする」
図示すると、次のような感じ。(道路の断面図。左側が車道側。右側が路側側。)
《 現状 》
└────────────────
《 新案 》
└────┐______┌────
※ 線がうまくつながっていないところがあるが、
そこは脳内補正してください。
現状では、歩道はただの舗装路だ。
新案では、歩道の中央に、浅い溝がある。深さは1センチで、幅は50センチぐらい。ここを自転車が通る。
自転車が高速だと、横の段差にぶつかるので、自転車は高速で走れない。ゆっくり走ることになる。
車椅子やベビーカーは、段差に収まればそれでいいが、段差に収まらなければ、片側車輪を段差の上側に乗せる。全体として、車体は少し斜めに傾く。ちょっと不安定だが、別に、通れないわけではない。このくらいの傾斜は、許容範囲だろう。(いくらか不安だが、そばを自転車が高速で通り抜ける方が、よほど不安であるし危険である。そういう危険性がなくなるだけ、マシである。自転車がぶつかれば死ぬ可能性があるが、車体が傾いたって死ぬことはない。)
( ※ それでも高速で走ろうとする無謀な人は出るだろうから、(1) と組み合わせて、この浅い溝を、左右に少しうねらせておくといいだろう。高速で走ったときだけにうねるように、長い周期のうねり。1周期 20メートルぐらいの波長。左右に 20センチぐらいの変動[振幅は 10メートルごとに 10センチ]。歩行者にとっては無視できるが、高速走行する自転車にとっては無視できない。)

ベビーカーは?
車輪つきのバッグは?
段差があって困るのは自転車だけじゃありませんよ?
たとえ2ミリでも、とくに重いわりに車輪が小さいキャリーバッグには大きな負担になりますよ?
ていうかバリアフリーに完全に逆行してますよ?
徐行すれば問題ない程度の段差にすればいいのでは?
自転車は車道を走るべき。今回は特例で歩道を走っても良かったらしいですが。
ただ、”のぐ一”さんが指摘してる問題がありますね。
高速で走られなければいいので凹凸の間隔は広くてもいいと思います。
歩く程度なら容易に凹を選択できるが、高速なら凸に当ってしまうような。
私は数年前、自転車は車道を走れば被害者、歩道を走れば加害者になると考え、
処分してしまいました。
タイムスタンプは 下記 ↓
小輪の引っかかりはそれで最小化できるでしょう。次は8km/h以上で不安定になる様なうねりを与えることがいいかもしれません。
バリアフリーと共存するための代案や改良案が重要と思います。
神戸でも同様の事故があり、ノーヘルチャリの小学生(確か)の保護者に指導不足で9000万円の支払命令が下されました。そこの歩車道は白線区分だけでした。
これを防ぐ為に車道を廃止して自転車道を拡張しても、より不便となります。歩道が自動車以外と共存するには、速度が出ないようにすること、歩車道完全分離など必要施策は多いのですが、意見「代案、改良案」を出すことが重要と思います。
遅れていたら、コメント欄の二番煎じになっていたところだった。ヒヤリ。 (^^);
そのうち、自転車と歩行者の接触事故は、2500件のみ 95年では500件ほど
つまり、残りの64万7500件は自動車、バイク絡みの事故
交通事故の年間死亡者数は約4000人なので、死亡率は0.006%ということになる
これを自転車対歩行者で計算すると年間で死亡者数は15人ということになる
実際には、自転車なのでもっと少ないだろう
以上のように全体で見るとものすごく少ないのだが、マスコミが煽っていることと比率で見る人がいるので多いと錯覚してしまう
95年から増加した原因はスピードの出しすぎではなく、携帯やスマホの使用による前方不注意が原因 これは歩行者、自転車双方とも
もともと、深刻な交通事故が最も多かった時期が
昭和45年頃、理由は自動車が爆発的に増えてきているのに自転車は歩道を走れなかったため
あまりに危険であったため、道交法を改正して標識があれば歩道を走行できるようにして、事故件数は減っていった
自転車が歩道を快適に走れないとなれば、自転車は車道を走り出すが、そうするとまた昔のように爆発的に事故が増える
今、できることは自転車、歩行者双方とも歩きスマホの禁止、スピードの出しすぎは罰金を取るくらい
あとは双方ともに注意喚起と譲り合いの精神を持てば、95年の水準に戻せる
そもそも、日本のように狭い地域に何でも揃い、公共交通機関が諸外国と比べ整備されている状況で、自転車使い過ぎ。そもそも歩道通行している国なんて、先進国では日本くらい。