2013年12月06日

◆ 人類が進化した理由(← 前項 )

 人類はなぜ進化できたのか? 昆虫やシーラカンスは、何億年も前からたいして進化していないのに、どうして人類はこれほどにも進化できたのか? ──

 人類はこれほどにも進化できたのか? 
 その理由は、前項に書いてある。
  → 異種間交雑が起こりにくい理由(ゲノム・インプリンティング)

 簡単に要旨を示そう。
 ゲノム・インプリンティングという機構がある。これは、
 「父母の双方の遺伝子がそろわないと、個体発生ができない」

 という機構だ。
 この機構は、哺乳類にだけ、備わっている。そして、この機構ゆえに、哺乳類では急激に進化が起こった。次の図のように。


animals.gif


 そして、哺乳類ではこのような急激な進化が起こったから、そのうちの一部で、人類が誕生したわけだ。
 人類もまた哺乳類として、ゲノム・インプリンティングという機構をもつ。それゆえ、人類もまた、他の哺乳類と同様に、急激な進化が起こった。

 ──

  「父母の双方の遺伝子がそろわないと、個体発生ができない」
 という機構がどうして大切か? それは、「異種間の交雑を防ぐ」という効果があるからだ。異なる種が交雑すると、どちらの種としても、(対立遺伝子のうちの)片方の遺伝子しかそろわない。そうなると、どちらの生物としても不完全となるから、ゲノム・インプリンティングという機構のせいで、個体発生が不完全となる。(流産する。)
 ゲノム・インプリンティングという機構は、異種間の交雑を防ぐのだ。

 なお、このことゆえに、「デニソワ人やネアンデルタール人と、ホモサピエンスとは、交雑しなかった」と結論できる。
 


 [ 付記 ]
 ゲノム・インプリンティングという機構があると、急激な進化が起こる。どうしてそうなのか……という話は、前項で説明されている。
  → 異種間交雑が起こりにくい理由(ゲノム・インプリンティング) (前項)
 


 【 関連書籍 】

         
人類の進化 大図鑑  Evolution: The Human Story


 この本については、別項で紹介した。
  → ネアンデルタール人の顔
posted by 管理人 at 23:48| Comment(0) | 生物・進化 | 更新情報をチェックする
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