2013年10月31日

◆ 新国立競技場の前例は3倍増

 新国立競技場のデザイン案をつくったザハ・ハディッドには、前例がある。そこでは費用が3倍増となった。 ──

 新国立競技場のデザイン案をつくったザハ・ハディッドには、前例がある。それはイギリス五輪の前年完成した ロンドン・アクアティクス・センター である。
  → 画像一覧

 これは、コストがかかりすぎるということで、規模が設計よりも大幅に縮小された。
 屋根の面積は当初設計されていた35,000平方フィート (3,300 m2から11,200平方フィート (1,040 m2)に縮小された。
( → Wikipedia

 それにもかかわらず、コストは3倍を超えてしまった。
 The London 2012 Olympics aquatics centre will cost more than three times as much as originally estimated, it has been confirmed.
 The east London centre will cost £242m, not the £75m quoted in London's winning bid, despite a reduction in its size.
( → BBC NEWS

 ──

 以上が前例となる。ここから、新国立競技場について試算すると、次のようになる。
  ・ 当初見積もり 1300億円
  ・ その3倍強  4000億円 (規模を大幅に縮小した場合)
  ・ その4倍強  5500億円 (規模を縮小しない場合)


 これが予想価格だ。
 つまり、報道されている「3000億円」という数字は、かなり甘い見積もりだと考えていいだろう。一般に、建設費というのは、実際に建設が始まると、どんどん高騰する。

 業者の言い分:
 「コストがかかると判明したんです。予定の5割アップを払ってください。それがイヤなら、工事を中止しますよ。その場合、これまでのコストはすべて無駄になりますが、それでも良いですか? 2000億円かけて、未完成品になっても、いいですか? それがイヤなら、総額 4000億円を払ってくださいね」
 
 こういうハメになるのは、目に見えている。しかも、大幅縮小しない場合には、5000億円突破も考えられる。
 一方、屋根なし球場の埼玉スタジアムは、たったの 356億円 で済んだ。( → 前項

 お馬鹿な日本は、どのくらいの金を払うつもりなんだろう? 文科省あたりは、3000億円から値切るつもりらしいが、1割値切ったあとで、倍額を請求されることになりそうだ。だが、それでもいいさ、と思っているのだろう。
 「どうせ国民の税金だから、構うことはない。おれたち官僚が身銭を切るわけじゃないし。大事なのは、おれたちの天下りにどれだけ有利になるか、ということだけさ。ゼネコンに 5000億円が回れば、おれたちの天下りもいっぱい増えるぞ。税金浪費で、天下り。うひひ」
 というようなことを考えているのだろう。



 【 関連サイト 】

 → 新国立競技場に異議あり! 東京の景観を変えるべきか、否か?
 → 「新国立競技場」めぐり縮小求める意見相次ぐ シンポ
 → 「新国立競技場」は規模縮小でもゼネコン資本主義は復活
 → 新国立競技場、計画の甘さを海外が批判
posted by 管理人 at 22:39| Comment(0) |  東京五輪・豊洲 | 更新情報をチェックする
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