魚類の進化は、「軟骨魚類 → 硬骨魚類」という順の進化だと思われていたのだが、そうではなかったようだ。 ──
軟骨魚類(サメなど)以前に、板皮類(ばんぴるい)と呼ばれる原始的な魚類がいた。これは、骨板に覆われた魚類で、骨らしい骨はなかったようだ、と思われていた。そして、
板皮類 → 軟骨魚類 → 硬骨魚類
いうふうに進化があった、と思われてきた。
ところが、このたび新たな発見があった。それによると、こうだ。
「板皮類の一部には、すでに複雑な骨格があった」
このことから、次のように推定される。
・ 硬骨魚類は、軟骨魚類を経由せず、板皮類から進化した。
・ 軟骨魚類は、硬い骨の骨格を捨てた。
つまり、生物の進化の主流は、
板皮類 → 硬骨魚類 → 陸生動物(両生類以降)
であり、それから分岐した側系として、
板皮類 → 軟骨魚類
というものがあったことになる。
──
以上は、記事の紹介だ。詳しくは、下記。
→ 定説覆す魚類化石、中国で発見 国際ニュース:AFPBB News
→ 最古の顔をもつ魚、現生と同じ顎骨 - ナショナルジオグラフィック
※ 画像もある。
2013年10月16日
この記事へのコメント
コメントを書く
過去ログ
