2013年09月22日

◆ 保育士不足の解決策

 保育士が大幅に不足しているので、それを解決する方法を示す。一瞬にして数十万人の保育士を増やすことのできる方法。 ──

 一瞬にして数十万人の保育士を増やすことができる……というと、魔法みたいだ。しかし、その方法はある。何か? 魔法か? いや、知恵だ。
 その知恵はどうやって得るか? それはいつもと同じで、こうだ。
 「物事の本質を考えよ」
 ここから魔法のような知恵を導き出すことができる。

 ──

 まずは、現状を見よう。

 (1) 保育所が不足している

 保育所が不足している。これはしばしば話題になる通り。具体的には、「保育所には入れない」という待機児童が多くなる。
  → <待機児童>1年前より2084人減…依然2万人超
 この数字は少ないように見える。だが、実は、数字にカウントされていない待機児童もたくさんいる。
  → 横浜市「ゼロ達成」の裏で激増する潜在的待機児童
 このように待機児童の問題がある。つまり、保育所はまだまだ不足している。

 (2) 認可外保育所

 では、保育所を増やすには、どうすればいいか? 公立の保育所をたくさんつくればいいか? これについては、「待機児童ゼロ」を(いちおう)達成した横浜市の方針を見るといい。
  ・ 公立の幼稚園は存在しない ( → 出典
  ・ 公立の保育園を民間に移管する ( → 出典

 要するに、公立では、一つ一つ作るので、量に限界がある。大量の公立保育所を自治体が作ることはできない。それなら民間に私立保育所作ってもらって、自治体は補助金を出すだけにすればいい。これなら量の問題は解決する……というわけだ。

 (3) 保育士の不足

 横浜市の方針を取ることで、器としての保育所は、量的には解決が付いた。しかしながら、器の中身である人間(保育士)の数は、全然足りていない。
 待機児童解消のために国や自治体は保育所の整備を進め、平成23年までの2年間に460か所の保育所が新設され、7万人以上の子どもが受け入れ可能になった。
 ところが、せっかくの受け皿を作っても保育士が不足し、各地で激しい保育士の引抜きなど争奪戦が起きている。東京・渋谷にある保育士を派遣している人材サービス会社には、保育士を派遣してほしいという依頼が殺到していて、多い月は200件以上にもなる。「保育園から悲鳴に近いような声があがっている」という。
 首都圏で9つの保育園を運営している社会福祉法人「あすみ福祉会」(横浜)は、来年さらに1か所オープンする予定で30人の保育士を探している。「ハコはできるけど、中身が整わない状況をひしひしと感じる」と話す迫田健太郎理事長の一番の悩みは、保育士をどう集めるか。
 深刻化する保育士不足の影響を最も受けているのが小規模保育所だ。横浜の「そらまめ保育園」は2年前まで5人の保育士が働いていたが、1人が退職してしまった。
( → 深刻!保育士不足「きつい安い長い」で超不人気

 では、どうしてこうなるのか? 理由は、すぐ上の記事の続きに書いてある。(タイトルの「きつい安い長いで超不人気」という言葉通り。)
 保育士の収入は全職種平均に比べ11万円も低い。
( → 深刻!保育士不足「きつい安い長い」で超不人気
 やりがいのある仕事として保育士になったものの、責任の重さの割には賃金など労働環境が見合っていません。厚労省の委託調査(11年度)では「勤務内容に対して給与が安い」と感じる保育士が 52.2%もいました。
 例えば、12年の賃金構造基本統計調査によると、保育士(民営)の平均月収は20万8200円で、全職種平均の29万7700円より約9万円低くなっています。
( → 保育士 なり手不足深刻化 低賃金の改善急務
 北海道の女性(31)は3月、7年間続けた保育士を辞めた。どうしても保育士になりたくて、24歳の時、独学で資格を取得。民間の認可保育所で働き始めた。園での勤務は8時間。だが保護者に渡す書類作りや翌日以降の準備のために、平均で毎日3時間、園で残業したり、自宅に持ち帰って作業したりした。丸1日休めるのは、月に1〜2日。月給は手取りで約14万円だった。
 女性は「実際に働いてみて、離れていく理由がよくわかった。保育士の仕事は本当に好き。でも、戻る勇気はない」と話す。
( → 保育士が欲しい:朝日新聞 2013年9月20日
 要するに、給与があまりにも低すぎる。普通に事務でもやっていた方がよほど給与がいい。この状況で保育士になるのは、無謀すぎる。それは、「子供と遊ぶのが楽しいから」という趣味みたいなものになって、まともな仕事とは言えない。(まともに給与を得ることができない。)

 その結果、どうなったか? 「保育士になる人より、保育士をやめる人の方が多い」というありさまだ。
 現在、現役の保育士は約37万人いる。そこへ毎年、大学や専門学校を卒業し資格を取って2万人が新人保育士として働き始める。その一方で毎年3万人が離職し、差し引き1万人が不足していく現実がある。
 資格を取っても保育士にならない人、離職者が多いにもかかわらず復職する人が少ない潜在保育士は全国に約68万人もいるといわれる。
( → 深刻!保育士不足「きつい安い長い」で超不人気

 結局、保育士の数が足りていないのではない。保育士の数はたっぷりとある。なのに、保育士が保育所に来てくれない。その理由は、低賃金だからだ。

 ──

 ではなぜ、低賃金か? ここがポイントだ。
 常識的に言えば、こうなるはずだ。
 「需要が多くて、供給が少なければ、価格が上昇して、供給が増える。こうして需要と供給は均衡する」

 これが原則だ。その原則が働かないとしたら、なぜか? 通常は、次のことによる。
 「価格に上限値が設定されているせいで、価格が上昇しない。そのせいで、需要過剰・供給不足になる」
 ……(*

 これと同じことは、公定価格が定められている分野では、しばしば起こる。代表的なのは、ソ連時代の市場だ。小麦などの食料品は、公定価格が定められているので、安価ではあるが、市場で何時間も並んで待たないと入手できなかった。(供給不足)
 日本でも同様のことはある。コンサートのチケットとか、新発売の iPhone 5s とかは、価格が一定であるせいで、行列ができることがある。

 では、保育所ではどうか? 調べてみるとわかるが、やはり同様のことがある。
 給料が簡単に引き上げられない仕組みになっているという。認可を受けた保育所は、行政から支給される運営費で保育士の給料などをまかなっている。運営費は預かる子どもの数、子どもの年齢で決められ、この単価が変わらない限り、保育士の給料は増えない仕組みになっているのだ。
( → 深刻!保育士不足「きつい安い長い」で超不人気

 この記事の前半は正しいが、後半は間違いだ。
 「給料が簡単に引き上げられない仕組みになっている」というのは正しい。
 しかし、運営費を問題にしている(運営費を増やせと暗示している)のは、間違いだ。正しくは、こうだ。
 「親から受け取る料金を、一定金額以下に制限している。そのせいで、高い給料を払えない」

 具体的に言うと、こうだ。
  「保育料は、58,100円を上限」
( → 出典 PDF
 このように保育料の上限値が設定されている。そして、この上限値を上回ったら、補助金をもらえなくなる。としたら、経営者としては、この料金水準を守らざるを得ない。そして、料金水準を守れば、保育園の総収入が減るから、保育士に高い金を払うこともできなくなる。

 結局、上の (*) で述べたように、
 「価格に上限値が設定されているせいで、価格が上昇しない。そのせいで、需要過剰・供給不足になる」

 ということが成立する。これが「保育士不足」の根本原因だ。こうして物事の本質は判明した。

 ──

 こうして本質を理解すれば、その対策も簡単に判明する。こうだ。
 「価格に上限値が設定されているのを、やめる。価格は市場原理に任せて、自由に設定できるようにする」


 これだけでいい。つまりは、「何もしない」のが正解である。(余計なことをしない、という意味。規制緩和。)
 市場原理に任せて、自由放任にすれば、サービスと価格は市場が自由に決める。それでいいはずだ。
 なのに、現実には、自治体が「価格に上限値を設定する」というふうにしている。それによって「価格の高騰を防ぐ」というのが狙いだが、結果的には、「保育士の賃金が低下する」となり、そのあげく、「保育士がどんどん辞めていって、保育士不足になる」というふうになる。

 ここで、「だったら保育所に補助金をいっぱい出せ」という見解も出るだろう。それはそれで一案だ。しかしそれは、「保育士の不足を解決する方法」ではなくて、「保育料を下げる方法」であるにすぎない。
 「保育士の不足を解決する方法」としては、「上限値を設定する」という規制を撤廃するしかない。つまり、価格統制をやめて市場原理に任せるしかない。これが正解だ。
 そして、この正解を取ることによって、「保育士不足」という問題は一瞬にして解決する。全国各地で保育料金が引き上げられ、同時に、保育士の賃金は上昇する。すると退職していた保育士たちが、保育所にわっと押し寄せる。かくて、たちまちにして、保育士不足は解決する。
 そして、そのために必要なのは、「価格の上限値を撤廃する」ということだけなのだ。もっと簡単にやるなら、「保育料は、58,100円を上限」という規制の「58,100円」という数値を書き改めて、「10万円」というふうにすればいい。このくらいの数値を設定すれば、保育士の給与を十分に引き上げることができる。
( ※ 園児1人から4万円を加算して、それが5人集まれば 20万円。ゆえに、保育士の給与を 20万円アップすることが可能だ。現状が月給 20万円なら、月給 40万円にアップする。これでOK。)
 というわけで、「数値を書き換える」という、たった一瞬の方法で、保育士の不足をあっというまに解決できるわけだ。



 [ 付記1 ]
 その財源は? 数値を引き上げるだけなら、財源はいらない。料金が上がった分は、子供を預ける父母が払えばいい。
 父母の負担が上がるのがイヤなら? だったら、次の方法がある。こうだ。
 「消費税増税にともなう措置として、企業減税をやめて、保育所に回す」
 これであっというまに財源の問題は解決する。

( ※ なお、「消費税を増税して、それを子育ての社会福祉に充てる」というのは、道理の通った政策だ。逆に、「消費税を増税して、それを企業減税に充てる」というのは、狂気の政策だ。ネットでもそういう指摘はたくさん溢れている。 → 検索

 ただ、私が思うに、月 10万円というのは、十分に払える金額だ。月収 10万円以上あれば、10万円は払える。それでキャリアを失わないで済むのなら、十分にペイするはずだ。
 この点からすれば、月 15万円までは、保育所の料金を設定できると思う。それで問題ない。
 「仕事で稼いだ金がすべて保育所に行ってしまう」
 と嘆く人もいるかもしれないが、別に問題あるまい。どっちみち、自宅で育てれば、無収入になるのだから。それよりマシであればいいだけだ。
 ただ、社会保障政策としては、母親の所得を社会全体で援助するというのは、好ましいとは言える。(といっても、それは育児手当みたいなものでもいい。特に保育所に限定する必要はない。)

 なお、上では「月 10万円」という数字を示したが、これは上限だと思ってもらっていい。「このくらいの額ですら十分に払える」という数字。(働きに出ればその所得が年 120万円以上あるから。)
 現実に払う額は、「月 10万円」という数字にはならない。保育所の料金はせいぜい8万円ぐらいにしかならないだろう。さらに、自治体による助成が月1〜2万円になる。たとえば、これ。
  → 認証保育所保育料助成制度 台東区
 おおざっぱに言って、8万円から助成の1万円が引かれて、月7万円程度になる、と見込める。
 現状が月6万円弱だから、値上げ額は1万円ちょっとであるにすぎない。これで「保育所の入所難」(保育士不足の解決)ができるなら、安いものだろう。
( ※ 実際にはすべてがうまく行くかどうかわからないが、おおむね解決の方向に向かうだろう。)
 
 [ 付記2 ]
 はやりの言葉で言うと、保育所は「ブラック企業」である。だから、ブラック企業には人(保育士)が来ないわけだ。
 ここで、「だったらブラック企業に補助金を出せ」というような発想をする人もいるが、それは本末転倒だろう。まともな会社もたくさんあるのに、ブラック企業ばかりに補助金を出すのでは、本末転倒だ。
 正しくは? ブラック企業が賃金を上げて、かつ、製品価格を上げればいい。それだけのことだ。「製品価格が上がるのは困る」なんて思うのは、ブラック企業の経営者とそっくりだ。
 保育所も同様。ブラック環境のせいで、低賃金・低価格が実現しているのであれば、ブラック環境をホワイト環境にすることで、中賃金・中価格に移行すればいい。それだけのことだ。
 こういう当たり前のことができていないから、「保育士不足」という異常状況が起こる。その異常状況を正常な状況に移行させるだけで、問題は一挙に解決する。
 物事の本質を見れば、そうわかるはずだ。
 
( ※ 結局、この問題は「市場原理」の問題だ。市場に任せれば需給は均衡するのに、変に公定価格を導入するから、需給の不均衡という問題が起こる。そこが本質だ。……人々は共産主義なんか駄目だとわかっているはずなのに、保育や福祉の分野に限って、妙に共産主義ふうの発想を取って、公定価格なんかを導入する。そのせいで、共産主義みたいな「品不足」という問題が発生するわけだ。ここが本質。)
 


 [ 補足 ]
 実は、安倍内閣は、次の方針を出している。
  → 減税分の使途、企業に公表要請 政府方針、批判回避狙う
 こんなのは、馬鹿げている。

   《 以下は経済学の話。読まなくてもいい。 》


 なぜ馬鹿げているか? 
 金に色は付いていないのだから、使途なんか、どうとでもごまかせる。たとえば「設備投資に回しました」とか、「買収などの経営資金に回しました」とか、適当に嘘をつけばいい。

 ただ、会計的に言うなら、それらはすべて嘘だ。賃金アップは経営の必要経費として控除されるのだから、法人税減税の使途になるはずがない。
 法人税減税の使途は、もともと限られている。それは、もともと法人税を課せられる人々だ。つまりは、次の三つだ。
  ・ 株主
  ・ 経営者
  ・ 企業自体 (内部留保)

 つまり、法人税減税で利益を得るのは、株主・経営者・企業自体という三つのいずれかだ。人間で言うなら、株主と経営者だけだ。
 この件は、下記に詳しい。是非読むといいだろう。

 税金を払った後に残る「当期純利益」がどのように使われるかというと、「利益準備金」として内部留保されたり、「配当金」として株主に還元されたり、「役員賞与金」として経営者に対するボーナスに充てられるものなのです。資本主義社会では当然のことですが、税金を支払った後の「当期純利益」は株主と経営者に分配される仕組みになっています。
( → 高い実効税率が企業収益を圧迫する…?


 というわけで、法人税減税なんていう馬鹿げたことをしないで、保育所の補助金にでも回す方が、よほどまともなのだ。
 なぜ? 少子化という大問題を避けるためだ。これこそ未来の日本を蝕む最大の病巣だからだ。
  
( ※ 労働者が、法人税減税による利益などを得ることはない。せいぜい「法人税減税の条件を満たす賃上げ 3%」があるだけだ。ただしそれも、消費税増税3%によって相殺される。)



 [ 余談 ]
 応急処置としては、次の方法もある。
 「保育士である母親の子供を、優先的に保育所に入れる」

 これによって、保育士である母親が保育所に勤めるようになるので、保育所不足が(いくらか)解決に向かう。
 保育士が自宅で子育てすれば、1人を育てるだけだ。
 保育士が保育所で子育てすれば、4〜6人を育てることになる。



 【 関連サイト 】

 保育士の賃金がいかに低いかは、下記に証言がある。
  → 幼稚園教諭・保育士は、ともに人手不足との事ですが…… (知恵袋)
前の職場では5年働いて15万が給料・・・そのうち手取りが13万前後だったと思います
今の職場は臨時で手取りが11万円です。
 ──
本当にそうですよ。私も昼ごはんもゆっくり食べられず10キロやせ、休日出勤やたら多いし。なのに、給料は少なく、園でしか着ない服、靴、バック、文房具、入園式用スーツ、卒園式用スーツ等など自腹も結構多いんです。自腹でお礼もありました。出会いはなし。
車のディーラーで働いていた友人はコーヒー飲みながら仕事して男の子にちやほやされて、おまけにお給料、私の倍?でいつもおしゃれ…
本当にやりがいだけが支えでした。
 

 ブラックですね。  (^^);
 
 ──

 もうちょっと調べると、次の具体例がある。(千葉県)
  → 保育士の給料明細書 | やさしい保育士入門
 1年目で 16万円。手取り 13万円ちょっと。他に賞与。
 これが標準的だろう。
 なお、国の調査で、平均給与というのもある。
  → 保育士平成24年の給料&年収-年収ラボ
 これは、やや高い数値(平均月収:21万円)が出ているが、あまり当てにならない。というのは、公立の職員が含まれているからだ。
 公立の職員は、私立に比べて、圧倒的に恵まれている。年収 700万円(40歳)という例もあるようだ。一方、私立では、2〜3年で辞めてしまう例が多くて、平均年収も250万円(以下)ぐらいが多い。両方をひっくるめて平均を取っても、あまり意味がない。
 いずれにせよ、世間水準よりは低めだ、と思った方がいい。
 



 【 関連項目 】

 本項の続編となる話がある。

  → 保育士の賃金に補助金?
   ※ 保育士の賃金は低いが、国が補助金を出しても意味がない。
     なぜならその補助金は、経営者の懐に入るだけだから。
     ……という話。
 
 2015年になると、保育所の保育料金を、高く引き上げることが可能になった。(公定価格に対する上乗せ料金が可能となった。)
  → 保育所の料金引き上げ
posted by 管理人 at 16:19| Comment(7) | 一般(雑学)2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
実際にあずけてみるとわかりますが
サービス過剰な側面もあります。
毎日子供一人一人に対するコメントや、頻繁にある行事にあわせた工作物等々。
そうとう大変だろうなと容易に想像つきます。
そこまでしなくても・・・と預ける側の自分は思いました。
Posted by すめし at 2013年09月23日 09:39
安倍総理が法人税減税にご執心なのは、2つの可能性がありますね。
(1) 法人税が下がると給与が上がると本気で信じている(バカ)
(2) 株式配当(もしくは内部留保)が増えて、株価が上がればそれでいいと考えている(アベノミクス万歳)

おそらくは(2)でしょう。
給与を上げたいなら、企業の売上を上げる必要があり、そのためには売上を下げる消費税は封印する必要があります。
結局は、株主(多くは海外のファンド)のための政権ということですね。
Posted by 西麻布夢彦 at 2013年09月23日 15:06
現役保育士です。私は20歳から保育士をして今年で29歳になりますが、今まで3つの保育園を経験しました。その経験で感じた保育士離れの原因を下記に書いてみました。

給料の低さ・モンスターペアレントの増加・子供の質の多様化(アレルギー、障害児etc)・書類の多さ・行事の大変さ・サービス残業の多さ・人間関係が悪くなりやすい事・体力的にキツイ

他にもありますが、大まかにはこんな感じです。ですので、一概に給料を上げたからといって保育士が増える結果になるとは私は思いません。
それよりも、預ける側の気持ちが昔と変わってきているせいでクレーマーが増え、保育士が精神的に追い詰められていることの方が重要だと思います。昔は『預かってくれてありがたい』と言っていた保護者が現代では『金を払ってるんだから何でもやって当たり前』となっていることが大問題です!
また、保育士の鬱病も保育園では問題になっています。
私は来年3月に退職しますが、保育士に戻る気はあまりありません。

しかし、これから行政も保育園を運営する側や園長も『働きやすい保育園』をしっかりと考えていただきたいと思います。
Posted by なのなの at 2013年11月15日 22:26
> 給料の低さ・モンスターペアレントの増加・子供の質の多様化(アレルギー、障害児etc)・書類の多さ・行事の大変さ・サービス残業の多さ・人間関係が悪くなりやすい事・体力的にキツイ

 そのうち、「給料の低さ」以外は、どの職場でも同様です。世の中に楽な商売なんて、ほとんどない。どこの職場でも、たいていは同様の辛さがあります。「保育士だけが辛い思いをしている」と思ったら、大間違い。どちらかと言えば、「子供に癒される」という喜びがあるだけ、マシです。たいていの職場は、もっと索漠としていますよ。男ばかりで女性はいない、というところも多い。

 保育士が仕事を辞める(または応募しない)のは、仕事がきついからじゃありません。「給料が低くて、生活できないから」です。給料から税金などを引かれた手取りは、本項の本文最後によると、 11〜13万円ぐらい。一方、単身世帯の生活保護費は13.5万円。諸経費を考えると、生活保護費よりも低い、とも言えます。辞めない方が不思議。

 ──

 クレーマーの対策には、録音機を用意して録音するといいですよ。
Posted by 管理人 at 2013年11月15日 23:02
保育士として現役で仕事をしていますが、先の方もおっしゃっているように保護者の質、モラルが低下していると思います。みてもらって当たり前。何かあれば保育士のせい。保育士に対して依存し、何もかも任せてしまいがちで、母親のすべき本来の子育てを放棄しているとしか思えません。そのような方が増えているのではと思います。働く女性のために政府は子育て支援に力をいれているようですが、保育士一人一人もボランティアで働いているのではありません。保護者と同じ働く女性、男性なのです。子どもの一番大切な幼児期をただ遊んで預かっているのではありません。保護者に代わって育て、躾けて、教育しているのです。保育士がいなければ保護者は働くこともできないのです。保育士の必要性と重要性にもっと目を向けるべきだと思います。
Posted by ゆでたまご at 2013年12月24日 00:21
> 何かあれば保育士のせい。保育士に対して依存し、何もかも任せてしまいがちで、母親のすべき本来の子育てを放棄しているとしか思えません。

 そういう母親はお断りして、退園してもらえばいい。保育士が対応するべきことではなく、園長が対応するべきこと。最初に契約条項に「契約解除」の条項を入れておいて、うるさい母親には契約解除すればいい。
 保育士はそのことを園長に申し出ればいい。「そうしなければ全員がこの保育園を辞めます」と圧力を掛ければいい。
 
 結局、保育士の側に団結力があるかどうかの問題。労働組合を作れるかどうかの問題。
 労働問題は労働者が自力で解決する問題です。団結すれば済む問題。昔の労働者はそうやって解決してきました。今の労働者は団結力がないから、経営者の好き勝手になっている。あとはネットでぶつくさ文句を言うだけ。それだから、経営者の食い物にされる。

 団結することをお薦めします。それですぐに解決します。解決しなければ、全員で保育園を辞めましょう。
 なお、ついでに賃上げも交渉するといいですよ。保育園はボロ儲けしているんだから。
Posted by 管理人 at 2013年12月24日 07:35
本項への反応で、「モンスターペアレントが大変だ」という見解。
  → http://anond.hatelabo.jp/20151007083535

> 認可保育園の場合入園児は行政が決めるので
> 園側の一存で退園させる事は不可能なんだそうだ。

 とのことだ。
 そこで、どういうものか、調べてみた。

  → http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1072809890
  → http://news.mynavi.jp/c_career/level1/yoko/2012/11/post_2522.html
  → http://www.hoiku-shigoto.com/report/trouble-at-work/guardian/

 いろいろあるが、「過大な要求」という程度のものがほとんどだ。「できません」と上手に断れば済むことが大半だ。たいていのサービス業で同様のことがあるはずだ。
 ただ、こういうのは、経験がものを言う。若い未熟な女性に、こういうのをきちんと対応するのは、神経がすり減るだろう。どうしたらいいのかわからなくなってしまうことも多いだろう。

 こういう問題は、若い女性に任せるのではなく、年長の経験者に任せるのがいい。だから、保育園の側は、若い女性ばかりを雇用せず、経験のある40歳以上の女性を雇用するべきだ。リーダー的な立場で、副園長みたいな感じで管理する、頭のいい経験者。この人に、クレーマーの対応を任せればいい。

 一般に、クレーマーには「なるほど。ごもっともです。気持ちはわかります」と言えば、相手は落ち着く。その上で、「どうしてできないか」をきちんと説明すればいい。
 こういうことは、(優秀な)年長者ならできるので、年長者に任せるのが最善だ。
Posted by 管理人 at 2015年10月07日 12:17
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