2013年09月15日

◆ 日本版 NIH の問題

 日本版 NIH の方向性が決まったようだ。しかし、全然ダメだ。 ──

 日本の医療行政が分散している問題を解決するために、医療行政を統合して設立するのが、日本版 NIH だ。その方向性がおおむね決まった。
 政府は、米国立衛生研究所(NIH)をモデルに設置される医療分野の研究開発の司令塔「日本版NIH」の中核となる新たな独立行政法人として、「日本医療研究開発機構」(仮称)を設置する方向で調整に入った。
 2014年度にも設置され、政府の健康・医療戦略推進本部(本部長・安倍首相)が決定する重点分野や目標に沿って、どの大学や研究機関に資金を配分するかを判断する。
 機構では、実用化が見込まれるテーマを選定するため、「プログラムディレクター」と呼ばれる専門職を配置する予定で、研究の進捗(しんちょく)管理や事後評価なども行う。
 医療分野での国の研究支援は、現在複数の独法が行っているが、機構に一元化することで、予算配分の重複などをなくすのが狙いだ。
( → 2013年9月15日 読売新聞

 ネットには上の情報ぐらいしかないが、紙の新聞では、読売に詳しい記事がある。ま、概要は、上記の通りだが。ただ、次の話もある。
 科学技術振興機構の高橋宏上席フェローは「予算が一元化すれば、頭脳も一箇所に集まる」と話す。
( → 読売・朝刊 2013-09-15 )

 これが問題だ。
 「予算が一元化すれば、頭脳も一箇所に集まる」
 本当に? まさか。組織があちこちに分散して、人間もあちこちに分散しているの、頭脳が一箇所に集まるはずがない。
( ※ もしかしたらネット上でバーチャルに集まることを言っているのかもしれないが、そんなことは今回のこととは何の関係もない。)
 
 頭脳が一箇所に集まることは必要だが、そのためにはまさしく人を一箇所に集める必要がある。人間同士が対面して交流する必要がある。そして、それは、「バイオクラスター」という名称で呼ぶことができる。
 この件は、下記で論じた。
  → 日本版 NIH とバイオクラスター

 詳しい話は、上記項目で述べた。そちらを読んでほしい。そうすれば、何が問題であり、どうすれば解決できるか、よくわかるはずだ。
posted by 管理人 at 16:22| Comment(0) | 科学トピック | 更新情報をチェックする
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