パソコンを長時間使用すると、ブルーライトが目に良くないそうだ。
→ 眼の専門家に聞く、LEDディスプレイから出る「ブルーライト」は何が悪い?
そこで、ブルーライトをカットするメガネ(サングラス)があり、人気だ。
→ トッププログラマーも愛用するブルーライトカットのメガネとは?
→ ブルーライト(青い光)をカットするメガネレンズが発売
→ 青い光(ブルーライト)をカットするパソコン用メガネの選び方
しかしいずれもメガネの代金がかかる。度なしで 3990円、度入りで 9900円。かなり高い。
→ 度入り対応もコミで9990円!
これだけ高いと、購入をためらう人も多いだろう。また、昼間と夜とでは、暗さが違う方が好ましいので、実際には2本あった方が好ましく、値段は倍となる。(1本でもいいが。)
──
これらの問題を一挙に解決するソフトがある。f.lux というソフトだ。上記のメガネの代わりになる。しかも無料。
私が解説しようかと思っていたが、下記ページで解説してあるので、そちらを読むといいだろう。(インストールの方法も書いてある。)
→ f.lux の解説
→ f.lux のダウンロード
はてなブックマークのコメントを見ると、次の疑問がある。
「色温度を変えるだけじゃないの?」
「色が不自然になるんじゃないの?」
これらについて回答しよう。私は長く利用していて、とても気に入っているので、上記の疑問に答える立場にある。
(1)「色温度を変えるだけじゃないの?」
ノー。色温度を変えるだけではない。輝度(明るさ)も変える。次のように。
「昼間は明るくし、夜は暗くする。時刻に応じて、なだらかにサインカーブで輝度を変える」
そのサインカーブのグラフは、上記の解説ページにコピー画像があるので、転載しよう。(孫引きふう)

このように「輝度を連続的に変える」という点が重要だ。このような機能は、ただのメガネにはない、とても大切な機能だ。
この機能が大切だということは、次の二点による。
・ 就寝前は、暗くした方が、寝付きが良くなる。
・ 起床後は、まぶしい光を浴びると、目覚めが良くなる。
この二点は、健康の常識である。知っている人が多いだろうが、知らない人はググって調べるといいだろう。(常識だし)
(2)「色が不自然になるんじゃないの?」
色温度を変えると、画面全体ががオレンジ色っぽくなる。昼間はそうでもないが、夜になると、いかにも日暮れのときみたいに、オレンジ色っぽくなる。そのせいで、一見、不自然に感じられる。
しかしながら、人間の目というものは、慣れてしまうものだ。何十分か f.lux を使っていると、もはや不自然さはまったく感じられなくなる。(夜間に)
この状態で、(夜間に) f.lux を OFF にすると、画面全体がやたらと青白く感じられて、目に痛くなる。「本来はこんなに青白い光をいっぱい見ていたのか」と感じる。それでも、しばらく見ていると、慣れてしまう。(知らず知らず目は疲れているはずだが、とにかく慣れてしまう。)
ここで f.lux を ON にすると、画面全体がやたらと暗くてオレンジ色っぽくなる。「何だ、暗くて見にくいな。変な色だな」と一瞬思う。しかし、数分間見ていると、まったく自然な色に感じられる。
以上のように、「色の変化」に対しては、人間の目は修正能力が高い。初めは不自然に見えても、すぐに修正してしまう。
そして、それをうまく利用して、色温度を変えるように画面色変化させているのが、f.lux だ。
非常にお勧めです。最初は慣れないだろうが、しばらく使っていると、手放せなくなります。おまけに、無料。超絶、お勧めです。特に、パソコンを長時間利用する人は。
[ 付記1 ]
ただし、機種による制限がある。ディスプレイの種類によっては、うまく機能しない。私の場合、下記では駄目だった。
→ LG Electronics Japan 23インチ
一方、次の機種では大丈夫だった。
→ iiyama 昇降・ピボット機能対応 IPS方式パネル 23型
前者(LG)は、価格は安いのだが、f.lux がうまく使えないほか、「ディスプレイの輝度が勝手に変動する」という不具合があり、さらに、「画面色がきれいでない」という難点もあった。不具合があるので、Amazon で買ってから返品して、後者(iiyama)に買い換えた。価格差は 8000円近いが、長年使うものであることを考えると、8000円の差は十分にある。というか、LG の方はほとんど使い物にならなかった。安かろう悪かろう、かな。
iiyama の特にいい点は、スタンドが堅牢であることだ。一方、安物のスタンドだと、ディスプレイ全体がぐらぐらして、ひどく使いにくい。だから、スタンド代をケチるのは、やめた方がいいですよ。あとですごく後悔する。(ユーザーも、スタンドがぐらついて不便だ、と後悔しているユーザーが多い。それぞれの機種のユーザー評を読むといいだろう。)
( ※ 私は LG 製品から iiyama に買い換えたが、こういうふうにすぐに買い換えができるのが、Amazon だ。だから機械製品は Amazon で買うといいだろう。特に、返品の可能性が高い商品[格安品]は、そうだ。なお、Amazon 以外の店では、返品にすごく長い時間がかかるようだ。Amazon ならば、最短日数で済む。)
[ 付記2 ]
iiyama の方は、ディスプレイとしての性能は文句なしだが、ディスプレイの調整スイッチ(ボタン)が使いにくい。ここでボタンの数を1個節約しているせいで、ひどく使いにくい。使うのは最初だけだが、難点ですね。
その点、DELL のディスプレイは良かった。DELL の 24インチは、29800円ぐらいだが、ときどき 23000円ぐらいに値下げするキャンペーンがある。これがお勧めだ。
[ 付記3 ]
今なら、DELL の格安商品がある。
23インチ IPS モニター(U2312HM)が、4000円引きで特価販売。(9月17日までの限定。)
→ 液晶モニター 購入ガイド
くそ! 私もこれを買えばよかった! 悔しい!
【 関連項目 】
→ 液晶がまぶしいときは?
※ ブルーライトについて前に論じた項目。
→ 液晶のコントラストを下げる
※ そもそも大前提として、輝度やコントラストを下げるといい。
タイムスタンプは 下記 ↓
早速ダウンロードしてみます。ありがとうございます。
→ http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20140723/3190031.html