ドコモで iPhone を使えるようになったらしい。これまで日経が何度も虚報を打っていたが、今回は朝日も読売も報じているので、どうやら虚報ではないらしい。
→ Google ニュース検索
しかし、である。ドコモは iPhone がないので不振だというが、そもそも日本以外では、Android のシェアが圧倒的に高い。
→ 日本人は世界一iPhone好き!?調査国中で唯一Androidシェアを上回る : ギズモード・ジャパン
(シェアの画像あり)
iPhoneの方がシェアが高いのは、世界でも日本だけだ。ではなぜ外国は iPhone のシェアが低いか? Android の価格が激安だからだ。(本体が激安の機種が多いのだから、当然だ。)
では、日本は? どういうわけか、Android よりも iPhone の方が安い。その理由は二つ。
(1) ソフトバンクと au は、アップルとの契約で、iPhoneのシェアを高くすることを要求されている。そのせいで、Android の価格を下げることができない。
(2) ドコモはその制約がないので、Android の価格をずっと安く設定できるのだが、過剰な利益体質のせいで、安い機種を売ろうとしない。馬鹿高い機種ばかりを売りつける。(そのせいでシェアが下がる。)
つまり、ドコモのシェアが低いのは、ドコモが iPhone を売らないからじゃない。Android の安い機種を売らないからだ。それだけのことだ。
( ※ もしドコモが Android の安い機種を売れば、たちまちにして、圧倒的なシェアを得るだろう。)
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では、ユーザーとしては、どうすればいいか?
まず、現状を見ると、スマホの費用は、通信料と本体価格で、合計して月1万円近い金を払う必要があるようだ。(分割払いの場合)
→ 利用料節約へ3つの対策 スマホで快適生活(1)
これじゃ、高すぎる。ガラケーでは 3000円ぐらいが普通で、2000円ぐらいで済ませることもできるだけに、1万円というのはあまりにも高い。ちなみに、アメリカだと、ずっと安いようだ。
→ アメリカのスマートフォンの通信料金って何であんなに安いんですか?
これと同様にしたいのだが、3大キャリアは値段の高いプランしかない。となると、3大キャリア以外を選ぶしかない。
では、どこを選ぶか? 私はこれについて十分な知識を語る立場にないが、ネットでちょっと調べたところでは、次のものが激安であるようだ。性能は低いが、価格は圧倒的に安い。
日本通信 bモバイル4G Amazon.co.jp限定販売
初期費用は 3000円と消費税。月額料金は 1980円。速度や利用量の制限があるので、バンバン大量に使いこなす人には向いていないが、使うのは主に通勤のときだけというような普通のサラリーマンには、これで十分だろう。ただし wi-fi を自宅と会社で構築することが前提。(あまり難しくはない。)
詳しくは b-mobile のサイトを見ればいい。
なお、上記の金額には、本体価格は含まれていない。それは別途購入する。iPad mini (スマホとはちょっと違うが)を使うこともできるが、ちょっと注意が必要らしい。
→ 「b-mobile ipad mini」 - Google 検索
こういうふうに「b-mobile 機種名」という検索語でググると、情報がいろいろと見つかる。
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……というふうに、いろいろと示したが、本項に記したのは、あくまで初歩的な情報だけだ。私はこの分野には詳しくないので、あまり責任も持てない。本項で記したのは、「ネットで見つかる情報のガイド」であって、「私の個人的な見解」ではありません。私としては、「これがいい」というふうに、決定的にお勧めすることはありません。
私が言いたいのは、「ソフトバンクも、 au も、ドコモも、いずれもスマホの定額プランは馬鹿高いので、お勧めできない」ということだけだ。こういうのは、無知な初心者をだまして、金をむさぼっているようなものだ。一種の詐欺商売ですね。
ケータイのころから、ちっとも変わっていないな。……今じゃ、ケータイの方が、ずっと良心的に見える。時代は非常に悪化したようだ。人々は食い物にされるばかり。
あと5年ぐらいすると、「Google グラス」とか「時計方のスマホ」とかが流行して、そのころには「毎月2万円ぐらいぶんどられる」というふうになるかも.さらにその後には、「有り金すべてをぶんどられる」というふうになるかも。……ひどい世の中だ。これが「夢のようなIT社会」のなれの果てだ。
【 追記1 】
書き忘れていたが、Wi-Fiスポット というのもある。月 500円程度で、使い放題。ただし利用できるのは、繁華街や店舗や駅などに限られる。電車内や自動車内では無理。
使用条件は限られているが、価格的にはこれがベストだろう。
なお、無料 Wi-Fiスポット は、情報が漏れがちなので、お勧めしない。詳しくは下記。
→ 【無料Wifi】スポットでやってはいけない事
きちんと契約して、月 500円程度を払って、高速で使い放題を楽しめばいい。電車内では、ガラケーでも使っていればいい。これで料金的には最低限で済む。
なお、この場合、Wi-Fi 接続するのは、スマホよりも、7インチタブレットの方が良さそうだ。電車内で見るなら4インチだろうが、店で見るなら7インチの方がいい。4インチなんて、小さくて使いにくいし、私は好きじゃない。
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なお、料金は最安(?)で 380円のものがある。新幹線や高速バスでも使えるそうだ。下記に案内がある。
→ http://300.wi2.co.jp/area/2/
【 追記2 】
「お勧めはIIJmimoと楽天ブロードバンドです。両方とも千円以下の月額料金で一定量のLTE通信が可能です。後はOCNモバイルも」
という読者コメントを得た。(下のコメント欄)
私がちょっと調べたところでは、上記三つのうち、OCNモバイルがいちばん使い勝手がいいようだ。値段だけなら楽天かも。詳しくは自分でお調べください。
ともあれ、いずれも一定量までは高速なLTE通信が使えるし、一定量に達したあとも、低速で使える。これで月額 1000円以下なら、お買い得。
端末はどれがいいか? ざっと調べたところ、ソニーの SIMフリーがお買い得であるようだ。
Sony Xperia tipo ST21i Black SIMフリー
新型モデルなので、キャリアにおける「動作確認端末」には含まれていないが、Amazon の利用者のレビューで、「iijmio で使っています」という動作確認が取れる。そもそも、SIMフリー機は、原則として大丈夫であるようだ。動作しないのは、ごく一部の古い機種だけであって、いまどき心配はいらないようだ。
上記端末は1万円ちょっと。キャリアの初期費用が3000円とちょっと。合計で初期費用は2万円以下。あとは月 980円で済むわけだ。
ただし注意。この機種は LTE は使えない!
→ 知恵袋
一方、LTE を使える機種を調べてみたところ、価格は4万円をいくらか上回る価格となるようだ。となると、「速度を取るか、価格を取るか」という選択になりそうだ。
【 追記3 】
「 LTE が使えて安いのは何か?」
というテーマで探してみたところでは、次の機種が見つかった。
→ イー・モバイルLTE スマートフォン 月々3,880円から
端末の費用込みで、月々3,880円からという価格。たぶんこれが最安だろう。速度を取るなら、これが一番であるようだ。
ただ、上記の Xperia と比べると、価格はずいぶん違う。速度の高い方がいいとは一概には言えない。各人の利用形態に合わせて選択するしかないだろう。(よく使うか、あまり使わないか。)
ただ、「ガラケーと Wi-Fi スポットと7インチ端末購入」というセットでも、総額では似たような価格になってしまう。あれこれ面倒なことがイヤならば、上記の イー・モバイルLTE が一番お手軽かもね。
( ※ なお、値段だけで言うなら、Android か iPad mini と Wi-Fi スポットの組み合わせが最安だ。音声電話は使えないが、メールは使えるから、「音声電話は使わない」と割り切れば、これが一番安くなる。……割り切れるかどうかは問題だが。)
→ http://www.gizmodo.jp/2013/09/nexus_7lte913.html
おまけに、 IIJmio を使うと 5000円分のクーポンつきだったり、月額 3770円の高速無線回線を使うと Nexus 7 がタダになったり。
→ http://www.gizmodo.jp/2013/08/nexus_7lte500mbnexus_7.html
→ http://gmobb.jp/lp/wimax-nexus7/?banner_id=a8_txt_21&pid=A8n101
これで決まりかな。iPhoneの半額以下で済む。
「ふつうにやると消えちゃうぞ!新しいiPhoneへの機種変更で『LINE』のアカウントとデータをすべて引き継ぐ方法 」
→ http://www.appps.jp/archives/2091964.html