2013年08月28日

◆ 火星移住の問題

 火星移住の計画が推進されつつある。しかしそこでは重大な問題が見失われている。それはセックスだ。 ──

 火星移住の計画が推進されつつある。
  → 火星移住希望16万5千人、日本からも9人 海外NPO (朝日新聞)

 しかしこの移住は「片道切符」であり、地球に帰る方法は用意されていない。とすると、途中で「やーめた」というわけには行かないのだ。すると、何が問題か? 当然、これだ。
 「他の仲間はみんな素敵な配偶者がいるのに、自分だけは素敵な配偶者がいない」

 例。
  ・ ブスが1人残されて、男性が1人残された。
  ・ 美女が1人残されて、不能の爺さんが1人残された。


 前者ならば、男性であるあなたは、ブス女性とくっつくか? その相手がどうしても性格的に合わなくても、くっつくか?
 後者ならば、美女は不能の爺さんとくっつくか? その相手がどうしても性格的に合わなくても、くっつくか?

 とてもくっつくとは思えない。とすると、起こりやすいのは、これだ。
 「既存のカップルのうちの一方が、残っている美男または美女とくっつこうとして、カップルを解消したがる。それが多くのカップルに波及して、しっちゃかめっちゃかになり、どうにも気まずい組み合わせばかりになる。もう逃げ出したくなるが、逃げ出せない。最終的には、絶望した人が、基地を爆破する」

 嘘みたいだが、こういうことは、起こりうる。
  → 友達全員から結婚式の参列を拒否されました

 結婚式を挙げようとしたのに、招待した友達全員から「欠席」の通知が来た。その理由は、本人(新婦)の不倫。不倫して、不倫相手と結婚したから。
 それだけじゃない。不倫相手の妻は、不倫を知って、絶望して、自殺した。
 また、この新婦は、「妊娠したの」と言って、相手を追い詰めたが、その言葉は嘘だった。(妊娠していなかった。)
 悪意ある嘘のせいで、相手の家庭を破壊して、奥さんを自殺させた。もう滅茶苦茶である。

 で、こういうことが、閉鎖された火星基地という空間で起こったら? ……絶望して自暴自棄になった人が、自殺しても不思議ではない。あるいは、自殺のかわりに爆破を試みても、不思議ではない。

 ──

 移住計画の担当者は、次のように述べている。
 2013年前半には、国際的な選考プログラムを開始する予定です。われわれが提示する資質に合うと考える希望者ならば、誰でも応募できます。その中から、われわれが適性がないと見られる人々を省きます。
 第2段階では、それぞれの地域にいる選考委員3人による面接が行われ、そこでさらに選考が行われます。
 第3段階は各国での選考になりますが、ここではそれぞれの国民にも参加してもらって人選します。この段階までにすでにかなり適任であろうという人物が選ばれていますから、自分たちの大使として火星に送りたいかどうかを、国民にも決めてもらうのです。ここで国民が1人選び、マーズワン側でも1人選びます。そして各国から2人が、今度は国際選考に進みます。
 国際選考では、2015年から2018年までの間に4人のグループを6から12組選び、彼らを訓練するという方法をとります。できるだけ多様な国の参加者から成るグループを目指していますが、互いにうまくやっていけるチームであるかどうかも判断するのです。そして2022年になってようやく、第1回のミッションに参加する飛行士チームを選ぶという手順です。

──4人の性別や年齢はどのように組み合わせますか。


 孤立した状況では男女両方がいるチームの方がいいとされています。ただ、男女半々にこだわるよりは、組み合わせの良さを優先します。
( → 火星への片道切符を手にするのはどんな人か
 ここでは重大な問題が見失われている。それはセックスだ。
 セックスというのは、口に出すべきことではないと思われているが、それは暗黙の了解があるからだ。しかし、この人には、暗黙の了解が通じない。
 「男女半々にこだわるよりは……」
 何考えているんだ、こいつは? そんなことしたら、あぶれる人が出る。とすれば、その人は、他のカップルを壊して、異性を奪おうとするだろう。そうなったら、狭い社会は崩壊する。(たとえば、女を奪おうとして、相手の男を殴り殺す、とか。)

 だから、出発の時点で、配偶者を決めておく必要がある。そして、それが生涯続く。そのことを理解できない人は、応募するべきではないし、応募しても選任されない。……これが原則だ。
 このことを基本に据えるべきだ。そして、それができていない以上は、この計画は将来的に破綻する。どんな愛の修羅場が起こるか。
 ……それを考えたら、SF小説が書けそうだ。タイトルは:
 「僕は友達が少ない火星人」
 「俺の女房がこんなに醜いババアのはずがない」
 「火星でひとりぼっちになって地球を見る」
 「孤独な存在の耐えられない軽さ」

 [ 余談 ]
 どうしても男女半々にしないのであれば、男性または女性の同性愛カップルにするべきだ。これはこれでいい。
 「僕はホモだちがいる火星人」
  


 【 追記 】
 よく考えると、この問題を根源的に解決するには、原始共産制を取るしかあるまい。つまり、一夫一婦制を廃止して、乱婚状態だ。特に厳密に定めて、「セックスの輪番制」を制定する必要があるだろう。誰もが(異性の)全員と順順にセックスするわけだ。これならば不公平がない。
 なぜこれが必要かというと、男女の一人が「不能」になる可能性があるからだ。地上ならば、このときはカップルを解消して、別のカップルを組めばいいが、火星ではそれは不可能だ。となると、「セックスの輪番制」しか解決策はない。(さもないと、血を血で洗う修羅場となる。)
 この点からして、「男性は女性の2倍」にしてもいい。そうして「2日に1回」という順で番が回ってくる。男性としては「2日に1回」だから、負担が減る。(若くない男性には有利。)
 しかしまあ、こんなことを考えていると、この計画は失敗しそうだな。
 


 【 蛇足 】
 「セックスの輪番制」を取らない場合には、次の危険性が常にひそむ。
 「一番の非モテが、美女を得ようとして、男性たち全員を殺害する」

 この可能性は常にある。ものすごく大きな動機が働くからだ。しかも、実行した場合には、処罰されない。(警察は存在しないからだ。)
 あなたが非モテで、多数の美女を独占したければ、火星に行って、男たちを全員殺害すればいいだろう。


         
 
そして誰もいなくなった (文庫)   そして誰もいなくなった (DVD))
  



 【 後日記 】
 どうやらこの計画は、「ホラを吹いて金を集めてトンズラする」という詐欺であったようだ。

 まずは、あまりにも無謀な計画。過大なコストと、ずさんな資金計画。
  → http://www.kotomatome.net/%E7%81%AB%E6%98%9F%E7%A7%BB%E4%BD%8F
  → http://www.mars-one.com/donate

 これを見たあとで、「詐欺の疑い」と報道するメディアと調査。
  → http://rocketnews24.com/2013/05/22/331323/
  → http://blog.livedoor.jp/nico3q3q/archives/67877026.html

 どこをどう見ても、実現性は皆無であり、金を集めるだけの詐欺としか見えない。こんなのをまともに報道するマスコミ(朝日新聞など)は、詐欺の片棒を担いでいるも同然だろう。
posted by 管理人 at 19:47| Comment(4) | 物理・天文 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
【 追記 】 を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2013年08月28日 21:05
【 オマケ 】 を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2013年08月28日 21:53
SF的な話題ですね。地球は、人類が欲望の拡大により資源浪費と環境破壊に暴走して、地球がイースター島のように
壊滅的な状態になる可能性も大いにありそうです。向こう50億年先には太陽が白色矮星になり、人類はThe Endになる。
他の惑星への移住計画は現実のものになるかもですね。

 火星は、酸素もエネルギーも水もないし南極並みの低温、風景も荒涼、持参した資源を使い切ったらおしまいです。
どうせ移住するなら、ハワイかタヒチのような星がいいですね。
 地球型惑星で、惑星の表面で液体の水が存在できるハビタブル・ゾーンにある、リゾート星が見つかれば、夢は俄然、
活気づきますね。近くても数百光年の先とすれば、光子ロケットで遥かなる千年旅を続ける。完全リサイクルの生活。
美味しくない食事。単調な毎日。エネルギーが問題ですね。ダークエネルギーでも使えるようにしなければ不可能…
旅の果てに、イスカンダル星へ到着する。そこには、同じような考えの他惑星からの移住者たちがいた。

 ならば、現代人なら、ゴーギャンのようにタヒチへ旅立ち、現地の娘さんと結婚し、自然と共に生きる方が楽園的かも。
Posted by 思いやり at 2013年08月28日 23:07
極限状況下で最後に残る欲求は食欲です。
地球上でも遭難者の食人事件は起きてますから
火星でも同じことが起きるでしょう。
Posted by DW at 2014年01月30日 15:49
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