※ 本項は内容が古くなったので、取り消しの扱いとします。
以下は残しておきますが、読む必要がありません。
土屋アンナの主演する劇が上演中止になった。
→ 土屋アンナの公演中止騒動、どっちが正しい?
この騒動の途中で、原作者が「私が上演を許可していない」と声明した。
→ 濱田朝美ブログ
すると制作者側が Facebook で反論した。
→ 甲斐 智陽 Facebook
ここには次の文言がある。
代理人が立つということは全て代理人を通して行うのが通常で、その代理人の承認は濱田朝美の承認なのです。この言葉の通りであれば、制作者の側に言い分がある。
ところが、あとで次の記事が出た。
《 土屋アンナ舞台原作者代理人許可していた 》このタイトルは不正確(というより間違い)なのだが、ここでは代理人が口頭で許可を与えていたことになる。
浜田さんは 30日のブログで「舞台化を許可していない。土屋さんは無実」と擁護したが、浜田さんの代理人の弁護士はこの日、日刊スポーツの取材に「制作側に『舞台化に異議はない』と伝えていた」と、舞台化を認めていたことを明かした。
代理人によると、5月半ばに浜田さん、代理人、著書を出版した光文社の担当者、制作会社代表で演出家の甲斐智陽さんの4人が会ったという。すでに舞台の主役が土屋に決まり、公演場所も決まっていた。代理人は「ここまで来ている以上、『基本的に舞台化に対して異議はない』と伝えました。不本意ながら承認するということで、舞台化もやむを得ないという認識だった。文書ではなく、口頭でした。
( → 日刊スポーツ )
ただ、これには問題がある。
・ 口頭で伝えただけで、文書化していない。
・ 認めたのは、舞台化だけで、該当作品の上演ではない。
ここで、舞台化の許可というのは、一般原則としての上演許可だけだ。個別の作品の上演を許可するのは、台本を渡して個別の作品を指定したあとだ。ところが今回は、中止決定の2日前まで台本を原作者に渡さなかった。つまり、故意に隠していた。これは大いに問題がある。法的には、該当作品の上演権を得たとは見なされないだろう。(たとえ口頭で舞台化の許可があったとしても。)
ただ、問題は、その点ではない。より重要なことが三つある。
(1) 代理人とは誰か?
ここでいう代理人とは誰か? 記事をちょっと読むと、代理人が弁護士であるように感じられるが、よく読むと、代理人と弁護士とは別人だとわかる。代理人がいて、別途、代理人の弁護士がいたのだ。今回記事に登場したのは、代理人の弁護士であって、代理人本人ではない。
代理人と弁護士とは違う、という点に注意しよう。(したがってその代理人というのは、弁護士のように社会的な信用がある人物だとは言えない。)
(2) 代理人の正当性
この代理人は明らかに、原作者よりも制作者の利益になるように発言している。これはおかしい。
しかも、この代理人の出現は、制作者の Facebook 発言と軌を一にしている。まるで示し合わせているかのようだ。
また、代理人であると言うが、あくまで「自称代理人」であるにすぎない。というのは、権限を委託されているという証拠がないからだ。そもそも、権限を委託されているならば、とっくに文書で契約していたはずだ。なのに、何の契約も結ぶことなく、単に口頭で軽い許可を与えたというだけだと見なされている。
この人物はとうてい代理人だとは思えない。
(3) 代理人の偽証
この代理人は、明らかに偽証している。次の箇所だ。
代理人によると、5月半ばに浜田さん、代理人、著書を出版した光文社の担当者、制作会社代表で演出家の甲斐智陽さんの4人が会ったという。しかし、光文社は、このような関与を否定している。
→ 光文社:「関与しておりません」
代理人は光文社の担当者が同席したという。光文社は関与していないという。話は矛盾する。そのどちらが正しいか? もちろん、光文社の方が信頼が置ける。とすれば、代理人は偽証している。
この代理人は信用が置けないが、制作者の側も信用が置けない。次の証言がある。
土屋アンナさん降板の舞台、初日まで1週間あって、この舞台に熱い想い入れがあって、なおかつ損害がそんなにかかるなら、代役たててやればいいのに。 高橋茂氏(別名・甲斐智陽)は「舞台を何十年やってて初めて。」ってゆってるけど、姐さん33年舞台やってて、この方の名前はじめて聞いた。
— 毬谷友子 (@mariyatomoko) July 31, 2013
有名な舞台女優がこのように証言しているのだ。
また、制作者については、次の悪い評判もある。
高橋氏にはお金にまつわる奇妙な話も…。ある人物は「私の友人が今回の舞台のオーディションに参加したところ、受験料として3000円取られたそうです。さらに出演する際の条件としてチケットノルマ100人を言い渡されたとか。『こんな作品初めてだ』とうんざりしていましたね」と語る。ここまで読むと、悪党がどちらの側であるかは、だいたい明らかだろう。
有料オーディションは演劇界ではたまにあるが、1人当たりのチケットノルマ100人は度が過ぎている感も否めない。同舞台のチケットは7000〜8000円のため、出演者は1人70万〜80万円分を売りさばかなくてはならない。
「しかもノルマに達しない分は出演者の自腹で、ギャラもなし。要はオーディション組の大半が大金を払って舞台に出るということ。公演中止となったけど、支払った分のお金は返ってくるんですかね」(前出のある人物)
( → 悪評噴出!土屋アンナを怒らせた制作監督の“ウソ” )
──
さて。この事件では、原作者にあたるヒロインが劇中で死ぬことになっている。それが土屋アンナに不信感を抱かせたらしい。
→ 舞台中止騒動の発端は台本…土屋アンナ、主人公の死に不信感
「重度の障害者でありながら、必死に生きようとする」
というテーマを正反対にして、
「麻薬中毒のプロデューサーと関わって死んでしまう」
という悲惨なテーマに書き換えてしまった。それもこれも「どぎつくして売れるように」という下世話な意図。ひどいものだ。
原作者にしてみれば、自分が殺されたような気分だろう。殺人事件みたいなものだ。
──
では、この事件の真犯人は? ここで、ヒゲもじゃの名探偵が出てくるといいのだが、彼は残念ながら、今回はお休みです。 (^^);
名探偵のかわりに、私がおおざっぱな形で示す。
「真犯人は、制作者側の誰かである。代理人を自称する人物が、共犯であることは、まず疑いない。彼は制作者側と口裏あわせをすることが役割だ。そして、その自称代理人に虚偽を発言するように命じた人物こそが、真犯人だ」
では、その真犯人は? いちいち私が示さなくても、読者はすぐにわかるだろう。わからなかったら、どこかの Facebook のページを探せばいい。特に、句読点を使っていないページを探せば、見つかるだろう。
[ 付記1 ]
他にもおかしな点がある。
「原作ではなくて原案だ。ゆえに許可は不要だ」
と発言しておきながら、一方では、Facebook で次のように発言している。
私の書いた脚本はあなたそのものだと信じてます。エピソードはフィクションですが、困難を乗り越え生きてきたあなたが描かれています。言っていることが支離滅裂。
[ 付記2 ]
決定的にひどい点がある。次の嘘だ。
土屋はほかにも驚くことがあった。土屋の知人によると、出演依頼を受けた際、主催者側から「濱田さんは酸素吸入器をつけていて、もう長くない」と言われていたという。これが事実なら、とんでもない嘘ですね。この言葉で、土屋アンナのギャラを値切って、出演してもらったのだろう。とすれば、詐欺に相当する。
( → 上記ページ・スポニチ )
( ※ だいたい、この劇は、土屋アンナの名前だけで成立しているようなものだ。それを安いギャラで実現しようとしたのだろう。そのために、お涙ちょうだいの嘘を言ったのだろう。詐欺! )
一方、義侠心のある土屋アンナは、カッコいい。

【 関連サイト 】
「犯人はどんな顔をしているんだ?」
と思って、画像を見たければ、下記ページを見るといい。
→ 土屋アンナ主演舞台中止事件
[ 余談 ]
真犯人は、意外な人物ではなかった。むしろ、最初から予想された人物だった。
ただ、真犯人の共犯者が、意外な人物であった。彼は、味方かと思われたが、実は敵側の子分だったのである。そのことに、世間の人々はいまだに気づかずにいる。
 ̄ ̄
> 濱田さんの関係者は、この面会自体が知人からのメールで舞台化の動きを知った濱田さんが、製作側に説明を求めたことで行われたと説明。この場で初めて、企画内容を聞いたという濱田さん側は「舞台化の差し止めや、異議申し立てはしない」と回答したが「台本の内容次第では修正を求める」との条件を伝えたという。
→ http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2013/08/02/1p_0006215352.shtml