2013年08月01日

◆ 500円の手書きタブレット( enchantMOON のかわり)

 わざわざ高額の enchantMOON を買わなくとも、たったの 500円で手書きタブレットを入手できる。その秘訣は、お手軽ホイホイの自作ペンだ。 ──

 enchantMOON は4万円もしたのに、まったく使い物にならない。
 一方、たったの 500円で、手書きタブレットを入手できる。ただし、条件がある。それは、Android または iOS のスマホ(など)をもっていることだ。それを手書き入力にすることができる。
 「なあんだ」
 とがっかりするかもしれないが、侮るなかれ。ものすごく高度なことができる。
 以下では順に示すので、じっくり読んでほしい。

 ──

 まず、基本としては、Android または iOS のスマホ(など)を必要とする。これをもっていない人は、残念ながら、ここでバイバイだ。とはいえ、今ではこれらの普及率は 50%を越えている。( → 出典 ) 若い世代や、理系の人々(たとえば本サイトの読者)ならば、80%ぐらいの普及率になっているはずだ。
 そこで、以下では、この条件を満たしているものとして話を進める。

 ──

 Android または iOS のスマホ(など)があれば、あとは、入力のペンとソフトがあれば済む。

 入力のペンは、下記がお勧めらしい。( → 出典

   

ECTP-02BK   Su-Pen P201S-ASC



 ただしこれらは、価格がかなり高い。一方、ずっとお安いものもある。




タッチペン (シルバー)


 
 これはすごく低価格で、性能もそこそこある。
 ただし、寿命はあまり長くないらしい。次々と買い足すのでは大変だ。

 そこで、うまいことを考えた人がいた。これは単に導電性のスポンジを使っているだけだから、自作してしまえ、という発想だ。
  → 導電ペンを60円で自作する
  → 自作スタイラスペンの作り方

 これでうまく(手書きタブレット用の)スライタスペンを自作できる。
 問題は、導電性のスポンジだが、店頭での入手は容易ではないらしい。そういうときには、Amazon に頼る。




導電スポンジ



 その他、似たような商品は、ここにいろいろとある。
  → 関連商品

 こうしてスポンジを入手したら、あとは簡単に自作ペンを作ればいい。
 ペンの本体は、アルミ製のシャープペンの筐体を使えばいいだろう。面倒なら、先の タッチペン (シルバー) の筐体を使ってもいい。

 ──

 こうして自作ペンをつくったら、あとは無料ソフトを使えば済む。先に示した Note Anytime というソフトだ。

 これは、指で操作する画像を前に示した。(下記)





 一方、スライタスペンを使えば、細かな字画のある文字を書くことができる。








 見ればわかるように、漢字(例:会議)や、カナ交じり文(例:会ぎ)を、ペンによって手書き入力すると、それを漢字変換してくれる。候補一覧が出るので、正しい候補を選択すると、それが該当の画面(枠内)に入力される。
 これは ATOK の「手書き文字入力」に似ているが、1文字ずつでなく、長い連文節の入力が可能であることで、ずっと使いやすくなっている。
 また、略字に対応している点も、見逃せない。( たとえば、門構えの漢字を、上部に点を付けたで手書き入力できる。)

 ともあれ、いろいろなことができるので、詳しくは動画を見てほしい。enchantMOON と比べると、あまりに高度な文字操作に、人柱の人たちはびっくりするだろう。

 ──

 では、これは、あらゆる点で enchantMOON を越えるか? 残念ながら、そうではない。enchantMOON は、本体はゴミ同然らしいが、ペンだけはとても優れている。導電性スポンジなんていう安物を使わないで、とても高価なペンを使っている。書き味もとてもいいそうだ。(購入者の感想。)

 というわけで、完全に満足がゆく出来だとは言いかねるのだが、「安価で高機能な手書きタブレット」としては、500円程度で済む本項の方式がいいだろう。

 これ以上のものを求めるのであれば、前々項 に示した東芝のタブレット( 7万円の Android 機 /13万円の Windows 8 機)を購入するしかなさそうだ。……と思ったのだが、実は、別案もある。前項がそうだ。そちらを参照。
  → ATOM の手書きタブレット
posted by 管理人 at 23:56 | Comment(0) | コンピュータ_03 | 更新情報をチェックする
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