2013年07月10日

◆ ウナギ絶滅は政府の方針だ

 ウナギが絶滅しかけている。これは自民党の安倍政権がその方針を推進しているからだ。 ──
 
 ウナギが絶滅しかけている、ということが、あちこちで話題になっている。「もはや絶滅は既定事項だ」というような悲観的な見解さえ出るありさまだ。
  → ニホンウナギ 絶滅危惧種の検討続く(NHK)
  → 倫理観の欠片もないうなぎ報道
  → 日本のウナギ根絶作戦が、ついに最終段階
  → ニホンウナギがどれぐらい終わっているのかについての図
  → ウナギが絶滅する前に食べておこう!

 しかし、ウナギが減少するのは、自然現象ではない。人間が海で捕獲しすぎたからでもない。人間が陸地において河川環境を破壊してきたからだ。特に、ダムの設置がウナギにとって壊滅的だった。逆に、ダムを撤去すれば、ウナギは急速に増える。この件は、下記で述べた通り。
  → ウナギの減少と環境悪化
 真相は、ここに記してある。(ずっと前の記事だ。)

 ──

 一方、現状はどうか? アベノミクスという名称で、地方で無駄な公共事業が次々と展開されている。特に、無駄なダムの建設が進んでいるようだ。
 安倍政権が経済政策「アベノミクス」で打ち出した3本の矢(金融緩和、財政出動、成長戦略)では、財政出動の柱が公共事業だ。今年度の政府当初予算で公共事業費を昨年度より16%増やした。2月に成立した昨年度補正予算などと合わせると、約10兆円になる。
 2000年代に入り、小泉純一郎政権からは公共事業を減らしてきた。その流れは大きく変わった。安倍政権は防災・減災や古い施設の維持管理に力を入れるという。
 しかし、実際は道路やダム、堤防などをつくるという「旧来型事業」に手厚く予算をつけている。
 秋田県の東成瀬村で進める成瀬ダムもその一つだ。今年度予算は昨年度の5倍の約35億円をつけた。完成までの総事業費は1500億円を超す。
 ところが、地元の農家の男性(47)にはねらいがよくわからない。ダムをつくる目的は農業用水を確保することだが、今は不足していないからだ。
( → 朝日新聞 2013-07-10
 こういうふうに必要性のないダムをどんどん造っていく。それがただの「金の無駄遣い」であるならば、まだマシだ。実際には、ダムを造ることで、ウナギなどの回遊魚の通路をふさいでしまう。そのせいで、河川の遡行ができなくなり、生活史が途絶えてしまう。
 ウナギ属 Anguilla に含まれるほぼすべての種類が降河性の回遊魚で、海で生まれた後に淡水域に遡上し、成長後に再び海に降りて産卵するという生活史をもつ。
( → Wikipedia
 こうして生活史が途絶えたウナギは、産卵する機会もなく、絶滅するしかない。
 そして、そのようにウナギ絶滅のために大金を投入しているのが、安倍政権だ。
 安倍政権は、莫大な金を投入して、「ウナギ絶滅計画」を遂行しているのである。何のために? 公共事業を推進して、その袖の下を受け取るために。
 これはいつか「電力業界からの袖の下を目的として、原発の安全の審査基準を甘くした」(そうして原発事故を起こした)というのと同様である。
 自民党政権は、ウナギ絶滅と日本人絶滅との、双方の計画を推進してきたのだ。今もそれを続けている。
 


 [ 余談 ]
 で、ウナギが消えたら? 自民党政権はどうせ「菅直人のせいだよ」とデマを吐くのだろう。そして多くの国民はそのデマを信じるのだろう。
( ※ 実際、国民の多くは、自民党のデマを信じる体質になっている。だから次の選挙でも、自民党が圧倒的多数を取る。)
 


 【 関連項目 】

 → ウナギを食べると減るか?
posted by 管理人 at 23:29| Comment(6) | エネルギー・環境2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
養殖鰻の一割(適当な値)に再放流義務を課すと言う案も緊急避難として使えそうです。あとは魚道確保で天然物の遡上を妨げないくらいでしょうか。
Posted by 京都の人 at 2013年07月11日 13:08
日本式の養鰻システムが日本の商社主導で中国に広まった為、大量の幼魚が採取されています。それを安価に育てて、商社が輸入で儲け、日本で大量消費という図式です。国内生産だと商社の出る幕無いですもんね...

国内での対策だけでは、本当にブレーキがかかるとは思えません。
親鰻から採卵しての完全養殖が実現する位のブレークスルーが無いと、そのうち食べられなくなってしまいそうです。
Posted by MSどす at 2013年07月18日 09:38
やはりシラスの乱獲こそが最大の問題でしょ。養殖したのを食わず全て放流すれば回復するかもと期待。

ウナギは上流に登る(途中に露ほどの水気があれば登れる)
しかし河口でも棲息してたから。

最後にウナギを目撃したのは昨年。河口から0.5`ぐらいのとこで40センチ強のがサギに攻撃され瀕死状態。その後別のサギが呑み込んだらしい。

その三年前、別のドブ川の河口1`ぐらいで真っ昼間からニョロニョロ〜

どちらも捕えても食えそうでなかったから見てただけ・・・
Posted by 陸妻 at 2013年07月23日 21:19
減るのは乱獲のせいで、増えないのは環境悪化のせいでしょう。

 y = a・e^bt (e の b*t 乗 に、a を掛ける)

 という形で示すと、
 a を減らすのが乱獲。
 b を減らすのが環境悪化。
 
 たとえ乱獲をやめても、環境悪化がひどいと、増殖が不可能なので、絶滅します。

 ちなみに、シロナガスクジラは、乱獲をやめても、ちっとも増えません。なのに欧米は「乱獲をする日本が悪い。乱獲をやめろ」の一点張り。日本はシロナガスクジラの乱獲なんかしていないんですけどね。
 陸妻 さんの主張は、欧米の反捕鯨団体とそっくりです。
Posted by 管理人 at 2013年07月23日 22:08
確かに乱獲をかいくぐって日本の河川に到達しても、環境悪化で遡上・成長できなければ絶滅ですね。

それに、昔と比べると今は強力なライバル魚がいます。ブラックバスやブルーギルといった外来魚が、小魚を食い尽くしているといった状況は良く有る話です。こちらにも対策が必要だと思います。
Posted by MSどす at 2013年07月24日 11:31
子供の頃は、夏にはうなぎ獲りをやり、1シーズンに50匹くらい、家族に美味しい蒲焼を食べてもらっていたのですが… 確かに、環境悪化は、うなぎなどに遡上の意欲を弱めますね。

 河川や海の環境を悪化させた要因に、農薬と廃液と家庭排水があります。「奇跡のりんご」の映画が示しているように、無農薬、低農薬の栽培は、日本の農業・農産物への価値を高めます。
 家庭排水は、食用油の肥料化の手順と活用方法、流した先で毒性の低い洗剤は何か等をPRすれば、国民全体ができることは大きいと思われます。
 廃液は、科学技術の研究で、毒性の少ない方法を絶えず開発していくことでしょう。
 使用済み核燃料などの高レベル放射性廃棄物は、外交を加速させ、千島4島のうち大きいのを返還してもらって、格納するしかなさそうですね。
Posted by 思いやり at 2013年07月24日 18:57
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