2013年06月26日

◆ マリノスの赤字解消法

 サッカーのマリノスが 10億円の大赤字。これを解消する名案はあるか? ある。コロンブスの卵みたいな、あっと驚く方法。 ──

 サッカーのマリノスが 10億円の大赤字。
  → 横浜F・マリノスが債務超過 社長「日産の支援必要」

 これを見た、はてなブックマークの案は、
 「カルロスゴーンの年収 10億円を少し削ればいい」
  
 しかしそれは他人の財布を当てにする案だから、ジョークにしかならない。現実性はない。もっとうまい案はないか? 

 ──

 物事の本質を探れ、というのが私の方針だ。
 ここで本質を探ると、次のことがわかる。
 「赤字の理由は、人件費ではない。施設利用費(毎年1億円)が高くて、かつ、収入が少ない」

 そこで一案としては、「施設利用費を下げてもらう」というのがある。ネットではこれが有力だ。
  → 横浜M、勝つより大変… 頭イタ〜イ借金問題 (2ちゃんねる)

 とはいえ、ファンの間では、「日産スタジアムが不便だ」(だから行きたくない)という声が強い。上のページにこうある。
日産スタジアムはほんとやめて欲しい。行きにくいしピッチまで遠過ぎてテレビで見た方がマシなレベル。埼スタがうらやましい
 場所はそう悪くない。駅からも近い。新横浜という地点のアクセスがちょっと悪いだけだ。
 最大の問題点は、「陸上競技場と併用しているせいで、ピッチまで遠すぎる」ということだ。ネットにも上記と同じ意見が多い。
 史上最悪、世界ワーストワン、糞陸上へっぽこスタジアム。客席スタンドの傾斜は極端にゆるい。30000席ぐらいが妥当な高さに72000席を無理矢理造った。3階にピッチがあり、4階が1層目客席の出入り口となるので、外観と比べ、客席スタンド高度は余りない。陸上トラックの周囲に余分なスペースを大量にとり、最前列ですら、多くのサッカースタジアムの最後列より遠い。
 一層目はどこからでも視界は絶望。二層目では遠さゆえ、サッカーのピッチとはこんなに小さなものだったかと驚く。
( → 日産スタジアム 観戦記
 久々の日産スタジアムなう。ピッチが遠いよ、最前列なのに。
( → twitpic
 具体的な状況を知るには、上記コメントのリンク先に写真がある。また,次の写真もある。
  → 画像画像
 
 ──

 では、どうすればいいか? 先のリンク(2ちゃんねる)では、「新しく球場を作り直せ」という案があった。それも一案だが、それはあまりにもコストがかかりすぎる。もっとうまい案はないか? 実は、ある。では、それは? 

 それを知るには、球場の形を知るといい。


大きな地図で見る

 緑色の部分(サッカー場)と、赤茶色の部分(陸上のトラック)がある。
 この緑色の部分を、90度回転させて、全体の端っこの方(左上の方)に移動させればいい。
 そうすれば、サッカー場の3方向に、スタンドがあることになる。だから、観客席のすぐそばに、サッカー場が近づくことになる。これでほとんどが解決できる。

 この案で難点は、次のことだ。
 「陸上競技場としては使えなくなる」
 しかしこれは問題ない。なぜなら、横浜市内には、横浜市三ツ沢公園陸上競技場があるからだ。陸上競技には、そっちを使えばいい。
 また、改造のためには、改造費を払ってもいいだろう。コートを移動するだけだから、たいして費用はかからない。
 
 最大の難点は、横浜市が文句を言い出すことだ。「陸上競技場として使えなくなるのは困る」と。
 その場合には、次のように言い返せばいい。
 「二兎を追うものは一兎をも得ず。虻蜂取らず。どうしても『陸上競技場として使えなくなるのは困る』というのでしたら、陸上競技場として使いなさい。そのかわり、サッカー場としては使えませんので、当社(マリノス)は、ここから出ていきます」

 すると横浜市から、こう言い返されるだろう。
 「出て行くって、どこへ行くつもりなんだ? どこか、行くアテはあるのか?」
 「まあね。一応、三ツ沢公園球技場を考えています。そこが使えたら、そこを使います」
 「ふん。そううまく行くものか。もし使えなかったら、どうするつもりだ? つぶれるか?」
 「そうですね。赤字企業ですから、つぶれます」
 「え?」
 「というか、今みたいに 10億円もの赤字を出していたら、実質的に倒産企業ですよ。これまでは赤字を我慢してきましたが、もうやめます。会社やめます。マリノスもおしまい。じゃ、バイバイ」
 「ま、待ってくれ。わかったよ。仕方ない。日産スタジアムをサッカー専用にすることを認めるよ。やむを得ない」
 「はい。これで決まり」

 その後、マリノスにはサッカーファンが大挙押し寄せて、莫大な入場料収入が入るようになった。人気が出たので、テレビ放送もされるようになって、その放送料も手に入った。また、グッズの販売手数料も増えた。大赤字だったマリノスは、一転して、優良な黒字企業になった。おかげで選手補強も進んで、昔のように常勝チームになった。そのせいでまたファンが増えた。
 めでたし めでたし。



 [ 付記 ]
 10年後のインタビュー。
 「どうしてこんなにうまく行ったんですか?」
 「それはね。場所をちょっと移動しただけで済んだんですよ。ごく簡単。あまりにもあっけない解決策」
 「へえ。どうやってそれを思いついたんですか?」
 「実は、名案を教えてもらったんです?」
 「その名案、どこにあるの?」
 「 Openブログ。何事であれ、名案がほしいときには、ここで教わればいいんだよ 」
 「何で名案が思いつくの? コツがあるの?」
 「コツはあるよ」 
 「それ、何?」
 「本質を探れ、ということさ」
 


 【 関連項目 】

 → ゴーンの懐刀が挑む、マリノス改革の全貌
 → マリノスは、なぜ好調なのに“赤字”なのか
posted by 管理人 at 22:17| Comment(5) | 一般(雑学)2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
奇想天外で興味深い指摘に、感心して笑ってしまいました。
 今後、日本のスポーツ施設を作る際に、留意すべき事柄が満載されていますね。
 同じ、陸上競技/サッカー兼用スタジアムである、国立競技場は集客力があります。陸上のトラックに沿って楕円型
に観客席を作り、傾斜も見やすいように勾配をつけています。
日産スタジアムは、観客への配慮なくほぼ長方形に作っているので、四隅は恐ろしく遠く感じる。傾斜もゆるい。

 要するに、スポーツを会場で熱く観戦したことがないタイプの設計者と審査員と発注者が、頭で作ったのでは。
 
 選手が遠いだけでなく、全体像が把握できにくい構造に作った失敗作ということです。古代ローマのコロッセウムや
全米オープンテニス競技場は、すり鉢型の構造で、見下ろす感じなので、観客は競技に一体化できる。
 全米オープンテニスなどは、競技内容と同様、競技後のスピーチもいい。エンターテイメントの真髄を理解している。

 大型のスポーツ施設を作る場合は、「関係者は国内や外国の成功している競技場へ行って観戦すること」という
条件をつけるといいですね。
Posted by 思いやり at 2013年06月26日 22:08
隣にある日産フィールド小机ですか?その赤いトラックをぶっ壊して観客席で埋めても良さそうです。

プロチームが営利企業であるから運営の累積赤字で解散してしまう可能性がある(フリューゲルスの前例)事を理解しない一部のファンがマリノスは赤字でも横浜に残れ!と言いそうです。
でもマリノスは横浜にこだわらなくても神奈川のチームなので厚木や海老名に行くということも可能でしょう。
Posted by 京都の人 at 2013年06月27日 00:27
このブログと、ヤングマガジンは、商売のネタにさせてもらってます。

すばらしいですよ。
Posted by だい at 2013年06月27日 11:15
京都の人さんのアイディアも面白いですね。
「赤いトラック」部分を(柵を設けて)椅子なし自由席にして、5割引の限定2万人様とすれば、
近いし自由に移動できる。好評かも。たこ焼き、かき氷屋も可なら、お祭り気分で行きたくなる。

 Jリーグ限定なら外国のフーリガンは来ない。日本の観客は礼儀正しいので問題ありません。
トラックを守りたいなら、黄色い(緑色でない)人工芝でカバーする。
Posted by 思いやり at 2013年06月27日 20:17
マリノスの決算が出た。当期損失5億円。累積損失 17億円。
 → http://www.f-marinos.com/news/detail/2013-07-09/130000/130422

 本項では 10億円と書いたが、いつのまにか 17億円にまで赤字が増えている。「さっさと倒産しろ」と言いたくなるレベル。

 本項の提案を受け入れていればいいのに。知恵もやる気もない駄目クラブ。

 「マリノス 赤字」でググれば、本項は3番目に来る。なのに、話を聞いて修正する気はさらさらない。やっぱり、倒産だな。
Posted by 管理人 at 2013年07月09日 21:10
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