アフリカでは大豆を栽培するべきだ、と前に書いたが、調味料としての醤油も普及させた方がいい。さらに、味噌や豆腐も。 ──
アフリカでは大豆を栽培するべきだ、と前に書いた。その理由は、「ただの炭水化物である稲や小麦よりも、タンパク質が豊富であるから」という栄養学的な見解。
→ アフリカ農業:コメより大豆で
ここでは、次の趣旨の話も書いた。
「最近、『虫を食え』という話が出たが、醤油で味付けをするといい」
この項目を書いたあとで、次の趣旨の記事が掲載された。(朝日新聞。日付は失念。)
「アフリカで虫の料理があるというので、食べてみたが、塩で味付けをするだけで、ちっともおいしくない。苦い感じで、まずい」
さもありなん。 (^^);
イナゴの佃煮みたいにすればいいのにね。それには、醤油と砂糖が必要だ。
一方、アフリカでは、マギーブイヨンみたいなコンソメ調味料がどんどん普及しているそうだ。(出典は失念。)
醤油はどうかというと、キッコーマンも何とか頑張ろうとしているらしい。
→ キッコーマン ホームページ
→ アフリカがしょうゆ販売の有力市場に、キッコーマン
ただ、単に醤油を販売しようとしているだけらしくて、あまり芳しい結果ではないようだ。
──
以上を見ると、ここには問題があることがわかる。
・ アフリカでは栄養の貧困という問題がある。
・ ただ、現地には、食物は豊富にある。魚や虫。
・ しかるに、味付けがされていない。(種として塩)
・ 塩以外に、醤油・味噌を利用すればいいのに、利用しない。
・ そのせいで、魚や虫が十分に利用されていない。
たとえば、おいしいイクラやシャケがあっても、醤油などで味付けすることができないので、ゴミ扱いされて、無駄に捨てられてしまう。
→ アフリカの飢餓の対策
ここでは、醤油そのものがないわけではない。醤油を利用するという知恵や文化がないわけだ。
結局、ここでは欠けているのは、物ではなくて情報なのである。情報不足のせいで、せっかくの利用できる食材が無駄に捨てられることになる。
とすれば、大切なのは、情報の提供だろう。たとえば、次のような。
・ 醤油や味噌の利用。
・ 豆腐の利用。
・ 各種の調理法。
とはいえ、これらを提供する以前に、次の問題にぶつかる。
「識字率が低すぎる。文字情報を提供しても、文字を読んでもらえない。」
ここでは、「パソコンの提供」なんて、夢のまた夢である。まずは、「紙と鉛筆」を提供したい。いや、それ以前に、「学校の校舎」や「机とイス」を提供したい。現実には、野宿状態で、黒板が一つあるだけ、……という状況が多い。
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ここで私が思った案は、こうだ。
「文字が提供できなければ、アニメで醤油と味噌の宣伝をすればいい。たとえば、 けいおん みたいなアニメを放送して、そこで醤油と味噌の利用を推奨すればいい」
だけど、それだったら、けいおん よりは さざえさん の方がよさそうだ。(ちょっと日本的すぎるかな?)
さらに頭をひねって、名案を思いついた。こうだ。
「現地で紙芝居を上演する。アニメのかわりに、紙芝居」
どうです。これは名案でしょう。紙芝居だったら、自分で絵を描けばいいわけだから、黒人を主人公にした物語だって、簡単に描ける。
日本で失業しているアニメーターは、アフリカに行って紙芝居を描けばいい。そのための資金は、アフリカ開発援助の資金を使えばいい。人件費だけだし、たいした額にはならないだろう。
おまけに、それで失業している若者がアフリカに行くし、彼らはアフリカで鍛えられる。引きこもりふうのアニメーターが、アフリカで鍛えられれば、いろいろと強化されるので、日本でも利用価値のある人間に成長できる。
アニメオタクのアニメーターは、アフリカで2年間、紙芝居を描きましょう。
[ 付記 ]
何だか、話が荒唐無稽みたいになってしまったが。 (^^);
ま、いいでしょ。困る人がいるわけじゃないし。アフリカで困った人を救うためなんだから。
実現性? そこまでは、私は責任を持てません。実務に詳しい人が考えてください。
【 関連サイト 】
→ 青年海外協力隊 - JICAボランティア
2013年06月09日
過去ログ
紙芝居と駄菓子、ついでに屋台のラーメンやたこ焼き、いやイナゴ焼きか。愉しそうです。