薬局が多すぎるせいで、ひとつずつが小規模になっている。そのせいで処方薬の品目数が不足する。
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処方薬局の薬の数は、1部屋に収まる程度の数でしかない。そんなもので足りるのだろうか……とかねがね疑問に思っていたが、足りません。その被害に遭った。
先日、抗生物質を処方されて、処方薬局に行ったら、ちゃんと処方された。ただ、もらった紙を読む読むと、「後発薬は半額です」というふうに記されている。
そこで次回、また同じ処方を受けて、薬局に行ったとき、「ジェネリックで」と頼んだ。そうしたら「その薬はありません」だって。
仕方ないから、あちこちの薬局に行ったが、どこにもない。3軒行って、3軒ともない。「これじゃ、探すだけ無駄だ」と思ったので、「先発薬でいい」と応じた。
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この薬は、ごく平凡な抗生物質だ。ただの化膿止めである。アスピリンや胃散みたいに平凡な薬だ。こんなものでも、ジェネリックというだけで、どの薬局にも在庫がなくなる。呆れた。
で、ジェネリックが使えないから、国の医療費用も高くなるわけだ。(今回の分で言えば、先発薬は倍額になる。私の支払いも、国の支払いも、倍額。)
薬局の数はあまりにも多すぎる。数を減らして、ひとつずつの規模を大きくするべきだろう。そうすれば、在庫不足もなくなるはずだ。
規模の市場原理が働いていない。どうなっているんだ。呆れる。
たぶん、何らかの原理があるのだろう。
・ 薬局に渡る金が高すぎる。
・ 小規模の方が有利なような、何らかの事情がある。
普通の(市販薬の)薬局ならば、「大規模な店で値下げする」という競争原理が働くのだが、処方薬局ではそうなっていないようだ。困ったことだ。
( ※ 詳しい事情は、私は知らないが、とにかく、おかしな事情があるようだ。)
【 関連項目 】
→ 薬局が多すぎる
※ やたらと無駄な手間をかけてコストがかかっているので、
電子処方箋を使ってコストを下げよ、という趣旨。
2013年05月29日
過去ログ
→ http://j.mp/10HdAGw
この昔の判例のせいですかね?もしくは規制緩和とか、色々考えられますが。
これが正解。
http://kanri.nkdesk.com/kasan/kasan1.php
集中度の高い薬局の報酬が低くなるよう、点数設定されています。
「面分業」構想というのが、30年くらい前からあって、一つの薬局をかかりつけにしろっていうんですが、ITが発達した現在では、まったく事情は違うはずなんですが、政策は変化してません。
それはありますね。せめてポイントサービスぐらいしてくれればいいのだが、「政府に禁じられているのでできません」だって。
(でも最近だと、ポイント1%を付けてもらったこともある。よくわからん。)
ちなみに、書籍だとポイントが付く店もある。三省堂でも、一部のネット書店でも、1%のポイント。
もしかすると、クレジットカードの方が、お得かも。
でも1%程度じゃね。