2013年05月26日

◆ 砂漠化とテロ

 アフリカの砂漠化とテロには関連がある、という話がある。 ──

 朝日の記事から、一部抜粋。
 《 アフリカ砂漠化、テロを生む 消える村、流れる若者 》
  砂漠の拡大は……原因は気候変動による雨量の減少に加え、人口の急増に伴う木の伐採や過放牧とされる。干ばつは30年前には10年に1回だったが、5年に1回、2年に1回と頻度を増してきた。昨年はニジェールやマリなど周辺8カ国で1500万人以上が食糧難に陥った。
 イドリサさんが言う。「畑に砂が積もる故郷で、何ができるのだ。政府は助けてくれない。貧困と社会不平等がなくならない限り、また新たな組織ができるだろう。食べるものがなくて、戦えばくれると言われれば、死ぬかもしれなくても参加するだろう」
 「メンバーには食うのに困った農民や牧畜民がたくさんいた。近年の大干ばつで多くの人が家畜や生活の糧を失った。大半が宗教心から加わったわけではなく、家族を養うためだ」
( → 朝日新聞 2013-05-26
 この件は、「サヘル地域」という言葉とともに、私も前に言及した。
 サヘルというのは、サハラ砂漠の南側にある地域で、砂漠と緑地との中間に当たる領域だ。あまり肥沃でない地域。飢餓が起こりやすい。
 特に最近では、ひどい状況にあるようだ。

 では、どうしてこうなったか? もともと人間が住みにくいのか?
 いや、そうではない。昔はこの地域でも、けっこうまともに暮らせた。しかし今はそうではなくなった。北からアラブ人の武装勢力が侵入して、暴虐の限りを尽くしているからだ。

   ̄ ̄
 いい方法がある。それは、サヘル地域における緑化(砂漠化の阻止)をする運動だ。
 私としては、このこと(緑化)が最もお勧めだ。
( → フェアトレードの裏の真実
 朝日と私の項目は、ほぼ同じ内容である。まるで私の項目を読んで、朝日が記事に仕立てた、という感じだ。
 朝日もたまには、いい記事を書く。普段は「原発反対」「炭酸ガスを減らせ」とヒステリックに喚くだけだが、「砂漠化の阻止」という正解を書くこともあるのだ。



 [ 余談 ]
 ただ、朝日の記事は、普段の主義主張とはまったく隔たっており、いきなり砂漠化の話に飛ぶのだから、あまりにも不自然だという気はしますがね。
 いつもは「炭酸ガスを減らせ」とだけ唱えているくせに、どうして「緑化が大切」という真実に気づくようになったのか。……まったく不思議。
 もしかしたら、地球温暖化とは関係なく、単に平和主義で言っているだけかもね。
posted by 管理人 at 16:43| Comment(5) | エネルギー・環境2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
以前、アラビア半島沿岸部で植林支援をやっていた日本企業の方に話を聴いたことがあります。「努力は全て徒労に終った。理由は、降水が少ないこと。水が無いと木は枯れるのですね」。

 東レとミツカワ(株)(福井県越前市)、鳥取大学と共同で、中国の内蒙古でやった実証実験「砂移動防止」は、最も合理性がある。
1)生分解性プラスチック素材で、砂漠上に格子を作る。
2)砂の移動が抑えられる。
3)乾燥に強い植物が根付くことを助ける。
4)それらの植物は、たまに降る雨を保持する。
5)砂漠の気候を緩和する。
6)雑草が育ち草原になった頃、生分解性プラスチックは、バクテリアによって分解され、植物の栄養素になる。もちろん、環境汚染にならない。
7)気象が改善され、木が生えるようになるには、長い年月が必要だが、自然とはそのようなもの。

 中国政府は、そのような日本の支援などを国民に知らせず、ひたすら反日TV映画を連日垂れ流す。
 日本を邪悪な敵に仕立て、沖縄も俺らのものなどと言い張り、戦艦などを向かわせ、戦時ムードを作る。政府に批判が向かないようにするためだが、本当に情けない国。韓国もそうだが。
Posted by 緑の復元 at 2013年05月26日 19:35
砂漠緑化については、過去記事があります。チューブによる格子など。

 → http://openblog.meblog.biz/article/2327019.html
 → http://openblog.meblog.biz/article/2767516.html

 ──

 次の情報もある。

> チューブから作物の根元にぽたぽたと点滴のように水を与える「点滴灌漑(かんがい)」という技術

http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/sabaku/sabaku06.htm
Posted by 管理人 at 2013年05月26日 20:21
まずは平和と安全が確保されない限り緑化事業は徒労です
でも食うものがない以上戦うしかないので平和と安全は確保できない
国際援助も危険すぎて入れない
軍隊だして治安維持するしかないんですがろくな資源もないこんな貧しい辺境なんぞ殺し合いでもしとけというのが本音でしょうからどこも出さない
Posted by カオス at 2013年05月26日 20:25
>  by カオス

まあ、そうなんですけどね。「フェアトレードの裏の真実」の項にも書いてあります。

で、その結果、アルジェリアで起きた天然ガスプラント襲撃事件みたいなのが起こるし、身代金テロも起こるし、日本に入る地下資源価格も高くなるし、結局日本も大損するハメになる。
Posted by 管理人 at 2013年05月26日 21:29
アフリカに限らないが、自然が持続的に提供できる以上のものを求める人間活動を経済成長と賛美しているが、じりじりと自滅活動になっていることを意識して、可能な範囲から軌道修正していかないと、未来は厳しい。

 管理人さんの指摘「アフリカの問題は、根が深い。「チョコレートを買えば救える」というような生易しいものではない」は、その通りです。
 アラブ系は略奪・破壊志向、アフリカ系は先を考えず多産志向。国連は物資を配るサンタクロース志向。救い難いですね。

 そんなアフリカで、真の意味で支援の手を差し伸べた例は、ゴードン・サトウ博士の「マンザナール・プロジェクト」のように僅少です。
 米国のジャーナリストは訊いた。「あなたのようなキャリアの人は、ゴルフボールを打って余生を楽しんでいるのに」、“Why risk your life, when there were so many other places you could have gone?"  博士は、I liked the Eritrean people.と応えている。

 博士自身が、少年時代、太平洋戦争中の大統領令No.9066によって、荒野オーウェンズ・ヴァレーの強制収容所へ親と一緒に収容された過酷な体験に基づく、虐げられた人たちへの共感が根底にあった。
 世界に誇れる日本人です。
Posted by 思いやり at 2013年05月27日 20:20
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