2013年04月19日

◆ ネズミが教えた真実(原発)

 原発の対策は不十分であるということを、ネズミが教えてくれた。 ──

 福島の原発事故のあとで、原発の対策となる方針が発表された。
  → 原子力規制委 新基準案を提示
  → 厳しさ世界一 猶予期間が焦点 (2013-03-05)

 ところが先日、原発で停電が起こり、設備が停止した。その理由はネズミ。
 東京電力福島第1原発で18日夜に停電が発生し、燃料貯蔵プールの冷却装置など9つの設備が停止した問題で、東電は 20日、3、4号機プールの仮設配電盤の端子と壁面に焦げ跡を確認した。仮設配電盤は屋外のトラックの荷台に置かれており、焦げ跡付近にネズミのような小動物の死骸があった。東電は小動物が接触し配電盤がショートした可能性があるとして、詳しい原因を調べている。
( → 産経 2013.3.20
 ネズミが配電盤を故障させて、それで原発全体が停止したことになる。

 ところがこの配電盤は、地下にある。地下にあれば、津波を受けて、配電盤も停止する。
 つまり、原発の津波対策として、第2電源を高台などに用意しておいたとしても、地下にある配電盤が停止すれば、原発そのものが停止することになる。電源だけをバックアップしても、「頭隠して尻隠さず」になるわけだ。

 以上のことは、下記で指摘された。
 一般的には「全電源喪失」が事故の最も大きな原因だったと思われています。だから、再稼働をめぐる議論でも「電源」をどう確保するかが焦点になっている。でも、どれだけ電源があっても、「配電盤」がやられてしまったらどうしようもないと指摘されています。配電盤は地下一階にあったので、津波で水没して機能を失っていた。つまり、仮に電源が生きていても、事故当初の状況はあまり変わりなかった、と。
 畑村: 配電盤の重要性を、皮肉にもネズミが教えてくれたわけです。それは全体を俯瞰してみれば、実は簡単にわかるんですよ。自分が「悪意の鬼」になって、一ヵ所を攻撃したら全部がダメになるような急所はないかと探せば、誰でもすぐに気がつくはずです。
 もちろん、全電源喪失が原因だというのは、マクロに見れば正しいんですよ。しかし、「じゃあ、外からの電気を確保すればいい」とそこだけを教訓にするのは間違いです。外部電源があっても、それを必要な場所に「配電」できなければ意味がない。配電盤が一ヵ所にかたまっていたら、また同じことが起こります。
( → 現代ビジネス
 次の話もある。
4号機で事故が起こるとは当初誰も思っていなかったんです。だって、4号機は定期点検中で止まっていたんだから。
 なのに、なぜ事故が起きたのか。実は3号機と4号機は一つの排気塔を共有していたんです。だから、3号機が水素爆発を起こした時に、一緒にやられてしまった。「もらい事故」だったんですよ。
これは全体の設計の欠陥です。一つの排気塔を共有するなんて、まったくケチでバカげた設計だと思うけれど、でも誰もそのことを言わない。別々の排気塔にしていれば、4号機は何事も起こらなかったはずなのに。
 ──

 詳しくは下記で。



福島原発事故はなぜ起こったか 政府事故調核心解説

posted by 管理人 at 19:33| Comment(0) |  放射線・原発 | 更新情報をチェックする
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