2013年04月06日

◆ 被災地の避難で死者

 被災地では、避難した人々(特に高齢者)で、大量の死者が発生している。これは放射線による死者をはるかに上回る。 ──
  
 「放射線による死者が出たら大変だから、避難しよう」
 と主張する人々がいる。しかし彼らの主張に従ったとしても、死者は今後数十年かけて数十人、というレベルだ。今すぐ死者が大量に出るわけじゃない。

 一方、上記のように「避難しよう」とする行動によって、大量の死者が出ている。自宅から離れて暮らすストレスによる死者だ。報道を引用しよう。
 《 震災1年境に脳卒中5倍増 岩手沿岸部 》
東日本大震災被災地の岩手県沿岸部で、震災直後から1年後までと、1年後から10カ月間を比べると、脳卒中患者が約5倍に増えていることが、岩手医科大学の調査でわかった。日本脳卒中学会は患者の増加を防ぐため、国に被災者の健康環境の改善を求める声明を出した。
 山田町、大槌町、陸前高田市の病院や診療所の医師に、脳卒中を発症した患者数を聞き取った。2011年4月〜12年3月の12カ月は11人(月平均0・9人)。12年4月〜13年1月の10カ月は52人(同5・2人)。月平均の患者数は5倍以上に増えた。
 脳卒中のリスクを高める高血圧についても調べた。過去に脳卒中になったことがなく、不眠などの問題を抱える3市町の約千人のデータを分析。13年1月の最高血圧(収縮期)は平均155で、最低血圧(拡張期)は平均93だった。いずれも12年4月と比べて悪化していた。
 寺山靖夫・岩手医科大教授(神経内科)は「仮設住宅暮らしが長引き、ストレスや体重の増加が血圧を上げ、脳卒中患者を増やしている可能性がある」と話す。
( → 朝日新聞 2013-04-01
 これと同様の話は、前にも述べたことがある。原理などについては、そちらを参照。
  → 避難による死者が 1618人

 なお、このような形で死者が大量に発生するだろうということは、地震の直後にすでに予言しておいた。下記項目で。
  → 仮設住宅は人を殺す
 ( ※ というか、この時点ですでに、大量の死者が発生している。そこで、「今後もどんどん死者が生じる」と予言しておいたわけだ。で、その予言通り、今もなお死者が続々と発生する。……放射は人を殺さないが、放射は人を殺すのである。)
 
 同様の記述を前にも書いた。
 人を殺すのは放射能ではなく、放射脳である。今すぐこの状況を改めないと、避難先にいる高齢者がさらに何百人・何千人も死んでしまうだろう。
( → 原発事故による死者


 [ 付記 ]
 正確に言えば、上記の死者数には、「放射線からの避難」のほか、単純な「震災被害での避難」もある。だから、「放射線からの避難」の死者数は、上記の統計の例よりは少ない。ただし、それでも大量になる。
 なお、「震災被害での避難」は、自己責任の面もあるので、政府のせいだとは言えない。別に政府が津波をぶっかけたわけじゃないからだ。
 一方、「放射線からの避難」は、ほぼ全面的に政府の責任だ。なぜなら、政府が強制的に避難を義務づけているからだ。
 そこで、私としては、次のことを提案している。
 「年 50mSv 以下の地域は、高齢者に限っては、自宅への帰還を認めるべきだ。ストレスの増加による死亡率よりは、危険度が低いからだ」


 ここでは、次の二点は対象外である。
  ・ 年 100mSv 以上の地域。(原発の近辺)
  ・ 高齢者以外の人々。(おおむね 70歳以下。)

 これらは対象外であり、帰還は現状通り禁止する。
 
 なお、80歳以上の高齢者に限っては、年 200mSv 以下の地域まで範囲を拡大してもいいと思う。このレベルの高齢者ならば、癌の発生確率よりは、他の疾病の発病確率の方が、はるかに高い。残った人生を好きなようにさせて上げていいだろう。「自宅から強引に引き離す」というのは、あまりにもむごい。彼らを仮設住宅に押し留めるというのは、彼らの人生を今すぐ奪うということに近い。「命さえあればいい」というのは、「人を植物人間にさせても(殺さない限りは)罪はない」というのに似た発想であり、悪魔の発想だ。
 放射線にとらわれすぎている人々は、悪魔に似ている。
 
 
 悪魔「あなたの望みを一つかなえてあげましょう」
 人間「本当か? ならば、永遠の命をくれ」
 悪魔「わかりました。あなたに永遠の命を差し上げます。そのかわり、あなたの魂をいただきます」
 悪魔はこう叫んで、あなたを黄金の像に変えてしまった。あなたは永遠の寿命を得て、同時に、魂を失ってしまった。
posted by 管理人 at 22:14| Comment(0) | エネルギー・環境2 | 更新情報をチェックする
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