2013年04月03日

◆ 直線加速器・誘致は愚行

 直線型加速器「国際リニアコライダー」(ILC)の誘致の動きがある。しかしこれは愚かしい。 ──
 
 直線型加速器「国際リニアコライダー」(ILC)の誘致の動きがある。
 史上最大の直線型加速器「国際リニアコライダー」(ILC)の誘致に向けた動きが本格化している。宇宙の成り立ちのなぞに迫る夢の施設だが、8千億円ともされる建設費に各国とも二の足を踏む一方、日本では、建設や運用に伴う経済効果を当て込み、自治体や国会議員が盛んに誘致活動を展開している。
( → 巨大直線加速器、日本が頼り 研究者代表、首相に直訴
 8千億円もかけるというのだから、大金過ぎる。それでも東北地方などで誘致の動きがある。
  → ILCを東北へ 世界が期待 宮城県庁で誘致講座

 しかし、「研究開発費の一点集中」というのだが駄目だということは、先に次の項目で示したばかりだ。
 日本の論文数の低下が著しい。これは研究費の集中・重点化のせいらしい。
 (現状は)「一将功成りて万骨枯る」ふうの状況だ。

 研究というものは、一点集中で巨額の金をかけて、建物や設備を買えばいい、というものではなくて、幅広く人材のために研究資金を投入するべきだからだ。(基礎研究ではそうだ。)
( → 研究開発のデフレ
 研究費の一点集中で巨額の金を投入する、というものが何をもたらしたか、現実を良く注視するといい。すなわち、「論文数の大幅な低下」という現実を。



 [ 付記 ]
 なお、「リニアコライダーは不要だ」と述べているわけではない。これは物理学では重要な施設なので、建設した方がいいだろう。
 問題は、日本が誘致することだ。それによって半額負担(4000億円)もかかるので、それが馬鹿らしい。外国に負担してもらった方がいい。日本は一部拠出で、1000億円程度の拠出でいい。それが私の推奨。
 ただし、八ツ場ダムに総額 4000億円以上もかけるのに比べれば、まだマシだと言える。八ツ場ダムは建設しない方がいいからだ。
  → 八ツ場ダムの是非
posted by 管理人 at 20:25| Comment(3) | 物理・天文 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ニュースから。(ちょっと古いが。)
 → リニアコライダー:学術会議の検討委「誘致は時期尚早」
  http://mainichi.jp/select/news/20130807k0000m040076000c.html

 「日本に誘致するかどうかについて、日本学術会議の検討委員会は6日、誘致は時期尚早とする見解を大筋でまとめた。巨額の建設費や、世界中から研究者の参加を見込める保証がないなど課題が多く、数年かけて調査した後に判断すべきだとした。」
Posted by 管理人 at 2013年08月13日 20:20
管理人様はILCやLHCで超球理論の断片的と言えども証拠が発見されると期待しておりますか?。
Posted by 虫宇日 at 2014年03月20日 17:24
超球理論はモデル理論であり、数式は他の理論と同じなので、証拠が出るとかでないとかの話はありません。
 目的は「世界を矛盾なく理解するための原理」です。つまり、シュレーディンガーの猫や、二重スリとなどの、思想的な矛盾を解消すること(統一的な理解を与えること)です。それだけ。
 相対論などの(公理系みたいな)体系とは違います。光の粒子説や波動説みたいな扱いです。
Posted by 管理人 at 2014年03月20日 19:15
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