──
アニメ産業では労働者が低賃金でひどい。20代で年収 110万円。多くの労働者は次々とやめていく。わずかに生き残った人(才能のあるエリート)がさらに続けるが、それでも年収は 30代で 214万円、40代でも 401万円。だからアニメ産業振興のために国が補助金を出してはどうか……という見解がある。(読売新聞・夕刊 2013-03-20)

──
これについて、テレビ局と広告代理店が中抜きしているせいでは……と思って、調べてみたら、次の図を得た。

出典:政府報告(PDF)
スポンサーが 5000万円を払うが、広告代理店や放送局が介在して、最終的にアニメ制作会社に入るお金は 800万円。(あちこちでかなり話題になった話。)
ただし、これをもって「中抜きしている」とは言えないそうだ。
というのは、ここでスポンサーが払っている金は、アニメ製作費ではなくて、「広告費」つまり「番組とCM放送にかかる代金」であるからだ。そこにはテレビ局の「電波使用料」という高い代金が入っている。それは「中抜き」とは違う。
→ やまもといちろうBLOG(ブログ)
→ テレビ局はアニメのお金の中抜きをしているか? (*)
それじゃどうしようもないかというと、そんなことはない。「製作委員会方式」(業界内では多分「テレビショッピング方式」という方が通りがいい)という方式がある。テレビ局や広告代理店の中抜きを防ぐためには、政策委員会がテレビ局から番組枠(放送枠)を買えばいい。その放送枠で、高コストのアニメを放送できる。これに従えば、政策委員会がアニメを制作して、アニメの製作費をいくらでも高くすることができる。これで問題なし。[出典:上記 (*) ]
では、その方式はきちんと機能しているか? 機能している。
それではアニメーターの賃金は高いか? 高くない。それは、どうしてか?
──
ここで話が変わるが、参考までにコストの内訳を示そう。テレビアニメ30分1話の制作費用1100万円の内訳は次の通り。 (2010年)
ひどいと言えばひどいね。まともな産業としての体をなしていない。
原作:5万円、脚本:20万円、演出:50万円、制作進行:200万円、作画監督:25万円、原画150万円、動画:110万円、仕上げ:120万円、美術(背景):120万円、撮影:70万円、音響制作:120万円、材料:40万円、編集:20万円、プリント:50万円
( → これがアニメ業界の現状 )
とはいえ、それでも産業が成立するのは、次のことがあるからだ。
何を狙っているかといえばやはり、映画化、DVD、キャラクターグッズ展開による「当たり」だ。これで産業として成立するのであれば、その分を労働者に回せばいい……と思うのだが、そうも行かないようだ。というのは、次のことがあるからだ。
[ → 出典:上記 (*) ]
「製作費は 1000〜1300万円程度だが、テレビ局からもらえる金は 800万円程度」( 出典:先の政府 PDF の画像 )
つまり、映画化、DVD、キャラクターグッズ展開による金はあるのだが、それは、「製作費と、テレビ局からもらえる金の、差額」つまり「赤字」を埋めるために使われる。低賃金労働者の賃金を上げるためには使われない。
──
ここで話を戻す。アニメの製作費は安い。なぜか? それは、次のことがあるからだ。
「アニメの製作費をいくらか高くしても、その分、アニメの品質が向上するとは言えない」
あるいは、こうだ。
「アニメの品質をいくらか向上しても、その分、視聴率が高くなるとは言えない」
要するに、アニメーターの賃金を高くして、アニメの品質をいくらか向上させても、視聴率はろくに見込めない。「けいおん」でも何でも、現状の低賃金の状態でもそこそこのアニメ品質が得られるから、「アニメーターの賃金を上げて、作画の画質を上げる」というふうにはならないのだ。
これは要するに、「低賃金に甘んじている、底辺層の下手なアニメーターがわんさとあふれている」という状況を意味する。これを批判する人も多い。
→ 2ちゃんねる スレ
──
では、どうすればいいか?
基本として、現状認識は、次のように考えるといい。
「この低賃金は、誰かが中抜きして搾取しているからではなく、市場原理に従っている」
ここで、市場原理とは、次のことを意味する。
・ 労働市場では、労働者の供給過剰
・ アニメ市場では、アニメの供給過剰
いずれも供給過剰である。これが価格低下・賃金低下の理由だ。
とすれば、対策は、次のことだ。
(1)アニメ制作本数に対して、アニメーターが多すぎる。
だから、アニメの低賃金労働者はどんどん辞めればいい。
低賃金労働者が逃げてしまえば、賃金は上がる。
(2)アニメの視聴者に比べて、アニメ制作本数が多すぎる。
ろくに視聴率の取れないアニメは、放送をやめればいい。
アニメの本数が少なくなれば、視聴率は上がる。
要するに、今は、アニメもアニメーターも多すぎるのだ。だから、低い製作費や低い賃金に甘んじることになる。
これをやめて、数を減らせばいい。
・ アニメーターの数を大幅に減らす。
・ アニメの制作本数を大幅に減らす。
特に後者は大事だ。現状では、小さなアニメ市場を、数多くのアニメ作品で分けあっている。アニメの本数があまりにも多すぎる。昔は、鉄腕アトム・鉄人28号・エイトマンぐらいしかなかったのに、今では、1週間のアニメ本数は数え切れないぐらい多い。
→ 2013年 春 放送開始 (継続分を除く)
こんなに本数が多ければ、1本あたりの視聴率は低下するに決まっている。その分、許される製作費も低下する。当然、アニメーターの賃金も下がる。
というか、アニメーターの賃金が低いから、多大な作品が生まれる。
結局、アニメーターの賃金が低いことの最大の理由は、アニメの本数が多すぎることなのだ。
逆に言えば、「低賃金でもアニメーターになります」という底辺層のプロが多すぎるから、低コストのまま、アニメの本数が多くなりすぎてしまう。(悪循環ですね。)
ここで、国が補助金を出せば、底辺層の賃金が上昇するのではなくて、どうでもいいような下らないレベルのアニメがいっそう増えていくだけだ。(アニメの視聴時間や視聴者数には上限があるからだ。)
とにかく、今の日本は、アニメが多すぎる。その理由は、低賃金を甘受する、「アニメオタクのなれの果て」が多すぎるからだ。
この人たちが、低賃金のアニメーターであることをやめて、まともな職業に就けばいい。そうすれば、残った少数の人が、高品質の作品を作るようになるだろう。その本数は今よりもずっと少なくなるだろうが。
【 後日記 】
あとで、次の項目を書いた。
→ アニメ最賃法を制定せよ
ここでは「最賃法を制定して、賃金を上げよ」という趣旨で書いている。
これを読むと、「その通り。アニメーターの賃金を上げるべきだ」と同感する人が多いだろう。
一方で、本項のように「低賃金のアニメーターは離職しろ」という話を聞くと、反発する人も多いだろう。
だが、よく考えるといい。この両者は、同じ結果をもたらすのだ。
・ 賃金を上げる
・ アニメーターが離職する
この両者は同じ結果をもたらす。理由は次の通り。
(1) 賃金を上げれば、高い賃金を払えなくなる会社が多くなるので、雇ってもらえなくなるアニメーターが増える。かくてアニメーターは失業して離職する。
(2) アニメーターがどんどん離職すれば、高い賃金を払わないと雇えなくなるので、自動的に賃金が上がる。(といっても、まともではあるが世間的には最低レベルの賃金にすぎないが。)
……以上の(1)(2)ゆえに、「賃金を上げる」のと「アニメーターが離職する」のとは、同じ結果となる。
だから、本項で推奨した「低賃金のアニメーターは離職しろ」という方針は、「アニメーターの賃金を上げる」ことと同じことなのだ、と理解するといいだろう。
( ※ なお、この両者と異なる方針もある。それは「国が補助金を出す」という方針だ。一種の社会主義政策である。稲作に補助金を出すのと似ている。やたらと補助金漬けにするわけ。)
【 参考動画 】
現状では、やたらと作品が多いので、粗製濫造になっている。この件について、具体的な作品で示そう。
まず、私が「高品質の作画だ」と思うのは、この作品。
→ 源氏物語千年紀Genji
このくらいの作画ができるのならば、アニメーターに高い金を払うべきだ、とは思うのだが、……いかんせん、このアニメは、ヒットしなかった。「高品質の作画がヒットする」というわけじゃない実例か。
ヒットするのは、こういう作品。
→ ローゼンメイデン
萌えアニメのなかでは比較的高品質だとは思うが、あくまで子供向けであり、芸術に近い源氏物語とはレベルが雲泥の差だ。ヒットするか否かは、萌え属性に帰着するのであって、作品のレベルとは一致しないようだ。
最もヒットしたのは、近年ではこれらしい。
→ けいおん
ひどい低レベルの作画であり、これなら底辺層のアニメーターでも描けるだろうな、と思える。作画レベルとヒットとが一致しない、という典型だろう。
( ※ 何でヒットしたかというと、萌え属性が全開だから。「あずにゃん」なんて言っているオタクが増えると、ヒットする。)
( ※ 【 修正 】 「ひどい」というのは、言いすぎかも。「イカ娘」などに比べれば、はるかにマシだ、と言える。/私の取る絶対基準では「けいおん」は駄目だが、他の多くの凡庸な作品と比べれば相対的にずっとマシだ、という見解は成立する。コメント欄の3番目を参照。)
一方、アニメというよりは静止画に近い感じだが、下記はずいぶんハイレベルだ。
→ 秒速5センチメートル
ただしこれは、たくさんのアニメーターの作品ではなくて、新海誠の個人作品といってもいいくらいの少人数の作品だ。(だから静止画が多い。)
普通のアニメとは範疇が違うので、いくらレベルが高くても、同列には扱えない。同じような作品を他人が作れるかというと、まず無理。あくまで例外的なものだ。突然変異種みたい。
[ 付記 ]
ま、平均点で言えば、今のアニメは昔のアニメよりも、レベルは圧倒的に上がっている。だけど、多すぎるよね。もっと数を絞って、レベルを上げる方がいい、と私は思うのだが。現実はそうはならないようですね。アニメーターになるたがる人が多すぎるせいで。
ちなみに、ツイッター検索でアイコンを調べてみる。
・ 日本語で検索する → アイコンはアニメだらけ。
・ 英語で検索する → アイコンは写真だらけ。
日本人はアニメ好きのオタクが多すぎるんだよ。
※ 仏語、ドイツ語で検索しても、写真だらけ。
※ 中国語で検索すると、少しアニメが混じる。
けいおん に続く作品は、これらしい。
→ ラブライブ!
【 関連サイト 】
スタジオジブリの給料はかなりいいそうだが、それでも月給 16万7000円。
→ 2ちゃんねる
→ 画像
これで採用されるのは、年に二人とか三人しかいないそうだ。最も恵まれた人で、この待遇。
アニメ志願者が多すぎる。
【 関連項目 】
本項の続編
→ アニメーターの労働法違反
→ アニメ最賃法を制定せよ
またそれがどのような理由で行われ、当初懸念されていたアニメーション技術の海外流出を招いてしまった理由もお話くださいませんでしょうか?
昔からアニメーターは供給過剰だったのでしょうか?
その点をしっかり検証くださいませんでしょうか?
よく言われていますが、成立しないと思います。理由は:
・ 海外に外注する前からずっと、国内のアニメーターの賃金が
抑えられている
・ 他産業を見てもわかる。工場を海外に移すと低賃金になるが、
だからといって国内労働者の賃金が海外並みになるわけじゃない。
> アニメーション技術の海外流出
それは仕方ない。他産業でも同様のことはある。維持できなければ、全部国外流出してもいい。
※ 下記は取り消し。
【 なお、時給換算なら、現在でも最低賃金以上の賃金を得られていますから、時給が極端に低いわけじゃない。 低年収の主な理由は、低賃金じゃなくて、一人あたりの仕事の量(労働時間)が少ないことです。それは労働者が多すぎるから。 】
> 昔からアニメーターは供給過剰だったのでしょうか?
私の知る限りは「イエス」です。
ただし一番最初は違うかもしれない。鉄腕アトムは(会社が)大赤字だったようです。手塚治虫の巨額の漫画収入で、アニメの大赤字を埋めていた。それでも倒産騒ぎがあったようだ。
>ひどい低レベルの作画であり
別に『けいおん!』ファンでもなんでもないんですが、アニメ『けいおん!』はアニメファンには有名な京都アニメーションが制作しており、作画レベルは同時期の作品の中では多分トップレベルだったと思います。細かい芝居も多くヌルヌル動いてましたし、シリーズを通して作画が崩れることは1度もありませんでした。個人的に「けいおん!」はそんなに好きな作品ではないんですが、ウソは書かないほうがよいと思います...(-_-;)。
作画は良いですが、企画が間違っています。
出崎/杉崎 コンビの名作シリーズの一貫なのでしょうか?
また、『けいおん!』は萌かもしれませんが、エロを廃しているという点で、オタク向けとしては健全な部類です。
ヒットの要因は、萌よりも楽器や食器の緻密な書き込みや、舞台のロケが現実の購買に結びついたことでしょう。
また劇中歌の水準も高いことが上げられます。
なお「イカ娘」は子供向けギャグアニメとしては良質です(オバQみたいなもの)。
アニメ産業の低賃金ですが南堂様は「補助金を払うな」「制作本数を減らせ」という主張でしょうか。
制作本数を減らしても、アニメーターの待遇は下がりこそすれ上がらないのでは?
それとも、制作本数を減らすことで、一つの作品当たりの「有能なアニメータ密度」を上げて品質を確保するという提案でしょうか?
実際のところ品質と売り上げの相関が低い商品なので(映画と同じ)、収益には関係しないでしょう。
なお、南堂様が毛嫌いしている「けいおん」を制作している京都アニメーションは、人材の育成という面では良心的と聞いています。
そういう会社は人材の定着も高いそうです。
新聞で問題になるようなアニメーターは、ジブリや京都アニメーションに入れないレベルと解説している人もいます。(そういう人は待遇の悪い会社に入って、すぐに辞めていく)
本質は、良質な作品が正統に評価されて、適切な収益を上げることではないでしょうか?
現実には、売れるアニメはエロ要素の強いモノなんですけどね。
別に毛嫌いしているわけじゃないんです。ただ、顔がみんな同じなのは、作画レベルが低いと思う。ちゃんと描き分けるべき。
> 「補助金を払うな」「制作本数を減らせ」という主張でしょうか。
そうです。
> 制作本数を減らしても、アニメーターの待遇は下がりこそすれ上がらないのでは?
このあたりは話が循環的になっています。
とにかく法律違反の低賃金をやめるべき。そうすれば必然的に制作本数は減る。
制作本数が減れば、一本あたりの視聴率は高まるので、一本あたりの製作費を増やせます。たとえば、番組代金を2割上げれば(6000万円にすれば)、製作費を倍増できます。(800万円から1600万円へ。)
このようにして、「均衡点を変動させる」という主張です。経済学っぽいですね。
需給曲線の、供給曲線を移動させると、「アニメーターの労働供給が減る」という形で、賃金も自動的に上昇します。同時に、制作本数は減ります。
それが本来のあるべき姿。
現状は、違法行為がまかり通っているから、そうならない。次項参照。
世の中が法律を守るようになれば、自然に是正されるはずです。
河野太郎議員が、電波使用料を公開していますが、収益に対する使用料の割合は、キー局で一番高いNHKでさえ0,27%に過ぎません(一番低いフジテレビは0,12%)。
池田信夫氏が、かつて指摘したように、テレビ局という流通業者が、電波を独占しているせいで、クリエイターが困窮しているのが最大の問題です。
>ただし、これをもって「中抜きしている」とは言えないそうだ
これは、典型的な中抜きですよ。少なくとも、アニメというコンテンツにテレビ局は何も寄与していないので、一番アニメコンテンツに寄与しているアニメ会社が、一番取り分が多くて当然です。
河野太郎 http://blogos.com/article/57407/
池田信夫 テレビ業界という格差社会http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51292802.html
コンテンツ産業の「25%ルール」http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51376379.html
中抜きというのは、定義しだいですが、私が言っているのは、ただの横流しだけの手数料です。
一方、本項で述べているのは、電波利権にともなう料金です。これは電波の枠の販売代金ですから、電波の枠と引き替えであり、ただの中抜きとは違います。
放送局は、放送設備の使用をさせているから、その代金の意味もあります。放送設備って、けっこう金がかかります。
> 電波を独占しているせいで、クリエイターが困窮しているのが最大の問題です。
それはアニメとはあまり関係ない。ちなみにテレビタレントは、ものすごい高所得です。
アニメの困窮は、あくまでアニメの特殊事情にある。
あと、スマホなどのモバゲーでも、アニメに限ってやたらと安売りで描く人が多いんですよね。テレビタレントなら、そんなことはしないんだが。(最低賃金ももらわないで出演するタレントはいません。…… と思ったが、吉本は最賃以下だそうだ。 → http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1336831533 )
>私の知る限りは「イエス」です。
新人アニメーターの月収を正確に知っていますか?
http://www7a.biglobe.ne.jp/~animation/pdf/sinjin-animator.pdf
これを読んでおわかりのように、昔と今とでは作業内容が違っています。昔は食えても今は食えないのです。
この作業を海外の安い労働力でまかなっているのが現状でしょう。日本で作成するよりは数段にレベルが低下しますので評判は悪いですが、なにしろ安いのでまかり通っています。
単価が上がらないのは海外の外注が大きな原因であろうと思っています。
テレビ局の制作プロダクション(下請け)も、事情は同じです。理由は、上記に書きました。
>ちなみにテレビタレントは、ものすごい高所得です
だから、タレントは、下請け構造と関係ない。問題の構造が理解出来ていませんね。
>放送局は、放送設備の使用をさせているから、その代金の意味もあります
仮にそうでも、五千万円の広告費で、下請けには8百万円というのはありえない。搾取し過ぎ。
> 単価が上がらないのは海外の外注が大きな原因であろうと思っています
それについては 2013年03月22日 06:15 で否定しています。他産業を見てもわかる。
単価が上がらない理由は、法律違反の横行です。次項で示したとおり。
法律違反を取り締まれば、単価は一挙に最低賃金まで上昇します。その結果、制作本数は大幅に減り、アニメーターの大半は失業しますが、それもやむを得ない。2013年03月22日 23:44 で述べたとおり。
なお、「雇用者」でなく「請負事業者」として低賃金が許容されているのであれば、ここを是正することも必要かな。(スタジオで仕事をするのが普通なのだから、雇用と見なさずに低賃金にするのは、脱法行為だ。)
> 市場原理主義過激派
> 問題の構造が理解出来ていませんね。 搾取し過ぎ
テレビ局の過剰利益や搾取を問題にしているんじゃありません。それは話題の範囲外。単に仕事を流すだけで利益を得ているという「中抜き」を否定しているだけ。(また、否定している人は、私というよりは、リンク先の人です。)
アニメーターの低賃金は、主題ですが、それは別の理由。(本項の主題。次項で説明。)
だいたい、会社側の過剰利益や搾取が理由であれば、日本中のすべての産業で労働者は最低賃金以下になるはずです。でも、そうなってないでしょ? アニメ産業以外では、最低賃金以下では労働者が来ません。(吉本は例外だが。)
事例への反論よりもどうすれば業界が大きくなり、皆が幸福になれるのか?そう言うコメントが欲しいところです。個人的には咀嚼できていない内容なので、提案するに至りませんが、米国アニメとの技術力の差を埋めないと、輸入のみになりそうです。
そういう思想なんだろうと思っていましたが、制作本数が減っても一本あたりの視聴率は変わらないでしょうね。
嗜好品なので、制作本数に関わらず、売れる物しか売れませんから。
というよりも、アニメの視聴者は、一様にアニメを見ているのではなく、コモディティのような需給カーブにはならないでしょう。
つまり「けいおん」と「Genji」はリニアに同じ市場で売られるものではないということです。
(購買層があまりにかけ離れている)
ただし、アニメーターの数が減ればアニメーターの処遇は、平均して上がるでしょう。
アニメーターは交換可能な「人材」だからです。
問題は、その人材が必ずしもスキルが高くないために、給与が上がらないということです。
(ジブリや京アニ、東映などは固定給で良い人材を囲っているはずです)
まあ、ミュージシャンになりたいという鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)に辞めろ言う資格は僕らにないように、絵の描けない青年のアニメーターへの夢も否定できませんね。
(歩合給のアニメーターは、あくまで請負だからね)
なお、京アニの顔が同じなのは、お客さんが望んでいるからで、彼らの技量が低いわけではありませんよ。
それを言ったらジブリアニメは全部同じ顔です。
「けいおん」については、好き嫌いはともかく、作画と(絵の)演技が近来まれに見る出来映えだたっという評価が定着していますので、作画を腐すなら別の作品にしたほうがいいかと思います。
(とはいえダメ作品はよく知らないのアドバイスできませんが)
究極の作画アニメともいえ、制作局がNHKという大作「電脳コイル」が商業的に苦戦(ディスクが売れなかった)ことは、業界を震撼させ、質が商売に結びつかないことを再確認させたそうです。
良作が売れないという現実が、アニメ業界の悲劇ですね。
(日本のエレクトロニクス製品も同じですが)
テレビ局ほど極端な例でないにしろ、こんな搾取構造は、「すべての産業」で存在しています。アニメーターの低賃金も同じ事例です。大手企業と下請け中小企業、正社員と非正規雇用、ありとあらゆる所で賃金格差が存在してるだろう。現実逃避でもしてるのか。
問題は、このテレビ局の電波独占を止めさせる事。具体的には、誰も見ないBS枠を国に返還させて、新規参入をさせれば良い。
>アニメーターの低賃金は、主題ですが、それは別の理由
だから、低賃金の理由は、下請け構造が原因。構造的な問題が理解できていないのね。
それが成立するなら、次のことが成立するはずです。(同じことの言い換えだから。)
「制作本数が増えても一本あたりの視聴率は変わらないでしょうね」
しかしこれは成立しない。オタクの数は限られているし、一般の視聴者がアニメを見る時間の総計は限られているからです。
また、同じ時間に二つの番組があれば、両方を見ることはできない。(録画を別とすれば。)
常識的に言えば、単純な反比例関係は成立しなくとも、おおざっぱには反比例ふうの関係が成立するはずです。(人間の持つ時間は有限だ、ということ。毎日5時間もアニメばかり見るわけには行かない。)
なお、制作本数が極端に低かったアニメ黎明期には、アトムぐらいしか国産アニメはなかったが、その時点で、アトムの視聴率は 40%もありました。
今日のアニメ乱造状態で、一つのアニメがどれほど質を上げても、視聴率 40%を達成することは不可能です。
テレビ局による中抜きのない「製作委員会方式」をちゃんと示しているでしょ。
下請けというなら、公共事業やプログラムだって、多重の下請けがありますが、最低賃金は守られています。最低賃金が守られないのは、アニメーターぐらい。何度も言っているが。
ただの低賃金と、最低賃金の半額以下という極端な状況は、全然別のことです。
むしろ市場原理で理解する方がいい。現状の価格は市場原理で決まっています。労働市場の供給過剰という市場原理の解釈できちんと説明できる。それで十分。(搾取があるから賃金が低いのではなく、賃金が低いから不当利益が可能となる。順序が逆。)
ここで「国による資金投入で、赤字産業を育成する」というのは、社会主義的な政策ですが、そういう社会主義的な政策が成功したためしがない。
ではなぜ、市場原理ではうまく行かないのか?
別のところで話題になっていますが、映画の原作者の取り分が極端に低い。また、契約書が結ばれていないことも多い。……こういう状況は、違法であることが多い。
一般に、このような不当な状況というのは、たいてい、違法行為がまかり通っています。アニメの最賃法違反もそう。だから、法律を遵守することにすれば、あとは解決します。市場原理と法律があれば十分。
マルクス的な「搾取論」は、見当はずれ。
もうちょっと市場原理を信頼することをお勧めします。市場原理がまともに機能しないのは、違法行為があるときぐらいです。
売春と同じで、
低賃金でも自分の時間を売りたい人がいると相場が馬鹿みたいに下がります。
それでもアニメやりたいって人は
生活の糧を得る仕事と思ってないのか、
好きなことしてても金を貰えると思っているロマンチストか。
賃金は使用者と非使用者の力関係だけで決まるもんなのに、「良い内容の仕事をしたから、つらいから」貰えると思っている人が多すぎます。
テレビ制作マン(局づとめじゃなくて制作会社)も同じようなことが起こってますが、「続かなくて2年でやめた」人がごまんといる分、まだまとも。
今回のテーマは「アニメーターの待遇」ですね。
これが需給で決まるというのはYESです。
その場合、アニメの制作本数は「多い」ほど待遇は良くなりますね。
(アニメーターの需要が高まるから)
制作本数を減らして、アニメーターの待遇アップというのは成立しないことまでは、合意いただけるのではないでしょうか?
ここまで合意いただければ、後は合意が成立しない点は、制作本数が減れば一本当たりの視聴率が上がるかです。
これは実験できればいいのですが、私は関係ないと考えています。
なぜなら、アニメの制作本数より、内容が視聴率に影響するからです。
南堂様は、アニメはオタクしか見ないと決めつけていますが、その偏見を外した方がいいでしょう。
面白ければオタク(厳密には存在しないセグメンテーションですが)以外も見るし、つまらなければ誰も見ません。(たとえばワンピースやドラゴンボールやドラえもん)
深夜アニメの視聴率なんて、所詮1%に満たないのですから、まだまだ、需要そのものが増える余地があり、供給が価格の決定打にならない局面です。
(しかも、供給を絞っても、現状以上の面白さになる可能性はないので、供給が価格に影響しない。供給が価格に影響するのは、制作本数ではなく、印刷するディスクの枚数です。同じ供給と言ってますが、本質的に別の話です。アニメの制作は、リンゴの品種を生み出すことで市場と関係がない。ディスクの印刷はリンゴの出荷で市場の問題と言えばわかりやすいでしょうか?)
さて今回の論争、根本的には、南堂様がオタクなるものに憎しみを持っていることが問題なのでは?
オタクにカテゴライズされる人が、不愉快な攻撃をしたことがあり、それで憎んでいるのかもしれませんが、オタクという人間集団は存在しませんし、「不愉快なその人」ではなく、属性で人を見るのは差別意識ですよ。
オタクが嫌いならオタクカルチャーに口を出さない方が健全ですし、興味があるのなら、普通に楽しんだ方がいいのでは?
(アンチ巨人は巨人ファンというので、南堂様はオタクカルチャーのファンなんでしょうけど)
何か勘違いしているようですが、需要が増えれば価格は上がるけれど、供給が減っても価格は上がります。需給曲線というものをきちんと勉強しましょう。イロハですよ。
制作本数とは、「制作しようとする本数」つまり「需要」のことではありません。
それより、本項の主張は、
「最賃法を守って、待遇を上げれば、制作本数は減る」
です。論理の方向を間違えないでください。
──
あと、私のことを「オタク嫌い」と誤解する人がいるから、何度も説明しているけれど、私は「重度オタクを脱オタクさせて上げようとする親切な人」なんです。麻薬中毒者を麻薬から救おうとするボランティアに似ています。シュバイツァーみたい。
軽度オタクについては、どうでもいいが、軽度オタクで収まっている人は、あまり多くない感じです。ちゃんと結婚した上で、「アニメより奥さんの方が好き」と言っている人は、オタクにはあまりいないですね。それが言えたら、もうオタクじゃないし。
ま、次のような例外もあるけれど。
→ http://hamusoku.com/archives/4066641.html
動画マンの待遇やアニメ制作会社の待遇が下請け圧迫が原因に見えるのに、また海外に製作依頼するためにその価格競争に負けているのは事実なのに、変な理屈で一蹴した気分になっている人はなんなの?
コメント欄なんか意味ないじゃん
閉鎖しなさいな
ばかばかしい
障害のあるオタクの立場を知っていただきたくコメントさせて頂きます。
自分は顔と脳に障害があり(障害者手帳3級を持っています)
そのことにより異性はおろか同性にも酷い仕打ちを受け続けて来ました。
(店に行って、こちらが客であろうとも無視や暴言、舌打ちをされるのは日常茶飯事です。)
はだしのゲンの勝子のような立場、と言えば想像しやすいでしょうか。
そんな自分にとってオタクコンテンツは唯一無二の癒しなんです。
それを「麻薬中毒」や「人間性の欠如した欠陥品」と扱われるのは酷く憤りを感じます。
障害がある=欠陥品というのであれば何も言えませんが。
管理人様のような正常な環境で育った方にはなかなか理解するのは難しいと思いますが、
社会から爪弾きにされて逃避せざるを得ない人達もいるということを理解していただきたいです。
長文申し訳ありません。
反論などありましたら真摯に受け止めますのでよろしくお願いします。
まあ、何事も例外はあります。私が話したことは、そういう例外的なケースには当てはまりません。その意味で、あなたには適用されません。
ただ、障害があるからといって、彼女ができないわけじゃないですよ。同様の女性はいっぱいいるし。どこかのページで見ましたが、顔が癌になって、目を背けたくなる顔になったすえに、死んでしまった若い女性がいました。2ちゃんねるに書いたあとで、死んでしまった。死んでしまえば、もう恋はできない。それに比べれば、あなたの方が百倍も幸せです。
あと、恋愛の醍醐味は、顔じゃなくて、心です。顔は見る快感だけだけど、心が通じると、深い充実を与えてくれます。逆に、どんな美人が相手でも、心が通じないと、かえって虚しくなる。
佐々木希みたいな美人と何人とも付き合った私が言うんだから、間違いない。
あなたは文章からして、しっかりとした人格がありますから、2ちゃんねるにいる多くの人より、はるかにモテる能力があります。また、本サイトでは、「オタクは正しい」なんてコメントする人もいますが、こういう粘着質の男性は女性から嫌われます。一方、あなたの文章は、とてもしっかりしています。人格がきちんとしていれば、十分に愛されて幸福になれますよ。あなたが女性に外見だけを求めるのでなければね。
> 「人間性の欠如した欠陥品」
調べてみたけど、そんなひどいこと言っていませんよ。「人間性が欠落しているのが、典型的なオタクだ」とは書いたけど。
私は視聴者は現在放送されているもの中で見たいものだけを見ていると思います。なので、結局は作品自体の問題であり、本数は視聴率にほとんど影響を与えないのではないかと考えます。
また、「制作本数が増えても一本あたりの視聴率は変わらないでしょうね」は現在は成立すると思います。
時間や視聴者の制限で視聴率が変化するほど大量のアニメが作られているとは思えませんので。
管理人さまはアニメを1つしか放送しなければ、現在放送されている分の合計(20%程度でしょうか)の視聴率がとれるとお考えですか?
あと、視聴率に関して昔のアニメを引き合いに出すには、当時と現在の状況の違いについての分析が不足しています。
→ http://tako2008.blog27.fc2.com/blog-entry-558.html
53本! どう考えても多すぎる。
これらを 10本ぐらい(5分の1)に集約すれば、それぞれの視聴率は、5倍とは言わないまでも、2〜3倍ぐらいにはなるでしょう。その分、広告の売上高が増えて、製作費に回せる金も増えるはずです。
人がアニメ視聴に費やせる時間は有限です。たとえば、エロ萌えアニメが20本あるとして、そのすべてを見るわけには行きません。好みのものを数本見るだけでしょう。たとえば4本。その4本は、人ごとに異なるので、バラバラに分散して、平均的な視聴率は低下します。
ここで、本数が全部で 10本となり、そのうちエロ萌えアニメが4本で、すべて良質であれば、各人はその4本をすべて見ることになり、1本あたりの視聴率は大幅にアップします。
53本って、多すぎると思いませんか?
→ http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52603154.html
高評価なのは「進撃の巨人」など数本。
約半数は、大幅に評価が低いゴミアニメ。
悪の華は、点数がゼロ。
最近、日本からアメリカへの輸出物が自動車に次、
アニメ関連物が2位だという事を知り、現在の国内のアニメ産業の状態を知りたくインターネットで調べていて、このページにぶつかりました。アニメ業界の産業構造を全く知らなかったために大変勉強になりました。
ありがとうございます。
私自身のアニメとの関わりは、ジブリ作品が好きでほぼ欠かさず見ています。ジブリは海外でも売れています。アニメ産業は現在でもその途中と言えると思うのですが、海外で売れるように作品を作って市場を開拓出来た会社が大きくなっていくと思っていますが、そのようなアプローチは国内各社しているのでしょうか?気になります。
ごめんなさい。少し趣の違うコメントかもしれませんが、私としては業界が拡大していくこと望んでますので口を挟ませていただきました。
そんなのキャラデザのレベルでどういう指示をするかというだけなのに
けいおんがぬるぬる動くだけで、その動きをもって何を表現したいのかわからないうのはわかるが、
アニオタ視点で見たら動画枚数が多くて動きが破綻してないというのはすごいとしか言えない
GENJIも美麗ではあるが終始止め絵だし演出もさすがに時代遅れで上質とは言いがたかった
HDDが1万円で10GB程度の時代のデータだぞ。(今は3TB=3000GB)
何が言いたいんだか。……
HDD が 300倍になったから、アニメーターの生産性が 300倍になった、とでも?
あるいは、ノートパソコンでは HDD から SSD になったように、アニメを描くのが人間からアトム型ロボットになったとでも?
ちなみに、ここ 10年ぐらいのアニメーターの状況で変化した点はといえば、賃金がいくらか低下したことぐらいでしょう。
→ http://www.videor.co.jp/casestudies/research/tv/2013/04_2.htm
要旨:
番組総数は変わらないまま、再放送が減ったので、新番組は増えた。その一方で、平均的な視聴率は大幅低下。かくて、一本あたりの収益は減る。それでも深夜アニメが増える。
その意味:
子供向けだったアニメが、アニオタ向けに粗製濫造されるようになった。
その結果:
本数が増えて収益は悪化するのだから、低賃金下は当然だね。
新作本数を減らすことがどうしても必要。上位の視聴率が現状の 1.5倍ぐらいになるように、本数を大幅に減らすべき。
でも違いますよね?
単純にですが1週間7日で割って更に放送局の数で割ってみてください!
多くはないはずです。
データを提示するならそこまで提示しないと説得力の無い文章になってしまいますので注意されたほうがいいです。
個人的な感想ですが管理人様はかなりオタクを嫌ってるようで内容も偏った考えで客観性を欠いた内容なので同意される方が何人いるか・・・
何それ? 意味がわかりません。
「秒数で割ると、1秒あたりの番組数は、0.001 ぐらいだから少ない」
というような理屈?
「秒数で割ると、1秒あたりの食事数は、たったの 0.1 Kg ぐらいだから、毎日1トンぐらいの食事を食べても少ない」
というような理屈と同じかな。(注。数字はいい加減。)
私の考えでは、人口からして、1週間あたりの適正番組数は20本以下。それに比べて53本というのは約3倍なので、3分の1に減らすのが適正、となる。
なお、その目的は、
・ アニメの質の向上
・ アニメ労働者の適正賃金
です。
この両者に反対するあなたは、オタクの敵ですね。なぜなら、
・ アニメの質の低下
・ アニメ労働者の虐待
を主張しているのと同じだからです。
「数さえ増えれば粗製濫造でいいんだ」
なんて主張するあなたは、アニメへの愛が足りなすぎる。もっとアニメを愛してあげましょう。
計画経済やるつもりですか?
>この両者に反対するあなたは、オタクの敵ですね
アウト!
以前に管理人は「オタクを改心させてまっとうに働かせる」ためにやっていると公言していました。
ここで言っていることはあくまで表面を取り繕ったものでしょう。
オタクの敵はここの管理人ですよ。
ずいぶん誤読していますよ。
たとえば、計画経済なんて、あなたの脳内妄想でしょう。
どんな現象であれ、世の中には「適正量」というものが推定できますが、いちいち計画経済なんて妄想しないで欲しい。
> オタクを改心させてまっとうに働かせる
それじゃ、まるでオタクは働いていない人たちばかり見たい。ありえないですね。私が言うわけがない。
私が言ったのは、「オタクがリアル世界で彼女をもってほしい」という趣旨の話。
その私を否定するあなたは、「オタクはリアル彼女なしで、2次元彼女だけでいい」と言っているわけ。あなたはオタク差別の差別主義者です。
ただし……
次の趣旨のことは言ったことがある。
「アニメーターは、低賃金のアニメーターなんかやめて、アニメ以外の産業に就くべきだ。そこでまともな賃金をもらうべきだ」
で、あなたがそれを否定するとしたら、あなたは、
「アニメーターはいつまでも低賃金のまま最底辺層でいろ。結婚できない状態でいろ」
と言っているわけだから、あなたはやはり、オタクを蟻地獄に突き落とそうとしているオタク差別主義者。というより、オタクを奴隷状態に置こうとする悪徳商人か。これこそオタクの敵だな。
うまいこと忘れてますね。
これでオタク差別と人を嘲るか!
計画経済やるつもりですか?
と聞いたのですが、やるつもりが無いならそれだけを書きなさいよ。
余計なことは書かなくてよろしい。
本当に失礼な人だな
次の趣旨のことは言ったことがある。
「アニメーターは、低賃金のアニメーターなんかやめて、アニメ以外の産業に就くべきだ。そこでまともな賃金をもらうべきだ」
で、あなたがそれを否定するとしたら、あなたは、
「アニメーターはいつまでも低賃金のまま最底辺層でいろ。結婚できない状態でいろ」
と言っているわけだから、あなたはやはり、オタクを蟻地獄に突き落とそうとしているオタク差別主義者。というより、オタクを奴隷状態に置こうとする悪徳商人か。これこそオタクの敵だな。
わたしが返答する前にこれを付け足したな!
卑怯だろ
卑劣な性格をしていると言うべきか
「アニメーターは、低賃金のアニメーターなんかやめて、アニメ以外の産業に就くべきだ。そこでまともな賃金をもらうべきだ」
それで
アニメーターが他の職種並みの賃金をもらえる方策をあなたはすこしでも考えたのか?
アニメーターはこき使われて文句も言えない下賎な職業なのか?
誰がアニメーターというか(こちらはオタクと言っているのだが)何と言うかのことを考えているのか?
それはそうですが、あなたの返答の前なんだから、何も問題ないでしょ?
あなたの返答を見た後で、古い文章を改ざんしたのなら、それこそ「卑怯」だけど、そんなことをしたわけじゃありません。見る前なら、何も問題はない。単に行き違いがあっただけです。
──
まあ、あんまりカッカしないで、本項最後の 【 関連項目 】 のリンクでも読んでみたら? 下記の箇所です。そうすれば、誤読して怒ることもないですよ。
──
本項の続編
→ アニメーターの労働法違反
→ アニメ最賃法を制定せよ