iPad,iPhone では、ブラウザの文字が、ゴシック体でなく明朝体で表示されるようになった。この問題への対策。(サイト側でやるべき対策。) ──
iPad,iPhone では、ブラウザの文字が、ゴシック体でなく明朝体で表示されるようになった。
( ※ ただし、サイト側でフォントを指定していない場合。指定している場合には、もちろん指定したとおりになる。)
たとえば、私のサイトは原則として、フォントを指定していない。ユーザーが自分の好みでフォントを設定できる。設定するには、ブラウザの設定を利用すればいい。Firefox でも、Chrome でも、MS-IE でも、ブラウザの側で標準のフォントを設定できるから、その設定したフォントで表示されることになる。( Windows ならば メイリオが普通。Mac ならば ヒラギノゴシック が普通。)
ところが、iPad,iPhone では、今まではブラウザの文字がゴシック体だったのに、最新の iOS では明朝体で表示されるようになった。そのせいで、「困った、困った」という声をよく聞く。
そこで、それへの対処法を示す。
──
対処法は、ユーザーの側ではできない。iPad,iPhone のブラウザには、フォントを指定する仕組みがないからだ。(ひどいものだ。)
仕方ないから、サイトの側から対処する。具体的には、スタイルシートなどで、文書全体のフォントを指定する。次のように。
body {
font-family: Hiragino Kaku Gothic ProN;
}
つまり、「ヒラギノ角ゴシック」を指定するわけだ。これにすればいい、という情報は、下記から得た。
→ iOS 6におけるブラウザの表示フォントについて
これによって iPad では(明朝体でなく)ゴシック体で表示されるようになった。確認済み。
これで問題は解決。
[ 付記1 ]
フォント指定は、上記の1行だけでいい。
この場合、Windows のマシンでは、「ヒラギノ角ゴシック」が通常は入っていないので、無視される。無視されれば、ブラウザの指定したフォント(メイリオ)で表示される。だから、Windows のマシンには、何も影響はない。
( ※ 勝手に「メイリオ」などを指定する必要はない。)
[ 付記2 ]
何でいちいちこの対策をするかというと、iPad と iPhone のシェアがかなり高いからだ。合計して 17% もある。( Mac OS X も合わせれば 20%を超える。)
→ OS のシェア
今後は通常型ケータイのシェアが減り、スマホのシェアが増えるので、上記のシェアはさらに上昇して、(17%から)25%ぐらいにまで上がりそうだ。それだけ多くの人々に影響があるのだから、無視できない。
[ 余談 ]
ゴシック体にすると、文字は見やすくなったように見えるが、本当に見やすくなったかどうかは、若干の疑義が残る。というのは、アップルのフォントは、「小さな文字が霞んでしまう」というタイプのフォントだからだ。
たとえば、横線があるとしよう。Windows のマシンならば、横線は1ドットまたは2ドットの横線で表示される。しかし iPad のヒラギノ角ゴシックでは、「1ドットの横線の上と下に、それぞれ灰色の1ドットの横線がある」というふうになることが多い。つまり、ぼやけた横線になる。
だから、画数の多い漢字(「書」のような漢字)だと、字画がぼやけて、とても見づらい。
明朝体ならば、単純に横1ドットの横線になるから、こういうふうに字画がぼやけることはない。
だから、場合によっては、明朝体の方が見やすいとも言える。特に、字画が多い漢字では。
一方、字画の少ないひらがなでは、明らかにゴシック体の方が見やすい。線が太いからだ。
結局、ゴシック体と明朝体は、一長一短だ。Windows のゴシック体(特にメイリオ)みたいに、「小さな文字でも字画がはっきりしている」ということはない。アップルのフォントは、小さな文字を見るには、適していないようだ。
この点では、Retina ディスプレイのように、解像度の高いディスプレイが出るまでは、不便さが残るようだ。
2013年02月04日
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