2013年02月04日

◆ iPad,iPhone でゴシック体

 iPad,iPhone では、ブラウザの文字が、ゴシック体でなく明朝体で表示されるようになった。この問題への対策。(サイト側でやるべき対策。) ──

 iPad,iPhone では、ブラウザの文字が、ゴシック体でなく明朝体で表示されるようになった。
( ※ ただし、サイト側でフォントを指定していない場合。指定している場合には、もちろん指定したとおりになる。)

 たとえば、私のサイトは原則として、フォントを指定していない。ユーザーが自分の好みでフォントを設定できる。設定するには、ブラウザの設定を利用すればいい。Firefox でも、Chrome でも、MS-IE でも、ブラウザの側で標準のフォントを設定できるから、その設定したフォントで表示されることになる。( Windows ならば メイリオが普通。Mac ならば ヒラギノゴシック が普通。)

 ところが、iPad,iPhone では、今まではブラウザの文字がゴシック体だったのに、最新の iOS では明朝体で表示されるようになった。そのせいで、「困った、困った」という声をよく聞く。
 そこで、それへの対処法を示す。

 ──

 対処法は、ユーザーの側ではできない。iPad,iPhone のブラウザには、フォントを指定する仕組みがないからだ。(ひどいものだ。)
 仕方ないから、サイトの側から対処する。具体的には、スタイルシートなどで、文書全体のフォントを指定する。次のように。

body {
font-family: Hiragino Kaku Gothic ProN;
}


 つまり、「ヒラギノ角ゴシック」を指定するわけだ。これにすればいい、という情報は、下記から得た。

  → iOS 6におけるブラウザの表示フォントについて

 これによって iPad では(明朝体でなく)ゴシック体で表示されるようになった。確認済み。
 これで問題は解決。



 [ 付記1 ]
 フォント指定は、上記の1行だけでいい。
 この場合、Windows のマシンでは、「ヒラギノ角ゴシック」が通常は入っていないので、無視される。無視されれば、ブラウザの指定したフォント(メイリオ)で表示される。だから、Windows のマシンには、何も影響はない。
( ※ 勝手に「メイリオ」などを指定する必要はない。)
  
 [ 付記2 ]
 何でいちいちこの対策をするかというと、iPad と iPhone のシェアがかなり高いからだ。合計して 17% もある。( Mac OS X も合わせれば 20%を超える。)
  → OS のシェア
 今後は通常型ケータイのシェアが減り、スマホのシェアが増えるので、上記のシェアはさらに上昇して、(17%から)25%ぐらいにまで上がりそうだ。それだけ多くの人々に影響があるのだから、無視できない。

 [ 余談 ]
 ゴシック体にすると、文字は見やすくなったように見えるが、本当に見やすくなったかどうかは、若干の疑義が残る。というのは、アップルのフォントは、「小さな文字が霞んでしまう」というタイプのフォントだからだ。
 たとえば、横線があるとしよう。Windows のマシンならば、横線は1ドットまたは2ドットの横線で表示される。しかし iPad のヒラギノ角ゴシックでは、「1ドットの横線の上と下に、それぞれ灰色の1ドットの横線がある」というふうになることが多い。つまり、ぼやけた横線になる。
 だから、画数の多い漢字(「書」のような漢字)だと、字画がぼやけて、とても見づらい。
 明朝体ならば、単純に横1ドットの横線になるから、こういうふうに字画がぼやけることはない。
 だから、場合によっては、明朝体の方が見やすいとも言える。特に、字画が多い漢字では。
 一方、字画の少ないひらがなでは、明らかにゴシック体の方が見やすい。線が太いからだ。
 結局、ゴシック体と明朝体は、一長一短だ。Windows のゴシック体(特にメイリオ)みたいに、「小さな文字でも字画がはっきりしている」ということはない。アップルのフォントは、小さな文字を見るには、適していないようだ。
 この点では、Retina ディスプレイのように、解像度の高いディスプレイが出るまでは、不便さが残るようだ。
posted by 管理人 at 19:17 | Comment(0) | コンピュータ_03 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

  ※ コメントが掲載されるまで、時間がかかることがあります。

過去ログ