2013年02月03日

◆ 峯岸みなみは坊主になっていない

 峯岸みなみが坊主になった、と報道されている。それは間違いだ。彼女は、坊主になったのではなく、尼になったのだ。 ──

 女ですからね。坊主じゃなくて、尼になったわけだ。 (^^)v

 とはいえ、これは言葉遊びじゃない。物事の本質を突いている。
 というのは、次のような報道や見解が多いからだ。
 「女性歌手(タレント)が頭を剃って坊主になった。これはナチス協力者に対する剃髪に似て、いじめのようなもので、不愉快だ」
 また、海外では、これが話題になって、
 「日本人はイカレている」
 というふうな見解も広がっている。

 しかし、本当に日本人はイカレているのか? また、いじめがあったのか? 
 
 まず、いじめかどうかについては、先に示した。
 「いじめではない。彼女が自発的にやったことだからだ。それも、自分の利益のため(金のため)であり、おのれの欲ゆえにやったことだ」
  → AKB48 は詐欺商売

 次に、これは日本人がイカレていることを示すか? もちろん、そうではない。彼女が一人で勝手にやったことだから、日本人全体には関係ない。
 それでも、彼女がこういうことをしたのは、日本人一般に備わるイカレた性質のせいだろうか? そうではない、というのが私の見解だ。その理由を示す。

 ──

 そもそも、「坊主になる」というのは、文字通り「僧侶になる」つまり「男が出家する」という原義がある。女の場合は、「坊主になる」ではなくて、「尼になる」であろう。
 だから、今回の彼女は、「坊主になった」のではなく、「尼になった」のである。

 では、「坊主になる」のと、「尼になる」のとは、同じことか? 違う。次の根本的な違いがある。(頭を剃る意味で)
  ・ 男が坊主になれば、「謝罪」「けじめ」の意味がある
  ・ 女が 尼 になれば、「謝罪」「けじめ」の意味がない

 一般的に、「頭を剃る」ということに「謝罪」「けじめ」の意味があるのは、男の場合だけだ。女の場合には、その意味はない。(まったくないとまでは言わないが、そういう世間的な慣習はない。)
 実際、女性に対して、「反省しているなら頭を剃れ」なんて語る人はいないはずだ。(いれば狂人だ。)
 逆に、「反省したので頭を剃ります」という女性がいるとしたら、それも狂人に近い。狂人ではないとしても、ひどい勘違いをしていることになる。

 要するに、今回の坊主騒動は、峯岸みなみが大いなる勘違いをしたことが理由だ。
 「頭を剃ることは、男性にとっては謝罪・けじめの意味を持つが、女性にとってはそうとは言えない」
 ということを理解しないまま、
 「頭を剃ることは、男性にとっては謝罪・けじめの意味を持つのだから、女性にとってもそうなんだろう」
 と勝手に思い込んだ。そのあげく、「女性の剃髪」という極端な行為に走った。
 で、それが、日本中で話題になっただけでなく、世界中で話題になった。あげくは「ナチス協力者の女性の剃髪」という、全然無関係なことに結びつけられた。(あれは強制的な懲罰であり、自発的な剃髪とは異なる。連想するのは個人の勝手な思い込みにすぎない。)

 ──

 そもそも、峯岸みなみは、どうせやるなら、「坊主刈り」じゃなくて、「頭を剃る」こと、つまり、「つるんとした無毛状態」にするべきだった。瀬戸内寂聴みたいに。それならいっそう「剃髪」状態だし、「尼になる」ことがはっきりした。ついでに出家して、俗世間から出て、AKB48 を脱退するべきだった。それなら、意味がある。
 しかし事実は逆だった。「AKB48から脱退したくないため」つまり「俗」の世界に留まるために、坊主刈りになった。根性がさもしい。
 さらに言えば、男とエッチしたこと自体は、ちっとも悪いことではない。エッチしたことを反省するかのように見せかけることは、ゴマ化しだ。本当に悪いのは、エッチしたことではなくて、「エッチしているのに、していないと見せかけて、ファンからさんざん金を搾り取ったこと」である。だから、「嘘をついてごめんなさい」というのなら、まだわかる。しかし、「エッチしたからごめんなさい」というのは、筋が通らない。
  
 結局、峯岸みなみが坊主狩りにしたことは、「謝罪」ということの本質を通り越して、次のことを言っている。
 「私はこのあともさらに嘘をつき通します。だから皆さんは、私の嘘を信じて、だまされていてください。そういう勝手なお願いするので、私は坊主刈りになります。だから私の言うことを信じてね」
 そして事後に、ピースサインを出すのだ。
  → 坊主事件後ににっこりピース本人の Google +

 このピースサインこそが、物事の本質なのである。



 [ 付記 ]
 ついでだが、私は峯岸みなみを批判しているわけじゃない。彼女は別に悪いことをしているわけじゃない。プロならば金儲けのために邁進するのは当然だ。
 私が言いたいのは、「世間の人々はプロの演技にだまされるな」ということだ。さらに言えば、「プロの演技による嘘泣きにだまされて、この先どんどん金を支払い続けるようになるな」ということだ。
 キャバ嬢が涙をこぼして、客から何十万円もの金を搾り取ろうとしても、それは別に悪いことではない。だまされる客が悪いだけだ。で、私としては、キャバ嬢を批判するかわりに、だまされる客に向かって「だまされるな」と警告しているわけだ。

 峯岸みなみについてどう思うかといえば、「見上げたプロ根性だ」と思う。大失敗したあとでも、奇跡の大逆転を狙って、すごいパフォーマンスをしたものだ。たいした根性だ。演技力もすごいものだ。あの泣き顔は、真に迫っていた。
 史上最高のキャバ嬢かもしれない。称賛の拍手を贈ろう。



 [ 余談 ]
 次の報道もある。
  → 丸刈り号泣→笑顔でWピースのAKB48峯岸みなみ スポーツの1面内定していた
   
 次のニュースもある。
  → 峯岸みなみ“丸刈り謝罪動画”削除へ
   
 要するに、この剃髪は、(本人の申し出のあとで)事務所の許可を得て行なったものらしい。事務所としては、「どうせ研究生に落としたのだから商売価値はないな。それよりは将来的な商売のために役立てた方がいいな」と思って、許可したのだろう。
 しかし、あまりにも大騒ぎになったので、「やばいな」と思って、動画を削除することにしたのだろう。
 すべては金儲けのための筋書きに従って行なわれる。
 



 【 関連項目 】 

  → AKB48 は詐欺商売

 AKB48 はオタク向けのキャバクラにすぎない、ということ。
 すべては客をだましての金儲けが目的。
posted by 管理人 at 10:54 | Comment(2) | 一般(雑学)1 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
AKBはロリコンを惑わすオウム教との指摘もあります。オウムやAKBなどになぜ多くの若者が惹かれるのか?
イワシの頭も信心から。
暗闇ならブスでもできる(これは違うかな?)。
Posted by passerby at 2013年02月05日 14:58
峯岸みなみが坊主になったのは(秋元の許可を得たので)秋元の意図したことだった……という解釈がある。
 → http://blog.goo.ne.jp/tedpapa/e/092cbfa9a4b68a59db28690c54fff921

 秋元の許可を得たというのは事実だろうが、秋元の意図したことだというのは事実ではあるまい。
 秋元の狙いということはないだろう。今回の騒動は想定外だったはず。大騒ぎになってびっくりしたはず。世界中でトップクラスの話題になるなんて、想定していなかったはず。ちなみにBBCではアクセス2位です。

 ──
 
 ただ、峯岸みなみが得をしたというのは事実でしょう。坊主にならなければ単に消えていっただけ。……この件は、私の見解と同様。
Posted by 管理人 at 2013年02月09日 09:08
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