中国の大気汚染が、日本にも影響しそうだ。この件は、前にも述べた。
→ 中国の大気汚染が日本へ
そこでは単にニュースを紹介しただけだった。一方、新たな情報が出たので、紹介する。
まずは、ニュースだ。
《 中国で深刻な大気汚染、日本に迫る? 》これだけならたいした情報ではないが、ついでに予測図が紹介されている。その図は、紙の新聞にはあったが、ネットにはない。かわりに別のサイトから見つかる。
中国東部で深刻化している大気汚染が、日本にも影響を及ぼすことに懸念が出ている。
飛来したとみられる汚染物質が日本でも確認され、西日本の一部では基準値を超える汚染物質が観測されている。加藤勝信官房副長官は31日の記者会見で、「ただちに日本への影響があるレベルではないが、引き続き環境省で大気汚染物質の状況を調査するなど、適切な対応を図っていく」と述べた。
( → 読売新聞 2013年1月31日 )
→ 九州大応用力学研究所・竹村俊彦准教授提供
→ 上記のを、別の日の分も
→ 九州大応用力学研究所/国立環境研究所の図 (紹介)
→ 九州大応用力学研究所/国立環境研究所の図 (本家)
いろいろと図がありますね。風邪の影響もあるだろうが、ちょっと、のたうっている感じだ。くねくねと。
──
読売の記事(紙の新聞)にあるが、黄砂の影響が出るのは、今現在ではなくて、春だ。毎年、春には西日本に黄砂が飛来して、大きな影響を及ぼす。特に福岡あたりはひどいらしい。
いろいろと被害が出ることには、下記の情報もある。
→ 黄砂の健康被害
これにプラスして、今年は PM2.5 という微粒子の到来もあるし、汚い化学物質の汚染もある。ひどいですね。
この先、春になると、西風につれて、さらに被害が出そうだ。そのころまた続報を書くかもしれない。
[ 付記 ]
「東北は放射線で危険だから西日本に行く」
と言って避難した人々は、かえって危険な土地に来てしまったわけだ。東北の放射線なんて、ほとんど無視していいのだが、ひるがえって、西日本へ到来する大気汚染は、無視できるレベルではない。特に、アトピーとか花粉症とかの、アレルギー体質の人は、被害がしんどいだろう。
東北から西日本に避難した人は、さっさと別のところへ避難した方がいいですよ。……どこへ? 西日本も中部日本もあまり安全じゃないらしいから、東北がいいんじゃないでしょうか? つまり、逃げ出す前の場所。そこが安全です。
特に、福島県の西半分の南側(南会津のあたり)は、放射性物質が飛来したこともないので、東京や千葉あたりよりも、ずっと安全だそうです。
( ※ 今週号の漫画雑誌「スピリッツ」の「美味しんぼ」という漫画に、その情報があった。)
そこで掲載されたような地図は、私も前に公開したことがある。そちらを参照。
→ 放射線の分布地図(群馬・栃木の土壌)
この地図を見ればわかるように、福島県の西半分は全般的に汚染がほとんどないし、特に南会津は極端に放射線が少ない。「美味しんぼ」によると、作物からの放射線は「検出限界以下」ということであり、ゼロ同然であるそうだ。
( ※ だけど風評被害のせいで全然売れなくなった、という話。)
( ※ 西日本に逃げ出した人々は、罪滅ぼしで、南会津に来ればいいんですよ。寒いけど。 (^^); ただし、夏はすごく涼しいそうだ。涼しいどころか寒いそうだ。)
冗談のネタですよね?
(青プリン氏とは議論にすらならないと思います)
こちらの内容が数段上です。
こちらにpm2.5の情報が出ており、毎日このサイトをチェックしている
http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/forecastj.html
http://soramame.taiki.go.jp/DataMap.php
http://hakatte.jp/map/
またそこで生活した場合には否応なく周囲の食材を使用しているだろうからその分被曝する可能性も高い。
私はチェルノブイリでの甲状腺がん増加が、世に言う100msvよりもはるかに少ない被曝でないと計算が成り立たなかったので今のレベルが全く心配ないと断言すべきでないと思う。今後日本においても甲状腺がんは増える。また心臓疾患の突然死も増えるだろう
それなら日本の平均値です。「平均より少ない」という意味ではないが、「福島周辺に比べれば極端に少ない」と言える。図を見てもわかるように、栃木・群馬・千葉ではもっとずっと多い地域がたくさんある。そちらの方を騒がないで、会津を「福島県内だから」という理由で忌避するのは、おかしいでしょう。そういう趣旨。
> 周囲の食材
危険地域の食材は排除されており、流通しているのは、安全なものばかりです。たいていは検出限界以下です。あなたのようなことを言うのは、事実に反する「風評被害」をもたらすので、やめてください。比喩的に言えば、あなたの子供が海外旅行に行ったとき、「危険な日本から来た放射能人間だ」と言われるようなものです。いじめと同様。非科学的な嘘はやめましょう。
なお、放射線量はゼロではないが、世界中のどこでももともと放射線量はある。
> チェルノブイリでの甲状腺がん増加が、世に言う100msvよりもはるかに少ない被曝
あれは、被曝のせいじゃなくて、牧草経由で濃縮されたミルクを飲んだせいだ、と判明しています。
> 今後日本においても甲状腺がんは増える。また心臓疾患の突然死も増えるだろう
たとえ増えるとしても統計誤差以下です。下記を参照。
→ http://togetter.com/li/251336
寿命が 70歳から 69歳に1年短縮する、という人が、10万人に1人の割合で生じるかどうか、という程度。
これについて、「日本全体では 1000人ぐらいの死者が生じるぞ! 大変だ! 子供も死ぬぞ!」と大騒ぎしているのが、早川や安富だ。デタラメの極致。
そんなことより、大騒ぎすることの心配性で死ぬ人の方が、はるかに多い。特に、福島から西日本に行った人では、死亡率が大幅に上昇するだろう。(といっても、その絶対的な量は、たいしたことはない。死因の最大のものは、心配によるストレスである。心配しなけりゃ、長生きできるのにね。)
西日本のほうが放射線量が多いのでは?
参考
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1472313204
その根拠をこれから述べます。
まず何故甲状腺がんの影響がミルクとされている点のかはご存知の通り線路沿いに甲状腺がん患者が多かった点と言われてます。では一体どれくらいミルクを飲んだからそうなったのかというとそこは明確ではありません。チェルノブイリとレベル7と同じ日本では241ベクレルが最高だったようです。
ベクレルを経口した時に与える影響は年令よっても違いますが、極端に影響の大きい三ヶ月未満の用事を例に取ります。1ベクレルの影響は0.18マイクロシーベルトです。すると仮に1000ベクレルのミルクを1リットル一年間飲み続けても65.7ミリシーベルトにしかなりません。100msvのがんになる確率は1.1とか1.05倍です。ではチェルノブイリでは甲状腺がんが何倍に増えたかというと100倍くらいに増えたというわけです。
さらにおかしな事実として甲状腺がんの原因は放射性ヨウ素とされ、そのためにヨウ素材を配るとかいう話になるのですが、半減期が八日なので、100msvを超えるのが如何に大変かはご理解頂けるのではないでしょうか?
安全と言われる人は上記の謎に取り組みその上で回答を導き、しかるのち安心と言っていただきたいと思います。
は、先の
> チェルノブイリでの甲状腺がん増加が、世に言う100msvよりもはるかに少ない被曝でないと計算が成り立たなかった
と整合的ではありません。
──
ま、どっちみち、チェルノブイリでの甲状腺がん増加は、本項の話題とは関係ないので、どこかで別の人と論争してください。