2013年01月18日

◆ 中国の大気汚染が日本へ

 中国の大気汚染がひどい。特に微粒子が問題だ。海を渡って日本にも飛来して、西日本にかなり影響が出るという。(温暖化ガスどころじゃない。) ──

 似たような記事がいくつもあるので、引用しよう。
 《 中国“最悪”の大気汚染、西日本に飛来か 》
 昼なのか夜なのか、全くわからないほど汚れた空気。「天安門まで3キロ」という看板の背景は全く見通せません。北京や周辺地域一帯で先週末からこれまでで最悪の大気汚染が続いています。
 日本にも及ぶおそれの高い中国の汚染粒子。中でも、工場や車の排気ガスなどから出る「PM2.5」と呼ばれる極めて小さな粒子が問題視されています。一時、北京では WHO(世界保健機関)指針値の36倍もの量が観測されました。どれほど小さいのでしょうか。頭髪やスギ花粉よりもはるかに小さいのです。体内に入ると、気管支炎や喘息を引き起こします。ところが・・・
 「風邪用の市販マスクをしても吸入を防ぐことはできない」(九州大学 竹村俊彦准教授)
 日本国内への影響が調査されています。真っ白い樹氷も溶かしてろ過すると・・・真っ黒です。「アイスモンスター」と呼ばれる巨大な樹氷で知られる山形県の蔵王。蔵王の樹氷も溶かすと、黒い汚れが見つかっています。これらは中国から国境を越え飛んできた大気汚染物質だといいます。
( → TBSニュース
 《 北京 大気汚染の警報が最高レベルに 》
中国では今月10日以降、東部や内陸部を中心に、車の排気ガスなどに含まれ大気汚染の原因物質とされる「PM2.5」という極めて小さな粒子の濃度が高い状態が続いています。
13日の北京市内は、多くの車が昼間でもライトをつけて走行し、高層ビルが白くかすんで、よく見えないほどで、中国のメディアによりますと、各地の病院では呼吸器系の疾患を訴える患者が増えているということです。
( → NHKニュース
 《 北京で死者も…中国覆う大気汚染が悪化 》
 北京を含む中国各地で11日ごろから大気汚染が悪化し、当局が市民に外出を控えるよう“警報”を出す事態になっている。場所によっては200メートル先も茶色にかすむほどで、北京では死者も出た。
 北京などでは晴天が続いて放射冷却現象が起き、地表近くの高湿度の空気が飽和状態となった。風も止まって濃霧が発生。空気中に汚染物質が滞留し大気汚染が悪化した。
 車の排ガスなどに含まれ、肺がんなどを引き起こすとされる直径2.5マイクロメートル以下の超微粒子物質「PM2.5」の濃度が国際基準の3倍近くまで上昇。6段階ある国内の基準でも最悪の水準に達した。
( →  MSN産経ニュース
 《 中国都市部、濃霧で有害物質こもる 北京は「危険」水準 》
 米国大使館の調べによると、肺がんなどにつながる微小粒子状物質「PM2.5」が大気に含まれる水準は、北京で10日ごろから急速に悪化。11〜13日にかけて「すべての人の健康に影響を及ぼす緊急事態の警報」とされる「危険」水準が続いている。一時はあまりに多すぎて計測不可能となった。
( → 朝日新聞デジタル
 《 中国、広がる大気汚染 有害物質、濃霧で滞留 》
 大気汚染は14日には全国69都市に広がった。昼間でも薄暗く、高速道路も一時、封鎖された。
 病人も続出し、北京児童医院の呼吸器・ぜんそく部門は春先まで「予約でいっぱい」
 北京大の調査では、北京、上海、広州、西安で「PM2.5」を原因とした死者は年間8千人。
( → 朝日新聞デジタル
 《 北京で有害物質含む濃霧…不調訴える住民相次ぐ 》
 北京では12日夜、PM2・5が1立方メートル当たり一時993マイクロ・グラムを記録、1日の平均でも大半の場所で400マイクロ・グラムを超えた。PM2・5の日本の環境基準値は1日平均35マイクロ・グラム以下。
 病院には気管支系の不調を訴える人が多数訪れた。
( → 読売新聞
 《 汚染の根源、自動車の増加と石炭使用 》
 (自動車は)北京にはすでに500万台の車があふれ、さらに毎月2万台ずつ増えている。
 中国の電力の79%は石炭発電だという。しかも使われている石炭は、欧米市場で好まれる「クリーンコール」ではなく低品質のものが大半だという。
 工業汚染は取り除くことができるということだが、それには厳しい法律と多額の投資、10年に及ぶ歳月が必要だ。
( → AFPBB News

 ──

 《 参考動画 》




 


 【 関連項目 】
 「西日本には中国の汚染物質が押し寄せる」 
 ということは、昨年のうちにも指摘しておいた。
 「放射性物質が怖いからといって、西日本に逃げれば、そこへ中国からの汚染物質や放射性物質が飛来するので、かえって危険である」
 というふうに。引用すれば、こうだ。
 中国からの黄砂には、放射能がたくさん含まれる。
 また、……中国では、さまざまな公害をもたらす有害物質が拡散されており、それが偏西風に乗って日本(特に西日本)に押し寄せるのだ。
 「放射能が怖い!」と叫んで、放射能を回避する行動を取れば、かえって放射能をたくさん浴びる結果になる。
( → 放射線の危険度(西日本の放射能汚染)

 一方、PM2.5については、下記ページで詳しく論じた。
  → ディーゼルの環境汚染
  → ハイブリッドとディーゼル
 


 【 関連サイト 】
 → 読売社説 1月18日)
   ※ 読売の社説。中国を批判する。

 → 中国の都市大気汚染と健康影響
   ※ 詳細資料あり。

 → 北京の街が見えない──大気汚染をとらえた衛星写真
   ※ NASA による写真

 → 改善の兆候一向に見えず   ※ 北京の濃霧の写真
   
  ──── 
  
 → 中国の最悪大気汚染は韓国や日本へ飛来する
   ※ 汚染地図など。

 → 中国から過去最悪の大気汚染物質が日本へ / 環境省から聞いた3つの対策方法
   ※ 汚染予測地図など。

 → 【中国大気汚染】危険すぎる汚染物質が日本にも飛来か
   ※ 世界の汚染地図。
posted by 管理人 at 19:20| Comment(2) | エネルギー・環境2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
追加で、関連サイト。

 PM2.5 についての詳細資料。
  → http://d.hatena.ne.jp/takehiko-i-hayashi/
Posted by 管理人 at 2013年01月19日 16:50
新たに次の記事を書いた。

 →  中国の大気汚染が日本へ 2
   http://openblog.meblog.biz/article/13769502.html
Posted by 管理人 at 2013年01月30日 10:39
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