2013年01月06日

◆ 靖国放火犯は政治犯か?

 靖国放火の中国人の引き渡しを拒否した際、韓国は「政治犯だから」という理由を述べた。日本側はそれを否定した。 ──
 
 靖国放火の中国人の引き渡しを拒否した際、韓国は「政治犯だから」という理由を述べた。
  → 靖国放火で中国人の引き渡し拒否 「政治犯」と韓国高裁
  → 靖国神社放火の中国人 「日本へ渡さぬ」韓国高裁決定 条約不履行

 日本側はそれを批判した。
  → 袖にされた韓国重視 靖国放火犯釈放、首相「極めて遺憾」
  → 靖国放火犯引き渡し拒否で海江田氏「政治犯とは違う」
  → 靖国放火容疑者 韓国の引き渡し拒否は不当だ(読売社説)
  → 靖国放火男 「政治犯」認定はおかしい(産経社説)

 ──

 ここで、「政治犯ではない」という主張自体は、妥当である。なぜなら、政治犯というのは、「思想犯」とも呼ばれるように、行為よりも思想が問題とされるからだ。会合したり、パンフレットを配ったり、ということが問題となるが、会合やパンフレットなどの事実そのものが犯罪なのではなくて、会合やパンフレットの内容(つまり思想)が問題とされている。
(例。共産主義の会合。共産主義のパンフレット。……戦時下の日本で。)

 一方、今回の事例では、彼の思想が問題となったのではなく、彼の行動が問題となった。どんな思想を持っているかは関係なく、放火という行動が問題となった。

 ここで、「政治的な思想が理由だから、放火という犯罪が許容される」というのが、韓国高裁の立場だ。もちろん、それは妥当ではない。つまり、「政治犯だ」ということは成立しない。

 ──

 ここまでは、日本のマスコミはきちんと指摘している。つまり、「政治犯ではない」ということは。
 では、政治犯ではないとしたら、何なのか? そこをきちんと説明した人がいない。そこで私が説明しよう。

 「政治的な思想を理由に破壊活動を行なう人」

 これは、何か?
 政治犯ではなくて、テロリストである! 

 簡単に言えば、今回の犯人は、NYテロを行なったビン・ラディンと同様のテロリストなのである。
 仮に、今回の犯人が「政治犯だから免責(もしくは引き渡し免除)」となるのであれば、あらゆるテロリストは同様の扱いを受けることになる。テロリストはみんな政治的な思想を理由にするからだ。(ごく一部に例外はあるかもしれないが、無視していい。)

 そして、このようなテロリストを、免責(もしくは引き渡し免除)の扱いにするのであれば、そのようなことをする韓国という国は、テロ支援国家と見なされる。
 したがって、韓国については、イランや北朝鮮と同様に、「テロ支援国家」と見なして、経済制裁の対象とするべきだろう。国連の場でも提議して、韓国を国際的な経済制裁の対象とするべきだ。
  
 こんなことは、当り前のことだ。
 韓国はやたらと「伊藤博文を暗殺したことは正しい」と主張するが、こういうテロ活動を是認することをも、日本は批判するべきだろう。
 
 それゆえ、マスコミは、「政治犯ではない」と指摘するだけでなく、「テロリストである」とはっきり指摘する必要がある。
 今のマスコミは、物事の本質をとらえていない。ピンぼけである。「政治犯ではない」といくら騒いでも、それでは物事の核心を示していないのである。
 
 


posted by 管理人 at 19:38 | Comment(1) | 一般(雑学)1 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本の国策に関わる人は何故、こうも弱腰なんでしょうね。
管理人さんは、どう思われますか?
Posted by サーキット at 2013年01月17日 22:55
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