2012年12月08日

◆ 韓国の財閥の問題

 日本経済は空洞化で苦しいが、韓国経済は絶好調だ……という見解もあるが、全然、そうではない。 ──
 
 日本企業は円高で苦しんでいる。一方、サムスンやヒュンダイは絶好調だ……と見えるのだが、実はそうではない。
 朝日の報道では、韓国では民衆が苦しんでいるそうだ。
 《 富む財閥 苦しむ庶民 》
 ■10代後半、死因の3割が自殺
 脇目もふらず走り続けた繁栄のひずみに今、多くの国民が苦しむ。
 好調な経済数値とは裏腹に、中間層は細り続け、普通の人々は富を実感できていない。貧富の格差拡大は止まらず、希望を持てずに自ら命を絶つ人が急増。人口あたりの自殺者は経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も高い。10代後半の死因の3割が自殺というのも異常だ。
( → 朝日新聞 2012-12-08 有料版
 一見、韓国経済は強力に見えるが、サムスンばかりが繁栄して、一般国民は貧しい。
 財閥のエリートや富裕層は巨額の富を得たが、中間層はやせ細り、底辺層はむしり取られる。ひどいありさまだ。


 ……と思ったが、これ、日本も似た感じになっている。日本は韓国ほどひどくはないが、似た傾向にあるんだ。他人事じゃないよね。

 少なくとも、その自覚は持ってほしい。
 橋下みたいに、「最低賃金を下げればいい」なんて言っていると、日本はどんどん韓国化してしまう。
posted by 管理人 at 09:31 | Comment(4) | 一般(雑学)1 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「死亡統計で社会を語る」には、前提条件として、死亡統計に信頼性がなければなりません。

死亡統計は、その国の置かれている法医学的事情によって、大きく変わります。年齢別死亡率は信頼できるでしょうが、死亡原因別の統計は信頼できない。
法医学者が以下に記事を書いてます。
http://blogs.yahoo.co.jp/momohan_1/53218105.html

自分は法医学には大して詳しくありませんが、驚くほど、法医学者が少ないという事情は知っています。

一人あたりGDPが世界のトップクラスである日本ですらこの程度なので、他国もあまり信用できない。
Posted by 井上晃宏 at 2012年12月09日 04:39
確かに日本もやばいようですね。以下、引用。

  ̄ ̄
 韓国の自殺率が日本より高い事を示しましたが、こと20代30代に関しては、日本の方が自殺率が高いのです。

 → http://d.hatena.ne.jp/karimikarimi/20120610/1339332370

 cf.  http://d.hatena.ne.jp/karimikarimi/20120515
Posted by 管理人 at 2012年12月09日 07:03
韓国の若年者の社会問題では、高等教育の過剰さに着目すると、おもしろいネタにたどり着けると思います。

大学進学率や留学率でググってみてください。日本のそれと比較すると、異常な高さになっています。
Posted by 井上晃宏 at 2012年12月09日 12:37
大企業が勤労者に適切な賃金を払わず、企業エゴイ
ズムが蔓延したことが、不況から脱しない要因。こ
んなこというと共産党みたいですが、間違ってはい
ないと思います。小泉が政権を取ったあたりから、
住みにくい日本になりました。特に若年層にとっては。
Posted by 反財務省 at 2012年12月10日 18:00
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