DNA の「二重らせんモデル」でノーベル賞を受賞たワトソン博士が、人種差別発言をしたとされる。記事を引用しよう。(ちょっと古い話だが。)
ワトソン博士は、同紙とのインタビューで「アフリカの先行きは暗い」と述べ、その理由を「すべての社会政策は、われわれの知性が等しいとの事実を基礎としている。しかし、さまざまな研究結果はそれを必ずしも肯定していない」と発言した。記事は短いが、「黒人は知性が劣っているから、アフリカの先行き暗い」という趣旨であるらしい。
( → AFPBB 通信 10月20日 )
下世話な話題(ゴシップ)だ。ただ、本サイトの記事に、これと関連する話題があるので、参考として示しておこう。
 ̄ ̄
まず、ワトソン博士の話のテーマについて、私なりにコメントしよう。
「アフリカの先行きは暗い」というのは、事実である。その点は、下記の項目で述べたとおりだ。
→ 環境破壊や温暖化の真因は?
→ ナイル流域の開発
以上の二項目は、本サイトでも話題にしたことだ。この意味で、共通性がある。興味があれば、そちらを読んでほしい。
( ※ いずれも、アフリカにおける熱帯雨林の破壊を話題にしている。)
それだけだ。これでおしまい。(別項との関連を示すのみ。)
[ 余談 ]
オマケとして、ワトソン博士の話にコメントしておこう。下世話な話っぽいが。 (^^);
「アフリカの先行きは暗い」というのは、事実である。また、それが人間の知性の不足から来る、というのも事実である。問題は、その知性が誰の知性か、ということだ。
ワトソン博士の考えでは、「アフリカの先行きが暗いのは、アフリカ人の知性が劣っているからだ」ということらしい。たとえば、熱帯雨林の破壊を見ると、「アフリカ人が愚かだからだ」と思いたくなるのだろう。
しかし、よく考えれば、こう言える。
「アフリカを植民地化したのは、欧州諸国である。そのあとはほっぽり出して、独裁者の好き勝手にさせておいた。そのせいでアフリカは戦後半世紀異常を経ても、いまだに内戦などが続いている国が多い。その責任は、欧州にある。仮に欧州がそんなことをしなければ、アフリカはもっと秩序ある発展を遂げていたはずだ。たとえば、東南アジア諸国のように。
→ アジア新興国27ヶ国のGDP成長率:7.7%
だから、アフリカの先行きが暗いのは、アフリカ人の知性が劣っているからではなくて、欧州人の倫理が悪辣であったからなのだ。簡単に言えば、欧州人の人種差別的な意識こそが、アフリカの発展を阻害したのだ。その人種差別意識は、ワトソン博士も共有している」
「それだけではない。地球規模で言えば、欧米人こそ愚かである。今や地球規模で温暖化や環境破壊が進んでいるが、それについて温暖化ガスばかりに目を奪われ、緑の減少(砂漠化の進行)という環境破壊について着目できていない。そのせいで、砂漠化が進み、雲が減少して、地球の温暖化がどんどん進む。
それはいわば、真犯人を見失って、別の犯人ばかりを追いかけているようなものだ。そのせいで犯人がつかまらず、いつまでたっても犯罪は解決しない、というありさまだ。欧米人はあまりにも愚かなのである。(非欧米人が賢い、というのではなく、賢そうな欧米人も含めて全員が愚かだ、ということ。)」
【 関連項目 】
→ 人類の祖先は白人だ
→ 人類の進化(総集編) 2
白人は肌の色を見て「白人/黒人」というような区別をするが、実は、エチオピア人などの北東アフリカ人(褐色の黒人)は白人と同じ人種だ、という見解。「褐色の黒人はコーカソイドだ」とも言える。
