2012年11月22日

◆ ミサイル防衛網の敗北(イスラエル)

 イスラエルとパレスチナ側との停戦が発効した。これはミサイル防衛網が敗北したことを意味する。 ──

 イスラエルとパレスチナ側との停戦が発効した。朝日も読売も、夕刊1面で大々的に報道している。ネット上の記事もある。
 → 朝日新聞:ガザ停戦成立、地上戦回避
 → 読売新聞:イスラエルとハマス、停戦合意

 これは、普通ならばありえないことだった。
 第1に、今回のイスラエル侵攻はたったの8日間で停戦に合意した。きわめて短い。
 第2に、停戦協議がまとまりかけたときに、イスラエルでバス爆破テロがあった。
  → テルアビブ 路線バス爆発 NHKニュース
 これを受けてイスラエルも態度を硬化した。
  → 日経:停戦合意に遅れ イスラエルが仲介案拒否

 通常ならば、ここでイスラエルはテーブルを蹴って、退場していたはずだ。少なくとも、数日間は交渉を遅らせただろう。ところが、事実は逆だった。バス爆破の翌日に合意してしまった。停戦交渉からは二日間ぐらいしかかかっていない。超急速な停戦合意である。前代未聞と言える。
 では、なぜか? イスラエルはなぜ、それほどにも停戦を急いだのか? (当然ながらかなり譲歩をしている。)

 ──

 その解答は、すでに前項に記してある。再掲しよう。
 テルアビブでは 400発を撃ち尽くした時点で、弾切れとなる。
 そのあとは? 防空ミサイルはなくなってしまうので、あとはハマスのやり放題である。手の打ちようがない。殴られ放題という状況だ。
 ま、たとえ殴られ放題となっても、先に述べた理由で、被害はきわめて限定的だろう。しかしながら、「弾切れになった」という事実が判明するのは、威嚇効果がなくなるので、きわめてまずい。張り子の虎を「強力な武器だ」と見せかけていたのに、「実は張り子の虎でした」とバレてしまうことになるからだ。

 (7) 停戦の理由

 実を言うと、すぐ上に述べたことが、今回の急激な停戦の理由であろう。
 戦況を見る限り、イスラエルが圧倒的に有利だった。(非ミサイルの)通常戦では圧勝して 130人も大量虐殺した。また、防空ミサイルは命中率 87%を達成して、ハマスの攻撃を打破したと見えた。……こういうふうに見えていたのである。
 しかしながら、実際には、この時点で「弾切れ」になってしまった。それがバレてしまうのは、何よりも怖い。
 だからこそ、それがバレないように、何が何でも「停戦」するしかなかったのだ。
( → 前項
 要するに、戦闘を継続すれば、ミサイル防衛網が無力である(もはや弾切れになった)ということがバレてしまう。これは最悪の事態だ。だからこそ、その事実をバラさないことが最優先となる。
 たとえ現実には弾切れになったとしても、停戦になれば、「実はもっとたくさんありますよ」というふうに嘘をついてゴマ化すことができる。だからこそ、イスラエルは是が非でも停戦するかなかった。
 そして、イスラエルがここまで不利な状況に追い込まれたのは、ミサイル防衛網という張り子の虎(みたいなもの)をもっていたからだ。こいつは最初の一週間だけは本物の虎のようにふるまうが、一週間を過ぎると張り子の虎になってしまうのだ。にもかかわらずイスラエルは
  「当家には猛獣があります。猛獣注意」
 という看板を張っている。その看板の文句が嘘であることがバレたら、まわり中から馬鹿にされる。それこそ、是が非でも避けなければならない事態だったのだ。

 結論。
 
 イスラエルは史上初めて、実質的な敗北を喫した。否応なく停戦を受諾するしかなかった。停戦に応じなければ、ロケット弾が降ってきても、抵抗できずに被害を甘受するしかないからだ。それこそ最悪である。
 今回の出来事は、ミサイル防衛網が敗北したことを意味する。



 [ 付記 ]
 日本と北朝鮮の関係では? もちろん、同様だ。北朝鮮は(デコイを含めて)圧倒的に多数の中距離弾道弾を発射できる。一方、日本のミサイル防衛網は、ものすごく高価なのに、数は限られている。日本の迎撃ミサイルが、おとりに引っかかって、次々とデコイミサイルを破壊したあとで、ついに弾切れになる。そこで、北朝鮮から、本物の中距離弾道弾が発射される。

 「ああ、もう駄目だ!」
 誰もが悲鳴を上げる。

 しかし、私が予想していたように、北朝鮮の中距離弾道弾は破壊力が小さいし、命中精度も低い。その大半は、人のいない道路や公園や空地に落下する。いくつかはビルにぶつかるが、ビルの片側の上半分を破壊する程度であり、ビルの反対側やビルの下層階にいた人は無事である。たいていの人は下層階に逃げているから、死ぬことはない。
 結果的に、経済的な損失は数十億円に上るだろうが、人的な被害は最小限で済む。日本としては、一日の自殺者の総数よりも、はるかに少ない被害で済む。
 そして、そのあとで、米軍が北朝鮮をじゅうたん爆撃して、北朝鮮は崩壊する。

 最後にすべてを清算したレポートを出す。
  ・ 被害額 ………… 数十億円
  ・ 人的被害 ……… **人
  ・ 空爆費用 ……… **億円
  ・ 迎撃ミサイル … 1兆円で効果ゼロ



 【 関連項目 】

 → ミサイル防衛:アイアン・ドーム (前項)
 → 迎撃ミサイルは有効か?
posted by 管理人 at 19:12| Comment(26) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最初の一行以外次の記事の内容になってますよ
Posted by AFT at 2012年11月22日 20:13
修正しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2012年11月22日 22:05
化学剤や生物剤の搭載は考えないんですか?
ノドンの性能でも市街地には落とせますから、数十万の被害者が出る可能性が有りますよ。
それと、核の小型化にも取り組んでます。
Posted by ST核融合 at 2012年11月23日 12:32
> 化学剤や生物剤の搭載は考えないんですか?

で、どうしろと? ミサイル防衛網を整備すれば百発百中で完全防備できるんですか? その逆でしょ。10%の漏れがあるだけでも大被害なんだから、「ミサイル防衛網はほぼ無意味」という結論になりますね。

何度も言っているけど、私の対案は「ステルス爆撃機による事前破壊」です。発射されてから迎撃するんじゃ遅すぎるんですよ。配備させないことが大事。(ただしこの件は、別の話題なので、ここでは論じません。)
Posted by 管理人 at 2012年11月23日 13:18
>北朝鮮は(デコイを含めて)圧倒的に多数の中距離弾道弾を発射できる。

できません。
現在北朝鮮が保有してるノドンは多くても約300発
そして北朝鮮は現在ノドンよりテポドンの開発に力を入れてますので、ノドンの大規模な増産は無理でしょう

>で、どうしろと? ミサイル防衛網を整備すれば百発百中で完全防備できるんですか?

1つの弾道ミサイルに2発でも3発でも撃ち込めば、ほぼ100%に近い迎撃確率となります
ミサイル防衛は最初から多層ディフェンスを想定していて、1目標に複数発撃ち込むことを想定しています
といってもこれはMDに限らず、対戦車ミサイルでも対空ミサイルでも1目標に複数撃ち込むのが基本ですけど

>10%の漏れがあるだけでも大被害なんだから

90%迎撃できれば、被害を9割減らせるということです

>私の対案は「ステルス爆撃機による事前破壊」です。発射されてから迎撃するんじゃ遅すぎるんですよ。

北朝鮮のノドンは車輌に搭載されていて、しかも山間部の地下を通り発射地点に運ばれるものもあります
事前破壊は非常に困難です
それは、圧倒的な軍事力を持った米軍が、完全に航空優勢を握っていた湾岸戦争でさえフセインが発射したスカッド弾道ミサイルを事前に破壊でず、80発以上のスカッドミサイルを発射させたことからも明らかです
ですから米国はMDにも力を入れてるのです
ましてや、米軍の10分の1の軍事予算しかない日本には到底不可能です

まず、弾道ミサイルをなるべく事前に破壊し、事前に破壊できないものをMDで迎撃
どちらも大事なんです(といっても、事前に破壊できる能力は米軍にしかありませんが)
Posted by meiji at 2012年11月23日 18:58
>>北朝鮮は(デコイを含めて)圧倒的に多数の中距離弾道弾を発射できる。

>できません。

 ちゃんと読んで。デコイですよ。サイズは10分の1でもいい。爆弾はいらない。推進薬も正規の半分ぐらい。うまく行けば、30分の1ぐらいのコストでできる。ペンシルロケットに似ている。

> 1つの弾道ミサイルに2発でも3発でも撃ち込めば

 ただでさえ迎撃ミサイルの数は少ないのに、そんなことをしたら、弾切れの時期が大幅に早くなります。逆効果。被弾数は大幅に増えてしまう。
 死者をまた殺すために武器を使うようなもので、無駄の極み。

>>10%の漏れがあるだけでも大被害なんだから

>90%迎撃できれば

 よく読んで。「だけでも」とあるでしょ。現実には、弾切れにより、大幅にたくさんのミサイルを被弾します。迎撃率は、90%じゃなくて、弾切れのあとでは 0%です。

> 北朝鮮のノドンは車輌に搭載されていて

ミサイルじゃなくて、弾薬の方を攻撃する。核兵器開発工場と、化学兵器開発工場。

> 湾岸戦争でさえ...スカッド弾道ミサイルを事前に破壊でず、

 戦争が始まってからじゃ、遅いですね。核兵器の開発の時点で破壊しないと。
 それを「無理だ」と思うのなら、北朝鮮に核兵器開発を許すしかない。そのあとは怯えて服従するしかないですね。
 北朝鮮が核ミサイルを持ったあとで、「ミサイル迎撃網があるから大丈夫だ」なんて思うのは、おめでたいとしか言いようがない。
 「ミサイル迎撃網があるから大丈夫だ」なんて思うのは、結局は、「北朝鮮に服従しましょう」と言っているのと同じです。甘過ぎ。「原発事故は起こらない」と言っている連中と同じ。
 原発専門家でも、軍事専門家でも、あまりにも甘い想定をしているから、いざというときにあわてふためいて、大被害を招くんですよ。私の言うことを最初から聞いておけば、原発事故も起こらなかったはずだし、また、北朝鮮の核ミサイルの迎撃漏れで日本が廃墟になることもないはずだ。
 たいていの専門家は甘すぎるから、日本を廃墟にしてしまう。原発事故が起きても、まだ懲りないのかな。何回日本を廃墟にすればわかるんだか。

 ──

 なお、ミサイル防衛網なんていう旧時代の兵器とは違って、もっと新世代の防衛システムもありますよ。下記。
  → http://openblog.meblog.biz/article/8081752.html
 
 ※ 対ミサイルではなくて、対戦闘機だが。
Posted by 管理人 at 2012年11月23日 19:17
>>迎撃率は、90%じゃなくて、弾切れのあとでは 0%です。

では、あなたはロケット弾あるいは弾道ミサイルに対して、
アイアンドームおよびMD体制を超える”防衛システム”を提案できますか?

あなたの頭脳では到底無理でしょう。
戦争は「攻撃」と「防衛」の二つの要素があり、この二つは共存しえます。
ですがあなたは攻撃しか考えていません。

ちなみにあなたが別の記事で提案していたのは「ミサイル発射基地への”攻撃”」ですので、
防衛システムとはまた別問題です。

あなたは戦場に立つ時に「俺は機関銃があるから防弾チョッキいらねー!」と言えますか?

蛇足ですが、デコイ対策はシーカーの性能向上、あるいはデコイごと全て破壊するシステムが既に研究中であり、
実現もそう遠くないでしょう。

あ、1発の迎撃ミサイルでもってデコイ(大量)+本物の集団を迎撃するという意味ですので、
勘違いのないようw
Posted by チェッカー at 2012年11月23日 20:00
(1)
 本項で言う「デコイ」は、金魚の糞みたいに追尾するタイプではなくて、独立した単体のことです。分身の術。分身がたくさんレーダーに映るので、どれが本物かわからない、ということ。
 高性能レーダーが開発されれば何とかなるが、それまでは無理ですね。そもそもレーダーの波長からして、分解能以下ですから、物理的に困難。

 (2)
> アイアンドームおよびMD体制を超える”防衛システム”を提案できますか?

 提案しました。下記項目です。
  → 敵ミサイルを 100%阻止する方法
    http://openblog.meblog.biz/article/12553563.html
Posted by 管理人 at 2012年11月23日 20:52

だから、分身の術は赤外線画像シーカーやその多波長化で見破るんですよ。



バイスタティックレーダー、MIMOレーダー、FLIRで検索してはどうかと。
ステルスといっても、既存のレーダーに映らないわけでは有りませんし、赤外線画像シーカー相手には普通の戦闘機とそう変わりません。
Posted by ST核融合 at 2012年11月24日 06:26
>ちゃんと読んで。デコイですよ。サイズは10分の1でもいい。爆弾はいらない。推進薬も正規の半分ぐらい。うまく行けば、30分の1ぐらいのコストでできる。ペンシルロケットに似ている。

サイズが10分の1しかないのなら、そもそも日本まで届きません
あるいはノドンの弾頭を多弾頭化して、その多弾頭の中にデコイを混ぜるということでしょうか
でも、それだと10分の1では大きすぎますし、北朝鮮が多弾頭化できるほど核弾頭を小型化できたとは到底思えません
それに、それだけサイズが違うと大気圏突入時には当然本物の核弾頭とは機動が全く違うのでPAC-3やアローミサイルやTHAADのような大気圏内で迎撃するMDなら判別は容易です

>現実には、弾切れにより、大幅にたくさんのミサイルを被弾します。

ノドンの配備数は約300発ですから、それ以上の迎撃ミサイルを配備すればいいだけです
イージス艦・地上型SM-3・THAADなどを増強すれば十分可能ですし
PAC-3でいえば、すでに自衛隊は100発以上保有しているといわれています

>北朝鮮が核ミサイルを持ったあとで、「ミサイル迎撃網があるから大丈夫だ」なんて思うのは、おめでたいとしか言いようがない。
>戦争が始まってからじゃ、遅いですね。核兵器の開発の時点で破壊しないと。

北朝鮮がまだ核ミサイルを持ってないと思ってる方が「おめでたい」「甘い」のではないでしょうか?
私は北朝鮮は核ミサイルを持っているという前提で話しています
それに北朝鮮の核開発は地下で行われていますので破壊はほぼ不可能です

空爆で地下で行われている核開発を止められるのなら、イスラエルはとっくにイランを攻撃してます
Posted by meiji at 2012年11月24日 07:37
> 赤外線画像シーカーやその多波長化で見破るんですよ。

 赤外線画像シーカーは、長距離には対応できません。そばからでないと使えない。(さもないと赤外線の雑音が多すぎて、見えない。)
 だから通常のレーダーは、長波長の電波を使います。しかし長波長の電波は、分解能が低いので、存在の有無はわかっても、形状の大小はわかりません。デコイか否かは区別できません。

>2

デコイは、ステルスじゃなくて、逆に、「小さなペンシルロケットを巨大なミサイルのように見せかけるもの」です。方向が反対。
Posted by 管理人 at 2012年11月24日 11:53
> サイズが10分の1しかないのなら、そもそも日本まで届きません

届く必要はありません。成層圏まで達したらそのまま墜落して、日本海に落ちればいい。
しかしながら、デコイが発射された時点で、迎撃ミサイルはすぐに発射されます。そのあと、日本海に落ちたデコイを追いかけて、デコイを破壊します。あるいは、いっしょに日本海に沈みます。

> 大気圏内で迎撃するMD

その場合は少し事情が違います。長距離型のデコイですね。その場合も、敵ミサイルが日本の大気圏に達する前に、日本は迎撃ミサイルを発射します。(さもないと間に合わない。)
 その後、相手の軌道を計算して、こちらの軌道を修正します。そのとき、「あ、軌道からして、デコイだ」と気づきますが、そのときにはすでにこちらの迎撃ミサイルは発射されています。軌道を修正することはできますが、発射そのものを取り消すことはできません。つまり、迎撃ミサイルは無駄に発射されたことになる。

> ノドンの配備数は約300発ですから、それ以上の迎撃ミサイルを配備すればいいだけです

別項でも述べたように、V2 は 3000発でした。デコイを含めて考えれば、敵ミサイルの総数は5万発を想定してください。さらに、日本の各地で迎撃ミサイルが5万発が必要なので、総数では100万発が必要です。どのくらいの金が必要かな?  1000兆円で足りるか? その十倍だとしたら、単位はどうなるのかな? いずれにせよ、それだけの金をかけるとしたら、日本は窮乏化して、北朝鮮並みの最貧国となります。国家破産ですね。北朝鮮は何もしなくても、日本が自滅します。あなたのプランは日本国家を完璧に破壊します。北朝鮮にもできない強力なテロリスト案。

> 私は北朝鮮は核ミサイルを持っているという前提で話しています

まだもっていないようです。
→ http://d.hatena.ne.jp/ken3jyo/20120227/1330291752

> 空爆で地下で行われている核開発を止められるのなら、イスラエルはとっくにイランを攻撃してます

だからさ。イスラエルはイランを爆撃したいと、何度も米国に許可を求めているんですよ。
 → http://japanese.ruvr.ru/2012/02/03/65267518.html

でも、そのたびにオバマが拒否している。
拒否の理由は、ゴルゴ13の前回号を読めばわかる。漫画の方があなたよりも情報が正確ですね。
Posted by 管理人 at 2012年11月24日 12:38

細かい話なのですが

>地上戦では圧勝して 130人も大量虐殺した。

御記述中で引用された記事のタイトル
「朝日新聞:ガザ停戦成立、地上戦回避」
にもあるように,地上戦は回避されましたので,
犠牲者の方々の死因は,空爆・艦砲射撃等によられるものではないでしょうか?


前項はコメント停止とされましたが,
こちらの御記述で
以下の気になった点がございました。


>記事のタイトルは「飛来ロケット9割迎撃」と記しているが、これは間違いである。
>記事にもあるように、発射数が 1160発で、撃墜数が 360であるから、とても9割には達しない。
>9割を撃墜したわけではない。
>「670発がイスラエル領に到達したが、360発を撃ち落とした」
>ということだから、310発は着弾していることになる。発射数に対する撃墜率は 54%にすぎない。
>では 87%とは何か? 「イスラエルが発射したミサイルのうちで 87%が目標を撃墜した」ということだ。
>ちなみに、発射した数は計算上、
>   360/0.87 = 414
>だから、414発を発射したことになる。差し引きして、54発が撃墜ミスだ。

とのことでしたが,
コメント欄で管理人様が引用された以下の御記述
週間オブイェクト
アイアンドームの迎撃範囲は150平方km(半径7kmの円)
http://obiekt.seesaa.net/article/302452104.html
の図ですと,
迎撃システムの迎撃範囲はイスラエル領土全域に及ぶものではないように思われます。
発射されたロケットの4割が,そもそもイスラエル領から外れている精度から考えますと,
イスラエル領内に飛来した残り6割を全て,
「対空防衛システムの迎撃範囲」内に集約できた,とは考えづらいのではないでしょうか?

@発射されたロケット:1160発
A@のうちイスラエル領へ飛来したロケット:670発
BAのうち対空防衛システムの迎撃範囲内に飛来したロケット:414発
(Aのうち対空防衛システムの迎撃範囲外に飛来したロケット:256発)
CBのうち撃墜されたロケット:360発
 以上から,撃墜率87% という数字になっているのではないでしょうか。


>発射数に対する撃墜率は 54%にすぎない。

発射数1160発に対しての撃墜率は,撃墜360発で31%ではありませんでしょうか?

>記事にもあるように、発射数が 1160発で、撃墜数が 360であるから、とても9割には達しない。
>9割を撃墜したわけではない。

記事のタイトルは「発射ロケット」ではなく,「飛来ロケット」となっておりますので,
「『発射』ロケット9割撃墜」でしたら,間違った表記とは存じますが,
「(迎撃システムの迎撃範囲内への)『飛来』ロケット9割迎撃」でしたら,
間違いとはいいがたいのではないでしょうか?
Posted by 検校 at 2012年11月24日 17:57
> 地上戦は回避されましたので

そうですね。「迎撃ミサイル」というのとは別の概念という意味で「地上戦」という言葉を使いましたが、これは「対地攻撃」の方が正確ですね。「地上戦」という軍事用語は別の意味だし、言葉の誤用です。書き直しておきます。

> 発射数1160発に対しての撃墜率は,撃墜360発で31%ではありませんでしょうか?

その件は自分でも表現がまずいかな、という気もしたんですが、発射して届いた 670発に対する 360発のことです。届かなかった分は無視する、という計算。ま、読めばわかると思ったけど。でもまあ、誤解を招くので、「到達数」に書き直しておきます。

> 以上から,撃墜率87% という数字になっているのではないでしょうか。

 そういう可能性もなくはないですが、私はそうじゃないと思いますよ。
 仮にそうだとしたら、イスラエルの隅っこに「迎撃範囲半径100メートル」という迎撃ミサイルを用意して、そこに来た1発だけを撃墜して、「飛来ロケットを 100%撃墜した」と表現できますが、そんなことはありえないでしょう。
 前項は別に、イスラエルの発表が間違っていると言っているわけじゃない。読売のタイトル担当者のタイトルがおかしいと言っているだけ。記事をろくに読まないで間違ったタイトルを付けることはときどきあります。

> 間違いとはいいがたいのではないでしょうか?

 前述の理由でタイトルの間違いだと思います。そもそもイスラエルは9割なんて言っていないはず。
 記事には「87%が標的としたロケット弾を撃ち落としたとしている。」とありますから、標的にした数が母数であることは明らか。到達数や飛来数ではないでしょう。
Posted by 管理人 at 2012年11月24日 19:37
> 赤外線画像シーカーは、長距離には対応できません。そばからでないと使えない。(さもないと赤外線の雑音が多すぎて、見えない。)
超高空では大気密度が低いので、レンジは大幅に増えます。

2
そもそも、記事の構想は無意味という話。
Posted by ST核融合 at 2012年11月24日 19:42
> 超高空では大気密度が低いので、

超高空に大型赤外線画像シーカーを設置するわけには行かないでしょう。低軌道宇宙船にでも搭載するんですか? 宇宙の軍事利用はまずいんじゃないの? また、超高空で見たんじゃ、敵ミサイルはただの球形にしか見えないので、長さ方向の大きさは判別しがたい。
 遠い将来はともかく、現時点の技術では夢物語。

 そもそも、迎撃ミサイルをオトリで打破するというのは、私のアイデアじゃない。広く知られている軍事常識。私に文句を言っても仕方ない。軍事専門家たちに「その軍事常識は間違いだ。おれの独自見解の方が正しい。オトリは無効だ!」と言えば? 文句を言う相手は、私じゃない。
 
>  ミサイル防衛については昨年末、国防総省の技術顧問団である国防科学評議委員会(Defense Science Board)も、飛来した敵国のミサイルが本物の弾頭の周囲に「おとり」を飛ばしていた場合、米国側の迎撃ミサイルがおとりと本物の区別がつかず、迎撃に失敗する点などを指摘する報告書を出した。
http://www.tanakanews.com/120423aegis.htm

 世界最高レベルの軍事専門家が、そういう見解を出しています。あなたはよほど優秀なんだろうから、米軍に教えて上げれば? 超高給で雇ってもらえますよ。「日本の軍事天才が世界の軍事常識をひっくり返して、圧倒的な進歩をもたらした」と大々的に報道されるでしょう。それほどの天才なら、ノーベル賞をもらえるかもね。
Posted by 管理人 at 2012年11月24日 19:55
攻撃力がイマイチなミサイルと張り子の虎のMD。
NK「オイ。撃たれたくなければ金と食料と燃料を出せ」
JP「笑止。撃てば叩き落とす。手を出したら宇佐君があなたの首都を灰燼に帰す。」
NK「うぐ。多数同時攻撃ならばいくらかは届く筈だ。出すものを出せ。それに我々はお前の想像より多くのアレを持っているぞ」
JP「その命中精度と破壊力のモノが少々飛来しても我々は痛くもかゆくもない。それでもシメシを付けるため宇佐君と一緒にやる事はやらせてもらう。」
NK「核弾頭をぶちこむぞ。。」
JP「やってみろよ。幾らかは止めるから、そちらの領土内で爆発だ。いいんか?次のネタが無くなるぞ」

現在はこういう状況でしょうか。ここで「撃てば叩き落とす」MDは、張り子の虎の「ブラフ」維持のための技術誇示が必要かもしれません。
その資金を減らして景気回復で経済的困窮による自殺者を防ぐ方に金を費やすべきでしょうね。
Posted by 京都の人 at 2012年11月24日 20:53
>超高空に大型赤外線画像シーカーを設置するわけには行かないでしょう。
最終段階の誘導の話をしているようですけども、あなたはSM3の技術的な情報を本当に調べたのですか?
とても頓珍漢な事を言っているのですが。

>世界最高レベルの軍事専門家が、そういう見解を出しています。
MKVのsm3-block2bまで至ればデコイの問題は解決しますね。
ただし予算が付きそうなのはblock2aが軌道に乗ってからっぽいです。
まあまともなミサイルを想定するなら必要ですがテロ国家相手では現段階でデコイへの警戒は不要ですし。
Posted by 遊び人 at 2012年11月24日 22:05
赤外線画像シーカーというのは、分離型のオトリを識別するためであって、オトリ型の単体ミサイルを識別するためではない、ということに気づいていない質問者のせいです。質問者の頓珍漢な話に付き合っているだけです。これでも見るといいですね。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/weapon/sm-3.htm

> MKVのsm3-block2bまで至ればデコイの問題は解決しますね。

 それもトンチンカン。やはり分離型のデコイのことを考えている。たしかに分離型のデコイ(弾頭)は迎撃可能です。しかし今問題にしているデコイは、単体型のデコイミサイルです。
 デコイミサイルを大量に発射されると、迎撃ミサイルも大量に発射するので、どれほどデコイを撃墜しても、最後には迎撃側が弾切れになってしまう、という問題です。デコイミサイルの方が数が多いからです。
 つまり、今問題にしているのは、一種の飽和攻撃に対する問題です。迎撃可能性の問題ではない。質の問題ではなく、量の問題。根源的には、コストの問題。
 
> デコイへの警戒は不要ですし。

そうですよ。デコイへの警戒も不要だし、ミサイルへの警戒も不要です。だから迎撃ミサイルそのものが不要だ、というのが本サイトの結論。
 賛同していただいて、ありがとうございます。迎撃ミサイルは必要だが、デコイへの警戒は不要だ、なんて言っている馬鹿が多くて困っていたところです。
Posted by 管理人 at 2012年11月24日 22:29
まさか、わざわざ囮の弾道ミサイルを打ち上げるという事でしょうか?
そんな馬鹿な事をするぐらいなら、本命の数を増やしますよ。
ロケットで一番高いのは一段目なんですよ。


http://www.mod.go.jp/j/yosan/genkiwaku/pdf/2011/002.pdf
おとりの識別はできると言ってますし、共同案件なのでそう簡単に逃げられません。
Posted by ST核融合 at 2012年11月24日 23:38
あのね。書くなら人の話を読んでからにしてね。コメントですでに説明しているように、ペンシルロケットみたいなものです。弾頭がないからペイロードはゼロ。燃料も途中までの分だけ。
 目的は、同時に打ち上げた本物を守るためではなくて、迎撃ミサイルを発射させて弾切れにさせること。

 PDF はありがとうございました。

 これからもわかるように、block2A のタイプは、敵ミサイルの打ち上げの直後に、こちらからも発射しないといけません。さもないと間に合わない。そして、打ち上げ直後には、オトリミサイル(激安ペンシルロケット)と本物との区別が付かないんです。
 ま、サイズが小さすぎると問題かもしれないので、サイズはいくらか大きくするとしても、粗製濫造のデタラメ製品でも構わないので、コストは激安で済みます。さすがに 4万円のハマスのロケット弾ほど安くはないけれど。いずれにせよ、日本の迎撃ミサイルの百分の1以下のコストでしょう。

 これを防ぐには、もっと引きつけて迎撃するタイプでないと駄目。しかしその場合は、今度は高速ミサイルに広域で対応することが困難となる。
 あちらが立てば、こちらが立たず。

 どっちみち、あえて「空中で迎撃する」というのは、ハンディ付きの戦いみたいなもので、防御側が圧倒的に不利になるのは当然です。
 比喩的に言うと、拳銃の攻撃に対して、こちらからは「弾丸に弾丸を当てることだけで防ぐ」という条件を付けられているようなものだ。一方的にハンディを付けられるのだから、圧倒的に不利に決まっている。
 そういうハンディ戦を選択するということ自体が、戦略的に間違っている。なのに勝手にそういう戦略を取っているから、莫大な出費を迫られる。莫大な出費を強いられているという点で、すでに負けている。ミサイル着弾の戦争被害よりも巨額の損失をすでに払ってしまっている。
 
 おまえはすでに負けている。 (ケンシロウ)
Posted by 管理人 at 2012年11月25日 00:00
>>敵ミサイルを 100%阻止する方法

リンク先を読ませていただきました。
大馬鹿者ですね。

対北朝鮮にしか使えない上、中国共産党の保護下にある北朝鮮がそう簡単に民主化できる訳がない。
それこそ北朝鮮と中国の”血の同盟”を切り、かつ北朝鮮のインフラを最低でも韓国並にまで引き上げないといけない。

それに一体いくらの予算が必要だと思いますか?
たった2兆円で済むと思っているあなたの神経を大いに疑います。

そして尚且つ一番馬鹿なのが、この方法は北朝鮮にしか効果がないことです。

MD体制なら、対北朝鮮だけでなく対中国、あるいは将来敵対するかもしれないその他の国家からの攻撃にも備えることができます。

>>分身がたくさんレーダーに映るので、どれが本物かわからない、ということ。

だから、その分身をもまとめて破壊する研究が既に存在しているんですよ。
やはりご存知なかったようですねw

運動エネルギーロッド弾頭散開システム
obiekt.seesaa.net/article/267998136.html

>>※運動エネルギーロッド弾頭散開システム

>>デコイを識別するのが困難であるなら全て破壊すればいいという考え方です。
>>多弾頭には多弾頭を、群には群をぶつけます。
>>本物が入り混じったデコイ群にMKVを向かわせ、それぞれのMKVが運動エネルギーロッドを散開させます。
>>ミサイル防衛システムは将来必要になった時、MIRVに対抗する事が可能です。
>>またこれは核弾頭より小型化できる化学弾頭や生物弾頭がクラスター化していた際に
>>撃ち漏らさない為という目的もあります。
Posted by チェッカー at 2012年11月25日 16:14
人の話ぐらい読んだらどう? 読まずに文句を言わないでくださいね。

 そもそもコメントを書く欄を間違えています。
 「大馬鹿者」などと書く非礼さからして常識の欠如。
 本当なら相手をしないんですが、親切に書くと。……

 ── 

> そう簡単に民主化できる訳がない。

 → 【 注記2 】 に説明済み。

> その分身をもまとめて破壊する

 あなたは軍事的に無知だということはよくわかりました。

 obiekt.seesaa.net/article/267998136.html
 で示しているのは、デコイ弾頭です。

 一方、本サイトで示しているのは、デコイミサイルです。全然違うものです。その区別を別項コメントでちゃんと説明したのに、まだわからないのかな。

 デコイミサイルに対して、多弾頭型の迎撃ミサイルを使えば、かえって費用が増えるので、こちらの損失はますます増えます。先に述べたように、

 → 「おまえはすでに負けている。 (ケンシロウ)」(本項コメント)

 説明済み。読んでから書きましょう。

 だいたい、私が述べているのは、「迎撃ミサイルが増えれば増えるほどこちらの損失が増える」という問題です。その論点をまったく理解できずに、「迎撃できる」とだけ述べているんだから、私の話を何も読んでいませんね。呆れた。

> MD体制なら、対北朝鮮だけでなく対中国、あるいは将来敵対するかもしれないその他の国家からの攻撃にも備えることができます。

 ど素人みたいなことは言わないでください。そんなことを言っている専門家はいません。
 中国やロシアが相手ならば、核ミサイルが相手となるので、たとえ一発でも迎撃しそこねたなら、大損害です。10発落ちたら、壊滅です。
 「99.9%を撃墜したぞ! 落ちたのは 0.1%だけだ」
 とあなたが威張りたくても、その 0.1%のせいで日本は全滅しているんですよ。あなたも死んでいる。
 「迎撃ミサイルの効果は素晴らしい」
 とあなたが訴えたくても、あなたはもう死んでいる。

 そもそも、アメリカ側がミサイル防衛網を高度に整えれば、相手国は発射ミサイルの総数を大幅に増やすことで対抗します。現在の何十倍ものミサイルを配備するでしょう。そうなったら、かえって危険は増えるんです。
Posted by 管理人 at 2012年11月25日 17:11
>>→ 【 注記2 】 に説明済み。

そんなことが可能ならIAEAなんて不要w
それに一度破壊したところで、極秘に開発する可能性をゼロにはできませんよね〜。

>>一方、本サイトで示しているのは、デコイミサイルです。全然違うものです。
>>その区別を別項コメントでちゃんと説明したのに、まだわからないのかな。

前提としてデコイは安い以前の問題として、
日米に対し「弾頭が日本へ到達する」と勘違いできなきゃ意味がない。
つまり、日本へ到達できるデコイでないと偽装する意味がない。

となると、30分の1の費用で作られるペンシルロケット程度のものが
脅威対象として認知されるかどうか微妙ですねぇw

そもそも、そんな安っぽいロケットが大気圏再突入コースをちゃんと辿れるんですか?
コースを辿れる機構が付くだけで費用が跳ね上がるんですけど、
それって本当に安いデコイなんですか?w

あと、日本を含めた世界中には宇宙デブリ観測システムが存在します。
今時はレーダー使えば大きさ把握できるんですよ。

ステルス?
デコイにステルス技術なんて使ったら、
費用対効果的にも偽装という意味でもデコイの意味がないでしょうがw

それに日本へ到達できるようなデコイだと
大きな塊が落ちてくるに等しく存在自体が危険なんで、
どうせ迎撃して爆破処理せんといかんのですよ。

もっとも、そんなデコイは元の弾道ミサイルと大して変わらない費用が必要でしょうけどw

>>その 0.1%のせいで日本は全滅しているんですよ。あなたも死んでいる。

それじゃあ、0.1%の核弾頭で日本を消滅させるシミュレーションを書いてみて下さいよ。
それとも既に書いてますか?
あればリンクを教えて下さい。

もっともそれ以前に、日本が消滅する条件ってなんでしょうねぇ。
それもちゃんと考えてますか?

ちなみにロシアの核弾頭保有数は約1万個です。
0.1%だと約10個ですね。

世界の核兵器、1万9千個! ロシア1万個でトップ スウェーデンの研究所
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120604/mds12060414390005-n1.htm

>>そもそも、アメリカ側がミサイル防衛網を高度に整えれば、
>>相手国は発射ミサイルの総数を大幅に増やすことで対抗します。

どうもあなたは防衛側に必要な費用だけしか考えていないようですねぇ。
攻撃側に必要な費用もちゃんと計算したらどうです?
Posted by チェッカー at 2012年11月25日 20:19
> IAEAなんて不要

 現状はIAEAの査察を拒否されているんですよ。

> 極秘に開発する可能性

 誰得。それを言ったら、日本だって極秘に開発しているかもね。ひょっとしてあなたも。

> 大気圏再突入コースをちゃんと辿れるんですか?

説明済み。本項のコメント欄を参照。block2 とか。

> 0.1%の核弾頭

ちゃんと読め。0.1%の核弾頭じゃない。0.1%のミサイル(デコイ込み)だ。99%のミサイルはデコイです。特に、迎撃ミサイルが弾切れになったら、本物をたくさん発射する。何度繰り返したらわかるんだ? 

> 攻撃側に必要な費用もちゃんと計算したらどうです?

デコイは格安だと、何度言ったらわかるんだ? 読まずに書くな。これ以上、読まずに書くと、書き込み禁止にしますよ。

> 宇宙デブリ観測システムが存在します。

真空中は短波長の電波が使えるから分解能が高い。空気中では減衰のせいで短波長の電波は無理。Wikipedia の「レーダー」を読め。分解能の話が書いてある。
Posted by 管理人 at 2012年11月25日 20:59
そろそろ疲れてきたので、コメント欄を閉じます。
Posted by 管理人 at 2012年11月25日 21:27
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