2012年10月21日

◆ 電力のピークは年に数日

 電力のピークは年に数日だけだ、ということの根拠は? ──

 電力のピークは年に数日だけだ、ということの根拠は、すでに下記のページで示した。
  → 東電の電力状況(2011年)
  → 電力使用制限令は不要 の(5)

 前者は東京電力の例であり、後者は四国電力の例だ。
 いずれにせよ、需要が極めて高くなる日(ピークになる日)は、年に数日程度である。
 この数日を除けば、電力需要は最大値の90%以下の水準で済む。

( ※ 換言すれば、90%〜100%に達する数日間だけのために、「停電を避けるため」という理由で、多くの発電所が維持されている。)
 


 【 注記 】
 この件は、先に示したことだが、その後、あちこちで言及したので、どこに出典があるのか、検索しにくくなっている。そこで、これを標題として項目を立てておくことにした。検索しやすくするために。



  ※ 以下は特に読まなくてもいい。

 [ 付記 ]
 次の質問があった。
 「現状で一年間で数日しか稼動しない火力発電所というのは存在するのでしょうか?」

 需要のピークが「年に数日だ」としても、だからといって現実に、「年に数日しか稼動しない火力発電所があるか」と言えば、それは、ないでしょう。必要なのがそれだけだとしても、その数日間において使うためには、あらかじめ「ならし運転」みたいなことをする必要がある。
 たとえば、自動車のレンタル会社が、もっている百台すべてが利用されるのが年に数日だとしても、実際に「年に数日しか使われない車」があるのではなくて、多くの車をローテーションで休ませるはずだ。(故障を避けるため。)

 本当を言えば、「年に数日」というのは、「需要が最大の場合」であるから、平年の場合には、「年にゼロ日」である。たとえば、2011年には、需要が最大値に達することはなく、最大でも 90%程度だった。(上記のリンクを参照。)
 この場合、「年に1日も稼働しない火力発電所」があってもいいいことになる。ただし、理屈ではそうでも、実際には、念のためにどの発電所もすべて稼働させて、ローテーションで少しずつ休ませることになる。(故障を避けるため。)

  ※ 休ませている間に、整備・メンテナンスする。

 人間だってそうですよね。企業において社員全員が必要となる日は、年に数日だとしても、普段は社員をローテーションで休ませる。
 たとえば、スーパーのレジだ。レジ係が全員必要となることは少ないので、普段はレジを半分ぐらい閉鎖して、レジ係を休ませる。一方、客がたくさん来たら、レジを全部開いて、レジ係をレジに就かせる。
 この場合、「忙しいときにだけ働く社員」というものがいて、普段はずっと休んでいるわけではない。多くの社員が少しずつローテーションをする形で、普段の休みを分かち合うだけだ。
posted by 管理人 at 06:13| Comment(8) | エネルギー・環境2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
> 換言すれば、90%〜100%に達する数日間だけのために、「停電を避けるため」という理由で、多くの発電所が維持されている。

この時点で論理が破綻してるでしょ?
電力の需要と供給の関係というのは、常に需要に対して若干の供給能力の余裕が必要ということはご存知だと思う。
つまり、需要に供給が追いつかなければ停電するということだから、数日間に限った話じゃなくて

「年間を通して、通常の状態であれば、必要十分な供給予備力を確保するために多くの発電所が維持されている」
なお、供給予備力は通常時は需要の数パーセントらしい
この予備力は電気を無駄に捨てているという説もあるが、捨てているわけじゃなくて待機している能力で需要が増えればすかさず供給に資する能力だ

維持というのは数日以内に運転が可能な設備もあれば、運転開始までに数ヶ月かかる設備もあるが、設備を廃棄してはいない状態
Posted by DSS at 2012年10月21日 11:14
話の内容が全然別の事柄です。
 そんな細かなことを述べたいのなら、それはそれで、別の話題で数値を修正すればいい。

 何だか、揚げ足取りみたいなことばかりやっても、話はちっとも前に進みませんよ。相手の足をすくってやろうという、意地悪根性が目的ならばともかく。

 一般に、世の中のすべての出来事は、基本となる本質と、それを修飾する小さな細部とから成り立ちます。
 小さな細部において、基本とは矛盾する点があると指摘しても、それは、基本が間違っていることを指摘したことにはなりません。
 なのに、「小さな細部において、基本とは矛盾する点がある」と指摘することで、鬼の首でも取った気になって得意になる人もいます。
 いわゆる「鼻つまみ者」と言われる人々がそうです。下らないことにこだわって、話の進行を妨害するだけ。

 次のページを読むことをお勧めします。あなたのことが書いてありますよ。
  → http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20110927
Posted by 管理人 at 2012年10月21日 12:53
> 換言すれば、90%〜100%に達する数日間だけのために、「停電を避けるため」という理由で、多くの発電所が維持されている。

なかなか面白い反応だ
自分のことは棚に上げてるが
まさにこの文章が間違いじゃないの?
年間を通して電力の需給調整を合理的に処理するという本質的な問題を
数日間の需要のためという小さな細部を協調することで、基本となる本質を誤魔化そうとしているとしか思えない
Posted by DSS at 2012年10月21日 13:37
なるほどね。それじゃ、

> 換言すれば、90%〜100%に達する数日間だけのために、「停電を避けるため」という理由で、多くの発電所が維持されている。

 というのを書き直して、

> 換言すれば、90%〜100%に達する数日間だけのために、「停電を避けるため」という理由で、超過分の発電所が上乗せされている。

 と書けばご満足ですか? 
 そんなこと、表現の問題だし、どっちだって文意は同じだと思うのだが。
 細かな重箱の隅にこだわったって、話の本論はまったく影響を受けません。何か書くなら、「こういうふうに表現したら?」と指摘すればいいんです。それなら私も、「なるほど。その方が誤解の余地はないですね。ご指摘ありがとうございます」と感謝しますよ。

 重箱の隅を見つけて、あんまり得意にならないでください。いくら難点を発見したところで、あなたのことは利口だとは思えませんよ。
 私が会社の上司ならば、あなたの今回の指摘に対して、「昇給」でなく「減給」のポイントを付けます。今のような生き方をしていると、給料が下がるばかりですよ。あなたの人生のためを思って、忠告します。
Posted by 管理人 at 2012年10月21日 13:53
> 換言すれば、90%〜100%に達する数日間だけのために、「停電を避けるため」という理由で、超過分の発電所が上乗せされている。

面白い方だ
別に停電を避けるためというわけじゃないよね
需要に対応するために必要十分な設備容量を備えていると書けばいいじゃん

「停電を避ける」という表現、あるいは「超過分の発電所」はなにか後ろ向きのイメージ感じる
超過分という後ろ向きな表現じゃなく、需要に対応するという前向きな表現にしましょうよ

管理人氏がどこのどなたかは存じませんが、給料の査定で評価するという表現にはなにか陰湿な性格を感じますよ
Posted by DSS at 2012年10月21日 19:41
あのぉ、横からすみません。
該当表現が重箱の隅かどうかはともかく、「木を見て森を見ず」な状態より、「森を見て木を見ず」の方が良いのではないでしょうか。
もちろん個々の木を見ることも重要ですが、森全体が危機的状態になれば元も子もありません。

管理人さんは、データを示しそれを説明してくれた。
それだけで十分でしょう。
無償の記事なんですから、細かい表現の違いに政治家の答弁みたいなツッコミをするより、事の本質を理解し自らの意見を持ちたいですね。
Posted by 通りすがりの36歳 at 2012年10月21日 20:30
この手の人に道理を説くだけ無駄ですよ、
何をいっても納得などはしないし、どこまでも論点を
すり替えても平気、ひたすらバトルを続けたい、
口喧嘩してる高揚感を感じ続けていたい、
今、俺は充実している!と錯覚できる
動機はそれだけなのですから。

管理人さんは毎回鋭い指摘を重ねて卓抜した先見性を
その都度示しているのに、なぜ毎回こういう人が突っか
かってくるのか?

そのへんの理由をこちらの勝手な思い込みで指摘させて
いただくと、管理人さんには徳が足りないのです。
(ひどいこといってますね…)

たとえば同じ内容のお説教でも、温厚な説得力のある人なら
そうですね…と不思議に納得できて、別の人に同じ事を
言われるとカチンとくる、と、まあそいう話でして

管理人さんは聞く耳をもっている一定の知識レベルの人を
相手にしている筈、そして、そういう人はなるほど!と
毎回静かに首肯し拝聴しています。

ですからほめる書き込みなどありませんし(求めても
いないでしょうが)、結果、毎回わざと誤解して突っか
かってくるような書き込みばかりが管理人さんの目に
つくことになります。

最近多いのですが、文章の中にそういう人向けの
防衛線を張るようになっています。

これは逆効果だと思います。
わざと連中をピックアップしているようなものです。

そもそも、なんであっても反対の立場の人はいます、
きちんとした反論や、読む価値のある文章だけに
反応するべきではないでしょうか?

また、気にしないようにしていても、そういう嫌な言葉は
心に残りますから、管理人んさんが書く、別件での政府や
役所や警察の愚かな判断への指摘表現が必要以上に過剰に
なる、という形で散見されたりもします。

すると、また読者の中の極一部が、気に入らん!、と
マイナスコメントをつけ、管理人さんがきつめの言葉で
反論、という良くないサイクルが完成します。

むしろ最近はそういう人の方ばかり向いている、
ようにも見えないこともなかったりするので、
これはあまりよろしくない、と心配になるのです。

あと、できたらこの文章、読んだらすぐ削除して
いただけると助かります… 

いろいろ失礼な事を言ってすいません。
Posted by ひら at 2012年10月21日 22:31
なるほど。ひら さんのご意見は卓抜ですね。削除するのはもったいない。とても有益でした。
 そのご指摘からすると、読まされる読者としても、たまったもんじゃないでしょうね。
 これからは、この手のコメントは、削除することにします。読者にとっても目障りなだけでしょうから。

 ※ 最近はコメントに承認制をしなくなったので、ゴミ・コメントもそのまま掲載されてしまいます。コメントの質が一定の水準を保持しているからと判断したのですが、やはりときどきゴミが混ざりますね。ゴミは削除することにします。
Posted by 管理人 at 2012年10月21日 23:08
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