2012年09月27日

◆ 子宮頸がん:ワクチンと検査

 子宮頸がんの予防については、「検査」で「ウイルス検査」を併用すると、大きな効果があると判明した。 ──
 
 子宮頸がんの予防については、「ワクチン」と「検査」との二つがある。「ワクチンをすべき」という声も強いが、「ワクチンは副作用や費用などの問題がある」という指摘もある。それに比べて、「検査」の必要性は高く言われている。

 さて。その論争とは別だが、「検査」で「ウイルス検査」をするといい、という報告が出た。新聞記事を紹介しよう。(一部抜粋)
 《 子宮頸がん予防 ウイルス検査で予測精度向上 》
 子宮頸がん検診で、細胞の検査(細胞診)だけでなく、原因となるウイルスの感染を調べる検査を追加すると、より確実にがんの発症を予測できることがわかった。
 細胞診で異常がなかった約5千人に対し、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しているかどうかも調べ、約5年間、経過観察した。
 細胞診で異常がなく、ウイルス感染もなかった女性の場合、手術が必要なごく初期のがんが見つかったのは、3年後に0.4%、5年後でも0.6%と、5年後でも1%未満だった。一方、細胞診で異常がなくてもウイルス感染があった女性は、3年後に2.9%、5年後には6.9%が初期のがんになった。
 厚生労働省は来年度から、とくに発症率の高い30代を対象に、2年に1度実施している細胞診に加え、新たにHPV検査を導入する方針だ。
( → 朝日新聞・有償版 2012年9月25日
 ここまで見ると、子宮頸がんについては、二つの検査だけでほぼ十分だと見なせるだろう。

 ──

 なお、ワクチン推進を唱える人々もいる。たとえば、次のサイト。
  → allwomen.jp 子宮頸がん情報サイト
  → Woman.excite ライフプランニング
     ※ いずれもワクチン会社と関係しているサイト。
       ステマみたいなものです。

 上記のページを見ても、「ワクチンをしてもそれだけでは不十分であり、検査もする必要がある」と記してある。だったら最初から検査だけでもいいのでは? という見解もある。私としてもそれにほぼ賛同する。特に、今回の記事のあとでは、なおさらだ。

 とはいえ、医師や厚労省は、ワクチン推進の立場だ。
  → 子宮頸がんワクチン、中1〜高1女子は今月中に接種を!

 中1〜高1女子というけど、その前に、次のことを教えるべきだろう。
 「子宮頸がんは性病である。性行為によって感染する」
 この基本事実を教えないで、ワクチンだけをすればいい、という認識には賛同できない。
 性行為によって感染するのは、子宮頸がんだけじゃない。HIV(エイズ)や、淋病や、クラミジアや、梅毒など、いろいろある。これらは、子宮頸がんワクチンでは予防できない。

 だから、ワクチンを接種するよりは、次のことを教えるべきだ。
  ・ 性行為によって性病が感染する。
  ・ 多くの人と性行為する人は、性病の感染率が高い。
  ・ コンドームを使うと、予防に有効。


 だから、子宮頸がんのワクチンを接種するなら、その前に、「エッチするときはコンドームを使いましょう」というキャンペーンを徹底するべきだ。
 なのに、「子宮頸がんは性病である」ということも隠したまま、「子宮頸がんのワクチンだけをすればいい」というような方針は、子ウサギをライオンの前に差し出すようなものだ。
 無知ほど危険なものはない、ということを徹底するべきだ。そしてまた、「性行為には性病がともないがちだ」ということも、広くキャンペーンするべきだ。
 


 [ 付記 ]
 ついでだが、「プロの女性と交わるときにコンドームを付けないでやる」という男もいるようだが、こういうのはほとんど自殺行為である。狂気の沙汰。
 簡単にやらせる女性を相手にする場合も、同様である。
 だから、女性を相手にするときには、身持ちの堅い相手に限るといいですよ。特に、処女なら、絶対安全。
 男が処女が好きなのは、性病の恐れがないから……かも。
 


 【 関連サイト 】
 子宮頸がんの検診は、自治体が費用を援助している。それを知るには Google で、
   「子宮頸がん 検診 ○○県」

 というふうに、自分の属する県名を検索するといい。ただし場合によっては、県でなく市町村で検索した方がいいこともある。たとえば東京都なら、東京都でなく区で、
   → 子宮頸がん 検診 渋谷区
 これで検索のトップに来たページをクリックすれば、費用がわかる。(渋谷区は無料。同様に、杉並区は 1000円。)
 


 【 関連項目 】

 → 子宮頸がんワクチンの副反応

   ※ 本項の続編。ぜひお読みください。
posted by 管理人 at 20:16| Comment(3) | 医学・薬学 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
関連情報。

 「全ての女子に警告!子宮頸がんの原因の99%がセックスです」
 → http://magazine.gow.asia/life/column_details.php?column_uid=00000330

 ──

 コンドームよりは、ペッサリーの方がいいかも。女性主体で装着できるし、守る場所がちょうどぴったりだし。費用も安いし、副作用もないし。
 
 「子宮頸がんのワクチンを」というよりは、「ペッサリーの装着を」の方がよさそうだ。
 もっとも、最初はコンドームだろうけど。

 ともあれ、ワクチンなんかより、避妊教育を優先するべきだ。恥ずかしがっている場合じゃないでしょ。
Posted by 管理人 at 2012年09月28日 12:56
ニュースから。

  ̄ ̄
 ● 子宮頸がんワクチン重い副反応
子宮頸(けい)がんワクチン「サーバリックス」を接種した東京都杉並区の女子中学生(14)が、歩行障害などの重い症状が出て、1年3カ月にわたり通学できない状況だった
 → http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY201303070493.html

  ̄ ̄
 性交渉する前からやたらと接種する必要はない、と思う。
  ・ 最初の性交渉はコンドームで
  ・ 二回目をする前にワクチンを
 という方針で十分だろう。
 この場合、処女を保ち続ける女性は、いつまでもワクチンを打たないので、副作用の心配は必要ない。
 この方針を、私はお勧めする。

 ※ 
 そもそも、ワクチンの予防効果は、あまり高くない。型が違うので、半分ぐらいの型にしか効果がない、という説もある。コンドームの方が有効であるはずだ。他の性病にも効果があるし。
Posted by 管理人 at 2013年03月08日 22:21
未婚者の性体験率
  → http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2462.html

 これを見ても、中学生に全員接種する必要性は低い。高校一年の段階での非処女率は1割ぐらいらしい。

 ──

 全員に接種するよりは、「多数と性行為をするな」という勧告の方がいい。子宮頸がんになって死亡する人のほとんどは、多数と性行為をする人だろう。感染確率は、相手にした数にほぼ比例する、と理解することが、最優先だと思える。
 統計では「10万人に付き×人の感染死」というような数字を出すが、そのような数字にはあまり意味がない。決してランダムに感染するわけではない。尻軽度に比例するのだ。
 童貞と処女がおたがいに相手を一人だけにしていれば、感染確率はゼロだ。尻軽でない女性にとっては、ワクチンは副作用の危険だけがあることになる。
Posted by 管理人 at 2013年03月08日 22:54
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