オリンパスがソニーと資本提携する。ソニーの狙いは内視鏡だ。では、内視鏡というのは、そんなに有望なのか? ──
ちょっと調べてみたが、内視鏡というのは、昔のものとは違って、今では新型のものがある。
・ カプセル内視鏡
・ CT 内視鏡
(1) カプセル内視鏡
カプセル内視鏡というのは、豆粒みたいなカプセル型のカメラ・ロボットを呑み込んで、消化器内で撮影するものだ。
こんなのが発達したら、オリンパスはつぶれるかも……と思ったが、あにはからんや。カプセル内視鏡を開発しているのもまた、オリンパスであった。 (^^);
ここでは電子技術やロボット技術が必要となる。となると、ソニーとの提携というのは、いい線を行っている。
ただ、技術的には、まだまだ未熟であるそうだ。かろうじて実用化はしているが、他の内視鏡には性能的にはとても及ばない。今のところは「未来の技術」という扱い。
→ 参考サイト:オリンパス
(2) CT 内視鏡
CT 内視鏡というのは、ただの CT なのだが、解像度を高めることで、普通の内視鏡と同等程度の性能が出せるようになったそうだ。解像度の点では、まだ追いついてはいないのだが、実際の検査の検出率では、普通の内視鏡と同等の検出率を上げている。一方で、腸が破れたりするデメリットがないので、総合的には、「ファーストチョイス」となってきているそうだ。
・ 一次検査は CT 内視鏡でスクリーニングする
・ それで陽性だと判定したら、微細な検査をする
という二段構え。陽性になるのは13%だから、87%の人は CT検査をするだけで済む。オバマ大統領もそうしたそうだ。
→ 大腸検査のファーストチョイスは内視鏡ではく、CT検査(バーチャル大腸鏡)になる?
→ オバマ大統領はなぜ内視鏡ではなくCTで大腸検査を受けたのか?
ただし、次の点に注意。
(i) CT 内視鏡の対象は、大腸だけらしい。
(ii)CT 検査を受けると、多量の放射線を浴びて、癌になる確率が上昇する。
→ CTスキャンによる放射線で、発ガンのリスク
この発癌のリスクと、普通の内視鏡で腸が破れたりする確率と、大腸癌の発癌を見逃す確率を、それぞれ比較すると、どうなるか? ……うーん。難しいですね。私なりに見当を付けることもできるが、それは素人考えなので、ここでは見解を表明しないことにします。「専門家の意見を聞いてください」……と言いたいところだが、この三つを比較して意見を出している専門家って、どれだけいることやら。
[ 付記 ]
医療分野でも、私が最先端の問題を扱っていることは、いくらかありそうだ。
「専門家の意見をないがしろにして自分の意見を言う奴はトンデモだ!」と騒ぐトンデモマニアもいるが、専門家が何でもかんでも知っているわけじゃない。
並みの医者よりは、本サイトの方が、最先端の情報を多く示しています。
2012年09月22日
この記事へのコメント
カプセル内視鏡って画像解析に問題多そう(実用的なのかな?)と思っていたのですがやっぱり問題抱えてたんですね(^^;<他の内視鏡には性能的にはとても及ばない。
Posted by K at 2012年09月23日 03:23
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