シャープを再建するにはどうすればいいか? 特に太陽光部門は国際競争力がないが、どうやって再建するか? 実はうまい方法がある。 ──
シャープを再建するにはどうすればいいか? これについてはすでに、次の方法を述べた。
→ シャープを分割売却せよ
具体的には、次の三つに分割する。
・ 液晶部門 …… 鴻海
・ 太陽光部門 …… サンテックパワー(など)
・ 白物家電 …… ハイアール(など)
このうち、「液晶」「白物家電」は、問題ないだろう。きちんと買い取ってもらえるはずだ。
( ※ 工場の労働者は部分的に退職するが、それはやむを得ない。どっちみち全員が生き残ることは困難だ。)
問題は、太陽光部門だ。世界的に設備過剰の状況だし、シリコン系は先行きも暗い。買い取ってもらえる見通しは低い。どこの民間会社も逃げ出しそうだ。シャープの太陽光部門は売れ残りとなる。
──
では、どうするか?
ここで名案がある。こうだ。
「再生エネルギー買い取り制度を利用して、シャープの太陽光パネルを高額で買い取ってもらう」
その意味はこうだ。
「消費者が払う金の総額は同じだが、不当利益を得る会社が、ソフトバンクやオリックスのような金融業の会社でなく、シャープのような製造業の会社になる」
図で内訳を書くと、こんな感じ。
コスト 業者利益
■■■■■□□□□□
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全部で 10のうち、コストが 5で、業者利益が5である。後者の分は、業者(ソフトバンクやオリックス)の利益となる。これは不当に高額になっている。
そして、消費者負担は、
消費者負担 = コスト + 業者利益
である。
ここで、買い取り価格(消費者負担)は変えないまま、シャープに金を多く払う。すると、コストが5から6に増えるので、シャープに入る金が多くなる。その一方、業者(ソフトバンクやオリックス)の利益は5から4に減る。
つまり、業者(ソフトバンクやオリックス)が不当に上乗せされて得る利益が5から4に減るかわりに、シャープに入る金が増えるので、シャープは倒産しないで操業できる。業者(ソフトバンクやオリックス)としては、濡れ手で粟となる不当利益が大幅に減る。一方、消費者が払う金(総額)は変わらない。
──
ただし、以上の方針では、「(多くのメーカーのなかで)シャープだけが買い上げ価格を上げてもらえる」という優遇策をとってもらえることになる。とすれば、その前に、前提がある。
「シャープが国有化されること」
である。
これは可能か? 可能だろう。というのは、先の話では、「シャープはどこの会社からも買ってもらえない」ということが前提となっているからだ。
( ※ 仮にどこかの民間会社が買ってくれるなら、国有化する必要もないし、上記の優遇策も必要ない。)
──
結論。
シャープの太陽光部門が売れ残った場合には、それを国有化すればいい。その上で、シャープだけを優遇する形で、「再生エネルギー買い取り」の優遇先の対象ととすればいい。
この場合、政府が払う金は、特に必要ない。(国有化の金がかかるだけで、他には必要ない。)
その財源はどこから来るかというと、「太陽光発電でボロ儲けしようとしているマフィアたち」の不当利益を減らすことでまかなう。
つまり、悪人が国民から奪う金を取り戻すことで、シャープを救うことができる。
[ 付記1 ]
本来ならば、このような「国有化と優遇」というような政策はお勧めできない。市場原理に反する介入政策だからだ。
しかしながら、「太陽光発電のマフィアを優遇する」という泥棒優遇政策に比べれば、はるかにマシである。非効率な正義の政策は、効率的な悪の政策よりは、マシである。(効率的な泥棒を援助するのは最悪だ。)
[ 付記2 ]
「太陽光発電でボロ儲けしようとしているマフィアたち」の不当利益を減らすには、どうすればいいか?
いったん「1kWh = 46円 を 20年」と決めた契約を破棄することは、難しいだろう。そこで、次の方法を取るといい。
「太陽光発電で得た利益については、分離課税として、特別に高額の課税をする」
たとえば、「1kWh = 10円」ぐらいの課税をする。そうすると、マフィアたちは悲鳴を上げるだろう。「それじゃちっとも儲からない!」と。
しかし、そりゃそうだ。もともとそうすることを狙っているんだから。「太陽光パネルを設置するだけでボロ儲け」なんて泥棒まがいのことをするマフィア会社こそ不当なのだ。不当利益は吸い取られて当然だ。それが正義というものだ。孫正義だって、名前からして、受け入れざるを得ないだろう。 (^^);
【 関連サイト 】
シャープのリストラ策。
→ シャープ 月給&ボーナス壮絶カット
こんなリストラ策しか取れないような無能な経営者は、さっさと退陣するべきだ。リストラとは「再建」のことであって、「賃金抑制」のことではない。
シャープがリストラするべきは、まずは経営陣である。そんなこともできない経営陣をのさばらせておく労組も情けないね。まずは「経営陣の総退陣」を要求するべきだ。それが実現されなければ要求を呑むべきではない。ストをするべきだ。
今のまま「賃下げ」だけを飲んでいるだけならば、最終的には「賃金ゼロ」を受け入れるしかなくなる。いや、「賃金マイナス」でなければ雇用は維持されないだろう。
「賃下げを受け入れればシャープは再建される」
と信じているようならば、労組はあまりにもおめでたい阿呆というしかない。経営陣といっしょに沈没するしかあるまい。(ただし沈没したあとでは、誰も助けてくれないよ。手遅れ。)
2012年09月13日
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「再生エネルギー買い取り制度を利用して、シャープの『太陽光パネル』を高額で買い取ってもらう」
では?