武雄市の公式サイトはあまりにもひどい。(前項で述べたとおり。)
では、どうするべきか? 二つのことを提案したい。
(1) 標準システムの構築
各自治体が勝手にバラバラにサイトを構築するのは、金と手間の無駄だ。かわりに、標準システムを構築するといい。すべての自治体が同一のシステムを使えばいい。
システムは同一でも、実際の画面は異なる。構成要素となる部分(パーツ、モジュール)は、自由に変更できるようにする。それでもシステムだけは同一でいい。
どういうシステムがいいか? 私のお勧めは、米国政府型だ。とてもシンプルなホームページだ。
→ 米国政府のサイト
日本で言うなら、首相官邸のサイトがリニューアルされて、かなり良くなった。
→ 首相官邸のサイト
一方、都道府県のサイトは、3カラムでゴチャゴチャとしていることが多い。どれもこれも似たり寄ったりだ。
→ 東京都のサイト
やたらと詰め込めばいいと思っているのだろうが、目的の箇所になかなか達することができない。こういうのは真似してはいけない。
(2) 情報の統合
それぞれのサイトが標準化されたら、それらのサイトを全部一括して検索できるようにするべきだ。このことで、自治体の職員が、他の自治体の状況を知ることができるので、いちいち職員が査察旅行なんかをする必要もなくなる。全国の自治体が一元的に処理されることで、情報の共有が進む。
( ※ 住民の個人情報が共有されるわけではない。サイト上の公開情報が共有されるだけだ。)
現状では、こういう「公開情報の共有」はできていない。そのせいで、いろいろとひどいことになっている。詳しくは下記ページ。
→ 「Web例規全集」へ参加のご提案
とりあえず Google を使って、自治体の公開情報を共有しよう……という試みが、ここで提案されている。しかしながら、実現できない。なぜなら、自治体は、「情報の共有」という発想が根本的に欠けているため、もともとできないようなシステムを構築してしまっているからだ。
残念ながら現時点では上のフォームでの検索結果の精度は50%以下です。JavaScript を使うせいで固定リンクのないページとなるサイトって、ときどきありますね。いかにもしゃれた感じがする、と本人は思っているのだろうが、使いにくいこと、このうえない。大企業のサイトでも、フラッシュを多用して重たいサイトが多いのと同様か。
原因として3つが上げられます。
ひとつは、ホームページで公開されているのに、条例等の本文がGoogleの検索対象とならないWeb例規集が相当数存在することです。
Googleは、データ収集プログラム(ロボット)で、世界中のサイトを「リンクをたどりながら」巡回してページを収集し、その内容を分析してデータベースに登録しています。ところが次のような場合、Googleは条例等の本文のデータにアクセスできず、結果としてGoogleで検索できません。
…………
痛いのは、シェア4分の1を占める第一法規(株)製のHTML版が、目次までは検索できるのに、本文の検索ができないことです。これは、本文はHTMLなのですが、目次側で本文へのURLを明記せず、JavaScriptで自動生成する仕組みになっているため、Googleのロボットがリンクを見つけられないようです。
で、そのせいで、いろいろと不便なことが生じるわけだ。
結論。
今の自治体のサイトは、玉石混淆どころか、クズばかりだ。ここは最優秀の出来映えのサイトのシステムに統合するべきだ。
あちこちの自治体ごとに、地元のソフトハウスに任せるなんて、馬鹿げた公共事業のバラマキにすぎない。だから、自治体の首長と結託して、とんでもないサイトができてしまう。
そのいやらしさを知るために、次の写真を見てほしい。
→ 武雄市長とソフトハウス社長
左 「 Facebook で武雄市のサイトを作りましょうね」
右 「はい。そうしましょう。僕たち仲良しだもんね」

導入時に標準のHP作成画面を提供しているんですが、自治体ごとにカスタマ
イズしてしまうんで、結局てんでんバラバラになってしまうんですね。なによ
り議事録の作成仕様が自治体毎に違っていて標準化されていないのがトータル
で見てものすごい無駄なんです。最もこれを標準化するとテープ起こしの会社
が半分以上ぶっ飛んでしまいますけど。実質官需オンリーの業界だけに^^;