( ※ 白人とは、欧州の白人のことではなく、初期コーカソイドのこと。肌の色は白色でなく褐色。) 《 注 》「トンデモだ!」と思う人は、最後の 【 注記 】 を参照。
──
前項では、「現生人類の祖先は黒人だ」という定説に対し、次のように否定的な見解を述べた。
「現生人類の祖先は黒人ではない」
かわりに、次のように推定した。
「現生人類の祖先は、初期のコーカソイドであるエチオピア人だ」
ただし、ここには、一つの疑問点がある。
「約 17万年前にネグロイドとコーカソイドが分岐したとして、その前にいたのは、ネグロイドとコーカソイドのどちらなのか?」
換言すれば、次のどちらが事実なのか?
・ ネグロイドからコーカソイドが分岐した。
・ コーカソイドからネグロイドが分岐した。
これに対して、後者の方が正しいはずだ、というのが、本サイトの見解(分岐説)だった。では、どうして、そう言えるのか?
┏━━━━ ピグミー
┣━━━━ コイサン
┏┻━━━━ ネグロイド
初期サピエンス ━┻━┳┳┳━ 北アフリカ
(エチオピア人?) ┃┃┗━ 欧州コーカソイド
┃┗┳━ 古モンゴロイド
┃ ┗━ 新モンゴロイド
┗━━━ オーストラロイド
──
分岐説が「コーカソイド → ネグロイド」という分岐を想定したのは、次のシナリオが理由だった。
「最初の人類は、エチオピアにいて、採集生活をしていた。その後、エチオピアから南方に進出して、狩猟生活をするようになった」
なるほど、これは合理的なシナリオだ。次の点による。
・ 地理的に「エチオピア → 南方」という順番
・ 生活的に「採集生活 → 狩猟生活」という順番
いずれも、合理的である。この逆の順番で歴史が進んだとは思えない。ゆえに、「コーカソイド → ネグロイド」という分岐が正しいはずだ。
──
しかしながら、それは、「机上探偵」みたいに、「推理力だけ」で出した結論である。もっと物的証拠がほしい。そこで、物的証拠を探ろう。それは、化石だ。
化石を探るとしたら、何を探ればいいか? 17万年前に分岐があったのだとしたら、その前の化石を探ればいい。たとえば、20万年前か、25万年前の化石。その化石が、コーカソイドとネグロイドのどちらに近いかを見れば、コーカソイドとネグロイドのどちらが祖先であったかがわかる。
では、その答えは? 残念ながら、ない。現生人類最古の化石は、20〜 25万年前のものはなく、16〜20万年前のものがあるだけだ。(ホモ・サピエンス・イダルトゥ)。
しかしながら、ここで諦めるわけには行かない。20万年前か25万年前の化石はなくても、かわりのものがある。それは、ネアンデルタール人の化石だ。
ネアンデルタール人の化石を、現生人類の骨と比較して、コーカソイドとネグロイドのどちらに似ているかを比較すればいい。そうすれば、どちらが祖先であったかがわかる。
──
比較するポイントは、次の二点だ。
・ 鼻頬角
・ 眼窩上隆起
順に説明しよう。
(1) 鼻頬角
Wikipedia には、次の記述がある。
鼻頬角(びきょうかく)とは、左右眼窩の外側縁と鼻根部を結ぶ直線がなす角度のことをいう。 鼻頬角は、顔が立体的か平面的(彫が浅い)かを調べる方法の一つである。この説明の出典は見つからなかったが、間違いではあるまい。コーカソイドとモンゴロイドの比較ならば、明らかに妥当である。
コーカソイドで136度から141度で立体的であり、モンゴロイドでは140度から150度で平面的である。 絶滅したネアンデルタール人では136.6度であるから、非常に彫の深い顔立ちであったと言われている。
また、ネグロイドの角度は記していないが、コーカソイドよりは平べったいことは明らかだろう。一方、エチオピア人の角度はコーカソイドと同様だ。次の図を参照。
→ 画像検索(negroid man)
→ 画像検索(ethiopian)
また、ネアンデルタール人の角度は、次の写真を参照。
→ ネアンデルタール人の化石1
→ ネアンデルタール人の化石2 (出典)

以上を比較すると、角度順に並べて、次のようになる。
ネアンデルタール人 < コーカソイド < ネグロイド
こうして、角度についてこの順序が成立し、そのことで、進化についてこの順序が成立することが推定される。
( ※ 仮に、「ネグロイド → コーカソイド」の順で進化したとしたら、いったん鼻頬角が広くなったあとで、ふたたび狭くなることになるので、おかしい。)
( ※ ついでだが、「顔の平べったさ」は、「顔の丸さ」にほぼ合致する。逆に、「顔の鼻頬角の狭さ」は、「顔の細長さ」にほぼ合致する。)
( ※ 参考として、もっと古いハイデルベルク人の化石を見ると、さらに鼻頬角が狭くなっているのがわかる。古い種ほど、鼻頬角が狭いようだ。)
(2) 眼窩上隆起
眼窩上隆起(眉毛のあたりの骨の張り出し)について考察しよう。Wikipedia には、こうある。
眼窩上隆起(がんかじょうりゅうき)は、類人猿や古人類の眼窩(眼球が収まる部分)上方に見られる、庇(ひさし)のように張り出した部分。現生人類(ホモ=サピエンス Homo sapiens)にはない。

出典:Wikipedia
眼窩上隆起は、ホモサピエンスでは弱まっているが、全くないわけではない。たとえば、アボリジニには、かなり見られる。
→ Wikipedia 英語版 (写真あり)
眼窩上隆起か、その痕跡かは、はっきりしないのだが、「眼窩の窪み」というものもある。コーカソイドの男性で顕著だ。
→ 画像検索( caucasoid man )」
一方、ネグロイドでは、そうではない。
→ 画像検索(negroid man) (前出)
また、新モンゴロイドでも同様だ。(画像を見なくてもわかる。)
以上を比較すると、深さ順に並べて、次のようになる。
ネアンデルタール人 > コーカソイド > ネグロイド
また、初期の現生人類も、かなり眼窩上隆起がはっきりしていた。
→ Homo sapiens idaltu
これを見ると、鼻がつぶれているほかは、かなり白人に近い。そして、鼻というのは、化石には残らないで、あとで勝手に想像して描いたものだ。だから、あまり意味がない。
( ※ なお、私の想像では、Homo sapiens idaltu の鼻は、かなり高かったはずだ。ちょうど、エチオピア人のように。
→ 画像検索(ethiopian) )
──
結論。
・ 鼻頬角
・ 眼窩上隆起
という二点を見ると、人種の進化の順は、次の順であるはずだ。
ネアンデルタール人 → コーカソイド → ネグロイド
とすれば、「コーカソイド → ネグロイド」という順が成立するのであり、「ネグロイド → コーカソイド」という順(定説)は成立しない。
かくて、化石という物的な証拠からも、「コーカソイド → ネグロイド」という順が事実であるはずだ、と確認された。
つまり、次のように言える。
「現生人類の祖先は、黒人でなく白人だ」
※ ここでいう白人は、欧州の白人のことではなく、初期のコーカソイドであるエチオピア人のこと。
[ 付記1 ]
Homo sapiens idaltu やアボリジニの骨相を見ると、眼窩上隆起がかなり大きいことに気づく。これらは人種的な差では説明しきれない。
としたら、眼窩上隆起は、現生人類において、時間がたつにつれて、だんだん小さくなってきているのだろう。では、その理由は?
そもそも、眼窩上隆起の理由は、次の項目で考察した。
→ 眉毛は何のため?
ここでは、次のように結論した。
「現生人類は、脳(前脳)が発達したから、眼窩上隆起がない」
とすれば、現生人類において、眼窩上隆起が小さくなってきていることは、脳(前脳)が発達しつつあることを意味するのだろう。
ただ、一方では、「咀嚼のため」という説もあるので、「咀嚼力が弱まってきたから、眼窩上隆起が小さくなってきている」という説も成立しそうだ。……ただし、私としては、この説を支持しない。
あるいは、単純に、「不要なものがなくなってきている」だけかもしれない。尾てい骨と同様の退化。
いずれであるかは、はっきりとしない。それはまた別の話題。
[ 付記2 ]
「ネアンデルタール人はホモ・サピエンスの先祖じゃないぞ! 比較したって無意味だ!」
という反論も予想される。
しかし、本サイトは、次の見解を取る。
「ネアンデルタール人は、ホモ・サピエンスの先祖ではないが、ネアンデルタール人の先祖に当たる原始ネアンデルタール人は、ホモ・サピエンスの先祖である」
次の図の通り。
原ネアンデルタール人 ━┳━ ネアンデルタール人
┗┳━ 現生人類
┗━ ネグロイド
ここで、ネアンデルタール人は、原ネアンデルタール人の形質をかなりよく残しているので、ネアンデルタール人をホモ・サピエンスの先祖(のようなもの)と見なすことには、十分に意味があるのだ。
【 注記 】
「人類の祖先は白人だ」
という話を聞くと、「トンデモだ!」と思う人もいるかもしれない。「エチオピア人が白人だなんて、とんでもない!」と。
だが、これは、私の説ではない。「銃・病原菌・鉄」に書いてあることだ。第19章(文庫本・下巻 319頁)に、その分布図が示してあるが、アフリカ北半分に住んでいるのは「白人」である。
同様の図は、下記にも見られる。
→ http://blogs.yahoo.co.jp/kawakatu_1205/45002502.html
いずれにせよ、アフリカ北半分は「白人」(コーカソイド)だとわかるだろう。
ただ、伝統的な分類では、エチオピア人は「ネグロイド」に分類され、「白人」とは見なされない。しかしながら、言語的・遺伝子的・容貌的な分類から、エチオピア人を「コーカソイド」と見なすのが、本サイトの立場だ。
→ デニソワ人・ネアンデルタール人との混血 3
→ デニソワ人・ネアンデルタール人との混血 4
ここで述べたことの要旨は、次のことだ。
「古い種と新しい種に共通遺伝子がある場合には、新しい種のうち、共通遺伝子をもつものが主系列であり、共通遺伝子を持たないものは分岐した系列である」
原ネアンデルタール人 ━┳━ ネアンデルタール人
┗┳━ 現生人類
┗━ ネグロイド
この図では、こうなる。
・ 現生人類はネアンデルタール人の系列から分岐した系列である。
・ ネグロイドは現生人類の系列から分岐した系列である。
・ コーカソイドは現生人類では主系列にあたる。
そして、このような立場を取った場合のみ、「現生人類とネアンデルタール人とは共通遺伝子を持つ」ということが、合理的に説明される。
( ※ 一方、「混血した」という説明では、矛盾や難点がいくつも生じる。 → 該当項目 )
──
なお、エチオピア人(ソマリ族)について、Wikipedia には次の記述がある。
遺伝子系図(英語版)の手法により、ソマリ族の由来がいくらか判明している。(ただし、その報告はまだ数報に留まっている。)それによると、アフリカの角と呼ばれるアフリカ北東部に住むソマリ族、エチオピア人、エリトリア人は人種的な関連が深く、その他の周辺地域とはやや孤立している。これらのことは、「エチオピア人は、コーカソイドとネグロイドの混血だ」ということでは説明できないが、「エチオピア人の直系の子孫がコーカソイドで、エチオピア人から分岐したのがネグロイドだ」という解釈でなら説明できる。
世界の人種の中で、アフリカ人と非アフリカ人の遺伝的隔たりは大きい。北東アフリカ人はその中間に位置する。北東アフリカ人は南アフリカ人と遺伝子がかなり異なっているため、人類の歴史の比較的初期の段階で分かれたものと考えられる。
ミトコンドリアDNAは母親から遺伝する。これによると、ソマリ族の多くはミトコンドリアDNAにM1ハログループ(部分)を持つ。リビア、ソマリア、ザンビアの250人のDNA分析によると、M1はサハラ以南ではほとんど見られない。東アフリカ人は20%以上がM1を持ち、北アフリカにも多い。一方、サハラ以南ではL1、L2のみであった。これは、サハラを越えての婚姻がほとんど行われなかったことを示している。
M1はアジア由来の遺伝情報であり、インド発祥と考えられている。これを持つ人種は大きくはアフロ・アジア語族に属している。M1はエチオピア人、エジプト民族、リビア人、ベルベル人が持つ遺伝子であり、北東アフリカの人間は南から来たのではなく、一度、アフリカを出て中東付近まで到達したグループが、再び戻ってきた可能性を示唆している。
この他、東アフリカの母系遺伝子は、コーカソイド(いわゆる白人)との関係も強く、ソマリ族の46%がコーカソイド由来の遺伝子を持っているという研究もある。
【 追記 】
文中で示した書籍の頁数は、文庫本の頁。
たとえば、「319頁」というのは、文庫本ではその頁。単行本では 261頁となる。
そもそも、人間の脳容量は、限界にまで達している。これ以上大きくなると、胎児が産道を通れなくなるからだ。
ところが、頭蓋骨の形を上から見ると、円形ではなく、前後に長い卵形のような形になっている。
→ http://bodywork.s73.xrea.com/hhpp/zugaikotu.html
→ http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000272.html
これでは無駄だ。そこで、なるべく、円形に近づけるといい。そのためには、顔の前後をつぶせばいい。特に、頭蓋骨の前半分がとがっているので、頭蓋骨の前半分を平べったい感じにするといい。
というわけで、モンゴロイドやネグロイドでは、平べったい顔になっているのだ。
実際、母親の体はモンゴロイドは小さめだが、それでも脳容量は小さくない。それは、脳の形が、上から見て円形に近いからだ。それだけ進化しているとも言える。
ついでに言うと、国民ごとの脳容量を比較すると、韓国人と日本人が世界で一番脳容量が多い。たったの 10ccぐらいだから、たいして違いはないけれど。(出典は忘れた。勝手に調べて。)
ところで、ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』下巻(訳本)に掲載されているアフリカ大陸の人種分布図のページは、319頁ではなく、261頁ですよ・・・
あとで注釈しておきます。ご連絡ありがとうございました。
なお、11月18日の公開講演会「ネアンデルタール人と新人ホモサピエンスの交替劇」には行く予定です。
それはたぶん現存の各言語の類似度を比較して、その最も祖先形にあたるものが中東にあるということでしょう。
しかしながら歴史を考えれば、それは「当時の支配的民族がその地域に住んでいた」ということにすぎないと思います。
たとえば、ローマが周辺を支配すれば、ローマを中心として言語の勢力図ができます。しかしだからといってローマ語が歴史的に最も祖先形であったということにはなりません。
人間の遺伝子は容易には変化しませんが、言語というものは支配民族の押しつけによって被支配民族にひろがっていきます。したがって現在の分布から過去を推定することはかなり確度が下がります。
以上は上記の説への批判です。
一方、私の考えは、下記の通り。
→ 言語の歴史:10万年 【 追記 】
http://openblog.meblog.biz/article/10947886.html#ps
ありがとうございます。ピーター・ベルウッドとコーリン・レンフルーは農耕・言語拡散仮説を提唱しています。農耕(及び牧畜)は、狩猟採集に比べ一定面積当たりの人口扶養力が10倍から100倍にのぼるそうです。狩猟採集では1㎢で1人から多くて10人程度の人口扶養力しかないのですが、農耕牧畜では1㎢で10人から100人程度の人口扶養力があるそうです。
レヴァント地方を含む中東の「肥沃な三日月地帯」で農耕が始まったのは、1万2000年前とされています。農耕で人口の増えた人々が四方に拡散していき、彼らの言語もまた拡散していったという説です。ベルウッドとレンフルーは、「肥沃な三日月地帯」をインド・ヨーロッパ語族、ドラヴィダ語族、アフロ・アジア語族の故地としています。また、中国をシナ・チベット語族、アルタイ語族、オーストロネシア語族、オーストロアジア語族、タイ・カダイ語族の故地としています。
> 農耕で人口の増えた人々が四方に拡散していき、彼らの言語もまた拡散していった
その説は、銃・病原機・鉄の考え方とは相容れないですね。「狩猟採集民族もすでに言語をもっていた」という説になるはずですから。
私もそれを支持します。たとえばアイヌだってエスキモーだって言語をもっていました。
私の考えは、リンク先で示したとおり、1万2000年前よりもずっと以前から言語は成立していた、というものです。
だいたい、「すでにできていたものが拡散した」のだとしたら、(方言では済まないような)あれほどの多様性ができるわけがない。
非常に大きな多様性は、成立期においてすでに言語の分岐が生じていたことを示唆します。
ハプロタイプの分岐図。
→ http://j.mp/1ly5ikr
英語版
→ http://en.wikipedia.org/wiki/Human_Y-chromosome_DNA_haplogroup
分布図
→ http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/ca/World_Map_of_Y-DNA_Haplogroups.png
Nilotic peoples
→ http://en.wikipedia.org/wiki/Nilotic_peoples
その翻訳
→ http://j.mp/1vSQmOj
マサイ族
→ http://j.mp/1tZwYhe
──
関連情報。ハプロタイプの説明。
→ http://openblog.meblog.biz/article/23417108.html#comment (コメント欄の連投)
──
ついでだが、ハプロタイプについて、私の説との整合性を取ると、次のようになるはずだ。
「 ハプロタイプA3 と A2 は深いところで分かれている」
「 A3 と C,D,E などはかなり近い」(エチオピア人・マサイ族と、コーカソイド・モンゴロイドは、かなり近い)
この説は、次の図と整合的である。
→ http://j.mp/1tZRoXy
この図の解説はこれ。
→ http://j.mp/1plD3Gf
「人類の始原は、ビクトリア湖の領域で生じた。しかしながら、そこにいた人々(古代エチオピア人)は、そこにずっと留まっていたのではなかった。
一部は少し北方に移動して、マサイ族となった。これは集団で残った。この集団は遺伝子的にはいくらか変化した。(ハプロタイプA3)
他の一部は、ナイジェリアのあたりに進出した。この集団は、遺伝子的には変化せず、最も古い形質を残していた。しかしながら、その集団の大部分は、のちのバンツー族に追いやられて、衰退してしまったので、ごくわずかしか残っていない。(ハプロタイプA00)とはいえ、この集団は、当初の遺伝子タイプをずっと維持していたので、最初の人類がここで発生したと誤解されることになった。
他の一部は、狩猟民族として大きく移動して、コイサン族となった。(ハプロタイプA2)
。また、この集団はかなり大きな集団なので、のちに狩猟生活の途中で、マサイ族との混血が進んで、ハプロタイプA3 を獲得した。
以上で整合的に理解できそうだ。
人類が数万年の短期間でコーカソイド的特徴をもつことは不可能なのでネアンデルタールとの混血があって、その後またアフリカに戻って絶滅しかけた?人類の遺伝子はそんなに多様でなく、日本人、韓国人、モンゴル人などで区別したがったりしますがカポイドの親族間の遺伝子差のほうがずっと多様だとか言います。つまりカポイドは人類存亡の危機とか蚊帳の外で普通に赤道あたり
の温暖な地域でまったりしてたんでしょうか。故に遺伝子の多様さが残った
この件は下記で言及済みです。
→ http://openblog.seesaa.net/article/450689683.html
その項目のコメント欄に、新たな記述を記したので、そのコメントをお読みください。すべてを統一的に説明しています。
──
p.s.
混血があり得ないことは、詳しく説明済みなので、サイト内検索をしてください。
ちょっと示すと:
混血説が成立することは理論的にはありません。それは「人間が森に入ったらチンパンジーやオランウータンに進化する」というのと同じぐらいの理論的難点があります。
進化の逆行はあり得ないのです。だからこそ進化というものは生じる。
ダーウィン説に従う限りは、進化は可逆的だと結論できますが、現実の進化は、常に不可逆的なのです。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA011700/biology/