暑いですねえ。昨年と比べても、ずっと暑い。(東京の話。)
では、どうしてか? 「たぶん湿度のせいだろう」と思って調べてみたら、案の定だ。今年はやたらと湿度が高い。気象データからわかる。
→ 東京 2011年7月
→ 東京 2012年7月
昨年は、7月28日以降は、湿度が高くて暑苦しかったが、それ以前は、湿度が低かった。近年になく、湿度の低い年だった。おかげで気温の割には、からっとした感じで、暑さをあまり感じなかった。
これが私が「昨年はやや冷夏だった」と見なす理由だ。
(「気温は平年以上に高かったぞ」と文句を言う人もいたが。)
今年は違う。やたらと湿度が高い。昨年よりもずっと湿度が高くなっていることがわかるだろう。(2010年7月よりも高い。)
本日の Yahoo天気予報では、東京都千代田区はこうなっている。

予報値では「98」なんていう値になっている。ひどいものだ。 (^^);
ともあれ、暑いのは湿度のせいだ、と結論できる。
暑いというと、「気温が高いのだろう」と人々は思うものだが、実はそうではないのだ。
[ 付記1 ]
「じゃ、どうして湿度が高いのか……」という話には踏み込みません。とにかくそういう年なんでしょ。
ただ、あとでよく考えると、いくらか説明が付く。
昨年は、風が強くて、湿度が低かった。とすると、今年は湿度が高いのは、風が弱いからだろう。
風が強いか弱いかは、高気圧の発達の程度に依存する。昨年は高気圧が強く発達して、今年はそうではない、ということなのだろう。
「じゃ、どうして高気圧が……」という話には踏み込みません。とにかくそういう年なんでしょ。
だいたい、理由を説明するたびに、「どうしてそうなるのか?」というのを繰り返していったら、キリがない。最後には、「とにかくそういう年なんでしょ」で片付けるしかなくなる。
※ なお、「高気圧が発達すると、夏は暑くなる」という説もあるが、そこには踏み込みません。ああ、大変だ。考えるだけでも、暑苦しくなる。 (^^);
[ 付記2 ]
「湿度の対策は……」と言うと、シャワーかな。汗を流せるし。
【 関連項目 】
→ シャワーのお勧め
→ 今年は猛暑?(2012年)
【 関連サイト 】
地球規模で見ると、今年の夏は猛暑だ、というデータがあるそうだ。
→ 地球規模で歴史的な「暑い年」に
5〜6月の地球の陸地の平均気温が、統計の残されている1880年以降の同時期としては過去最高を記録した。米海洋大気局の調べで、29日分かった。7月以降も同じで、日本だけでなく、北半球の多くの地域が酷暑に。今年の世界は歴史的な「暑い年」になりそうだ。