2012年07月21日

◆ H2B ロケットは時代遅れ

 H2B ロケットが打ち上げに成功したが、もはやロケット開発は時代遅れなので、やめるべきだ。かわりに飛行機による打ち上げが最先端だ。 ──
 
 H2B ロケットが打ち上げに成功した。
  → H2B打ち上げ3回連続成功 (読売新聞)
  → H2Bロケット3号機、打ち上げ成功 (朝日新聞)

 これを見て、「日本の宇宙開発に期待する」という声が上がっている。だが、もはやロケット開発は時代遅れなので、やめるべきだ。
 
 では、かわりに、どうすればいいか? これだ。

spaceship2.jpg

 出典:Wikipedia


 つまり、飛行機で宇宙船を運んで、空中でロケット発射する。
 原理は次のように説明されている。
 以前は「スペースシップ2」と呼ばれていたVSSエンタープライズは、母艦となる飛行機「ホワイトナイト2」によって上空まで輸送され、NASAのスペースシャトルのように大型の打上げロケットを使用することはない。将来は、上空でホワイトナイト2を離れ、自身が装備するハイブリッドロケットによって準軌道の高度に到達する。
( → ナショナルジオグラフィック ニュース
 その開発がさらに進んで、人工衛星の打ち上げの開発が進んでいるそうだ。
 母艦の「WhiteKnightTwo」で世界初の民間宇宙旅行専用機「SpaceShipTwo」を打ち上げる形で宇宙旅行パッケージの提供を間近に控えたVirgin Galacticが、今度は新たに人工衛星などの打ち上げ機「LauncherOne」の開発を進めていることが明らかにされました。どこでも狙いの軌道を定めて、まずはWhiteKnightTwoで飛び上がり、十分な高度まで上昇してからLauncherOneをリリースして発射するので、従来よりも格段に低コストで225kgまでのペイロードを搭載し、宇宙空間へと人工衛星などを運べるとアピールされています。
( → gizmo
 その動画は、YouTube にある。



 写真(静止画)はこちら。
  → ホワイトナイト2 - Google 検索
  → Space ship two - Google 検索

 というわけで、時代はこっちである。「ロケットで打ち上げ」というのは、以前は世界最先端の技術だったが、今では中国だって有人宇宙船を打ち上げるし、世界最貧国の北朝鮮だってロケットの打ち上げの真似事をする時代だ。
 つまり、「メモリや液晶は最先端技術だ」なんて思っていると、いつのまにか倒産するハメになるのと同様だ。「ロケット打ち上げは最先端技術だ」なんて思っていると、次世代の技術(本項)が普及したときには、一挙に旧技術となって、そろって倒産みたいな状態となるだろう。

 結論。

 ロケット開発に国家資金を投入する時代は終わった。これからは「飛行機による衛星打ち上げ」となる時代だ。
 しかも、それは、需要が限られているので、日本があえて推進するまでもない。米国の民間資本に任せるだけでいい。
 日本としては、ロケット技術を「軍事技術」として維持するだけでいい。現状程度の技術を維持すれば、(たとえその気はなくても)核弾頭ミサイルの発射もできるので、この程度の技術を維持するだけで十分だ。新規開発に莫大な資金を投入するべきではない。いくら投入しても、飛行機による打ち上げには、とうてい対抗できないからだ。
 ロケット打ち上げの技術は、「安楽死」とは言わないが、現状程度を維持するだけでいい。また、目的はあくまで「軍事用」と理解するべきだ。商業利用は、米国や欧州の飛行機やロケットを使えば十分だ。
 なお、飛行機による打ち上げを、日本で独自開発する必要はない。こんな技術は、たいして難しくもないし、先端技術でもないからだ。しかも、たとえ開発しても、売れる見込みはまったくない。やるだけ無駄。

( ※ 現時点では、この飛行機型の積載量は 225Kg だ。一方、H2B は8トンだ。大差がある。その意味で、現時点では、まだまだロケットの方が上である。……しかし、撤退するなら、負けが決まってから撤退するよりは、負けが決まらないうちに撤退した方がいい。負けるとわかっている勝負をするのは、単に損するだけで、意味がない。)
( ※ この点、ギャンブルで大損した大王製紙のバカ息子と、事情が似ている。現状では、日本はこの馬鹿息子と同じ路線を取っている。巨額損失は確実。必ず負ける大ギャンブル。)
 


 [ 付記1 ]
 なお、現在の H2B も、商業的に成功する見込みはまったくない。なぜか? (赤道から離れた)種子島から打ち上げるからだ。この場合、打ち上げられた衛星は、自力で赤道上まで移動する必要があり、そのために、燃料をかなり利用する。結果的に、高度維持のために使える燃料が少なくなり、宇宙空間で滞在していられる期間が短くなる。あるいは、燃料を増やすために、衛星の荷物の積載量が下がる。……これらの点で、大幅にコストアップ効果が生じて、ライバルに比べて大幅に不利である。
 H2B は、もともとコストが高いが、それに輪をかけて、種子島の打ち上げになるから、ものすごくコストがかかる。たとえ技術的に他国と同等だとしても、「種子島の打ち上げ」というだけで、対抗できない。その意味で、種子島から打ち上げる限り、もともと商業的には成功することは不可能なのだ。前にも述べたとおり。
  → 種子島宇宙センターの廃止

 [ 付記2 ]
 飛行機から衛星を発射する方式のほかに、次の方式もある。
 「巨大なレール軌道(カタパルト)から発射させる」

 これは「レールガン」とか「マスドライバー」とか呼ばれるもので、SF 小説や SF 漫画にはよく登場する。実用化の可能性は低いが、重力の弱い月面からの発射であれば、いつか実現するかもしれない。

 また、その後では、「軌道エレベータ」(宇宙エレベータ)が実現するかも。

 ただし、それらが開発されるよりは、私が天国に行くのが先だろう。

  → 天国への階段 (画像)

 なお、天使になるのは、簡単だ。これを買えばいい。
    ※ 女性限定です。  (^^);



天使のブラ

posted by 管理人 at 19:58| Comment(2) | 科学トピック | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうですね
たしかに、H-Uシリーズは時代遅れです。
だから、JAXAはH-Vの開発に踏み切ったわけですね。
飛行機からの発射は現実的に不可能です。
分離される300トン以上のロケットを搭載できる航空機は、地球上にある材料では作れません。
と、マジレスしてみるテスト。
Posted by (゜д゜)はぁ? at 2012年12月16日 22:00
この手のプランはNASAが何回か実験してたはずだけど
未だ実用化してない上に
往還機の再利用も諦めてロケット開発に戻ったって
ことはつまりそういうことだと思いますが。
まあ「宇宙っぽい所へ行けました」って程度には
現状でも可能なんでしょうけど。
とろくに知識もないど素人がマジレスしてみるテスト。
Posted by お、おう・・・ at 2013年02月01日 16:52
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